2024/09/07 - 2024/09/07
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boobyさん
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翌日も長距離バス旅が続きます。
早朝から出発し、イズミールの街を通ってエフェソスの遺跡を観光します。
さらに西のデニズリを目指し、ヒエラポリスの遺跡とパムッカレの石灰棚を観光します。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- ホテル
- 4.5
- グルメ
- 4.5
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- 観光バス 徒歩
- 旅行の手配内容
- ツアー(添乗員同行なし)
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早朝に出発し、朝日と一緒に長距離バスの旅が始まりました。
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丘の上に立ち並ぶかわいい住宅群。
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その前にツアーにありがちな高額商品買い物Part1、革製品の店訪問が差し込まれていました。
値札を見ると、だいたい30万円から40万円くらいです(半額くらいにはなるようです)。
しかし、革のジャケットには全く興味がないので、小一時間ウロウロと逃げます。 -
お次はランチタイムです。プールサイドレストランです。
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前菜のグラタン
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杏子ジュース
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シシケバブ。シシはトルコ語で串を意味するそうです。
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デザートはカスタードプリン。
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ランチ後はエフェソスの遺跡に入場します。
風は涼しいのですが日射しが強いので帽子や日傘は必須です。
写真は2世紀に建てられたヴァリウスの浴場。ローマ風呂の形が残っています。 -
ヘレニズム時代、ローマ帝国時代、初期キリスト教時代の貴重な遺跡を数多く見られる場所として、エフェソスには世界中から観光客が訪れます。
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バシリカ(礼拝所)跡の白い大理石の円柱群です。
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羊の石像
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オデオン(音楽堂)は当時は屋根付きで、代表者会議やコンサートに利用されていたそうです。
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階段の縁の部分にあるのはライオンの足だそうです。
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この神聖な地区は、おそらくアウグストゥス時代 (紀元前27年から西暦14 年) に建設され、神格化されたシーザーと女神ローマまたはアルテミス、そして皇帝アウグストゥスに捧げられました。
同じ時期に建てられたプリタネウムには、柱に囲まれた中庭 (26x22m) を通って入場しました。この建物は市の政府高官の執務室でした。そのメインルームは、名誉ある人々のための公開晩餐会に使用されました。部屋の中央にある切石の基礎は、女神ヘスティアのための神聖な祭壇、または食事の準備の場所として使用されていました。 -
「ロドゥアンの柱廊」の円柱配置
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先に構築されたプリタネウム(貴賓館)の柱
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キュレッツ ロードの北、ドミティアヌス広場のそばにあるメミウス記念碑です。
アウグストゥスの治世下、紀元1世紀にエフェソスの著名な市民であるメミウスによって建てられました。 -
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医学に関連する古代ギリシャのシンボルであるアスクレピオスの杖の大理石のレリーフ
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ドミティアヌス神殿跡
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エフェソスの遺跡もまだまだ発掘中だそうです。
道も大理石が敷き詰められている場所が多く、見学していてもツルツルと滑ります。
つるっと滑っている観光客を何人も見かけましたし、自身も油断するとつるっといきました。 -
遺跡はかなり広範囲ですので、ちょっとした炎天下のハイキングです。
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道しるべがあります。
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図書館へと続く坂道を延々と下っていきます。
ときおり、つるりと滑りそうになります。 -
ヘラクレスの門はキュレッツ通りにあり、アップタウンとダウンタウンを分けています。構造物の2本の記念碑的な柱には、ヘラクレスのレリーフがあります。碑文によると、この門の歴史は西暦2世紀に遡ります。
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ケルスス図書館が見えてきました。
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古代ギリシア文字の石板を見つけました。
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モザイク模様の歩道です。
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ローマ式建築を取り入れた美しい外観のハドリアヌス神殿です。
この神殿は118~138年頃にクインティリス(P.Quintilis)からハドリアヌス帝に献上されました。 -
せっかくなのでディテールを見てみます。
装飾版は以下の4部構成だそうです。
1.猪を追い掛けている神々とエフェソスの創立者アンドロクロス
2.神々とアマゾン族
3.アマゾン族とディオニソスの行進
4.アテーナー、セレナ、アポロ、ヘラクレス、エフェソスの女神アルテミスといった神々と、テオドシウスの父、皇帝テオドシウス、テオドシウスの妻と子息など
これは2番か、4番か。 -
ここにはイノシシっぽいのがいるので、1番かなと思います。
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内部にある神殿の玄関扉の上部には、アカンサスの葉や花のような模様の間にメデューサと思われる女性が描かれた半円形のレリーフが施されています。
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水洗式トイレです。下に水が流れていたそうです。
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実をたくさんつけたイチジクの木が木陰を作っていました。
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ケルスス図書館(セルシウス図書館)は、ローマ帝国時代の公立図書館です。
12,000冊を誇ったといわれる蔵書は失われ、現在は遺跡として建物の一部が残るのみですが、その歴史的・建築的価値の高さと保存状態の良い印象的なファサード(前門)が特徴です。 -
4体の女神像があるそうです。
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下から見上げてみましょう。
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立派なイチジクです。
私は日本では定期的にトルコ産のドライイチジクを食べています。 -
トルコに来てからずっと晴天が続いています。
日本では立て続けに台風が来ている頃でした。 -
非常に細かい彫り物が施されています。
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娼館の前の足跡。
これより小さい足のサイズの人は入れなかったそうです。 -
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ヘレニズム時代に建設され、ローマ時代にはさらに拡張されて25,000人程の観客を収容できたと言われる巨大な大劇場で最後となります。
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猫は遺跡にもお似合いです。
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エフェソスの猫たち
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パムッカレに近づくとバスの窓に雪山のような石灰岩が見えてきました。
ここが次の目的地だそうです。 -
ヒエラポリスの古代ローマ劇場の遺跡です。またまた自由時間が不足していたので、近くまでは行けませんでした。
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保存状態の非常に良いローマ劇場で、2世紀頃のハドリアヌス帝の時代に造られました。正面に長さ100m、50段の座席を有しており、聴衆席は半円以上の広がりを持ち、その中央にはロイヤルボックスが設けられています。
確かに相当大きな円形劇場であることが遠目にもわかります。
人々が米粒サイズです。 -
ヒエラポリスはヘレニズム文化の下で繁栄し、ヘレニズム時代・ローマ帝国時代・ビザンツ帝国時代を通して温泉保養地として繁栄を極めました。
まだまだ発掘中なので、この景観が年の経過とともに徐々に変わっていくのではないかとも思われます。歴史の浪漫です。 -
自由時間にはまず初めに小さな博物館に入ってみました。
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石灰棚の方に行ってみます。
下方に池やプールなども見えます。 -
人の入れないエリアです。
その向こうに平野が広がっているのが確認できます。 -
石灰岩の間に植物が生えているのがわかります。
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グーグルレンズで調べたら、耐寒性多年草のシロタエギクとあります。原産地は南ヨーロッパ(地中海)海岸地帯だそうです。
高温多湿には弱い植物のようですが、石灰石の上では野生で育っています。 -
湯量の減少が青さを抑えてしまっていますが、壮大な石灰棚です。
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きれいな石灰棚です。
遺跡とはまた違った大自然の産物の素晴らしさです。 -
時期によって奥の干上がっている場所にも湯が残っていて青く見せるのでしょう。
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このような表面もあれば、
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このような表面もあり、なかなか面白いです。
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このようなギザギザに見える場所もあります。
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ツララのようになっている場所もあります。
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随分遠くまで、物理的には歩いていけそうですが、時間が足りないと思います。素足で歩く必要があるので、急ぐと危険ですし。
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私も靴を脱いで湯の中に入ってみました。どんどん奥まで歩いて行ってみます。
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集合時間がせまってきました。
ツアーのメリットは旅程をアレンジする必要がないこと、重い荷物を持ち運ぶ必要がないこと、効率よく多くの場所を訪れることができるなど、数多くありますが、時間制限のデメリットもあります。
とはいえ、一人旅は気楽ですが、たぶん、今回の旅の10分の1くらいしか体験できなかったと思います。 -
集合場所にはオープンカフェもありました。
一人旅なら絶対に立ち寄っていたと思います。 -
バスに戻る途中、やけにシンプルな真っ赤なヘリコプターが飛んでいました。
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夕陽が沈みゆきます。
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遺跡にも名残り陽。
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遺跡ウェディングです。
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この日の宿は寝るだけなのがもったいないくらいの小ざっぱりした部屋でした。
茶色い土で濁ったスパも利用しました。 -
夕食は温野菜をメインにしました。
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食後のデザート。
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パムッカレでも翌朝、気球が飛ぶという情報を、イスタンブールから一緒の現地ガイドさんからしっかりと耳にした私は、気球が飛ぶ時間の6時半までにすべての朝の支度を終わらせて部屋を出ました。
そして、情報通り、気球がひとつ、ふたつと空に上がる姿を目にして感動してしまいました。
私のツアーの組自体、明日の朝、次の目的地のカッパドキアで全員が気球ツアーに申し込んでいるそうですが、地上からも見たいと密かに思っていました。まさかパムッカレで見られるとは想定していませんでした。 -
仲良く二つ並んだ気球。
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パムッカレの石灰石の大地を空から見ているわけですね。
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プールにも映っています。
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数多く上がりました。
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バスが出発しました。気球たちはまだまだパムッカレ上空を飛行中です。
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まだ準備中の気球もいます。
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朝の大空を舞うゼウス!
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私たちのバスは次の目的地、コンヤへと向かっています。
コンヤからさらに西に向かい、いよいよこの旅メインのカッパドキアが今夜の宿です。
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