2024GWやり直しのフランス旅行⑦　再びの修行！？メーデー＆土砂降りWパンチのアルビ観光

2024/05/01 - 2024/05/01

この日はトゥールーズからアルビへの日帰り旅行。
メーデーなのが気がかりだったけど、出発前は往復とも片道１ユーロのチケットが取れたしメインの大聖堂は開いているはず。
が、…ここまでの土砂降りの雨はさすがに想定外。
天気予報で雨なのは覚悟してたけど…ここまで降られるとさすがにちょっと凹む。
そしてメーデーなのでお店もほとんど開いてなくって世界遺産の観光地なのにまるでゴーストタウンの様。
カルカソンヌの雨も辛かったけどアルビの雨はきつかった。
愚痴だらけになるかもしれないけど記録も兼ねて書いてみます…。

【旅程】
　4/26（金）関空発23:55→
　4/27（土）→シンガポール着4:40 シンガポール観光
　　　　　　　シンガポール発13:55→パリ着21:15（CDG近辺泊)
　4/28（日）CDG発7:16→ボルドー着11:02（by Train）
　　　　　　 ボルドー発11:41→サンテミリオン着12:12（by Train）
　　　　　 　サンテミリオン観光
　　　　　　 サンテミリオン発14:48発→ボルドー着15:39（by Train）
　　　　　　 ボルドー観光（ボルドー泊）
　4/29（月）ボルドー観光
　　　　　　 ボルドー発12:22→カルカソンヌ着15:27（by Train）
　　　　 　　カルカソンヌ観光（カルカソンヌ泊）
　4/30（火）カルカソンヌ観光
　　　　　　 カルカソンヌ発12:44→トゥールーズ着13:51（by Train）
　　　　　 　トゥールーズ観光（トゥールーズ泊）
★5/1（水） トゥールーズ発9:17→アルビ着10:24
　　　　　　アルビ観光
　　　　　　アルビ発15:47→トゥールーズ着16:41（by Train）
　　　　　　トゥールーズ観光（トゥールーズ泊）
　5/2（木） トゥールーズ観光　トゥールーズ発22:23→
　5/3（金） →パリ・アウステルリッツ着7:03（by Train）
　　　　　　ジヴェルニー＆パリ観光（パリ泊）
　5/4（土） パリ発11:15→
　5/5（日） →シンガポール6:05（乗継）
　　　　　　シンガポール発8:30→関空着16:10

エリア アルビ(フランス)

• 旅行の満足度: 4.0

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: 鉄道 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

朝食はホテルの横のカルフールで購入するつもりだったけど行ってみると永劫開始時間を過ぎているのに開いていない。
今日はメーデーだから休みかと思ったけど夕方に行ったと時は開いていたので開店時間が遅くなっていただけみたい。
が、朝食を買えない事には変わりないので慌てて駅へ行くと駅の中のPAULは開いていたのでここで朝食を購入。
これがこの日最初のメーデーの洗礼。

この旅行記は↓
https://4travel.jp/travelogue/11929204
の続き。

トゥールーズ マタビオ駅 駅

カルフールのホットコーナーにあったピザと格安のホットコーヒーで安く上げようと思っていたけどPAULのキッシュとコーヒーで1500円。
コーヒーはアメリカーノを注文してコーヒーフレッシュをつけてもらおうとしたら「アメリカーノはミルクなし」と言われてもらえず。
カフェオレレベルのミルクじゃなくってフレッシュでいいのに…フレッシュないのかな？
その昔PAULでパニーニ買った時は安い！って思ったけど円安すぎてなんでも割高。
日銀さん、か頑張ってもう少し円を強くしてください…。

本日はアルビへの日帰り観光。
往復ともに１ユーロのチケットが取れたのでホクホクしていたけど天気予報は雨。
でも主な観光スポットは教会なので何とかなるかな、とこの時は思っていた。
電車は9:17発なのでそれまで部屋でゆっくりして9時過ぎにホテルを出発。

ホテル ドゥ ボルドー ホテル

曇ってはいるけど雨は降っていない。
駅前にはレンタサイクルがずらり。
天気が良かったらレンタサイクルの利用も考えてたんだけどなぁ。

まずは案内板でホーム確認。
アルビ行きは7番ホーム。
が、ホームに行ってみると表示が9:10で行先も違う。
しばらくすると電車が来たけど電車に表示がないのでアルビに行く電車かどうかわからない。
駅員さんもいないのでホームにいてる人にこの電車アルビに行くか聞いてみると行く、ということなのでとりあえず乗る。

トゥールーズ マタビオ駅 駅

が、本当に行くのか不安で車内放送を珍しく真剣に聞いているとALBI VILLEと聞こえたので大丈夫と確信。
ちなみに今日はメーデーで祝日。
天気も悪いということもあってか車内はガラガラ。

車窓はずっとのどかな田園風景。
途中からは雨が降ってきた。

車内は携帯電話OKの場所と使用禁止の場所があるみたい。
Wi-Fiはないけどコンセントはあり。
但し充電にめっちゃ時間がかかる(笑)。
でもあるだけで助かる。

1時間ちょっとでアルビヴィル駅到着。

天気は完全に本降り。
旧市街は駅からちょっと離れている。

アルビ駅 駅

なので旧市街に向かっててくてく。

しばらく歩くとよくわからない広場に到達。

駅から旧市街までは途中曲がる必要はあるけど大通りなので迷う心配はない。
途中お店もあるけど見事に全て閉まっている。
フランスのメーデーはほとんどの店が休みとは聞いているけど…これは覚悟しといたほうが良さそう。
そして見事なほどに人通りがない！

旧市街の入り口にあたる広場に到着したけど…誰もいない…。
ここまで来ると開いているカフェもあって一安心。
時間余ったらここでお茶しようかなと思っていたけど…。

広場に立っている銅像をとりあえず撮る。
18 世紀の海軍士官で探検家であるラペルーズ伯ジャン フランソワ ド ガラアップの印象的な記念碑らしい。
…名前長い…。

さてでは早速観光開始。
って誰もいないし。

Galerie Memoires 博物館・美術館・ギャラリー

まずはロートレックの生家。
ロートレックと言えばムーランルージュのポスター。
アルビの人だったのね。
プレートがあるだけで公開はされていないのでみるだけ。

ロートレックの生家 建造物

家の横には小さな聖母子像。
ヨーロッパの街角でよく見るやつ。

アルビの旧市街の風景としてよく紹介される路地に来たけど…やっぱり人がいない。
そしてお店どこも開いてない。

La Maison du Vieil Alby 建造物

とりあえずサントセシル大聖堂に行ってみようと歩いていると開いているお店１つ発見。
よかった。
全部が閉まっているわけではなさそう。

サントセシル大聖堂到着。
大きい！
が、ここまで来ても人がいない。
さすがに不安を覚える。
開いているはずだけどここまで閉まってたらどうしよう…。

とりあえず入ってみよう。
階段の上には人もいるし開いてそう。
よかった。

入口が開いてて一安心。
それにしてもすごい入口。

中に入ると荘厳な雰囲気に圧倒される。
とにかく柱にも壁にも何かが描かれていてすごいの一言。

こちらが天井。
描かれているのは聖人かな。

壁にはいくつも礼拝堂が並んでいる。
その1つ1つが違っていて見ごたえがある。

イタリア人の職人が制作した説教壇。

想像以上に立派な大聖堂。
開いててよかった。

礼拝堂は正面だけでなく…

天井部分も見事な装飾。

ちなみにサントセシル大聖堂は半分くらいは入場無料だけど残りの半分は有料。
この衝立（？）の後ろは有料エリア。
雨も降っているので雨宿りも兼ねて有料エリアも見学することに。

有料エリアの入口で入場料6ユーロを払う。
料金にオーディオガイド付きらしく日本語もある。
これは助かる。
パンフレットを見るとオーディオガイドは有料エリアだけではなく無料エリアの解説もあるみたい。

では早速有料エリアの観光スタート。

オーディオガイドは日本語なんだけど…キリスト教の専門用語っぽい言葉のオンパレードで日本語なのに言っていることがよくわからない(;^_^A。

光がいい感じで当たって神々しい。

有料エリアの圧巻はこの参事会席。

この椅子が1番偉い人が座る席。
うん。
なんかそんな感じする。

この上の部分の石の彫刻がレースみたいですごい。

この赤と青の壁紙？の間の彫刻も全部違う。
ちなみに参事会席の赤は神の愛、青は天国を意味しているらしい。
↑オーディオガイドで近い出来た数少ない解説。

参事会席の前方の祭壇。

とにかく圧巻。

サント セシル大聖堂 寺院・教会

無料エリアだけでも十分楽しめるとは思うけど難解な日本語ながらオーディオガイドもついているので時間があれば有料エリアに入ってみるのはありかと。

この写真の左下のドアは宝物室に上がる階段があった。

これが階段。

部屋自体は資料室みたいな感じかな。

教会の宝物館ってどこも豪華。

でもよく見るとちょっと怖いものの。
聖遺物入れは豪華だけど手の形の物には手の骨が、胸像がついている箱には頭蓋骨が入っている…。

これで有料エリアの見学は終了。
オーディオガイドには無料エリアの解説もあったので無料エリアの解説も聞くためにもう1度無料エリアへ。

無料エリアでの圧巻はこれ。
最後の審判のフレスコ画。
入った時は「大聖堂の中に門？」とちょっとびっくりしたけど門ではなくこの奥が祭壇になっていた。

その上はパイプオルガン。
このパイプオルガン3549本のパイプが使われていて見えているパイプはその1/10程度。
パイプオルガンのパイプが多いってことは鍵盤が多いってことなんだろうか？

がっつり見学して1時間半くらい。
雨降ってたのもあってかなりゆっくりしたので普通なら有料エリアに入っても1時間位あれば十分だと思う。

外出たら雨がやんでいる、という奇跡は起こらず相変わらずの雨。
大聖堂のすぐ隣のトゥールーズ・ロートレック美術館は本日はメーデーの為休館。
それは分かっていたのでノーダメージ。
ってかなんでここ「トゥールーズ」ロートレック美術館なんだろう？
「アルビ」ロートレック美術館じゃダメだったのかな？

トゥールーズ ロートレック美術館 博物館・美術館・ギャラリー

ここのお目当ては庭園。
4トラの旅行記を見て綺麗だったので楽しみにしていたけど…この天気では綺麗に見えない…。

ここから見る景色も旅行記で見たら素敵だったけど…ご覧の通り。
なんかカルカソンヌから天気がずっとイマイチ。
昨日はちょっとマシだったけど快晴って訳でもなかったし。
天気悪いとやはりテンションがさがる。

タルン川 滝・河川・湖

美術館の建物修復中だったんだけど修復も景観を害さない様に配慮してた。
例えばこの通路どう見ても煉瓦に見えるけどこの煉瓦、実はビニールシート。
写真だと更に本物の煉瓦に見える。

歩いていると市場らしき建物発見。
メーデーだし閉まっているかと思ったら開いているみたい。

なので早速入ってみる。
イートインコーナーもあるしいざとなったらここランチも出来そう。

1階には無料のお手洗い（←重要）もあるしレストランいい所がなかったらここに戻ってこよう。

ランチ候補のお店はいくつかチェックしていたけどメーデーで全滅。
覚悟はしていたけどやはりがっかり感は拭えない。
開いているレストランのランチセットも祝日設定でお高い。

アルビの司教都市 旧市街・古い町並み

ってことで市場に戻ってきた。
メーデーのせいで閉まっているお店もあったけどほとんどのお店が開いていたのでその中のこちらのパン屋さんでクレープを購入。

クレープと言っても日本で食べるようなスイーツではなく、チーズとマッシュルームのクレープ。
ショーケースに並んでいたのを注文すると電子レンジで温めてくれて紙皿に入れて使い捨てのフォークとナイフをつけてくれた。
日本でクレープといえば食べ歩き用に三角にたたんで紙にくるんでくれるけどあれは日本オリジナル。
クレープ発祥の地フランスではフォークとナイフで食べるのが一般的。
レンジで温められて溶けたチーズが美味しい。
見た目よりボリュームあって満足。
ちなみにこれ4.8ユーロ。

レピ デュ ルエルグ マルシェ クーヴェール パン屋

イートインスペースでクレープを食べていると市場内に置いてあるピアノに合わせて歌いだす人たちが。
市場は天井が高いのでいい感じに音響効果がかかって歌声が市場内に響き渡る。
歌い終わったら思わず周りの人も拍手。
もちろん私も。
ちょっと素敵な午後のひと時。

市場は14時で閉店らしくお店が片付け始めたので私も外へ。
帰りの電車までまだ時間があるのでさっき閉まっていたサン・サルヴィ参事会教会へ行ってみると今度は開いてた。
よかった。

大聖堂に比べると人は少ない。

とりあえず中を1周。

中央祭壇とその後ろのステンドグラスがいい感じ。

サン サルヴィ教会 寺院・教会

祭壇。

説教壇。

横のドアから出てみると回廊。
お花も咲いていて綺麗。
雨さえ降っていなければもと綺麗だと思う。

昨日トゥールーズのジャコバン修道院の回廊入らなかったけどここで回廊見られたからよかった。

雨降っているからかこの回廊で女子高生らしき女の子たちがダンスの練習。
ちょっとほっこり。
アルビ観光で行きたかった場所はこれで終了。

でも電車の時間までまだあるので大聖堂の近くで開いていた数少ないチョコレート屋さん「Yves Thuries」へ。

事前にチェックしていたチョコレート屋さんなので開いててよかった。
が、せっかく開いているのにお客さん全然いない。
お店の人も私が入った時は誰かと電話してた(笑)。
お土産用にチョコレートをお買い上げ。

イヴ チュリエス スイーツ

あとはお茶でもしようかとお店を探すけどそもそも開いているお店がない。
よさそうなお店もあったけど小さなお店で人も多かったので旧市街の入口にあったカフェに行ってみることに。
それにしても…観光地のはずなのにほとんど人がいなくてお店も開いてないのでまるでゴーストタウン。
せめて天気が良ければきれいな写真も撮れるけどこの天気では…。
荒天のメーデーに観光なんてするもんじゃない。

旧市街の入口にあったカフェまで戻ってみたらなんと閉まってる。
貼り紙見たら今日は12:30までの営業だったらしい。
しまった…行きにちゃんとチェックしておけばよかった。
今更旧市街まで戻る気にもなれないのでこのままぶらぶらしながら駅に向かうことに。

今回アルビからコルド・シュル・シエルに行こうかとも思っていたけどバスの本数がかなり限られていてメーデーの日は運行されているかも怪しかったので諦めたけど時間もあるのでバス停だけ行ってみたらここにバス来るの？みたいな寂れっぷり。

途中通りかかった公園。
でも雨降ってて足元も悪いので入口から覗いただけ。

そしてトゥールーズに戻る電車の出発時間の約1時間前には駅に戻ってきてしまった。
駅前は何もないのでそのまま駅舎へ。

アルビ駅 駅

駅中の売店すら閉まっている状態。
恐るべしメーデー。
日本のキヨスクって元旦でも開いてるのに。

この時間出発する電車もないので駅舎に誰もいないだろうと思ったけど私と同じく雨でやる気なくして駅に戻ってきたと思われる人で既にベンチは満席。
ハイテーブルの椅子が空いてたのでとりあえず座る。
無料Wi-FiもあってSNCFで会員登録してれば使えるみたいな画面が出てたけど実際は使えなかったのでひたすらノートに旅日記書いて電車を待つ。

出発時間が近づくとどんどん人が増えてきて駅は人でいっぱいに。

悪天候で電車キャンセルになったら…と心配してたけど無事にホームに電車が来て一安心。
が、止まった場所がホームに屋根のない場所。
雨降ってるんだから屋根のあるエリアに止まってほしい…。
仕方なく乗車ドアまでダッシュして乗り込む。

行きと同じく1時間程でトゥールーズに戻ってきた。
トゥールーズの駅構内もパン屋さんとかコンビニ系の店は開いているけど雑貨屋さんみたいなお店は閉まっている。

トゥールーズ マタビオ駅 駅

早めに夕食をどこかで食べようとホテル周辺ウロウロ。
流石に駅前だけあって開いているお店もあるけど閉まっているお店もちらほら。
ここで食べようかな、と思ったけど18時半開店と言われてしまう。
この時点で17時。

あとでまた外に出るのも面倒なので今日は手持ちのカップ麺の夕食にすることに。
でもデザートは欲しいので再び駅のPAULへ。
ここが開いててくれて本当に助かった。

部屋にポットはないけどフロントで聞いたら朝食ルームのお湯を自由に使っていいよ、ということ。
コーヒー、紅茶も部屋にもっていっていいらしいのでありがたく使わせても貰う。

ホテル ドゥ ボルドー ホテル

夕食はカップヌードルとPAULのアップルパイ。
カップヌードル美味しい！
レストランで食事すると時間かかるし、さっと夕食済ませたい時は現地のスーパーで何か買うより持参したカップ麺の方が断然いい！
今までは「現地で現地の物を食べる」ことにこだわって頑なにこの手の食糧持っていくの控えてたけど今後は積極的に持っていこうかな。

この日の歩数はちょっと少なめの、16503歩。
雨であんまり歩けなかったからかな。

この続きの旅行記は↓
https://4travel.jp/travelogue/11930939/