2024/02/01 - 2024/02/21
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一人旅のラクさん
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大学の春節休み中に、鉄道だけを用いて新疆ウイグル自治区を旅行してきました。
今回は2月16日夜から17日朝にかけてのアルタイまでの移動、17日、18日夕方までのアルタイ観光について書きます。
旅程
2/1 瀋陽発・移動(瀋陽→ウルムチ)
2/2 移動(瀋陽→ウルムチ)
2/3 移動(瀋陽→ウルムチ)
2/4 ウルムチ観光(街歩き)
2/5 ウルムチ観光(天山天池など)
2/6 ウルムチ観光(博物館)・移動(ウルムチ→クチャ)
2/7 クチャ観光(キジル千仏洞など)
2/8 クチャ観光(街歩き)・移動(クチャ→カシュガル)
2/9 移動(クチャ→カシュガル)・カシュガル観光(街歩き)
2/10 カシュガル観光(カラクリ湖など)
2/11 カシュガル観光(動物市場など)
2/12 移動(カシュガル→ホータン)
2/13 ホータン観光(ラワク寺院などホータン近郊)
2/14 ホータン観光(街歩き)・移動(ホータン→トルファン)
2/15 移動(ホータン→トルファン)・トルファン観光(交河故城)
2/16 トルファン観光(火焔山などトルファン近郊)・移動(トルファン→ウルムチ→アルタイ)
2/17 移動(トルファン→ウルムチ→アルタイ)・アルタイ観光(アルタイ市街)
2/18 アルタイ観光(街歩き・博物館)・移動(アルタイ→ウルムチ→瀋陽)
2/19 移動(アルタイ→ウルムチ→瀋陽)
2/20 移動(アルタイ→ウルムチ→瀋陽)
2/21 移動(アルタイ→ウルムチ→瀋陽)・瀋陽着
※旅行した当時は私は留学中の身でしたので、旅行の開始地点は遼寧省の瀋陽となっております。ご了承ください。
※列車のみで旅行するという趣旨のため、移動の場面がかなり多くなると思われます。
※当時の元/円レートは、1元=20.7円くらいです。
それではここからが本編です。
-
こんばんは。2月16日の夜です。
前回は悪天候の影響でトルファン観光がオシャカになってしまったので、急遽予定を変更しアルタイへ向かうことにしました。
今回はその道中、ウルムチ駅から始まります。 -
私が乗るのは23時20分発の富藴行きの夜行列車です。
アルタイ駅には明朝09時03分に着きます。
23時になると検票が始まりました。 -
列車へと乗り込みます。
元々北疆まで足を伸ばす予定はなかったので、どんな感じなのかとウキウキです。 -
急な予約なのでチケットが余っているか不安でしたが、何とか硬臥(寝台席)を予約できました。
-
23時20分になると、列車はゆっくりとアルタイに向けて動き出しました。
外はいつの間にか雪になっています。 -
ベッドの上から撮った写真。
結構田舎の方に向かう列車だと思うんですが、硬臥車は満席に近い状態です。 -
0時になると車両の灯が消えました。
列車はクイトゥンという町でイリ方面へ向かう線路と分岐し、そこからは一路北に向かって走り始めます。
私も0時30分になると眠りにつきました。 -
おはようございます。2月17日の朝です。
8時40分に起きたのですが、まだ辺りは夜明け前といった様子。
そしてとにかく積雪がすごい。 -
それもそのはず、現在の気温はまさかの-34℃。
12月にロシア国境の黒河に行った時でさえ、そんな寒さは体験したこともありません。
しかも今回は元々北疆に行く予定はなかったため、防寒もはっきり言って不十分です。
この寒さで本当に観光できるのかと不安になります。 -
9時15分、定刻より少し遅れてアルタイ駅に到着です。
列車の外に出た瞬間、寒いというより痛いといった感覚が耳を襲います。
兎にも角にも、まずは駅の外に出てみます。 -
改めて、アルタイ市に到着です。
アルタイ市はアルタイ山脈を挟んでモンゴルと国境を接する、新疆ウイグル自治区の中でも最も北部に位置する街の一つで、一帯には雪解け水が育む自然豊かな山々の風景が広がります。
古くは匈奴、突厥と言った遊牧民達が暮らしていた地域で、彼らにまつわる遺跡や発掘物なども見つかっているそうです。
もう外にいると寒くて死にそうなので、さっさとタクシーに乗ってホテルへと向かいます。 -
今夜泊まるホテルは、金桥假日酒店というホテルです。
基本的にアルタイのホテルはどこも値段は高めなのですが、ここはその中でも結構大きめのホテルだったので1泊560元もしました。 -
フロント横にはスキー道具が散らばっています。
どうやらスキー目的で来られる方も多いようです。 -
部屋の様子。
窓からは中庭しか見えなかったんですが、もっといい部屋ならアルタイ山脈が望めるかもしれません。
ちょっとまだ朝方は寒すぎて外に出る気にならないので、お昼過ぎくらいになってから観光しようと思います。 -
14時10分、外に出てきました。
ホテルの側の道には雪だるまが並べれていて、いかにも雪国といった感じです。 -
それではタクシーに乗り込み、ネットで見つけた観光スポットの克兰大峡谷という場所に向かいます。
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市街から目的地へ向け北へ北へと走ります。
15分ほど走るとビルは見えなくなり、農村の景色になりました。
写真は牛の列が道を横切っている様子。 -
段々街の両側を走っていたアルタイ山脈が狭まってきて、遂にすっかり三方を山に囲まれてしまいました。
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克兰村という場所まで来たのですが、どうやら雪の影響でこれより先の道は通行止めになっているようです。
峡谷まで辿り着けないのは残念ですが、ここまで来るとアルタイ山脈がもう目の前です。 -
丁度通行止めになっている場所で馬の乗馬体験をしていました。
100元を払えば近くの林を散歩してくれるらしいので、せっかくなんで体験してみます。 -
隊列を組んで出発です。
今回の旅行では耳当てすら持ってきていないのでかなり寒いです。 -
隣にはハスキーっぽい犬も一緒です。
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白樺の林が広がっています。
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雪の重みで曲がってしまった白樺の木。
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少し開けた場所に出ました。
目の前にはアルタイ山脈から流れてきた小川が流れています。 -
この小川はおそらくアルタイ市を流れる克兰河へと後に合流しているので、また市街に戻った時にも見ることができる思います。
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いい眺めです。
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30分くらい辺りを散策したので、再び通行止めになっていた場所に戻ります。
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戻ってきました。
さっきの看板の裏に飲用水水源と書かれているので、ここを流れる山水は飲み水としても使われるのでしょうね。
それではタクシーに乗って市街へと戻ります。 -
帰る途中に展望台的な場所があったので停めてもらいました。
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アルタイ山脈の末端の山々。
どの山も真っ白に染まっています。 -
克兰村の全景。
山の向こう約100キロ先にモンゴルとの国境線があります。 -
南西方向の景色。
では再びタクシーに乗り込んで、ホテルへと戻ります。 -
ホテルに戻ってきました。
長いこと外にいると耳が凍傷になりそうなので、少し休んでからまた外に出ることにします。 -
18時30分、再び外に出て驼峰旅游景区という場所に向かいます。
口コミによると、市街とアルタイ山脈が一望できるみたいです。 -
道中に先程言っていた克兰河が流れていました。
克兰河の水はエルティシュ川・オビ川を経由して北極海へと注いでいます。
こんな小さな川が北極海まで繋がっていると考えると、なんだか不思議な感じがします。 -
景区の近くまで来て「まさか」と思ったのですが、どうやらあれを登るらしいです。
革靴なんですけど大丈夫でしょうか。 -
入り口は少しわかりにくいんですが、このトンネルの左側にあります。
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細い遊歩道を登っていきます。
最初の方は平坦な道なので特に苦労はしないんですが… -
徐々に階段が増えてきました。
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ついにはすっかり登山のようになってしまいました。
階段に積もった雪が斜めに押し固められて、まるで坂のようになっています。
それ故手すりを掴まざるをえないので、この様に登る人の列ができています。 -
しかも厄介なのが地面が雪なので滑る上に、手すりが鉄製なので手袋をしていても冷たさが伝わってきます。
少なくとも革靴で登る場所ではないですが、気合いと若さでなんとか登っていきます。 -
中継地点からの景色。
この景色を見せられると、道の悪さに対する文句も多少は収まります。 -
先程の克兰河も見えます。
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あともうひと踏ん張りです。
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ゴールの塔?が見えてきました。
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19時20分、40分かけてようやく頂上にたどり着きました。
耳当てすらないので日が沈むとかなり寒いです。 -
そしてこれが頂上からの景色。
沈みかけの夕日にアルタイ山脈が照らされています。 -
旅のクライマックスに相応しい景色です。
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市街の反対側の景色。
ちょうど日が山の中に沈んでいきました。 -
10分ほど経ったので下山します。
短いですが、体を動かしていないと寒すぎて立ってるだけでも辛いんです。 -
正直上りよりも下りの方が滑るせいで危ないです。
しかし夜になると足元も暗くなるので、慎重にかつなるはやで下っていきます。 -
下っているうちに日も暮れてしまいました。
せっかくなら夜景も見てみたかったですが、普通に事故りそうなのでそんなこと言ってられなかったです。 -
ようやくトンネルの所まで戻ってきました。
時刻は20時過ぎ。運動してお腹も空いたので、一時的に手袋を外し震える手で空いている店を探します。 -
公園から歩いて15分ほど、ネットで評価が良かった将军山鱼馆という店に来ました。
中庭がある隠れ家みたいな雰囲気のお店で結構良さげです。 -
かなりの人気店らしく、少し中で待たされてから席に着きました。
-
1品目がやってきました。
キャベツの甘辛味噌炒めのような料理で、特にコメントすることもないんですが普通に美味しいです。 -
お次にエビの素揚げとセロリのあえものが来ました。
個人的にはこれが絶品で、これでもかというほど殻が香ばしかっです。 -
米飯。
アルタイの中華料理屋だったらかなり美味しい部類の店だと思うので、機会があればぜひ行ってみてください。 -
21時30分くらいになると店を出ました。
朝方が一番寒かったですが、夜は夜でつんざくような寒さです。
特に予定もないのでホテルへと戻ります。 -
ホテルへ戻って来ました。
明日はついに観光を終え、夕方からはアルタイから瀋陽までの帰路の旅につきます。
ではおやすみなさい。 -
おはようございます。2月18日の朝です。
今日は観光最終日。
と言っても夕方に博物館に行くこと以外には特に予定はないので、それまでは少し市街をぶらついてみようと思います。 -
結局二度寝して外に出てきたのは昼の2時。
昨日はアドレナリンでも出ていたから平気だったのか、今は昼間なのに耐えられないほど寒く感じます。
(と言っても今日も最低気温-35℃の極寒日ですが) -
近くにあった金山市場という場所に来ました。
アルタイという言葉は昔のモンゴル語で金山という意味だそうで、恐らくそこから名前がきているのだと思われます。 -
中はこんな感じ。
三階建てというのは珍しいですが、中は至って普通の雑貨市です。
そして暖房が効いておらずとても寒い。
正直観光客が買うものは特にないので後にしました。 -
続いてロシア步行街という場所に来てみたのですが、思ったより何もない…
それも外なのでめちゃくちゃ寒いです。 -
あまりの寒さに耐えかねてホテルのロビーに戻ってきました。
申し訳ないんですが、博物館に行くまではホテルのロビーでゆっくりすることにします。
とはいえ-30℃の中耳当ても無しに歩き回ったら凍傷になりかねないので、ご容赦の程を。 -
16時30分、タクシーでアルタイ地区博物館に向かいます。
博物館は市街から駅に向かう途中にあるので、列車の時間に合わせて向かいます。 -
16時40分、アルタイ地区博物館に着きました。
一見閉まっているように見えたのですが、トビラをノックすると守衛の方が開けてくれました。
小さい規模の博物館で、主にアルタイ地区についてや匈奴など遊牧民がいた時代の展示がされています。 -
アルタイ地区で起こったことが年代ごとに記されています。
一部抜粋して翻訳してお伝えすると、「後漢の中央政権は西域に西域都護府、西域長史府を設置して天山南北地区を管轄し、匈奴、鮮卑などはアルタイ地区に生息しました。」とあります。 -
アルタイ地区の地図。
中央上の黒い場所がアルタイ市にあたります。
今回は行けなかったのですが、アルタイ市の左隣の布尔津县という場所に、北疆で有名な観光スポットのカナス湖があります。 -
匈奴・突厥時代の石人。
遊牧民である彼らは自らの記録を残すことは殆どありませんでしたが、彼らが生きた証としてこのような人の形を模した石の像が残されています。
これらの石人は主に墓の上などに立てられたそうです。 -
石人の像。
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三道海子遺跡群という遺跡についての展示。
アルタイ山脈東部の高原に位置するこの遺跡は、紀元前800-500年辺りの初期遊牧民時代に築かれた遺跡と考えられており、遺跡の周辺からは鹿石と呼ばれる刻印が彫られた柱や岩刻画などが見つかっているといいます。 -
三道海子遺跡群にある阿尔然大墓を再現したもの。
このような見た目のお墓が幾つか作られており、遊牧民のシャーマニズム信仰の祭祀の地であったと考えられています。 -
シルクロード交易路を表した地図。
アルタイはかつて草原の道と呼ばれた交易路の上にあり、シルクロード貿易が活発になる以前から一帯は交易の中継地として栄えました。 -
紀元前10世紀のものだという石に描かれた羊の絵。
-
こちらは魚と鶴が描かれた石。
-
最後の展示室に来ました。
「アルタイはスキー発祥の地」と書かれています。
アルタイ市のある遺跡から1~3万年前の旧石器時代のものと思われる、スキーを使った狩猟の様子が描かれた岩刻画が見つかっているそうで、これは北欧で描かれたものより古いのだそう。
それでは博物館を後にします。
小さい博物館なので1時間程度で見て回ることができました。 -
タクシーに乗って駅へと向かいます。
博物館から駅までは20分ほどです。 -
18時15分、アルタイ駅に着きました。
長かった新疆旅行もいよいよエピローグに入り、瀋陽までの帰路の旅に着きます。 -
駅の入り口からの景色。
それではアルタイ山脈に別れを告げ、駅の中へと入ります。 -
待合室に来ました。
私が乗るのは、19時39分発のウルムチ行きの列車です。
ウルムチ駅へは明朝7時15分の到着で、そのまま同駅で瀋陽行き列車に乗り継ぎます。 -
待合室で列車の時間を待ちます。
あと幾ばくかすれば検票が始まるでしょう。
というところで今回はここまでです。
急遽行くことになったアルタイでしたが、今思えばむしろ予定が変更になってよかったと思います。
次回はついに帰路へつき、アルタイから瀋陽まで65時間の列車旅が始まります。
次回が最終回です。
ここまで読んでいただきありがとうございました。
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