暑かった京都② 早朝は観光客ゼロ。平安神宮で朝食を & 暑さを避けて京都鉄道博物館へ

2024/07/21 - 2024/07/22

今回宿泊した分散型ホテル「HOTEL VMG RESORT KYOTO」でのプランの中で私達が楽しみにしていたのは

１．元老舗料理店をリノベした建物に宿泊
２．夕食は系列レストランの川床ディナー
３．平安神宮の神苑を目の前にした会場での朝食　
の３つ。

旅行記後半は、2日目の朝からスタートです。

朝6時からホテルの周りを散策。
まだ誰もいない清水寺の散策や、開苑前の平安神宮での朝食や散策は、落ち着いた本当の京都の美しさを感じる事ができました。

ちょうどこの旅行中に梅雨明けが発表されたのですが京都の暑さはすごかった。

午前10時を過ぎた頃からグングンと気温が上がり命の危険を感じる程に。
お寺の境内など、冷房がないところは要注意です。

携帯扇風機も冷たい飲み物も準備していましたが、そんなものでは足りないことを身に沁みました。

夏の旅行は、適宜冷房が効いた所に入って涼みながら動ける場所でないと危ないということを経験した旅行になりました。

エリア 京都

「HOTEL VMG RESORT KYOTO」で目覚める朝。
ねねの道に面した窓の格子から優しい朝の光が差し込みます。

HOTEL VMG RESORT KYOTO 宿・ホテル

朝5時30分に起床。6時前にホテル周辺の散策に出発します。

昼間に比べたら全然マシですが、湿度高めで決して涼しくはない朝です。

まだ静かな街。
少し霧がかかって、モヤっとしています。
聞こえてくるのは鳥が鳴く声だけ。誰もいません。

一念坂へ
静か。こんなに誰もいない京都の街並みは初めてです。

二寧坂も誰もいません。坂の真ん中に立って写真撮影できちゃいます。

三年坂の辺りからチラホラ人影が。
その9割以上が外国人。
写真を撮るのが目的のようで、大きなカメラをかかえている人も。
大きな声でお喋りする人もいないし、長時間場所を1人で占領する人もいなくて、早朝の観光客はマナーがすごくいい！！

清水寺に到着。
西端にある正門仁王門。

清水寺 寺・神社・教会

観光客でごった返していないと、すごく静かで神秘的。これが本来の姿なんだなと感じます。

清水寺は朝6時に開門します。
この時間帯は通常の券売所は閉まっていて、門の中の詰所で料金を払います。もちろん待ち時間ゼロです。

向こうに広がる京都の街が、だんだんと太陽に照らされて明るくなっていき、清水の舞台まで日が差してくるのを見ることができました。

多くの外国人がここで撮影していました。
インスタとかで有名なスポットなのかな。

いつもは長蛇の列の「音羽の滝」も早朝は誰もいません。
滝の水のマイナスイオンパワーでひんやりとしています。

そう言えば、以前は三本の水それぞれに「長寿の水」「恋愛の水」「学問の水」と説明があって、どれかひとつを選んでいた気がするんだけど…なくなってました。

清水の舞台の下方の石垣。
お城めぐりをするようになって、いろんな古い石垣に興味がわくように。いい石です。

7時半頃から街が動き出したのを感じます。
料亭やカフェなどに配達のトラックが材料を卸していました。

私達も一旦ホテルにもどって、朝食会場に移動します。

朝食は平安神宮会館にて。
チェックインの時に約束していた時間通りにタクシーが迎えにきてくれます。
そして平安神宮会館の入り口、階段の下まで着けてくれるので、ほぼ歩く距離もなし。

平安神宮会館 グルメ・レストラン

こちらは平安神宮で結婚式をしたときに披露宴会場となる場所です。

平安神宮神苑の東側、東神苑にある泰平閣を目の前に、テーブルセッティングされています。

フルーツジュースが3種類、サラダとフルーツ&チーズ、ヨーグルトがすでにセッティングされています。
まだ冷んやりしているので、時間を見計らって配膳してあるようです。

席に着いてからホットミールが運ばれます。
飲み物はコーヒーをお願い時したのですが「コーヒーの後、よろしければ紅茶もお召し上がりくださいね」とお気遣いも。
フレンチですが朝にぴったりな優しい味。ちょうど良い量でとても美味しかったです。

そしてこのプランは、神苑を臨んでの朝食だけでなく平安神宮の拝観料も含まれていて、お食事が終わる頃にパンフレットとチケット、散策終わりにホテルまで帰るためのタクシー券を渡してもらえます。

平安神宮の開苑時間は8時30分。
日差しが強くなってきましたが、まだ気温はそこまで高くないから大丈夫そう。

この時のために、携帯扇風機と冷たい水分も用意しています。
應天門の前もまだ観光客はゼロです。

平安神宮 寺・神社・教会

これほど誰もいない平安神宮はすごく広く感じます。

遠くの方で巫女さんが歩いているだけ。
聞こえるのは蝉の声だけです。

境内回廊はたくさんの風鈴が。
6月22日～8月31日まで七夕風鈴祭りが開催中です。

この風鈴の短冊には、願い事を書いて奉納することができます。短冊の初穂料は300円。

苑内は緑や水辺が多いので意外と涼しいです。
清らかなせせらぎで小さな魚がたくさん泳いでいました。

食事会場の席の前に見えていた泰平閣が見えてきました。こちらからの角度も素敵。

泰平閣、別名橋殿。屋根がついた橋は自由に渡ることができます。
ここにも風鈴が飾られていて涼やかな音が聞こえます。

橋の上は他の場所よりも涼しい風が吹いていて、ずっと過ごしたくなる場所でした。

散策後タクシーを呼んでもらうため、再び平安神宮会館へ。タクシーを待つ間もササッとアイスコーヒーをサービスしてくださる心配り。
本当におもてなしの気持ちが伝わりあったかい気持ちになります。

ホテルに帰る途中にある知恩院へ。
昨日の午後はあまりに暑かったので、涼しい朝の内にと思い途中下車です。

三門から入り、男坂で上ります。

知恩院 寺・神社・教会

御影堂で10時20分から法話があるとアナウンスがありました。せっかくなので聞かせてもらいます。

お堂の中にはパイプ椅子が並べられ、風が吹くと開いている扉から涼しい空気が入ってくるという空間。
扇風機もありましたが、拝聴者のところまで風は届いてない状況でした。

風が止まると蒸し暑い堂内。持参した携帯扇風機を回しながら、お話を聞くこと数分。
何だか耳が蓋をしてあまりよく聞こえなくなってきて、頭がボーっとして酷い不快感に襲われました。これが熱中症の症状かは分からないながら、中座して急遽ホテルへ戻ることに。

歩いても7分ほどですが、ちょうど三門の前でタクシーが待機していたので乗車してホテルへ。

ホテルに到着すると、お出迎えしてくれたフロントの方が私の異変に気付き、部屋まで冷えたタオルや冷たいハイビスカスティーなどを運んで下さり、お心遣いに大変感謝。心から感謝です。

クールダウンが早かったので幸い何事もなく、すぐに回復できましたが、少しの異変にも油断せずに対策をとるのが大切だと身に沁みました。

ホテルのチェックアウト時間（12時チェックアウト）までゆっくりさせてもらい、午後から考えていた貴船方面観光は中止。
行ったことのない涼しい場所はないかな‥と検索して「京都鉄道博物館」へ行くことに決定。

京都鉄道博物館 美術館・博物館

チケットはオンラインで購入。
アソビューというサイトを通じるようになっています。料金は大人1500円。
鉄道博物館は、埼玉の鉄道博物館に続いて2館目です。どんな違いがあるかなー

一階には鉄道の歴史が学べるコーナーが。
昭和レトロな懐かしの展示もありますが、私達にはそれほど懐かしくもない‥ちょっと前に見た景色（笑）

ジオラマショーは、埼玉にもありました。
約15分間のショーですが、満席です。

ほとんど外国人？というぐらい異国の言葉が聞こえてきます。
皆さんノリがよくて、
暗くなるだけでウォ～！
電車が動くとフゥ～！！　大人も子供もノリノリでした。

ショーの間、かぶりつきで見ている人とスマホをいじってる人の温度差が面白くて、あーこの人は付き添いで来たんだなと丸わかりです。

埼玉の鉄道博物館と比べて、この博物館は体験型が多い印象。

ここは、駅員さんになりきりチケットの発券体験ができるゾーン。
中年夫婦は懐かしさで興味深々ですが、チビッ子は全く興味を示さずスルー。
どんどん廃止されるみどりの窓口。並んで係の人に発券機でチケット出してもらうなんて知らないよね。

こちらはチケットを購入して改札を通る体験ができるゾーン。
自動改札機はスケルトンになっていて、チケットを通すとチケットが中を通って印字される様子後見ることができます。かわいいSLの印が押されます。
子供用のチケットを通すと、ちゃんとピヨピヨピヨと鳴ります。

当時は最新式だったろう自動改札機ですが、今は小学生でも交通系カードでタッチしてゲートを通る時代。
チケットを購入する体験もレア体験となりそうです。

最後は運転シュミレーターです。
埼玉の鉄道博物館に行った際は、オンライン予約制という事を知らず、チケットをゲットできなかったので、今回リベンジ。
この日は夕方遅い時間なら空きあり。予約はアソビューで。料金は1回100円。新幹線か在来線か選べます。

指定時間の10分前に受付します。驚くことに同じ回で集まった人、全員大人でした。
大人だからって我慢しなくてよかった。

外にはSLがたくさん並んでいますが、暑すぎるのでザっと見。

出発時は、梅雨明け前で雨天の心配ばかりしていましたが、いざ梅雨が明けてみれば、それまでの雨で湿った地面からのすごい湿度に、太陽の鋭い陽射し。
心配すべきは雨ではなくて暑さだったことを反省。
とにかく驚くほどの暑さを経験する旅行になりました。

次の旅先は避暑地にしよう。
今、日本の夏に避暑地ってあるのがナゾだけど‥

おしまい