2024/07/14 - 2024/07/15
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レイジーさん
7月15日(月)は祝日で海の日。ということで海に関する祭りをメインに据えた旅行記を書いてみました
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- JRローカル 私鉄 徒歩
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2024年7月14日三連休の中日である日曜日、小田急線の片瀬江ノ島駅からスタートです。小田急電鉄の片瀬江ノ島駅は竜宮城をモチーフにしたデザインの駅舎。なかなかよい
片瀬江ノ島駅 駅
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地下道で国道134号線を超えて江の島に向かいます。昔はこの辺りは無許可のおでん屋台が沢山ありましたが、昭和の東京オリンピックを契機にほぼ一掃されてしまいました。ですが移転した先でまだ命脈を保っている店舗もあります(ひげでんなど)
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なんかショッカーみたいなカッコいい看板が。食べ歩きがトンビのえさ場になっているようですね
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始発で出発して事前観光するつもりが寝坊して起床が7時。急いで江の島に向かいましたが到着は8時半ぐらい。すでに小動神社傘下の屋台が江の島に向かっていました
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江島神社 青銅鳥居
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まだ閑散としている江の島弁財天商店街。日が高くなると移動もままならないぐらいに人でごった返します
弁財天仲見世通り 市場・商店街
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行列の絶えないあさひ本店も人がいなかったので
あさひ 本店 グルメ・レストラン
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名物のたこせんべいを購入
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確かイイダコが3匹ぐらい使われていて特注のプレス機でペラッペラで巨大な煎餅にするんだったかな。500円です。ビールと相性ばっちし
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本日江の島に来た主目的は江の島天王祭(八坂神社例祭)のため
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鳥居をくぐり、階段を昇って行って
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江島神社の辺津宮(下之宮)に到着。江島、江の島、江ノ島、いろいろな呼び方がありますが古くは主に江島
江島神社 寺・神社・教会
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神紋は波に三つ鱗。鱗は竜鱗です
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お神輿はまだ飾りつけ中だったのでちょいと周辺観光を先に
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天気は曇りですが、そんなには暑くなくて助かります
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今回のお祭りは江島神社の境内社の八坂神社の例大祭となっております。江の島の対岸にある小動神社の御神体が高波にさらわれ、それを海から引き揚げた江の島の漁師がここにお祀りしたことから始まっています。今日は年に一度の里帰り
八坂神社 (江の島) 寺・神社・教会
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江島神社 中津宮(上之宮)
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中津宮の脇には水琴窟。柄杓で水を写真下部の白石のところに垂らすと音が鳴るというもの
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江の島サムエル コッキング苑。昼間は無料開放されていました
江の島サムエル コッキング苑 公園・植物園
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亜熱帯植物とキャンドルタワー。これが私のイメージする江の島だったりします
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さて、江島神社 辺津宮に戻ってくると神事が始まっていました
江島神社 寺・神社・教会
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海の幸、山の幸がお供えされて祝詞が読み上げられ
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いよいよ御神幸に出発
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後ろの建物は有料エスカレーターのエスカー
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弁天商店街はほぼ一本道で神輿を追い越すのが難しいので先行して海上渡御の場所に来ました。
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しばし待ち、海上渡御のためにさらしが巻かれたお神輿が到着
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海に入ります
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写真には写っていませんが、船に乗った神主さんが祝詞をあげています
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神輿が海に入りまた上がってくるのは、
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禊と共に昔漁師が海から御神体を引き上げたという故事を再現するという意味合いもあります
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神輿はこのあと漁師が引き揚げた御神体を一時的に安置した東浦に向かい、そこでも神事が行われます
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本土側に渡るのはそのあとなので、11時半と時間もちょうどいいということもあり昼ご飯に向かいます
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とびっちょ本店は激混みだったので隣のこちらのお店で
島童子 グルメ・レストラン
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生しらす丼を。まあ3連休の中日なので鮮度はそこまで期待できませんが、有名店は軒並み行列しているのですぐ座れてよかった。ちょっとだけついている桜えびもまたうれし
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御飯を食べたら当然お次は
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2024年4月オープンということで開業から間もないアマテラス醸造所にて
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ペールエールをいただきました
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アマテラス醸造所のすぐ脇には先ほどのお神輿が。ここが東浦だったんですね。
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この路地でお神輿が御着座される理由は、小動神社の御神体を海から引き揚げた漁師はこの場所で木臼を4個並べて板を乗せ、そこに御神体を安置したということの再現
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東浦での神事の後に神輿は本土に向かってしまうので、その前に江の島の奥に向かいます。ここは海苔を練りこんだ羊羹が有名な中村屋
中村屋羊羹店 グルメ・レストラン
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江の島の中央付近「山二つ」
山二つ 名所・史跡
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江島神社 奥津宮
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天井絵には八方睨みの亀が。どの方向から見てもこちらを睨んでいるように見えることから
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江の島の西端、稚児ヶ淵あたりに来ました
稚児ヶ淵 自然・景勝地
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流木こそあるものの思った以上に綺麗な海
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江戸時代から人気観光スポットだった江の島岩屋。入場料は500円
江の島岩屋 自然・景勝地
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最初は様々な説明パネルの回廊
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歌川広重「相州江乃嶋辨才天開帳詣本宮岩屋の図」。やっぱいいね歌川広重
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ろうそくの簡易行燈を貸してもらえます
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思ったより長大な洞窟。富士山麓の氷穴につながっているという伝説もあるぐらい
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この像は狙いすぎですが・・・鎌倉幕府初代執権たる北条政時が、この岩屋で参籠した際に授かった3枚の龍鱗を北条家の家紋にしたことが三鱗紋の起こりとのこと
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第二岩屋にも入れます
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岩屋を出ると晴れ間が広がっていました。GOOD!
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この辺りから出る渡し舟で一気に対岸に帰ろうと思ったら、祭り参加のため本日は運航しないとのこと。なんてこったい
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陸路で対岸に向かいます。やはり昼過ぎともなるとすごい人出。二進も三進もいきません
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神輿はすでに結構先に行ってしまっていましたが何とか追いつきました
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猿田彦大神。江の島からここまで高下駄で歩いてくるとは
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小動神社の神輿も江の島の近くまで出張ってきて八坂神社の神輿と一緒に進みます
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突然神輿が道の左右に分かれて中央を開けました
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そこへ滑り込んできたのは江ノ電
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この小動神社へ向かう神幸ルートは江ノ電の線路上を移動するという結構イカれた順路なのです(電車もあまり徐行していないようにも見えます)
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下り(藤沢行)が来れば上り(鎌倉行)も来ます。この時間帯は一時間に8本通過するので頻繁に電車をやり過ごします。ちなみに江ノ電は法的には路面電車ではなくて鉄道になっています。現在は
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イチオシ
他ではあまり見られない電車すれすれのすれ違いは海上渡御と共にこの祭りのハイライトとされています
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電車をやり過ごしつつ小動神社へと並んで御神幸
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小動神社への道程には見守るように山車が4基。昭和37年に焼失するまでは「西の祇園の花車、東は腰越の人形山車」といわれるほど壮麗な山車だったそう(今は一本だけ現存)
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先行して終着点の小動神社参道に来ました
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御神体はお出かけしていますが、小動神社に参拝。ほっかむりしているような狛犬が印象的
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参道にコンテナがあり、中を見せてもらったら山車人形の源義経と弁慶。なぜ?と思っていると、小動神社のある腰越が源義経と弁慶ゆかりの地であるということを教えてもらいました
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そうこうしている間に神輿が到着
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祭りの法被はどこも特色があって素晴らしい。こういうのを楽しむのも祭りの醍醐味ですね
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そして神事の後しばし休憩になります
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その時間を利用して満福寺に。義経が頼朝の怒りを買い、鎌倉入りを止められて腰越に留まっていたとき、義経と弁慶が心情をつづった腰越状を書いたといわれる場所です
満福寺 寺・神社・教会
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石像。先ほどの山車人形と大体構図は同じなんですね
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200円納めて内部を拝観させてもらいます。腰越状の下書きと言われるもの
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頼朝に鎌倉入りを拒絶され、この地で引き換えさえざるを得なかった義経の哀愁が
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龍の天井絵が見事
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腰越状に関してはこの場所に来て初めて知りましたが、思わぬ収穫でした
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その後は有名なスラムダンクの踏切にも来てみました。インバウンドの人が100人以上いましたが、これは近所迷惑・・・旗を持った団体ツアーの方々も。警備員も数人常駐
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さて神幸に戻ってきました。江の島に帰る八坂神社の神輿と、それを見送る小動神社の神輿
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帰りも江ノ電がバンバン通過します
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手を振る人たちと、窓のすぐ外に神輿が現れてビックリする乗客たち
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龍口寺の門前で双方の神輿が名残惜しそうに練りあって別れます。八坂神社の神輿は江島に帰りますが私もここらで暇を。いやあ大変素晴らしいお祭りでした
龍口寺 寺・神社・教会
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〆にコンビニでルート134ビールを購入。国道がビールの名前になっているのは日本で唯一なのではなかろうか
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片瀬江ノ島駅から小田急電鉄で江の島を去ります。小田急とアニメがコラボしているようです
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そしてそのまま茅ヶ崎に。駅の観光案内所でマンホールカードをいただきました。烏帽子岩がいい味出しています
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そういえば江の島は猫が多いと聞きますが結局遭遇できなかったなあ。茅ヶ崎ではすぐ会えたのに
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日が変わりまして7月15日の海の日。茅ヶ崎に来たのは浜降祭のため。諸説ありますが関東三大奇祭です
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浜降祭は夜が明ける前から始まるので別名「暁の祭典」とも呼ばれています
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茅ヶ崎駅の北口ロータリーなどでは午前1時2時あたりに神輿が集まり練りを行うのですが、流石につらいので今回は日の出直前の南湖の交差点に来ました
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南湖の十字路付近は人人人。朝4時台からこんなに盛り上がっていて苦情とか来ないのかな
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浜降祭は相模国一宮たる寒川神社を筆頭に近隣40近くの神社の神輿が朝の浜辺に集い禊を行う神事です
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日が昇ってきました
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さて、神輿が集う南湖の海岸に向かいますが途中にあった住吉神社にお参り。当然こちらのお神輿も浜降祭に参加中です
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半分ぐらいの神輿はトラックで来ます。北方面の神社は遠すぎるからですが、昔は根性で人力で来ていたそう
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海水浴場付近は神輿で大渋滞
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各神社の幟がすでに浜に掲げられています
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浜に入ってきた神輿は海に入って禊を行うものもあります
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浜降祭の起源は諸説ありますが先日の江の島天王祭と同じく漁師が(寒川神社の)御神体を海から引き揚げたというものがあるのがなかなか興味深い
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浜に設けられた竹製の鳥居を各神輿がくぐり、定位置に向かいます
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浜には櫓が立っており、そこでどこの神輿が浜入りしてきた等のアナウンスがあります
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相模国一宮である寒川神社の神輿の登場に場は一層盛り上がります
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現在の浜降祭は、元々寒川神社や鶴嶺八幡宮の神輿が海で禊を行っていたところ、150年ほど前に合同で行うことにになり、そこに地域の神社が合流して今の浜降祭に発展したということのようです
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神輿に曙光が反射して映えますね
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さて、全ての神輿が出そろい
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祝詞などの一連の神事が始まりました
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その後、無事神事も終わり各神輿は地元に戻って練りを行います
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神社によっては帰る前に海に入るところも。そして時刻はいまだに午前8時台
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朝から楽しい超楽しい(語彙力)
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浜降祭には初めて来ましたが、自信を持ってお勧めできるお祭りだと思います
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帰る前にえぼし岩(姥島)を遠くに見ます。サザンオールスターズの「チャコの海岸物語」「HOTEL PACIFIC」の歌詞にも登場し、茅ヶ崎市のシンボルにもなっています。昔は違う形状でしたが戦後に米軍の射撃訓練の標的にされて今の形に。その後市民運動が起きて訓練は中止されました
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昼ご飯はモキチで湘南地ビールでも飲むかと思っていたら、加山雄三やサザンオールスターズの桑田佳祐が通っていたサッポロ軒が閉店(移転予定)と聞き、やってきました
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桑田佳祐は大盛みそが好きだったらしいですが、私は醤油一択です。ねぎを追加しなくてもデフォでこの量。私の中では一番好きなラーメンです
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ラーメンの後はすぐ近くの「つちや商店」で少し立ち飲みを
つちや商店 かどうち グルメ・レストラン
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右はここ茅ヶ崎市唯一の酒蔵である熊沢酒造の代表銘柄「天青」。左は佐賀県の「基峰鶴」
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店を出ると丁度茅ヶ崎駅前の通り(加山雄三通り)を八大龍王神の神輿が練っていました。早朝からいままでお疲れ雅です。名残惜しいですが明日は仕事なのでまだお昼ですが帰るとします。
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さて、今回は相模湾に面する江の島の天王祭と
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茅ヶ崎の浜降祭という海に関係する祭りを巡る旅行記となりました。長くなりましたがここまで読んでいただき感謝申し上げます。ではまた次の旅行記で
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