2024/10/09 - 2024/10/10
84位(同エリア163件中)
まりも母さん
美しい紅葉で知られる栗駒山の秋の景色
いつか見に行きたいと思っていました。
しかし、茨城県南から 栗駒山は遠い。
いつか・・・だと思っていたのに 急遽行く事に。
きれいな紅葉の時期は短いので 致し方ないものの。
先週に引き続き 今回も前泊で 栗駒山紅葉登山に行ってきました。
- 旅行の満足度
- 4.0
- 交通
- 4.0
- 同行者
- 家族旅行
- 一人あたり費用
- 1万円 - 3万円
- 交通手段
- 自家用車 徒歩
-
栗駒山の紅葉登山に行きたいと思っていたのは私たち夫婦だけでなく
姉夫婦も同じでした。
今回初めて 姉夫婦と4人で行くことになりました。
私の家から登山口までおおよそでも5時間以上かかります。
早起きでは キビシイので前泊する事に。
今回は一日目の観光も無く(ダンナは仕事があって半休)
寝られれば良い と 言う事で 午後出発。
常磐道から東北道へ進み(初めて仙台方面まで常磐道を通りました)
東北自動車道 長者原SAの敷地と連結している
ファミリーロッジ旅籠屋を初めて使ってみました。
高速道路上り線SAからなら そのままアクセスできる場所にあります。
下り線で来ましたから 一旦スマートICで高速道路を下りて
建物裏の駐車場に停め
あとは徒歩でSA内に入るようになっていました。 -
予約は確か 前々日。最後の一室だったみたい。
途中で夕食も済ませ 19時前にチェックイン。
ロビーにコーヒーやお茶のセルフコーナーがありました。
翌日は早朝チェックアウトの為 キーの返し方などを聞きました。
(7時頃から 朝食用のパンの提供もあるらしかった)
この日は満室だと ドアに張り紙がありました。
SA直結だから 当日に宿泊希望もありそうですね。 -
アパートみたいに廊下にドアの並んだ造り。
2階もあるようでした。
廊下側に 飲み物の自販機とコインランドリーが2台ほど。
昔 アメリカで泊まったトラベラー向けモーテルを思い出しましたよ。
LAで泊まりました。
廊下には必ずドリンク自販機と製氷機があったなぁ。
製氷機の氷の上に勝手にヨーグルトとかが ビニールに入れて置いてあった。
(部屋に冷蔵庫が無い)
ここには製氷機は 無かったですけどね。 -
お部屋は靴を脱いで 絨毯敷き。
ツインベッド。
一応 エキストラベッド一台は追加できるらしいが。
ベッドはクイーンサイズだったので
姉夫婦と2人づつで問題ない広さでした。
トイレと別のユニットバスもあります。
(タオルは出ます。ソープ類はそなえつけ)
思ったよりきれいで 快適に寝られました。
泊まるだけなら SAで車中泊とか仮眠よりずっと良い。
お値段も4人で12000円位。 -
朝は5時に起きました。
隣のお部屋も泊まってる人が居たはずだけど 全然音とか聞こえなかった。
まだSAも静かな早朝。
ここから若柳金成ICまで高速道路を進み
いこいの村栗駒跡地臨時駐車場までおよそ1時間。 -
途中車窓から見上げると 鳥が雁行して飛んでいくのを何度も見ました。
鴨類らしい飛翔の様子です。
が 低めに飛んでいる様子からかなり大型の鳥。
鴨ではなくガンのようでした。
マガンの越冬地で有名な伊豆沼・内沼もほど近い場所。
ロシア極東から次々やって来る時期でもあります。 -
栗駒山は宮城・岩手・秋田の3県にまたがる場所にあり
登山コースもそれぞれから沢山あるそうです。
今回は初めてな事と紅葉見物が目的。
そして 登山弱者(?)の私が参加なので~一番の楽ちんコース
いわかがみ平から山頂への中央ルートで。
しかも 紅葉絶景ポイント「神の絨毯」のあたりまでで中止可。
山頂へは行かなくても良いと言う条件付き。
紅葉時期は 渋滞対策のマイカー規制の為
いこいの村栗駒跡地臨時駐車場に自家用車を停めます。
(駐車料金無料)
朝早い時間だけど まだ雲がかかっていますねぇ。
これから晴れる予報ではありますが・・・。 -
ここからはシャトルバスで登山口のいわかがみ平まで。
環境保護協力金1人500円を払うとチケットが渡されます。
帰りに見せるのかと思ったら 帰りは見せなくて良い。
乗る時に見せれば良いのだそう。 -
お山の方 雲が降りてきていますねぇ。
駐車場脇の木々 少し色づき始めています。
シャトルバスは 満員にならなくてもテキトウに出発してくれました。
まだ朝早いので来る人も少な目。 -
いわかがみ平の駐車場に着きました。
乗車時間は10分ちょっと程度。
駐車場端からの景色も良さそうだけど
この時は曇ってて見えなかった。 -
ここから歩き開始です。
姉夫婦は 仕事もリタイヤしていますので
本当に良く山へ行きます。
百名山も50程は登っているそうです。
ダンナとは一緒に 北アルプスとかに行きますが、
私はヘタレでそのペースには着いていくのは無理なので行かない。
なので、一緒に登山するのは 今日が初めてです。 -
奥羽山脈のほぼ真ん中に位置する栗駒山は 火山です。
周辺には温泉地も多くあります。
岩手・秋田県側須川温泉からの登山コースも人気だそう。
でも 昭和湖付近で硫化水素のガス濃度が高くて通行禁止部分があると書かれています。
火山の山はこうした ガス濃度による立入禁止措置が割と多いので
事前に調べておかないとなりません。 -
レストハウスはまだ営業前。
ここが開けばトイレはあります。
臨時駐車場には仮設トイレがありました。 -
レストハウスの先へ行くとそこから登山道。
でも、石畳の敷かれたきれいな道です。
登山道と言うより散策路って感じ。
左右は木立に囲まれています。
木々の色づきは・・・まだこの辺りは始まったばかりの様子。 -
ナナカマドの赤い実がありました。
先週の 木曽駒ケ岳よりは葉っぱの色づきは進みつつありますが、
やはり真っ赤なナナカマドからは程遠い。 -
それでも少しづつ登って行くと 色づいた木々が見えてきました。
ドウダンツツジのような赤く染まった木。 -
もみじも赤くなってきました。
石畳の続く道の左右は灌木帯。
背丈ほどの木々が並びます。 -
そうそう、今日は紅い実を沢山見つけました。
緑の葉っぱに赤い実がかわいい これはツルアリドウシの実
この画像では良く判りませんが
この小さな実には2つづつ穴があります。
不思議な事に 初夏に2つづつ白い花が咲き
どうも雄花と雌花がセットで咲くそう。
で、実は花2つに対して1個しかできない。
その花の名残で穴が2つできるそう。 -
概ね歩きやすい道です。
周りの木々が段々色づいて来ました。
が、ガスは晴れません。
気温もそこそこ寒いです。今日はグローブをして歩きます。 -
少し傾斜のきつくなった道をあがりかけ振り返ると
後ろに きれいに色づいた斜面が見えました。
薄っすら陽もさして ガスが晴れてくれれば・・・。 -
空は真っ白でお日様はたまに薄っすら見える程度。
風も少し強くなってきた感じです。
周りは紅葉していますが、
ちょっと赤が足りないのは やはり今年の酷暑のせいでしょうか。 -
ひとつ目のピークでしょう。
木々の高さも随分低くなってきました。 -
振り返れば このガスの向こうはかなりの紅葉景色が広がっていそうでは?
しかし、しばらく待ったからと言ってガスが消えて無くなりそうな感じはあまりなく・・・。 -
風が段々強くなってきたので上着をレインウエアに替えます。
そんな強風でたまにガスが流れると ビビッドな紅葉景色が現れるのです! -
ここ栗駒山 夏は沢山の高山植物に彩られるそう。
いわかがみ平の名前にあるように イワカガミが少ないとも思えない。
今はお花は終わってしまったけど ツリガネニンジンが1輪だけ咲き残っていました -
シラタマノキの丸い実も少しありました。
白い実って見かけないから見つけるとうれしいです。 -
歩いてきた中央コースと 東栗駒コースの合流点まで来ました。
さっき振り返ってガスの向こうに紅葉景色が広っがってたあたりが
どうも「神の絨毯」の絶景ポイント付近だったらしい。
私が 又山登り~?と難色を示したので
神の絨毯が見えるあたりで折り返し ダンナが付きあって下山で良いって事でしたが
正直 そうキツイ登山でも無く
いままで見た程度の景色だけじゃ~帰れないよ!
姉たちも 当初はピストンじゃなく 東栗駒コースも使おうと言ってましたが
一部ぬかるんだ場所がある事と
折角一緒に来たのだから 山頂まで一緒に行こう、と
一番楽ちんなコースのピストンとなりました。 -
この辺りから石畳は無くなり 木段と通常の登山道のような道へ。
草紅葉もバッチリの様子ですが~
紗が掛かって見えないっつー。
ここでしばらく 待ってみたりもしましたよ。
ガスが晴れるのを。だめでありました。 -
風は益々強く吹く時もあり
そんな強風でガスが吹き飛び 青空が見える事も
でも~それもほんの一瞬。次の3秒で又まっしろけ~。 -
立ち止まって 周りを見れば
お~雲の下 あれこそが「神の絨毯」に違いない。
もっと ちゃんと見せてくれぃ。 -
なんて・・・直後に山頂到着。
栗駒山 1627m
先週と違って空気が薄くないのは素晴らしい。(いや 普通だが)
でも真っ白やん。
そしてかぜつよ。
本当は 山頂でお昼のつもりで パンなど持ってきたし
姉夫婦もカップ麺を用意して来ましたが・・・。 -
まだ時間も9時半前で あっさり着いちゃったからお昼に早すぎ。
それより寒い風が強くて
吹きっさらしでは居られません。
灌木の脇 風除けになる場所に座って ちょっとおやつで休憩。
ここで ガスが晴れるのも お昼までも待っていられません。
木の根元に 小さな実生の松が育っていました。
ここも間もなく雪に覆われるのでしょう。 -
古そうな三角点がありました。
お天気さえ良ければ 月山、蔵王連峰、鳥海山、岩手山も見えるそうで・・・。
ガスは晴れそうにないので下山します。
下りはより冷えそうだから レインの下に脱いだ上着をまた着ます。
寒くて鼻水も出る。
体感温度は5℃以下だったはず。 -
下りは眼下に景色を見ながらになります。
相変わらずの真っ白だな~。
ガスがいつからどのくらい湧くか こればっかりは天気予報では判断できない。
気温や前日までの湿度などにもよるのだろうし。
今までの登山経験から 晴れるときは一瞬で晴れて視界良好とかもありますしねぇ。 -
ただ今年は猛暑で キレイな紅葉は期待薄だと思ってました。
それを考えれば 東北の紅葉はずっとマシなのかも。 -
道を下りつつ 風でガスが流され視界が効く瞬間を逃さないようにします。
これが 見えるのはほんの数秒なんだなぁ。 -
青空はあの1回しか見えなかったかも。
手前の斜面が見えても向こうの山までは見えない。 -
陽が当たっていないからやはり鮮やかさにも欠けます。
ハイマツの緑と赤やオレンジ、黄色
本当の栗駒山の絶景紅葉はこんなもんじゃないはず。
姉と これは又おいでと山が言ってるのだと。
登山コースの多い栗駒山は 秋田、岩手県側から登れば
火山の荒々しい景色も楽しめるそうだし。 -
霧降るこの景色も 狙って見られるものでは無いし
谷の方には既に葉を落としたダケカンバの白い幹がくねくねと見られ
それもまた幻想的でもありました。 -
里が見える山より 山が深く連なる景色の方が好きなまりも母には
この景色は魅力的でもありました。 -
神の絨毯をもったいつけて 少ししか見せてくれなかった神様
ちょっとケチでイジワルだったよね。 -
まぁ良いさ 又今度はもっと時間取ってリベンジしよう。
心配なのは 急激な温暖化で地球環境がおかしくなりつつある状況。
もう 美しい紅葉景色は見られなくなるのでは?と危惧。 -
まだまだ登って来る人が多い時間です。
ガスは一向に晴れないどころか益々濃くなっているかも。 -
先週の木曽駒ケ岳ではきれいな赤い紅葉の葉っぱはほぼ見てなく
ここの方が赤いもみじやカエデ、
深紅のオオカメノキの葉っぱも見られました。 -
見晴の効いた景色はせいぜいこの程度
きれいなんだけど~まりも母的には60点 -
石畳の歩きやすい道へ戻り
お昼は いわかがみ平あたりで食べる事にします。
灌木帯に入りやっと風も避けられるところへ -
もうレストハウス・・・と言う辺りで
ご年配のご夫婦に どこまで行けば紅葉景色が見られるか聞かれました。
テレビで見た栗駒山の紅葉景色が素晴らしくて来てみたのだそう。
でも、残念ながら 「神の絨毯」が見られる場所までは
強風と寒さ、ガスの中 1時間以上の登りでは
観光スタイルのご年配の方には厳しそう。
それを伝えると 登るのはあきらめ レストハウスのテラスと周りから眺める事にしたみたい。
ナナカマドが一番赤くなってるのはむしろ ここでしたよ。 -
レストハウスは2階に食堂と少しのお土産売り場
1階はトイレと飲み物自販機。
周りにベンチなどは一切なく お弁当を食べるような場所が皆無だったのは
ちょっとなぁ。
バス乗り場の端(駐車場の)にベンチでもあれば 高台からの景色も見られそうなのに。
私たちも お昼を食べる場所に困り 道路脇の看板の基礎コンクリに座って食べちゃったよ。 -
お昼過ぎには下りシャトルバスに乗車。
帰宅には5時間以上かかるから
そのまま帰路へとつきました。
いつか・・の栗駒山には来られた。
でも やっぱ本当の栗駒山紅葉のすばらしさを見に戻って来たいです。
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