2024/09/04 - 2024/09/04
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オカンカンさん
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ミュンヘン3日目、7月に広島で原爆記念館を訪問した際、世界の負の遺産に行ってみたいと目標が出来た。
ポーランドのアウシュビッツは有名ですが、ドイツにもそういった施設は幾つかあります。
ミュンヘンから30分ほどのダッハウ強制収容所もその1つ。
今日はそこと、ミュンヘン市内の美術館を周ります。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 同行者
- 家族旅行
- 交通手段
- 鉄道 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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今朝はゆっくり朝食を取ります。真ん中に盛った白ソーセージはミュンヘン名物。
皮をむいて甘いマスタードをつけていただきます。
好き嫌いが分かれそうですが、私としては好きでも嫌いでもないかな…エデン ホテル ヴォルフ ホテル
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ミュンヘン中央駅地下から出ているSバーン(近郊列車)でダッハウ駅まで、ドイツの車両は日立製らしいですが、そのせいか日本並みに綺麗です。
ミュンヘン中央駅 (ハウプトバーンホフ) 駅
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ダッハウはゾーン1ですが、2人1日券で17,8ユーロ。
特急電車等には乗れませんが、電車、バス、トラム等共通券です。 -
通勤電車ルートと反対なのか、この通り空いています。
ディスプレイで今、走っている場所や目的地まで何駅など分かります。
車内もきれいだし、やはりドイツって日本と感覚が似ているようです。
次第に車内も混んできました。 -
ダッハウ駅到着、ミュンヘンから20分ほどかな?
ここから先は車両が変更になるようです、そんな表示あったかな?
こんな風にドイツ鉄道って変更が多い、この時はそんなに気にもしていなかった。 -
ダッハウ駅構内にはダッハウ強制収容所の写真が壁面に大きく飾ってあります。
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駅前で726番バスに、ほとんどの人がこのバスに乗ります。
タイミングよく、待つことはなかったです。ダッハウ駅 駅
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15分ほどで停車場『KZ Gederk staette』到着、沢山の人が下りるのでここも迷いません。
KZとはドイツ語のKonzentrationslager(強制収容所)の略で、一般的に「カーツェット」と言えばドイツ人なら誰でも知っている負の略語らしいです。ダッハウ強制収容所 史跡・遺跡
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先ずはインフォメーションセンターに行きます。
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ダッハウ強制収容所自体は無料ですが、オーディオガイドを借りるのに4,5ユーロ(2024年9月現在)掛かります。
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去年の資料では日本語ガイドはないようですが、日本語ガイドが借りれるようになっていました、朗報です。
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それにしても広すぎてどう行けばいいのやら…
欧米人は一杯います、学校の校外学習で来ている学生さんたちも大勢、ここがどういう場所なのか知るべきなのです。 -
最初のゲートがありました。
楽しい観光とはいいがたいですが、ミュンヘンから直ぐの場所にこのような歴史的価値のある博物館、是非とも見ておくべきだと思いました。 -
見にくいですが『ARBEIT MACHT FREI』とあります。
訳すると働けば自由になる。
許しがたい嘘ですね。 -
西側の碑文、
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ダッハウ強制収容所は1933年、ナチスドイツ初の収容所として、第一次世界大戦時に火薬工場として使われていた廃工場を利用して建設されました。
一時期は20万以上の人が収容され、少なくとも4万人近くの人が亡くなっています。 -
有名なアウシュヴィッツ強制労働所もここをモデルに建てられました。
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世界遺産になっていないのは、当時の建物は全て解体され、今ここに在るのは再現された物だからです。
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アウシュヴィッツのように収容者の私物が、生々しく公開されていることはありませんが、それでも写真などから生き残った人々の回顧録を見ることが出来ます。
数々の人体実験や収容所の衛生状態による病気の蔓延など、背筋の凍る内容ばかりです。 -
収容者たちの彫像、人はここまで痩せることが出来るのか…痛々しいです。
遺体を積み上げた映像などもありましたが、人とは思えぬ白く干からびた枝のような物体に心が冷え上がりました。 -
オリジナルのゲート。見ているだけで緊張します。
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歴史の証明となる写真の数々、正視したいものではありません。
人は何故、ここまで残酷になれるものか…心に問いかけます。 -
収容者用浴室跡。
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白く清潔な博物館内、人が人の終着駅を決めることなど出来ないだろうに…
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収容者につけられた何の罪で服役しているのかの印、それは今でいうLGBTの方々にも当てはまる。
よそ者…というだけで迫害されたのです。 -
この広大な土地にはかつて多くの収容所が建てられていましたが、今は二棟だけ復元されています。
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復元された洗面所。
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復元されたトイレ、使用時間は厳しく決められていたらしいが、生理的現象は人それぞれ違うものなのに…
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復元されたベット…と言っても1人で寝るのではなく、不特定多数が押し込まれていたという。
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グーグル翻訳してみると、読むのが辛い内容になっている。
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ドイツ人がやったことを、ドイツ人によって保存されています。
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当時は日本とドイツは同盟国でした。
同じ思想下であり、近隣諸国による虐待の告発もありますが、何故か日本でそれを証明する教育も受けていませんし、再現された施設もない。
公表されている事実もありません。
我々の中で、うやむやのままになっています。 -
資料館前の人型を模ったモニュメント、苦しみから逃れるように空を仰いでいる。
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人々が手を取り合って生きていける未来は、まだ遠い物なのでしょうか?
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石碑にはこのようなことが二度とあってはならないと記されています。
過去の歴史で何度も学んだはずでも、人は又、過ちを犯すのだろう。 -
のどかな田園風景が広がっている、その美しい風景に心が締め付けられるようです。
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収容者の宗教に基づいた記念館が建っています。
キリストの死の恐怖礼拝堂。 -
ユダヤ記念館。
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高く見えるほのかな光を見つめながら、収容者にも沢山の未来があったはずです。。
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プロテスタント和解教会。
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聖なる血、カルメル会修道院。
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中は薄暗く静寂な空気が漂っています。
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収容所の一角にある火葬場、ここもかつてフル稼働していた。
死は直ぐ隣にあった。 -
ロシア正教記念礼拝堂。
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遺体の山の写真が掲載された掲示板。
とても残虐な写真ですが、瘦せすぎて既に人には見えない。 -
この棟は焼却炉やガス室などが中心に置かれている、収容所の中で最も死に近い場所です。
今となっては想像も出来ないけれど…
恐怖と憎悪で人を支配したダッハウの歴史、全ての人がその矛盾に気づく未来があるように願います。 -
今回の旅行ではグーグル翻訳の活用が多かったです。
ダッハウの場合は読むのが苦しいくらいでした。 -
死体が積み上げられていたという部屋。
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ガス室、ただダッハウのガス室にて大量殺人があったという事実を証明する資料は、未だ見つかってはいないという…
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焼却炉。
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バラックX。
ダッハウは積極的に訪問を進められる場所ではありません、私的にはここに来れた事は貴重な体験でした。 -
名もない収容者の記念碑。
DEN TOTEN ZUR EHR
DEN LEBENDEN ZUR MAHNUNG
ここで亡くなられた死者を讃え
生きている人には 警告をという文字が刻まれている。
すっかりテンションだだ下がりになりました。
でもキラキラばかりではないミュンヘンの一面を見られました。
市内に戻ってランチして、気持ちを立て直しましょう。
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この旅行記へのコメント (2)
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- akikoさん 2024/11/14 17:26:55
- 過去の歴史を学んで平和な世界を!
- オカンカンさん、こんにちは~
表紙の写真を見た時、一瞬オシャレなアイアンワークの装飾かと見誤りましたが、収容所の遺体をモチーフにしたモニュメントだったのですね。ミュンヘン郊外にこのような負の遺産があったなんて、初めて知りました。よく考えてみると、強制収容所はアウシュビッツだけというのはあり得ないと気づきますが、(日本では?)あまり公になっていなくて、知ろうともしなかったせいだったんですね。
ユダヤ人が迫害されたのは誰もが知っていることですが、LGBTの人たちを含むよそ者というだけで迫害されたとは!何でもありということですね。そういう人たちを酷い環境で酷使して労働させていて、弱ればもう治療もせず、亡くなったら使い捨てで焼却していたということですよね。
オカンカンさんが「過去の歴史で何度も学んだはずでも、人は又、過ちを犯すのだろう」と書かれていますが、確かに今でも世界で戦争や紛争があちこちで行われています。「名もない収容者の記念碑」には「生きている人には警告を」と刻まれているそうですね。このような施設があると知り、二度とあってはならないと思いますが、私たちは非力で、国連には力がなく、一番軍事力で力を持つアメリカの次の大統領が、ウクライナに支援をしないとか、親イスラエルでパレスチナの人々を助けるとは考えられず、どのような結果になるか心配でなりません。
でも、我々一般人にはできることに限りがありますよね!世界のリーダーたち、自国ファーストはやめて、全世界のことを考えて!と叫びたくなりました。
akiko
- オカンカンさん からの返信 2024/11/16 09:43:33
- RE: 過去の歴史を学んで平和な世界を!
- akikoさん こんにちは!オカンカンです。
ご訪問、ご投票ありがとうございます。
ダッハウはミュンヘン旅行を決めた時から行きたいと思っていました。
日本人にはあまりなじみがないのか、今年の春から日本語ガイドが始まったようでタイミングが良かったです。
強制収容所と言えば、ユダヤ人のイメージが強いですが、他に政治犯や思想犯、LGBTの方々なども対象だったようで、偏見が蔓延っていたのでしょうね。
でも自分たちがやったことを、後世に残すことはとても前向きですね。
日本では被害者である負の遺産を見てきましたが、加害者としての負の遺産はなかったのだろうかと思いました。
先の大戦では一方的に攻められたわけでもないでしょうに…
ドイツを旅してライン川周辺の美しいお城にうっとりしましたが、これらのお城も戦争のために建てられたと思うと複雑です。
まさに過去の歴史をたどると生きるために戦争をしたとも言えますね。
トランプさんは軍事兵器を供給しないと宣言しているそうで、それが勝因の1つとも言われているそうです。
先進国も平和、平和と言いながら軍事兵器を輸出しているのですから、日本もそうですから本当に矛盾していますね。
ただ戦争のために建てられたお城も、今は観光収入として世界中の人にワクワクを与えていると思えば、世界の未来は明るいと思いたいです。
ありがとうございました。
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