2024/05/24 - 2024/05/24
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前回に続いて出雲大社、今回は大社の右手を流れる吉野川の対岸にある北島出雲国造館を紹介します。
現地へは銅鳥居から吉野川を渡り、社家通りを1.2分程度進んだ左側にあります。
この北島出雲国造館からさらに東へ進むと、出雲大社境外摂社の神魂伊能知奴志神社に到着します。
私は訪れることができませんでしたが、北島出雲国造館からはわずか2~3分程度の距離にあったようです。
- 旅行の満足度
- 2.5
- 観光
- 2.5
- 交通
- 2.5
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 交通手段
- 自家用車 徒歩
-
出雲大社2、今回は大社の右手を流れる吉野川の対岸にある北島出雲国造館を紹介します。
現地へは銅鳥居から右手に吉野川を渡り、社家通りを1.2分程度進んだ左側にあります。 -
出雲教 北島出雲国造館大門。
外観からは、それが寺なのか神社なのか判断が難しいです。
大門の左には宗教法人出雲教の木札が掛けられています。
往古の出雲大社の出雲国造家は南北朝時代まで一子相伝で継がれてきました。
ある時期から、千家家と北島家の二家がともに出雲国造を名乗り、祭祀を分担していたようです。明治以降は、千家家が大社の宮司を務めるようになりました。
併せて神仏分離により千家家は出雲大社教、北島氏が出雲教と独自の布教活動を立ち上げ全国に広められて行き、出雲教は天穂日命の子孫、出雲國造北島家に伝わる祭祀の道に従い、御神徳を人々に広め、導くことを主な目的として明治15年に設立されたという。
こうした継承に纏わる話は身近にも大なり小なり起こります、大社の宮司継承に関する内容は参拝に訪れた者には理解しにくいものかもしれません。
そうした問題からか、大社の境内マップには北島出雲国造館の名はありますが、施設などは記されていません。
この北島出雲国造館からさらに東へ進むと、出雲大社境外摂社の神魂伊能知奴志神社に到着します。
私は訪れることができませんでしたが、北島出雲国造館からはわずか2~3分程度の距離にあったようです。 -
社家通り沿いの北島国造館大門の解説。
松江藩主 松平定保が安政6年(1860)に武運長久、子孫繁栄、国土安全、如意満足を記念して奉納されたもの。
正面の大注連縄は寛永元年以来、出雲市灘分町、平田町の龍神講社より奉納を受けたもので、長さは5.5㍍で中央の太さは約3㍍ある。 -
大門をくぐり境内に入ると、大きな注連縄が架けられた建物が神殿になります。
現在の神殿は昭和30年(1955)に建てられたもので、古くは出雲大社の背後に聳える八雲山の麓にあったようですが、寛文4年(1664)の正遷宮う境内拡張に伴い八雲山々麓の旧宅から現在の亀山々麓の現在地に移転しました。
神殿左の出雲教由緒は以下のように書かれています。
「出雲教は天穂日命(神代の昔出雲大社創建のとき御神勅により大神様に神勤奉仕された天照皇大神の第二の御子神)の正系の子孫出雲国造北島家に伝わる祭祀の道を通し、大国主大神の御神徳を広く世に広めることを主たる目的とする神道教団です。
教団としては明治13年、出雲大社の崇敬講として設立された「出雲北島教会」に始まり、戦後昭和27年に宗教法人「出雲教」として認証を受け今日に到っています。
出雲教は幽事をつかさどられる大国主大神様にお仕えしお祀りするという出雲大社創建の精神を基としています。
そして出雲大社という神社と、その御神徳を拡める教団としての出雲教を区別し、北島国造館に総本院を置いて全国各地に分院教会を設け布教活動を行っている」
神殿には大国主大神、天之御中主神、高御産巣日神、神産巣日神、天照皇大神、天穂日命、産土大神を祀ります。 -
大注連縄から神殿内の眺め、折しも朝拝が行われていました。
-
神殿の左側の境内は、心字池を中心とした手入れされた国造邸庭園が広がっています。
別名を竜虎の庭と呼ばれているようです。
写真は心字池の畔で甲羅干しをする亀たち、亀甲紋が勢揃い。 -
写真は心字池の対岸に春日造りの社が祀られています。
左は亀の尾の瀧で、吉野川から心字池に導かれているようです。 -
こちらは菅原道真をお祀りする天満宮、右には沢山の絵馬が架けられています。
例祭 8月3・4日。
左手に御仮殿 山王社の札が立っており、周囲を見渡しましたが社は見つからず、後に調べて見ると札の後方の斜面の途中に祀られていたようです。 -
亀の楽園。
国造館の背後の山は亀山と呼ばれていますが、山の形が亀の甲羅の形に似ていることに由来するようです。 -
小島に鎮座する天神社と亀の尾の瀧。
-
祭神 少名毘古那神
医薬、農業、酒造、温泉の守護神で病気平癒、身体健康、医療業、農業、酒造業隆昌などの御神徳がある。
例祭日 8月4日 -
左の天神社 由緒
「御祭神 少名毘古那神
少名毘古那神は『日本書紀』に「大己貴命と力を 合わせ、心を一つにして天下を経営され、人々と家畜の ために、病気になったときの治療の仕方を定め、鳥獣や 昆虫の災いを祓うためのまじないの方法を定められた神であり、人々は今に至るまでことごとくこの神のおかげを蒙っている」とあり、各地に伝えられている風土記にも登場されています。
島根県内で、この神様をお祀りした神社は一二九社あるといわれていますが、主祭神としてお祀りされている神社は少なく(二五社)、全国的にも大己貴神(大国 主神)と合わせてお祀りされている神社が多く見受け られます。
このように少名毘古那神は大国主神と深いご縁にある神様ですが、なぜか出雲大社の摂社・末社ではな く、出雲国造家の邸内社にお祀りされてきており、寛文の屋敷替えにあたって現在の心字池中之島の小祠 に遷しお祀りされ今日に至っています。」
右は亀の尾の瀧の解説
「水は能野川(吉野川)の上流から引かれている。
名称は明治の重臣・東久世伯爵が御参拝の折りに読まれた歌、「萬代を かけずくだけぬいはがねを つたいて落つる 亀の尾の瀧」に由来する」
この瀧の水源となる吉野川は、寛文の造営時に出雲大社を水害から防ぐ目的から当時の建城技術を集めて整備された川だと言われています。 -
出雲大社境内左の七口門から吉野川を越えた先の北島出雲国造館境内の御三社。
この門の右手に四脚門がありますが、御三社を参拝し心字池、神殿と参拝したため、四脚門は帰りに撮ろうと思いながら撮り忘れました。 -
中門前から御三社の眺め。
御三社は令和4年(2022)に出雲教設立百四十年記念事業として建替えられており、この門もその際に建て替えられたものと思われます。 -
御三社境内の全景。
境内の右側を進むと心字池の天神社に続いています。 -
御三社の出雲形狛犬、寄進年は未確認。
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令和4年(2022)に建て替えられた事もあり三つの社は綺麗なものでした。
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本殿域前の解説。
右から三宝荒神を祀る荒神社、中央が天穂日命社で天穂日命をお祀りし、左の社が宇迦之御霊神を祀ります。 -
国造館HPの三社の解説は以下。
荒神社
三宝荒神がお祀りされ、山の神・屋敷神・氏神として崇められています。
又、皇祖天照大御神も合祀されています。
祭日 2月17日
天穂日命社
北島國造家の始祖天穂日命がお祀りされ、その垂訓を立教の本旨としています。
祭日 2月17日
稲荷社
宇迦之御魂神がお祀りされ、穀物食物神・商売繁盛の神としてご崇敬頂いております。
祭日 旧暦2月の初午の日(旧暦のため毎年日時は変動)
寛文七年の大遷宮に伴う國造館移設に合わせ、この三社も現在地に遷座されたもので、創建時期は不明。 -
境内から大門と社家通りの眺め。
出雲大社境内の参拝者の多くは、この通りを訪れないようなので、人波を避けて静かな出雲の雰囲気に浸りながら歩くのには良い通りだと思います。
神魂伊能知奴志神社や眞名井の清水を巡るなら門を出て左、出雲蕎麦なら右ですね。
北島出雲国造館
創建 / 不明
祭神 / 大国主大神、天之御中主神、高御産巣日神、神産巣日神、天照皇大神、天穂日命、産土大神
境内社 / 荒神社、天穂日命社、稲荷社、天神社、天満宮等
所在地 / 島根県出雲市大社町杵築東 真名井194-3
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