2020/02/13 - 2020/02/15
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たけむらあきとさん
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2020年ヨーロッパ周遊、第4弾。アルビからル・トロネ3日間。
思わぬ出会い、そして感動の出会い。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 4.5
- グルメ
- 5.0
- ショッピング
- 4.5
- 交通
- 4.5
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 3万円 - 5万円
- 交通手段
- 鉄道 タクシー 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
- 利用旅行会社
- エイチ・アイ・エス
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パリを19時半に出発した夜行列車をアルビ手前のロデスで乗り換え、予定通り7時過ぎにアルビに到着。駅から宿に向かって歩いていると次第に夜が明けてきました。
アルビ駅 駅
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アルビの宿はibis。
Booking.comでたまたま見つけた世界中に展開するエコノミーホテル。
フランスが発祥のようで、今回の旅では他の国でも見かけました。
早朝にも関わらず、若いスタッフがテキパキと心地よく迎えてくれました。イビス アルビ ホテル
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世界遺産にも登録されているアルビの旧市街。早朝のため店も開いておらず、人もまばら。
静かな街をゆっくり散策できました。
遠くに見えるのはサント・セシル大聖堂。アルビの司教都市 旧市街・古い町並み
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朝日に照らされるサント・セシル大聖堂。
中世に建てられた世界最大のレンガ造りの聖堂で、アルビの街にもレンガが多く使われていました。
奥に見える建物はベルビ宮殿。
現在はトゥールーズ・ロートレック美術館となっていて、私がアルビに来た最大の目的です。アルビの司教都市 旧市街・古い町並み
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「ディヴァン・ジャポネ」。
ロートレックが手がけた数あるポスターの一枚。
私はこの絵を10代の頃に見てとても強く惹かれた記憶があります。
ロートレック美術館にはこの絵はもちろん、他にも様々な作品が展示されていて感慨深いものがありました。トゥールーズ ロートレック美術館 博物館・美術館・ギャラリー
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内部はレンガと緑の調和が美しい中世の面影を感じられる空間となっていました。
トゥールーズ ロートレック美術館 博物館・美術館・ギャラリー
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ロートレック美術館を出て再び旧市街を散策。
特筆すべき観光名所はないけれど、街の片隅で出会うこうした花に心癒されます。アルビの司教都市 旧市街・古い町並み
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それからアルビの村で目にとまった数々の窓やドア。
大小様々、デザインもそれぞれ魅力的で、思わぬ出会いが待っていました。アルビの司教都市 旧市街・古い町並み
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バルセロナ、アムステルダム、パリといった大きな都市と違った魅力が、アルビのような小さな村にはあります。ガイドブックに頼ったスタンプラリー旅行ではなく、こういった何気ない出会いがまさに旅の醍醐味です。
アルビの司教都市 旧市街・古い町並み
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アルビの近くには他にも魅力的な小さな街がたくさん点在しているよう。
コンクやカルカッソンヌ、サン・シル・ラポピー、、。
アルビからも程よい距離にあるにも関わらず、車がないとアクセスするにも難しい為今回は断念。それらを訪れる日を思い描きつつ、早めに宿に戻りました。アルビの司教都市 旧市街・古い町並み
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次の日はほぼ移動オンリー。
早朝にアルビを出発してトゥールーズで乗り換え、そしてマルセイユへ。
車窓からは延々と続く広陵な大地、そして雄大な地中海。
思わずあのBGMが聞こえてきそうな景色が広がり、車内ではタブレットで日本のアニメを見ている桃色ヘアの若者、乗り換え駅を親切に教えてくれたアラブ系の男性、白人の赤ちゃんとその子をあやす黒人シスターなど。
まさに「世界の車窓から」でした。トゥールーズ マタビオ駅 駅
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昼過ぎに列車は無事マルセイユに到着。
予定していた列車に乗り換えようとしたが、全席指定で満席とのこと。
仕方なく1時間半待って次の列車で向かうことに。
今回現地の列車移動はユーレイルパスを使いましたが、指定席券が必要なものもあってその情報収拾には少し苦労しました。
途中、Omioというアプリをダンロードしてからはスムーズに移動できるようになりましたが、フランスは定刻通り列車が運行しないこともあって、余裕を持ったスケジュールが必要と感じました。マルセイユ サン シャルル駅 駅
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あらためて乗車した列車はほぼ満席。
ゴツゴツした岩と針葉樹の見える景色の中をひた走り、午後4時過ぎにル・トロネの最寄駅レザルクに到着。
最寄駅といってもル・トロネまでのバスはなく、タクシーで約30分。
駅前はアルビよりも人や車の往来も激しく、栄えてる印象。
しかし事前情報通りタクシー乗り場にタクシーは止まっておらず、自分で電話してタクシーを手配しないといけないよう。 -
そのタクシー手配のことが気がかりで、ル・トロネ行きを決めたのはほんの数日前。
片言の英語と、そもそも自分のiPhoneがフランスで繋がるかということもあって、最悪歩いていくことも想定して余裕を持ってアルビを出発したが、マルセイユでは予定の列車に乗れず、歩いていく時間的な余裕も無くなり、ただ待っていてもタクシーが来る気配もなかったので、覚悟を決めて電話をしてみると問題なく繋がりました。 -
繋がったはいいものの、今日はいっぱいで無理とのこと。
諦めるものかと別の番号にかけると45分待てと言われる(多分)。
マルセイユでの乗り換えがうまくいかず、タクシーも疑心暗鬼な気分で、今日はついていない日かもと45分待つことを決めた矢先、タクシー乗り場に1台のタクシーが。
どうやら電話したのとは別のタクシーで、たまたま来たようでした。
年配の女性ドライバーでほぼフランス語オンリーだったけど、なんとか行き先を告げて乗り込見ました。 -
iPhoneで見せた宿に向かって、タクシーは順調にパイパスを飛ばしていく。
こちらの道路は日本と違って交差点に信号がないロータリー形式なっているので、ノンストップで進んでいけるよう。
念の為GoogleMapで行き先があっているか確認しつつ、外の風景を楽し見ながら。
バイパスがあって、ところどころに建物がある風景は日本のそれとさほど変わらず、一瞬フランスにいる感覚が麻痺している自分がいました。 -
予定通り約30分で宿に到着し、明日の駅に戻る予約もしてタクシーを降りました。
ル・トロネは小さな片田舎の村で、近くに葡萄畑もある自然に囲まれたとても気持ちの良いところ。
その日の宿、Le Clos Des Médiévalesの鼻ピアスのちょっと強面の女オーナーも気さくな感じで、田舎の雰囲気にぴったり。
朝食付きで35ユーロはとても満足のいく宿でした。 -
宿に着いた安心感と苦労して来たという高揚感などもあってか空腹を覚え、たまには豪華かな夕食を求めてお店探し。
ただ空いている店も少なく、選ぶほどもないのでとにかく飲食店と思われる店に入ってみる。
入り口でタトゥーの女に睨まれながら入ったところはバーだったようでfoodがないとのこと。
そのすぐ近くの次に入った店はテーブル席に案内され、なんとか夕食にありつけました。 -
フランス語のメニューから、ソーセージ、サーモンという単語を見つけ、それらを注文し、運ばれてきた料理を見て初めてクレープ料理屋だということに気づく。
お酒はメニューから読み取れたシードルを頼んだら、ピッチャーからティーカップに注いで飲む形式。
接客もほぼフランス語オンリーだったけど気さくな感じで、料理の味も含めて食べログ評価なら4点台の大満足のお店でした。 -
ここのところ少し不安定な天気が続いていたけど、晴天の空に沈む夕日と流れ星のような飛行機雲にその日の無事を感謝し、明日のル・トロネ修道院に想いを馳せました。
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昨日、苦労してたどり着いたル・トロネ。
内容の濃い移動日だったが、その労をねぎらうかのようにきらびやかな朝日が顔を出しました。
そんな輝かしい始まりの一日に、素晴らしい出会いが待っていました。 -
約10年前、建築にはまった当初から気になっていたル・トロネ修道院。
安藤忠雄や中村好文など名だたる建築家に影響を与え、大絶賛の建築とはどんなものかと。
はやる気持ちを抑えられず、7時半に朝食を済ませ、8時に宿を出発。
葡萄畑の広がる景色の中、ゆるやかな登りの道を歩いていきます。 -
約40分でル・トロネ修道院に到着。
こちらは裏口側かららの眺め。
ここからは入れなさそうなので、正面入り口の方に向かいます。ル トロネ修道院 寺院・教会
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メインエントランス側まで回ってきましたが、やはりというか門が閉まってます。
営業時間が10時から。
わかってはいたけど、約1時間あたりを散策して待ちます。ル トロネ修道院 寺院・教会
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囲まれた木々の間から朽ち果てた城壁が見えます。
私以外待つ人もおらず、往時を思わせるその景色に、中世の時代にタイムスリップしたかのようでした。ル トロネ修道院 寺院・教会
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さあ、いよいよ開門。
どんな出会いが待っているか楽しみです!ル トロネ修道院 寺院・教会
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想像以上でした。
今まで見たどの建築よりも美しい。
その美しさは柔らかな光に包まれた装飾のない石そのものの素材で作られた潔い空間。
建築や空間はそこの身を置き体験によってしか得られない感動があります。
ル・トロネ修道院にもまさにそれでした。ル トロネ修道院 寺院・教会
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ル・トロネ修道院は、できれば丸一日そこにいたいと思わせるほどとても大きな出会いでしたが、明日の予定のために離れなけらばならず、約1時間の滞在でした。
後ろ髪を引かれつつ、もと来た道を早足で宿に向かいます。ル トロネ修道院 寺院・教会
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11時半過ぎに宿に戻ると、昨日のタクシーがすでに待っていてくれました。
昨日お願いしたものの、お互いカタコト英語できちんと通じていたか多少ドキドキしながら宿に向かっていましたが、タクシードライバーのお姉さん(おばさん?)は昨日と変わらぬきさくな笑顔で迎えてくれました。
ちなみにタクシー料金は、ル・トロネからレザルクの駅まで約50ユーロ。
この帰りの方が少し安かったのは謎でしたが、、。
とにかく無事レザルク駅に到着。
マルセイユに戻ってそこからスイスを目指します。 -
この日の最終目的地はスイスの古都ベルン。
マルセイユ→リヨン→ジュネーブ→ベルン、約6時間の旅。
マルセイユで確認した時はさらに2時間後の23時ベルン着の予定が、昨日のことがあったので、2時間の乗り換え待ちを覚悟していたリヨンで確認するとすぐに乗れる列車があるとのことでそれに飛び乗る。
その後予定通り21時過ぎにベルンに到着。
翌日からはしばらくスイス滞在の予定。
そのリポートはまた次回に。リヨン パールデュー駅 駅
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