2024/05/08 - 2024/05/23
57位(同エリア247件中)
youさん
円安や紛争などにより遠くなっているヨーロッパですが、時間は待ってはくれないので、4年ぶりにドイツに行ってきました。ドイツは、過去に主だった都市は訪れているので、今回は中央部にある世界遺産の街を列車で巡ることにしました。
日程は下記。
5月8日 羽田→フランクフルト(泊)
5月9日 フランクフルト→ケルン(泊)
5月10日 ケルン→トリーア(泊)
5月11日 トリーア→コブレンツ→フランクフルト(泊)
5月12日 フランクフルト→ニュルンベルク(泊)
5月13日 ニュルンベルク(泊)
5月14日 ニュルンベルク→レーゲンスブルク→ニュルンベルク(泊)
■5月15日 ニュルンベルク→バンベルク(泊)
5月16日 バンベルク→エアフルト(泊)
5月17日 エアフルト→アイゼナッハ(泊)
5月18日 アイゼナッハ→クヴェードリンブルク(泊)
5月19日 クヴェードリンブルク→ヴェルニゲローデ(泊)
5月20日 ヴェルニゲローデ→ゴスラー(泊)
5月21日 ゴスラー→フランクフルト(泊)
5月22日 フランクフルト→
5月23日 羽田
この旅行記は、上記日程の■を付けた日にちで、バンベルク街歩きを掲載します。
表紙の写真は、人工の中州に造られたバンベルク旧市庁舎。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 4.0
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5月15日 ニュルンベルク8時20分発のバンベルクを通るハンブルグ行き列車ICE602を待っています(17.9ユーロ)。この列車は定刻に到着する様です。
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8時40分 ニュルンベルクから約35分でバンベルク駅に到着。
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バンベルク駅から5分ほど歩いて、今宵のホテル アンドレスに着きます。
街並みに溶け込んだホテルのたたずまいで、ドアを開けてフロントに荷物を預かってもらいます。宿泊客が隣のレストランで朝食中、どちらから来たのですかぁ~と声をかけられます。 -
部屋はこんな感じ。栓の無いバスタブ付き、朝食込みで98ユーロ。
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フロントにてバンベルクの地図を頂きます。
駅は右上にあり、街中をマイン・ドナウ運河(太い川)とレグニッツ川が流れています。観光の中心となるのは、中州のあるレグニッツ川周辺や南側の丘周辺となります。第二次世界大戦の被害を受けずに、中世の景観がそのまま維持されているドイツでは稀な地域。 -
ホテルを出て広めの道路をマイン・ドナウ運河を目指して歩きます。
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マイン・ドナウ運河に架かるこの吊り橋を渡ります。
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吊り橋の上からマイン・ドナウ運河沿いの風景を眺めています。
この運河は、マイン川とドナウ川とを結ぶもので、北海と黒海との水運が可能となりました。 -
政府機関の古い建物の前を通過します。アーケードの中はお店が並んでいます。
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やがて、マクシミリアン広場に出ます。広場に面して市庁舎などが建っています。
こちらは広場の脇に立つマクシミリアン国王の像と泉です。王様を囲んでいる4つの銅像は、バンベルク出身の有名人みたい。 -
道路に面して聖マルティン教会があります。
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中に入ります。ドーム天井はだまし絵の様です。
例により、椅子に座ってここに来られたことを感謝し、その他ものものを祈ります。 -
繁華街に沿って進むとこの噴水池のある三角広場に出てきます。
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三角広場の右手の道を進むとレグニッツ川沿いに出てきます。
川沿いに昔使われていたと思われるクレーンが見られます。 -
こちらはクレーン越しにレグニッツ川の上流方向を見ています。
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レグニッツ川沿いの遊歩道を上流方向にぶらぶらします。
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旧市庁舎のある中州に架かる橋を潜ります。
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川(運河)沿いをぶらぶら~
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川沿いの市街地は木組みの家が並びます。
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地図によればこの川は、Aller Kanalとなっており、レグニッツ川をバイパスする運河となっているようです。
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中州の庭園です。黄色いバラがチラホラ咲いていますが、最盛期は終わっているみたいです。奥に大聖堂の尖塔が見えています。
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イチオシ
もと来た場所まで遊歩道を戻ります。
こちらは橋の袂に置かれたブロンズ像。ポーランド出身のイーゴリ・ミトラジによる愛のエロスの傷ついた頭と称する1987年の作品です(銘板)。 -
先ほど下を潜った中州に架かる橋を渡ります。
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橋の上から川の下流方向の風景です。
川沿いに中世の家々が並び、ボートも繋がっています。あのあたりは小ベニス地区と呼ばれています。 -
橋の左手方向は、中州に建つ旧市庁舎が見えます。壁一面にフレスコ画が描かれています。橋の上流側にも旧市庁舎に繋がる橋があります。
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橋を直進します。その先はT字路で、そこを左折します。
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左折すると中州に建っている旧市庁舎が見えてきます。正面の時計塔は、先ほど見ていた橋の延長線上にあって、アーチのトンネルを抜けて橋を渡る形になっています。
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イチオシ
こちらは川の上流側から見た旧市庁舎です。
前の写真は、左側の橋の手前から見ていた風景になります。ユニークな構造であることが分かります。
かってバンベルクの聖職者たちは丘の上に住み、一般市民は川を挟んだ下町に住んでいました。当時市庁舎を造るにあたり、聖職者らは宗教区に造ることを拒否したため、川の中央に人工の中州を造り、そこに建てたとのことです。これにより、聖職者側からも市民側からも市庁舎にアクセスでき、中立の立場をとることが出来たそうです。中州に架かる橋は、1455年に完成したもので、オーベレ・ブリュッケと呼ばれています。 -
旧市庁舎の丘側(聖職者が住んだ側)の外壁にフレスコ画が描かれています。
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アーチのトンネルを潜って市民側の外壁に描かれたフレスコ画です。この画の上枠と下枠に、天使がはみ出すように付けられていいます。だまし絵らしいですが、見ればわかりますよねぇ~。
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こちらは川の上流側の眺めです。
旧市庁舎の木組みの建物部分が川の上に一部はみ出しています。川の上流に堰があり、その手前に橋が架かっています。
3枚前の写真は、あの橋の上から撮ったものです。 -
橋の中央、キリスト磔刑の石像があります。
左側にマリア様がイエスを見上げ、マグダラのマリアがイエスの足元を支えていると言う余り見かけない構図です。
宗教画でよく見かける構図は、イエスの足元は手の届かない高い位置にあります。 -
イチオシ
橋を渡り切って振り返って見る旧市庁舎。
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橋に繋がる通りの両側は、お土産屋さんが並んでいます。
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川の上流側沿いを歩き、橋を渡って旧市庁舎の通りに戻ります。
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旧市庁舎のトンネルを出た続きの通りをぶらぶら歩きます。
右手の建物は、地ビールを提供する有名なレストランですが、前を素通りします。 -
旧市庁舎のトンネルを出た続きの通りをぶらぶら歩きます。
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旧市庁舎のトンネルを出た続きの通りをぶらぶら歩きます。
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高さ約81mの尖塔を持つバンベルク・ドーム(大聖堂)に来ました。
最初に建造されたのは11世紀、2024年5月現在も足場が設けられていて、修復中です。 -
バンベルク・ドーム。後方にも2本の尖塔が建っています。
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広場に面して豪華な君主の門があります。
1225年に造られたもので、皇帝や司教連が祝祭典の時に入場門として使われていました。扉の上のタンパンには、最後の審判の彫刻が施されています。 -
大聖堂の中に入ります。
こちらは巨大なパイプオルガン。 -
中央階段の間に安置されている大聖堂の建立者である皇帝ハインリヒ2世と妻クニグンデ皇后の墓です。
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1225~1237年に造られたと言うバンベルクの騎士の像。作者は不明。
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大聖堂の前の広場に面して建つバンベルク新宮殿です、
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新宮殿の脇道をぶらぶら歩きます。
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通りの先に聖ヤコブ教会が見えてきました。
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スペインのサンチャゴ巡礼路を一部歩いた巡礼者として中に入らせてもらいます。
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ここバンベルクから巡礼のゴール地サンチャゴ・デ・コンポステーラまでは2850Kmもあるみたい。。。若かったら挑戦したいけど~。。。
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緩やかな坂をぶらぶら上って行きます。
道の両側にも古い家々が並んでいます。 -
聖ミヒャエル教会に来ました。が、、断念なことにシートで覆われていて工事中です。この教会の尖塔も相当の高さがあるみたいです。
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現地に張り出されていた聖ミヒャエル教会の上空写真です。
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イチオシ
教会の敷地は丘の上に建っています。
こちらはミヒャエルスベルク庭園からの眺望です。 -
イチオシ
ミヒャエルスベルク庭園からの眺望 その2。
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ミヒャエルスベルク庭園からの眺望 その3。
手前はブドウ畑、奥の尖塔はバンベルク大聖堂のものです。 -
十字架の道行きのある通りがあります。こちらがスタート地点の様です。
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イチオシ
バラの咲く住宅地をぶらぶら抜けて行きます。
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坂を上った丘の上にテントに覆われていて、大工事中のカルメリテンクロスター教会(Karmelitenkloster) が建っています。
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フェンスの脇を抜けて中に入らせてもらいます。
礼拝堂の中も天井には、ネットが貼られていて工事が進行中です。正面に聖母子の幻想的な祭壇画が見られにした。 -
大通りを進んで、三角屋根の頂点にキンキラのマリア像が据えられているアッパー教区教会(Obere Pfarre)に来ました。
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ロココ調の豪華な主祭壇です。
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天井には洗練されたフレスコ画が見られます。
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丘を上った先に見えていた聖ステファン教会(St.Stephan)に来ました。
この教会の創建は1008年とかなり古い建物の様です(銘板)。 -
中に入るとカワイイブロンズ像が。。。。何か。。。僕の未来が明るいものになりますよ~に。。。と訴えているように感じました。
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旧市街をぶらぶら歩きます。
ふと家の角に目をやるとイエス様の像が何気なく設置されています。これが街並みに溶け込んでいて、何か守られているみたいでいいですねぇ~。 -
石畳の商店街を歩きます。
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イチオシ
こちらも。
古い中世の街並みがそのまま残っています。どの街も電柱や電線が見られないのです。電気や通信ケーブルは、地下に埋設されているのでしょう。 -
こちらは道路脇に設置されている電線キャビネットだと思われます。外側にご覧の様な古い街並みの写真が付けられています。中世から受け継いだ美しい街並みを、次の世代にも引き継ごう~とのメッセージだと思います。
列車で巡るドイツ・世界遺産のある街(7)-----エアフルト編につづく。
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