福岡から足を伸ばして熊本へ/台風接近でとんぼ返りの旅 [2024九州④]

2024/08/26 - 2024/08/28

ご覧いただきありがとうございます。

九州旅の3日目は、福岡から足を伸ばして熊本へ行ってきました。

青春18きっぷを利用してのんびり熊本観光の予定でしたが、この日は台風接近で一部の列車が計画運休となることが判明。熊本での滞在を切り上げて、福岡にとんぼ返り、更にはそのまま東京まで移動するというドタバタな１日でした。

熊本での滞在時間は約3時間と行ってすぐ戻る修行のような旅行になりました・・・

エリア 熊本市(熊本)

■前回の旅行記

憧れの新幹線「500系」を、全国でも珍しい新幹線車両が走る在来線「博多南線」で乗車。

片道約8分という短い時間でしたが博多～博多南駅の往復を500系での旅を楽しみました。

前回の旅行記はこちら↓
https://4travel.jp/travelogue/11940410

■スターバックス コーヒー 博多デイトスアネックス店

3日目の朝は、博多駅筑紫口にあるスタバからスタート。

スタバでコーヒーをテイクアウトして、鹿児島本線に乗車します。スタバでコーヒーを買っていたら乗車予定の列車に乗り遅れそうになりました(汗)

博多デイトス ショッピングモール

博多から鳥栖行に乗車し、鳥栖駅で八代行に乗り換え、鹿児島本線を南下します。

鳥栖から乗車した815系は、オールロングシート。ロングシートの鈍行列車だと、東海道線の静岡地区を思い出します。ちなみに、815系ですが、シートが固く乗り心地はイマイチでした...汗

ちなみに、今回は青春18きっぷを使っての移動です。2024年冬季使用分から青春18きっぷの仕様が変更となり、連続した5日間で使わなければならなくなりました。

飛行機で現地まで行って、18きっぷで周辺のエリアを巡るのを旅のスタイルとしていましたが、複数回に分けて18きっぷを使用することができなくなった以上、18きっぷを購入する必要性が無くなってしまいました。

18きっぷを5日間連続で使う人なんて何人いるんでしょうかね...?

■熊本駅 (熊本市西区/JR鹿児島本線)

博多から約2時間20分で熊本駅に到着しました。

熊本駅 駅

■熊本駅

熊本駅は、九州新幹線の開業に合わせて在来線駅も高架化され、ホームも新しく、近代的な駅舎です。

在来線は2面6線の構造。鹿児島本線のほか、三角線と豊肥本線の列車も乗り入れます。

■熊本駅前停留場 (熊本市西区/熊本市電)

熊本は路面電車が今なお現役の街です。JRの熊本駅は熊本市街地の外れにあるので、駅前の市電に乗って市街地へ向かいます。

そういえば、熊本市電では、SuicaやPASMOなどの交通系ICカードでの決済が2024年11月16日からできなくなりましたね。普段使っているICカードを熊本で使えないのは少し不便ですが、クレジットカードのタッチ決済ができるので、そこまで不便になったわけではなさそうです。

熊本駅前停留場 駅

■熊本城 (熊本市中央区)

市電を熊本城・市役所前停留場で下車し、熊本城の方向へ。

熊本城の東には、坪井川という川が流れ、この川を内堀として活用していました。川沿いには長塀を築かれていて、城を守る防御機構として活躍していたことが分かります。

予定では、このまま熊本城の内部を見学するつもりでしたが、この日は九州に台風が接近中、JR九州の一部路線で計画運休が決まったため、予定を切り上げて福岡に戻ることになりました・・・

熊本城は、熊本地震で大きな被害を受け、現在復旧工事中。工事が完了したらまた絶対に訪れたいですね。

熊本城 名所・史跡

■秀ちゃんラーメン (熊本市中央区)

お昼ご飯は、GoogleMapで高評価だったこちらのお店へ。

焼きめしと半ラーメンのセットが人気で、セットを注文しました。

焼きめしはパラパラでボリュームしっかり、ラーメンは豚骨ベースにニンニクのパンチが効いていてどちらも美味しかったです。

秀ちゃんラーメン グルメ・レストラン

■熊本駅

熊本の行きたいところを散策する余裕も無く、熊本駅に戻ってきました。

帰りの電車まで少し時間があるので、熊本駅の中をぶらぶらして時間を潰します。

熊本駅 駅

■熊本駅

入場券を購入して新幹線の改札内へ。改札コンコースでは巨大なくまモンが出迎えます。

くまモンは、熊本で一番の有名人ではないかと思われるほど、人気で、どこでも目にしますね(笑)

■熊本駅

新幹線のホームにやってきました。

熊本駅の九州新幹線ホームは2面4線の構造です。

■熊本駅

N700系がやってきました。九州新幹線仕様の7000/8000番台ですね。

博多駅は16両編成に対応したホームですが、九州新幹線は最大8両編成のため、熊本駅は8両編成のホームです。

■熊本駅

みずほ607号の鹿児島中央行でした。こちらの「みずほ」号は、山陽新幹線と九州新幹線を直通する列車の再速達種別。

新大阪ー鹿児島中央間で運転され、再速達の列車は新大阪、新神戸、岡山、広島、小倉、博多、熊本、鹿児島中央と停車駅が大幅に絞られています。

九州新幹線開業前は、大阪～熊本・鹿児島間の移動は飛行機一択でしたが、九州新幹線の全線開通に伴って、新大阪～鹿児島中央間が最速3時間42分で結ばれるようになり、陸路でも飛行機に対抗できるようになりました。

■熊本駅

続いて当駅止まりの800系がやってきました。熊本～博多間の需要は高く、博多ー熊本の区間列車も多く設定されています。

800系は山陽新幹線には乗り入れないので、線内完結運用である「つばめ」号に基本的に充当されていますが、一部山陽新幹線に乗り入れない「さくら」号の運用にも入っているようです。

■熊本駅

800系とN700系の並びをパシャリ。

今回の旅行では飛行機と18きっぷでの移動がほとんどだったので、九州新幹線には乗りませんでしたが、いつか日本列島を新幹線で縦断して、九州新幹線を全線乗車したいですね。

■熊本駅

帰りの列車も近づいてきたので、在来線のホームにやってきました。

新幹線に乗ればあっという間に博多駅なのですが、今回は18きっぷ利用なので、大人しく在来線でのんびりと帰ります・・・

■熊本駅

熊本駅の在来線ホーム、八代方は切り欠きホームとなっているので、2面6線という変わった構造です。

5番線から三角線の特急列車が発車するので見に行きます。三角線、時刻表で初めて見たときは「さんかく」線なんてあるんだ、、、と思っていましたが、正しくは「みすみ」線です。

■熊本駅

熊本駅5番のりばに停車中の列車は特急「A列車で行こう」が停車中でした。

「A列車で行こう」は、有明海を望みながら、ジャズの流れる車内でお酒を楽しめるという大人向けの特急列車です。

車両はキハ185系の2両編成。土日祝日と繁忙期に熊本～三角駅間で走行中です。JR九州には魅力的な特急列車が数多くあるので、特急列車の乗り比べの旅も面白そうですね。

そろそろ帰りの電車の時間なので、鹿児島本線を北上して博多へ戻ります。

■鳥栖駅 (佐賀県鳥栖市/JR鹿児島本線)

熊本から鳥栖行に乗車し、鳥栖駅で乗り換え。

鳥栖からの電車を待っていたら武雄温泉からやってきた787系の特急リレーかもめ号が停車中でした。鳥栖駅は鹿児島本線と長崎本線の分岐駅、駅構内も広く多くの列車が発着します。

今回は18きっぷ利用の為、特急列車には乗れないので、大人しく後続の普通列車を待ちます・・・

鳥栖駅 駅

■福岡空港駅 (福岡県福岡市博多区/福岡市営地下鉄空港線)

鹿児島本線で博多まで、博多からは地下鉄空港線で福岡空港へやってきました。

博多駅から福岡空港駅までは地下鉄で5分、福岡空港のアクセスの良さは全国一ですね。

福岡空港駅 駅

■福岡空港

福岡空港からは、ANA264便に搭乗し、東京へ帰ります。

九州には台風が迫っていましたが、何とか台風の影響を受けることなく、東京へ帰れそうです。

福岡空港 空港

本日の機材はボーイング787-10(78K)でした。旅行記でも何度か紹介していますが、78KはANA国内線の最新鋭機材で次世代フラッグシップ機となる機材です。

普通席でも全席にコンセントとモニターがついていて、とても快適な機材であり、78K投入路線※では、78Kを狙って乗ることも多いです。

※78Kは、羽田ー新千歳、伊丹、福岡、沖縄の幹線運用にメインで投入されています。機材は予約時のANA公式サイトから確認可能です。

■ANA264便機内

搭乗開始し、機内へ。福岡空港は滑走路1本のみの混雑空港で、折り返し便の到着が遅れたため、20分ほどの遅延をもっての運航となりそうです。

■ANA264便機内

今回は非常口座席の窓側「33A」の座席をアサイン。非常口座席は足元広々でトイレにも行きやすくお気に入りの座席です。

非常口座席は、離着陸時にCAさんとお見合いになることとモニターが使えないという欠点がありますが、快適さは段違い。

台風の影響で上空で少し揺れがありましたが、快適に羽田まで帰ることができました。

今回の福岡＆熊本旅行はこれにて完結。最後は台風の影響で、予定を切り上げたためにバタバタしましたが、台風に巻き込まれずに東京へ帰ることができました。

本来であれば、熊本城など熊本市内をもう少しゆっくりと散策したかったのですが、それはまた次の機会に。次に九州へ訪れるのは、いつになることやら・・・

今回も最後までご覧いただきありがとうございました。次の旅行記は、日本縦断の旅の予定です。その後は久しぶりの海外旅行記を予定していますが、旅行記の執筆がなかなか進まず、いつになるかは分かりません(汗)