2024/07/29 - 2024/07/30
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j3matuさん
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標高3000m級の山(でも大変じゃないとこ)に登って、山小屋で宿泊してみたい! けれど、過去に高山病にかかった経験があり、現在も気圧の変化で頭痛、耳鳴り、目眩などが起こったりする私は、あまり高い山に行くと高山病になってしまうのでは…との不安が拭い切れません。そこで、まずはお試しで2000mくらいの山から始めて、少しずつ高度を上げていくことにしました。
最初のステップは標高2100mほどの長野県白駒の池です。白駒の池のほとりに建つ白駒荘に宿泊し、2400m越えの山に登って様子を見てみることにしたのです。
旅行記は写真が多くなったので、2つに分けました。
前編では、一日目、白駒の池から高見石、中山、ニュウという山を周回するコースの登山の様子と、白駒荘に宿泊した夜までの様子を紹介させていただきました。
この後編の旅行記では、2日目の白駒荘での朝と、池の周囲の遊歩道を歩いたり、麦草峠のバス停まで歩いたりしたときの様子を紹介させていただきます。
本日の歩行距離 3.2km、アップ 72m、ダウン 68m
- 旅行の満足度
- 4.0
- 観光
- 4.5
- ホテル
- 4.0
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 1万円 - 3万円
- 交通手段
- 高速・路線バス JRローカル 徒歩
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白駒荘での一夜が開けました。夜、横になっているときに、時折軽い頭痛がありましたが、問題があると感じるほどではなく、ひとまず安心しました。
4:11、日の出を見ようと外に出ました。どんよりと厚い雲に覆われていますが、奇跡的に朝焼けしている空だけ見えています。白駒の池 自然・景勝地
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空にはまだ月がかかっています。月も次から次へとやって来る雲に隠れがちなのですが、雲の切れ間に撮影することができました。
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うまく日の出が見られるといいのですが…。
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明るい空の方をアップにしてみると、下から陽が当たっているのが分かります。
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もっと広い範囲の雲も赤くなってきました。
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雲をアップで。
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湖面の輝きがすごい。
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風が強くて、どんどん雲が流れてくるのですが、
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なぜかうまいこと日が昇りそうな方角だけ雲がかからないでいます。
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赤いフレーム。
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黄金色の輝きが強まってきました。
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燃えているみたい!
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そして、日の出。5:03でした。無事に見られて良かった。
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朝陽を浴びて輝く湖岸。
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反対方向。
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水草も輝いています。
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お日様が姿を見せたのも束の間、すぐさま上の雲に飲み込まれていきそうです。
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波の揺らぎが綺麗ですね!
一連の日の出の写真は白駒荘のすぐ目の前で撮影しました。昨夜の星空と今朝の日の出、小屋に泊まっただけで労力をかけずに撮影できるのがいいですね。 -
1時間ほど部屋で片付けなどして、6:20頃にもう一度外へ。太陽はだいぶ上へ昇っているようですが、雲の中に隠れています。
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6:30、朝食です。4:00から起きているので、もうおなかがペコペコ。ボリュームたっぷりの朝ごはんが嬉しいです。朝も自家製の野菜がふんだんに使われていて、とても美味しかったです。
白駒荘 宿・ホテル
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今日は午前中曇り、午後からは雨の予報になっています。お天気もあまり良くないし、昨日の筋肉痛も出ているので、今日は無理せず周辺のゆる散歩にとどめることにしました。
7:32、宿に重い荷物を置かせてもらって、まずは白駒の池の周囲の遊歩道を一周してみようと思います。 -
白駒荘から反時計回りでまわります。コケが見事。
白駒の池周辺の原生林は、約485種類もの苔が自生している非常に貴重な森として、日本蘚苔類学会から「日本の貴重なコケの森」に選定されています。
昨日は登山を急いだせいで、せっかくのコケをゆっくり見る余裕がありませんでしたが、今日はたっぷり時間をかけて観察したいと思います。 -
「コケ」の語源は「木毛」「小毛」で、かつては木や地面に毛のように生えているものの総称だったそうです。ところが分類学研究の発展に伴い、「コケ」は藻類、地衣類、蘚苔類、シダ植物、種子植物に分けられるようになりました。現在、分類学上の「苔」とは蘚苔類を指すようです。(参照「コケの国のふしぎ図鑑」左木山祝一著)
ただ私の付け焼き刃的な知識ではその辺りの分類がよく分からないので、以下「コケ」という書き方をしている場合は昔ながらの広義の意味での総称とご理解ください。 -
小さな小さな「コケ」をよ~く見てみると、面白い発見があります。
なんかラッパみたいな形してる! 先端に赤いものがついているものも。 -
花火みたいな苔ですね。これはよく見るスギゴケかな?
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下が白くて、先端が緑色の苔。ホソバミズゴケ?
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岩に張り付いた地衣類、色々な模様があります
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美味しそうな大きなキノコ。
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ヒカゲノカズラというシダ植物かな?
横になが~く伸びています。 -
コケの中にニョッキリ顔を出していたギンリョウソウ。
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こちらもコケの間に顔を出していた可愛いハート型の葉っぱ。クローバーに似ているけど、カタバミの葉っぱかな?
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一見、ただの緑のコケに見えたけど、近接して見てみると、クラッカーみたいのがいっぱい生えています。クラッカーには胞子が入っていて、いずれ弾けるのかしら?
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白駒の池の周囲をめぐる遊歩道はほぼ木道で、アップダウンも少なく歩きやすいです。昨日の昼や夕方には観光客でいっぱいだったのですが、今朝は朝早いこともあって、人が少なめ。静かに散策を楽しめました。
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人がすっぽりと入れそうなうろ。
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池につかった倒木にまでコケがびっしり。
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倒木に新しい息吹。
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池から少し離れて、深い原生林の中に道が続いて行きます。
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コケと落ち葉のコントラスト。
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ここは「もののけの森」
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ジブリの世界みたい。
このボコボコしているのは巨石群で、その上は一面のコケで覆われ、岩と岩の隙間から木々が生えているようですね。 -
無数の穴は大きくて深そう。「風の谷のナウシカ」みたいに、この中に地下世界が広がっているのでは…と想像が膨らみます。
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サンゴみたいですね。
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残念ながら少しピンぼけしちゃったけど、コケのお花畑みたいでとっても可愛い!
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超絶小さなキノコ発見! これもたまらなくキュートです。
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白駒の池のほとりに建つもう一つの山小屋、青苔荘が見えてきました。
青苔荘 宿・ホテル
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すぐ隣にはキャンプ場があります。高校生くらいの子達で賑わっていました。校外学習とかかな?
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青苔荘近くの湖岸から。対岸に白駒荘が見えます。
久しぶりに空が見えましたが、すっかり曇天ですね。 -
また池の周囲をめぐる遊歩道に戻ります。
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白駒荘からもののけの森の間の湖岸は倒木が多めだったけど、こちら側は巨石が多め。
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雲が多いけど、一部だけ青空が見えました。
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細くて、綺麗なトンボがいました。種類はよく分からないけど、イトトンボの仲間かな?
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こちらは枝の先に普通のトンボ。トンボがたくさんいます。
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この後8:56に、白駒荘に戻りました。一周40分ほどの道を1時間半ほどかけて、ゆっくりじっくり見てまわりました。暗い森の中で、小さなコケにピントを合わせるのにも結構時間がかかりました。
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白駒荘で荷造りをして、9:34にバス停に向けて出発します。荷造りをしている間にお天気が良くなっていました。
白駒の池 自然・景勝地
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昨日も通った道ですが、じっくりと観察しながら歩くと新しい発見があります。
ワカメみたいなコケにピンク色のマッチ棒の先端みたいのがついています。 -
こちらのコケの先には灰色のものがついています。
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ふかふかのコケの間にニョロっとしたものが顔を出しています。
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また違ったコケの先にマッチ棒の先端みたいのがついています。ここに胞子が入っているのでしょうか?
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可愛いお花の形をしたコケ。
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これは一体…?
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Y字のコケ。
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下ばかり見てたけど、見上げてもすごかった!
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根っこから幹まで、すっかりコケに覆われています。
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お? イチヤクソウの花が咲いていました。
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10:06、麦草峠への分岐にやって来ました。白駒の池のバス停はもうすぐそこなのですが、バスの時間までまだまだ時間があるので、麦草峠まで足を延ばしてみようと思います。
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麦草峠までは国道沿いを歩いても行けるのですが、せっかくなので遊歩道を行きます。
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これ全部、シャクナゲの葉っぱですね。花の季節に来ると綺麗かも。
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樹林帯を抜けて、明るいところに出ました。白駒の奥庭と呼ばれるところみたいです。
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四方を山に囲まれて、ここだけぽっかりと開けているところから名付けられたのかな? 人もいなくて、秘密の場所に来た気分です。右方向。
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左方向。
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枯れ木には地衣類のサルオガセがぶら下がっていました。
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あの岩辺りに白く輝くものがついているのはなんだろう? 遠目でよく見えません。
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近くにあった! この白いコケかな?
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白駒の池周辺のコケは緑ばっかりだったのですが、この辺のはなかなかカラフルです。
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コケ以外もカラフル。
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シャクナゲの花が少しだけ残っていました。
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お? イワカガミも一輪だけ残っていました。
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もはやアート。
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奥庭を過ぎると、再び樹林帯へ。ここからは木道もなくなり、普通の登山道のようになります。
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きのこ?
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黒曜の森に入りました。
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フウリンゴケってこれのこと?
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きのこ?
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こんなに丈の高いコケもあるんですね! 白くて細いものがニョキニョキ出ているのはなんだろう?
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アップで。これも胞子とかが入っている器官なのかな?
以上、Deepなコケの世界でした。遠目では全部似たようなコケに見えたけど、よ~く見ると本当に色々な発見がありました。マクロレンズとかを使って撮影すると、もっと面白い写真が撮れるのかもしれませんね。 -
麦草峠が近づいてくると、苔は姿を消し、代わりに熊笹の道になりました。
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開けたところに出ました。
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右方向には熊笹の向こうに国道が見えます。
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左方向は丸山かな? 青空が見えています。
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そして、ここからがすごかった!
上の写真、ハクサンフウロ。左下、オトギリソウ。右下、ウツボグサ。麦草峠 自然・景勝地
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ヤマオダマキが群生。
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左、トリアシショウマ? 右、ヤマブキショウマ?
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左、ゴマナ。右、ヤマハハコ。
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これはどちらも同じ花。ミヤマアキノキリンソウ。小さな花なのですが、アップで見るとすごくかわいいので、左の写真、寄せてみました。
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シシウド。横からと上から。この花、虫にすっごく好かれているみたいで、いつ見ても複数の虫が群がっています。
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細長の花2種。左、クガイソウ。右、オニノヤガラ。
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一面のお花畑。
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種々様々。
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鹿よけネットを張り、登山客にも踏み荒らされないようにして、大事に守っているのですね。
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花畑の向こうに、麦草ヒュッテが見えます。麦草ヒュッテはカフェもやっていますが、山小屋でもあります。
そして、この麦草ヒュッテから茅野駅行きのバスが出ています。白駒の池バス停よりも一つ手前の始発のバス停になるので、確実に座れる上に見どころも多かったので、散策がてらここまで来るのもいいと思います。私はゆっくり撮影しながら来たので1時間以上かかりましたが、普通に歩けば白駒荘から40~50分かからないくらいだと思います。道もそれほどハードではありません。麦草ヒュッテ グルメ・レストラン
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麦草峠バス停を11:15に出発するバスに乗って、JR茅野駅に12:30頃着。帰りの電車が12:45発なので、茅野駅の立ち食いそばでパパッと昼食をいただきます。
駅そば榑木川(くれきがわ)さん。タッチパネルで注文します。信州鹿肉きのこそば830円に山菜トッピングで。鹿肉はおいしかったけど、小さい肉片が2切れしか入っていなくて、ちょっとがっかり。でもおそばは美味しかったです。茅野駅 駅
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無事に12:45発の電車に間に合い、帰路につきました。
色々盛りだくさんで、楽しかったです。標高2400mくらいまでは大丈夫との自信もつきました。次は2500m級に挑戦してみよう!
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この旅行記へのコメント (2)
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- 琉球熱さん 2024/11/20 01:18:48
- 北八ツへようこそ
- j3matuさん、こんにちは
フォローありがとうございます
白駒の池、苔の森、高見石、にゅう、麦草峠・・・
「北八ツへようこそ!」といった感じですね
私の大好きなエリアです
白駒荘の新館は完成間近の外観しか見ていなかったので、内部の様子が興味深かったです
青苔荘は対照的に古いまんま(笑)
山小屋に泊まったからこその風景、見事に活写されてますね
どれも羨ましいほどキレイ
あの森で定期的に苔の観察会が開催されていますが、まだ参加したことがありません
苔も面白いと思いながら、沼にはまりそうで(笑)
それにしても高山植物をよくご存じで、すごい
高山病に注意しながらの登山、大変でしょうが体調管理は大事
慎重であることは大切なことだと思います
最近読んだ穂高岳山荘の小屋番だった人が書いた本で「山の経験を積むことは臆病を重ねること」とありました
私も相当慎重と言うか臆病な方なので、この言葉に意を強くしました
その昔、ダイビングにはまっていた時期がありましたが、海でも山でも自然を相手にする場合、「笑顔で帰宅すること」が何よりも重要なことだと思っています
ところで、2500超えならば、同じエリアの北横岳2480m、蓼科山2531mなどはいかがでしょうか?
比較的難易度が低い、なのに眺望抜群というお得な山です
---------琉球熱--------
- j3matuさん からの返信 2024/11/22 05:37:20
- Re: 北八ツへようこそ
- 琉球熱さん、こんにちは。
こちらこそ、フォローありがとうございます。
コメントもいただけて嬉しいです。
登山している人からすれば、標高2000や2500くらいで、うだうだ言っている私は大げさ過ぎるように感じるんだろうなぁと思いながら投稿した旅行記で、「慎重でいいんだ」とお許しをいただいたようで、とても嬉しいです。
私も、家族や地元の人に迷惑をかけない登山をするために、慎重にいきたいと思います。
高山植物は自信満々に名前を載せていますが、全てグーグル先生に教えてもらっています。だから間違いもあるかもしれませんね。もし間違いに気づいたら、指摘していただけると嬉しいです。
北横岳や蓼科山もそのうちに登ってみたいなと思っています。アドバイス、ありがとうございます。
j3matu
コメントを投稿する前に
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