2024/06/06 - 2024/06/06
132位(同エリア601件中)
玄白さん
コロナがようやく落ち着いてきたので、以前から訪れたいと思っていた日本最北の国立公園「利尻・礼文・サロベツ」へ花とグルメと温泉を巡る一週間の旅へ。
礼文島に入って2日目は、礼文島北部のレブンアツモリソウ群生地、スカイ岬、金田ノ岬などをレンタカーで巡り、スコトン岬近くの鮑古丹からゴロタ岬まで岬巡りトレッキングコースの一部を軽い往復トレッキング。
香深に戻る道中、夜晴れれば星景撮影をするつもりなので、ロケハンを兼ねて利尻富士と手前の風景が良さそうな場所を探しながらのドライブである。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 交通手段
- レンタカー
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
旅館桜井の朝食。北海道らしく、牛乳が飲み放題。珍しい食材は右下のヌカボッケの卵。ホッケを塩を混ぜた糠をまぶして発酵させた魚卵である。
8時前に朝食を済ませ、香深港にあるレンタカー店に予約しておいたレンタカーを取りに行く。 -
礼文島訪問の目的の一つは、絶滅危惧種に指定されていて、礼文島でしか見ることができないレブンアツモリソウを見ること。レンタカー店のオジサンが、パンフレットにあるレブンアツモリソウ群生地は、観光客が大勢押し寄せるので、じっくり写真撮影するなら、こちらが良いよと教えてもらった船泊地区のとある場所。
たしかに誰もいない。 -
群生しているというほどではないが、だれもいない草原を歩きまわると、まぎれもなくレブンアツモリソウが咲いているではないか!
-
レブンアツモリソウは一株1輪の花が咲くのだが、複数の株が集まっていることが多いようだ。
-
ただ、残念なことにすでに花期のピークは過ぎているようで、クリーム色の花が茶色に変色している株が多い。
-
やっぱり、観光客で混雑していようと、パンフレットにある群生地に行ってみようということになった。
途中、ミヤマゼンコ(?)の大群落があったので、一枚パチリ -
礼文島最大規模のレブンアツモリソウの群生地。
駐車場はレンタカーや観光バスが次々と来ているが、駐車スペースが見つけられないというほどではなかった。
一面アツモリソウの白い花で埋め尽くされているというような群落ではないが、かなりの花数ではある。 -
イチオシ
しかも、船泊の秘密(?)の場所より咲く時期が遅いのか、まだ見ごろの花が多い。
大きな袋状の花が平安時代、源平合戦のころの武士が後ろからの矢を防ぐ幌のようなものを背負っていたが、それに似てるところから平家の武将、平敦盛にちなんでつけられた名前である。同じような花の形で、やはり絶滅危惧種のクマガイソウがあるが、レブンアツモリソウの方が圧倒的に稀少価値は高いようだ。 -
ネット上の園芸ショップでは、なんと1株5万~11万円の値がついてる。
ただ、レブンアツモリソウは礼文島でしか生育しておらず、平成8年から礼文町高山植物育成センターで人工的な増殖が行われ、5年後にようやく18本の花を咲かせることに成功したという。ネットの園芸ショップで売られているレブンアツモリソウの出所はどこなのだろうか? まさか、盗掘品ではないと思うが・・・ -
蕾もある
かつては、礼文島のいたるところで見られたらしいが、盗掘が横行して今ではごく限られたところでしか見られなくなってしまったという。 -
地元の人たちが熱心に保護活動をしている。一口千円の協力金を募っていたので、寄付をして、バッジをもらった。
-
レブンアツモリソウ以外にも、普通は高山帯でしか見られない山野草をみることができた。
サクラソウモドキ。花の大きさが1cmほどの可憐な花で、モドキという名前はちょっとかわいそうな気がする。この花も絶滅危惧1B類に指定されている。 -
ハクサンチドリ
-
根元にはレブンアツモリソウ
-
澄海岬まで車で行ける。車道の横に立派な歩道が作られていて、最北部のスコトン岬からの岬巡りトレッキングコースの一部になっていて歩道を歩いているトレッカーが散見される。
礼文島の地形は西側は急峻な断崖が続き、東側はなだらかな丘陵になっている。 -
澄海岬駐車場から展望台に向かう途中に、こんなものがあった。宿のスタッフに後で聞いたところ、糠ホッケというのだそうだ。塩と米ぬかに野菜のぬか漬けよろしく漬け込んで発酵させたものらしい。
-
チシマフウロ
北海道や東北の山岳地帯で見られる高山植物だが、ここでは海抜5mの海岸近くで咲いている -
澄海岬展望台
-
イチオシ
海底が見えるほどの透明度が高い海水が空の青を写して鮮やかな青色を呈している。礼文ブルーと言われている
-
海岸の岩礁は波で浸食されているが、柱状節理が見られる。礼文島が海底から持ち上がった火山由来の島だということが、よくわかる。
-
ミャマオダマキの群落
-
イチオシ
スコトン岬に行くまえに、スコトン岬と対をなすように北に突き出ている金田ノ岬方面の海岸沿いに車を走らせる。目的は、この付近に住みついているゴマフアザラシを見ること。
岬の突端に船泊漁協直営の「あとい」という海鮮食堂があり、その沖合に7~8頭のゴマフアザラシが浅瀬にゆったりと寝そべっている。 -
イチオシ
びっしり生えた昆布をベッドにして気持ちよさそうだ。
-
しばし、アザラシの様子を見物したり、撮影したりしてからスコトン岬に向かう。スコトン岬にあるシーフードレストラン「海の人」で生うに丼を味わってから、軽く岬巡りトレッキングコースを歩く予定だったのだが、レストランは団体客の貸切りになっていて、食事にはありつけなかった。
宿で朝食を目いっぱい食べたので、この日は昼食抜きでも良しとしてトレッキングを開始。
トド島展望台にて。沖合いの島がトド島という無人島。海鳥や冬になるとトドが集まってくるらしい。 -
スコトン岬から鮑古丹までは車道になっていて、鮑古丹神社に通じる道の一部スペースに駐車してトレッキングコースに入る。ここから鉄府まで8km弱、2時間のコースだが、レンタカーなのでピストンにならざるを得ないし、すでに午後になっているので、途中のゴロタ岬辺りで折り返すことにした。しかもゴロタ岬から先は車道になっているらしい。
-
途中で高山植物を見つけては、撮影しながらなので時間がかかる。
キジムシロだろうか。よく見るとダニのような小さな虫がついている -
???
-
エゾノリュウキンカ
そろそろ花期は終わりに近いようだ。 -
イチオシ
キジムシロ
鮮やかな花の中央部がオレンジ色なのが特徴 -
礼文島西側は十数キロにわたって、海食崖が続いている。
-
エゾエンゴサク
若芽は食用になるという -
エゾイヌナズナかな?
-
ゴロタ岬付近、ゴロタ山(標高176m)まできた。まだ、0.7kmほどしか歩いていないが、岬巡りコース最高峰まできたので、そろそろ引き返すことにした。この先数百mのところから車道になるらしい。
-
ゴロタ浜を見下ろす。彼方には利尻富士が見えている
-
スコトン岬遠望。その向こうにはトド島が見える
-
ゴロタ山頂上の展望台に咲いていたエゾイヌナズナ
0.7kmしか歩いていないが、車に戻る -
エゾエンゴサク
-
葉っぱの影にいたカタツムリ
-
シャクかな?
-
シャク(?)の群生
-
眼下に見える小屋のような建物は鮑古丹神社
礼文島では、小さな集落にも規模の大小はあるが、必ず神社があるという -
車を停めてある鮑古丹集落に下る路肩から、利尻富士をパチリ
利尻富士は何枚撮影したことだろう -
もう一度、スコトン岬へ。
-
ここも観光のメッカで、観光バスで乗り付けた観光客が大勢いる
-
礼文島最北端の民宿
レストラン、土産物店と同じ経営者のようだ -
岩礁が沖合まで連なっている。スコトンは漢字表記では須古屯と書く。アイヌ語で大きな谷という意味だという。
空気が澄んでいるときは、サハリンが見えるというのだが、この日は見通せなかった。 -
断崖絶壁の下をカモメが飛び交っている
-
今日は、礼文島訪問の第一目的だったレブンアツモリソウを見て撮影することができた。ミッション達成である。
香深の宿に戻る途中、ずっと洋上に浮かぶ利尻富士が見えていた。夜晴れれば利尻富士と天の川の撮影を目論んでいるので、ところどころでロケハンをしながらの帰路である。 -
駒屋崎パーキング付近にて。ここも天の川撮影候補地の一つにしよう
-
オオセグロカモメの群れ
-
イチオシ
オオセグロカモメ
-
2日目の宿の夕食
メインは石狩鍋。昨日はタラバガニだったが、今宵はケガニ。ミソがたっぷり、そして待望の生うにがでました~
夜の天の川撮影に備えて、今日はアルコール抜きの夕食。
ところが、昼間ロケハンしておいたスポットに撮影に出向いたが、雲が出てあえなく撃沈となってしまった。
<続く>
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
旅行記グループ
北海道
-
前の旅行記
日本最北の国立公園「利尻・礼文・サロベツ」の花、グルメ、温泉を巡る旅 (1)移動編
2024/06/05~
礼文島
-
次の旅行記
日本最北の国立公園「利尻・礼文・サロベツ」の花、グルメ、温泉を巡る旅 (3)礼文島南部編
2024/06/07~
礼文島
-
日本最北の国立公園「利尻・礼文・サロベツ」の花、グルメ、温泉を巡る旅 (1)移動編
2024/06/05~
礼文島
-
日本最北の国立公園「利尻・礼文・サロベツ」の花、グルメ、温泉を巡る旅 (2)礼文島北部編
2024/06/06~
礼文島
-
日本最北の国立公園「利尻・礼文・サロベツ」の花、グルメ、温泉を巡る旅 (3)礼文島南部編
2024/06/07~
礼文島
-
日本最北の国立公園「利尻・礼文・サロベツ」の花、グルメ、温泉を巡る旅 (4)利尻島東部編
2024/06/08~
利尻島
-
日本最北の国立公園「利尻・礼文・サロベツ」の花、グルメ、温泉を巡る旅 (5)利尻島西部編
2024/06/10~
利尻島
-
日本最北の国立公園「利尻・礼文・サロベツ」の花、グルメ、温泉を巡る旅 (6)稚内・サロベツ、宗谷編
2024/06/11~
稚内
旅行記グループをもっと見る
この旅行記へのコメント (2)
-
- TKさん 2024/07/11 09:33:27
- 玄白さんの美しい礼文の写真を楽しみました。
- 玄白さん
こんにちは!
いつもとおりの、玄白さんの美しい礼文の写真を楽しみました。さらに礼文アツモリソウの可憐な写真や、礼文島の高山植物、美しいですね。私も大好きなミヤマオダマキもたっぷり楽しめました、ありがとうございます。
実は私たちも6月下旬に礼文島に行ってきました!咲いている高山植物も、玄白さんの頃とは、少し違った花が咲いていました。短い夏を精一杯咲きほこる可憐な高山植物も一生懸命なのですね。6月下旬には残念ながら、礼文アツモリソウはもう終わっていました。見たかった!準備万端の玄白さん、さすがです。
これからもどうぞ、よろしくお願いします。
TK
- 玄白さん からの返信 2024/07/12 10:24:46
- Re: 玄白さんの美しい礼文の写真を楽しみました。
- TKさん、こんにちは!
いつも玄白の旅行記を見ていただき、ありがとうございます。
6月下旬はたしかに礼文アツモリソウは終わっていますが、他の高山植物の花々は最盛期を迎えるころなので、そのころの礼文島もたっぷり楽しめたのではないでしょうか?
実は礼文アツモリソウにこだわったのは、所属している写真クラブの写真展で、平家物語の花をテーマにしようと考えているのです。先月は福島県でクマガイソウを撮影してきました。近々、沙羅(ナツツバキ)撮影を予定しています。
沙羅双樹 盛者必衰の理
クマガイソウ 熊谷直実の後悔
アツモリソウ 平敦盛の悲劇
自己満足以外の何物でもありませんが(^ ^);
では
玄白
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
礼文島(北海道) の旅行記
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
旅行記グループ 北海道
2
52