2024/07/21 - 2024/07/22
15247位(同エリア46402件中)
うーたさん
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初夏の京都でを納涼床を体験したい!と思うこと数年。
雨天中止となる川床でのお食事は、梅雨明け前の時期だとなかなか難しい。
そして、それを目的として旅をして、雨天中止だと悲しすぎるし‥となかなか実現できずにいました。
今回、以前から興味があった「分散型ホテル」をチェックしていた所、元老舗料理店をリノベした建物に宿泊し、夕食は系列レストランの川床ディナー、翌朝は平安神宮の庭園を目の前にした会場での朝食、というまさに私達にとって理想的な「HOTEL VMG RESORT KYOTO」を発見!!
ここなら、万一雨が降って納涼床ディナーができなくても、歴史ある建物に宿泊して、平安神宮での朝食というレアな体験ができるので残念な気持ちにはならないはず☆
雨の心配ばかりしていましたが、心配すべきは暑さだった事を学んだ京都旅。
分散型ホテルの良さもわかったので、今後のホテル選びの幅が広がりそうです♪
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新幹線で京都駅に到着。
梅雨明け発表が待たれる時期ですが、新幹線を降りた瞬間、ものすごい暑さに驚愕。 -
想定外の暑さ。
午後から貴船神社の辺りに行く予定だったけど、あまりの暑さに日中の観光は控えた方がいいかもしれない。
どこか涼しくて楽しい場所はないかな、と京都駅2階の観光案内所へ。京都の観光案内所は広くてパンフレットもいっぱい。いっぱいありすぎて分かりにくいし選びにくい‥
そんな中、京セラ美術館の「村上隆 もののけ 京都」という展覧会のチラシを見つけて、これだ!!
今日の日程は美術館に変更。京都総合観光案内所京なび 名所・史跡
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まずは昼食。
京都駅直結の伊勢丹、11階の和食レストラン「京都和久傳」へ。
こちらは1870年に丹後料理屋として創業した室町和久傳の分店。デパートの中にあるので気負わず高級店の味と雰囲気を楽しめます。
予約はしていなかったので、11時の開店の10分前から並んで待機。駅直結の涼しいデパート、ウェイティングの椅子もあるので10分の待ちぐらいは苦になりません。京都和久傳 グルメ・レストラン
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こちらのお店の魅力は、お料理だけでなく京都タワーや東本願寺、西本願寺を一望できる窓際カウンターで食事が出来ること。
人気のお席なので予約時にリクエストが必要ですが、この日は大人数での予約が多かったようで、空いていた最後の2席に案内してもらえました。
お席に着くと食前酒として青竹に入った日本酒が振る舞われます。
竹の瑞々しい香が広がり初夏を感じます。(外は灼熱の気温だけど) -
お料理は4千円代~2万円代まで5つのコースがあります。
コース以外に単品料理も沢山あるので、最初から高級コースにするよりも単品をプラスしてお好みのコース仕立てにするのも◎
私達はお手頃コースを選択し、コースの中にはなかった若鮎の塩焼きと和牛の炭火焼きを追加で注文。
日本酒も甘すぎず香りの良いものが多く揃っていて満足度の高い昼食になりました。 -
食事を終えて駅に向かい、京都タワーを左手側に見ながら「京都駅烏丸口一般タクシー乗り場」へ。
〝インバウンドで溢れる京都、タクシーに長蛇の列〟的な話を耳にしていたので、スムーズにタクシーに乗れるかどうかが1番の心配事でしたが、13時の時点で待ち人数ゼロ。タクシーの方が何台も待機していました。 -
タクシーで約20分、美術館に到着。
暑さのせいかこちらも閑散としています。
チケット売り場も入場口も、並ぶことなくスルーで通過。京都市京セラ美術館 美術館・博物館
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「村上隆 もののけ 京都」と題されたこの個展は、京都市美術館90周年の記念展として2024年2月3日~9月1日まで開催されます。
村上隆による美術館個展は、国内では8年ぶり、東京以外では初めての大規模開催です。 -
中庭には金ピカの大きな像。ルイヴィトンとのコラボ作品。
お花の親子が太陽に照らされてピッカピカ光っています。 -
最初の展示は「もののけ洛中洛外図」
大学で日本画を専攻していた作者。江戸時代の絵師たちから大きな影響を受け、絵師たちの代表作を独自に解釈・引用し、再構築して作品を築いていったそう。 -
続いては「スーパーフラット」の展示コーナー。
概念が難しいけれど、日本古来の絵巻物や浮世絵と現代の漫画やアニメはどちらも平面に描かれる世界観。
それらは、ずっと続いてきたカルチャーであるという感じかな‥? -
映画サマーウォーズのOZワールドの世界観。
サマーウォーズは2009年の作品。娘たちと何度も見たなぁー。あの頃は半信半疑だった仮想空間とか人工知能だとかが、この15年の間ですっかり身近な物になったことを実感。 -
作者の独り言が読めるコーナーもあるから、じっくり読みいってしまいます。
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制作過程の試行錯誤を見れるのも、こういう個展のいい所!
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終盤には、この個展のパンフレットにもなっている代表作「金色の空の夏のお花畑」の展示が。2023年~2024年にかけて制作された新作。
題名通り、空に金箔が貼られていてピカピカで300×1000cmと、とても大きな作品です。 -
展示を見終え、ミュージアムショップへ。
かわいいこの子がお出迎え。
何気に値札を見てビックリ。0の数が7桁!! -
こちらが最近の作品。
ポップでデジタル味を感じる作品です。全品11万円。 -
こちらは少し前の作品。値段表示はありません。お願いしたら値段表を見せてもらえます。
最近の作品と比べて0の数が一桁多いです。
そして額縁は別売り。ここに展示されているのと全く同じ額縁を買ったとして、それだけでウン万円プラスになります。(UV加工なしの額縁)
ちなみに〝最近の作品〟とか〝少し前の作品〟というのは、ショップの絵画担当の人の表現です。 -
見ているだけでこちらまでニコニコになれそうなお花たち。よーく見たら、お花とお花の間に銀箔が貼ってあるそう。ちょっとした輝きが見る人をより惹きつけるみたい。
絵画担当の人によると、少し前の作品は作家さんの意思により、もう今後あまり出回らないのだそう。
かなりのお値段だけど、展示されたほとんどの作品がすでに完売でした。 -
美術館前に待機していたタクシーでホテルに向かいます。ここでも待ち時間なく乗ることができました。
宿泊先は、分散型ホテルという比較的新しいスタイルの「HOTEL VMG RESORT KYOTO 」。高台寺の近くにあるフロント棟に向かいます。 -
気候が良ければ、知恩院で下車して歩いて向かいたい所ですが、この日の暑さでは到底無理。
タクシーの運転手さんによると道路沿いにある温度計が39℃でした、との事!! -
八阪神社も車窓から。
ホテルから徒歩圏内なので、明日の早朝、まだ涼しいうちに散策することに。 -
タクシーがギリギリ入れる所まで着けてもらい、ねねの道を歩いてホテルへ。徒歩1分ほど。これぐらいなら大丈夫。
日曜日だけど、あまりの暑さに人通りがありません。ねねの道 名所・史跡
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本日のホテル「HOTEL VMG RESORT KYOTO」 に到着。こちらの建物がフロントがある「寧々棟」。
今回私達はこちらの寧々棟に宿泊しますが、宿泊施設はこちらの他に木屋町エリアに別棟「了以棟」もあります。レストランも東山エリアや鴨川エリアなどに分散して何軒かあります。ホスピタリティーあふれる分散型ホテル by うーたさんHOTEL VMG RESORT KYOTO 宿・ホテル
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そもそも分散型ホテルとは‥
まちに点在している歴史や文化を持った建物を再活用し、レセプション、客室、レストランなどをそれぞれの棟に分散させ、まちをまるごと1つの宿泊空間にしたもの。(ホームページより)
というわけで、お食事などで系列の別の棟へ移動する場合は、ホテルが手配してくれるタクシーで移動します。もちろん料金もホテル負担なのです。 -
さて、本編に戻ります。
寧々棟は、元々料理旅館だった建物を修復してつくられています。創業当時と変わらぬ姿のエントランスを入って、チェックインはラウンジにて。
ウェルカムドリンクに添えられるお菓子は、季節によって変えられているそうです。 -
寧々棟には、1階に1室、2階に2室の全部で3室のお部屋があります。
今回のお部屋は2階の103号室。67㎡のお部屋です。 -
細長い水回りと、リビングと別にある離れ的な三畳間。
元々7室だったものを3室にリノベーションされたそうで、少々不自然なレイアウトだったりしますが、昔の間取りを想像するのも楽しいひととき。 -
お部屋の正面の窓の下には、ねねの道の桜並木が。
右手側の障子を開けると八坂の塔が見える京都らしい眺望です。 -
陽が傾いてきたので、周辺散策に出掛けました。
まだまだ気温が高いのですぐ近場だけ。
でも見所がたくさんのエリアです。
ホテルのすぐ横の「圓徳院 三面大黒天尊」は金運アップのご利益。写経体験やお抹茶体験ができます。
お団子屋さんや雑貨屋さんなど京都らしいショップも並んでいます。三面大黒天 寺・神社・教会
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こちらもホテルの向かい側。
高台寺に続くこの坂は「台所坂」。
看板によると寧々様の台所につながる坂との事。高台寺 寺・神社・教会
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その坂の上にあるのが「台所門」。
この門を通るとお料理が上手になるとのことで、多くの料理人がお参りに訪れているそう。
静かで緑が美しい坂です。
ホテルの目の前というのも、何かあってもすぐ帰れるという安心感に。 -
30分程散策をして帰りラウンジへ。
冷え冷えビールでクールダウン♪
ラウンジの利用は15時から22時まで。
フードは何もありませんが、こだわりのお酒が揃っていて、ウイスキーは碧だし、りんごの実が丸々入ったカルバドスも!
食前酒を楽しんで、夕食は木屋町エリアにある「鮒鶴京都鴨川リゾート」へ向かいます。 -
タクシーを手配してもらい、途中で祇園祭の山車を見に行きました。
陽が傾き涼しくなってきたこともあり、人でごった返していました。 -
鴨川河川敷を歩きたかったのでその後、三条大橋まで送ってもらいました。
三条大橋には「池田屋騒動 擬宝珠刀傷跡」が残っています。ちゃんと刀傷と分かる傷跡です。 -
三条大橋から河川敷へ降りてみると、お散歩してる人がたくさん。
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河川敷にこんな地図が。
かつてはこんなにもたくさんの橋がかかっていたみたい。 -
空が夕焼けで美しくなってきました。
水に近い場所は時々涼しい風が吹いてきて気持ちいい散歩道でした。 -
先斗町を通って木屋町通りへ向かいます。
写真はたまたま人が少ない一画で撮影できましたが、この瞬間以外、すごい人混みで、その9割以上が外国人。 -
「鮒鶴京都鴨川リゾート」へ到着。
大正14年に建てられた料亭旅館を修繕し、レストランとして鮒鶴という屋号を守ってきたという歴史あるお店。
木造の五層楼閣建築の建物の中には、昭和5年につくられた手動扉のエレベーターが現役で動いています。LE UN 鮒鶴京都鴨川リゾート グルメ・レストラン
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念願だった京の風物詩、川床ディナーは京野菜など旬食材を使用したフレンチです。
ハーフコースの2時間フリードリンクプランを選択。 -
お料理は彩も鮮やかで美味しいコースでしたが、屋外なので、冷たい飲み物のグラスが結露してテーブルは水滴だらけ。
あっと言う間にぬるくなる飲み物や、時々吹いてくるなま温かい風が気持ちいい、というこの感覚‥
あ、これビアガーデンの感じだ!! -
ディナーを終え、タクシーで宿泊棟へ。
配車手配の段階で、行き先(宿泊棟の場所)を丁寧に説明してあるので乗っているだけで大丈夫です。
鮒鶴京都鴨川リゾートを遠景から見ながら1日目の旅程は終了。
翌日の楽しみは平安神宮での朝食。
朝の涼しいうちに散策して、できることなら貴船神社へ‥の計画です。
旅行記は②に続きます。
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この旅行記へのコメント (2)
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- たらよろさん 2024/09/11 20:22:35
- 暑い京都へようこそ
- こんばんは、うーたさん
先日はフォロー頂き、ありがとうございます。
今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
分散型ホテル、いろいろと楽しいですよね。
ホテルに泊まるだけで、ちょっとした楽しみもできる…。
そういう意味でもお値打ちっていうか、少し考え方を変えたら面白みが増すなぁーって感じます。
以前、私もココ…
予約していたのですが、都合でキャンセルしちゃって。
地元京都だし、またいつでも行けるわ!と思いつつも、
結局まだ行けてないなぁー。
旅行記を見ていたら、ますます行きたくなりました!
暑い京都、意外と楽しめますよー(笑)
たらよろ
- うーたさん からの返信 2024/09/14 15:01:26
- メッセージありがとうございます。
- たらよろさんへ
たらよろさん、はじめまして。
メッセージありがとうございます。
何のご挨拶もなく突然フォローさせていただいたにも関わらずご連絡くださり、そしてフォローもしてくださって、とても嬉しかったです!! ありがとうございます。
はじめて、たらよろさんの旅行記を読ませていただいたとき「週末にちょっぴり贅沢旅行、美味しいものを食べに行こう」と書かれていて、私たち夫婦も、まさにそれだけを励みに日々過ごしていたものだから、わかります!わかります~!!!と心で叫んでいました(笑)
たらよろさんの旅行記、いつも関西へ行くときの参考にさせてもらっています!
先日の京都旅行は暑さに負けて(暑くなくても噴き出す汗と格闘中のお年頃ってこともあり…苦笑)不完全燃焼気味なので、次回の夏京都は、しっかり暑さ対策して万全の対策でお邪魔しますね。それまでにも、京都うかがえたらいいなぁ~♪
旅行記楽しみに読ませていただきます!これからもよろしくお願いします。うーた。
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