京都 & 姫路2024(6)なぜだか泣けた「慰霊塔」

2024/04/15 - 2024/04/15

2024年4月14日から17日まで、京都と姫路を旅してきました。
書写山圓教寺で疲労感に襲われ、早めに下山したところ、バスに乗っている間に体力回復。198段の階段の先にある男山配水池公園や、38ヘクタールもの広さを有する手柄山中央公園を巡ったり、夜は姫路城のライトアップを鑑賞したり盛りだくさんの一日となりました。

エリア 姫路(兵庫)

• 旅行の満足度: 4.5

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: 高速・路線バス 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

「5) 手柄山中央公園でヨーロッパを思い出す
　https://4travel.jp/travelogue/11912136」からの続きです。
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ロックガーデンからの眺めを楽しんだ後は、「太平洋戦全国戦災都市 空爆死没者 慰霊塔」へとやって来ました。上は、塔の背後から撮影した画像で

側面からは、土台部分が見えました。何やらドアがありますが、入ることはできません。

それでは、正面へと回り込んでみましょう。

すると、自分でもびっくりする事がおきました。
涙があふれて止まらないのです（T_T）
なに、なに、なんで、私、泣いてるの!?

理屈ではない。
深い部分に触れるものが、ここにはある。
それに反応して涙が出てきてしまったのかも。

戦争で多くの命が失われた。
苦しさや無念さ。
残された人々の悲しみ。
そうした思念が、ここには渦巻いているのかも。

今も世界から戦争はなくならないけれど。
一人でも多くの人が、その愚かさに気づき、
平和な世の中になりますように。
心から強く願いました（＞_＜）

太平洋戦全国戦災都市空爆死没者慰霊塔 名所・史跡

ズドーンと気持ちが落ち込んで、
体の芯まで冷え切ってしまいました (´Д` ;)

公園内施設の閉館時間まで、あと30分。

職員の方は、片づけを始めたようです。

丹念に手入れされた花壇で、
ノニャを撮影したかったけれど、
強風が止む気配もない。

サンクガーデンそばにある「和風庭園」も、

枯山水っぽい趣に心惹かれましたが、
入口から撮影しただけで見学終了（＝_＝）

満開を迎えているのは、八重桜かな。
ホテルに上着を置いてこなければ。
もう少しここで楽しめたのに（Ｔ□Ｔ）

和風庭園の先の「ちぎり橋」を渡ると、温室植物園があります。でも、もう入館時間は過ぎました。

橋の上から先ほど下車したバス停「手柄山中央公園口」方面を撮影したら、Uターンして階段を下り、

カスケードを通り抜けて、バス停へと向かいました。
ところが、ここで思わぬ事態が発生。

姫路駅行きのバス停は、どこ!?

先ほど下車したバス停の向かいには、見あたりません。
どこにあるのか。
尋ねたくても、歩いている人がいません（０_０）

バス停は、姫路駅方面かな。
適当にあたりをつけて歩きながら、スマホで地図検索しました。すると、姫路駅行きバスが私の横を通り過ぎて行ったのです！

え～～～、待って～(ﾟﾛﾟ)
追いかけましたが、バス停でない所で停まってくれるはずもなく…。

去っていくバスを見つめながら、とぼとぼ歩いていたら、
その先の信用金庫の前で、ようやく人に出会いました。

手柄山中央公園 公園・植物園

「バス停は、むこうですよ」
その方が指さしたのは、私が歩いていたのとは反対の方角でした。
え～、そっち（＞＜）!?

上の画像に、教えてもらったバス停が映っています。
どこだか、わかりますか？

バス停「手柄」という表示が道路と平行なので、
近づかないとバス停だとわかりません。
まったく、もう （≧血≦；）
遠くからでも視認できるように設置して～

さらに、時刻表を見てショックを受けました。
先ほど追い抜かれたバスは、おそらく16時47分発。
となると、次のバスは…17時17分！

え～、30分も待つの Σ(￣ロ￣lll)
この冷え切った体で!?
この吹きさらしの場所で!?
Oh, my God !! （Ｔ□Ｔ）

バスが、1時間に2本しかないなんて。
ここを通るバスは、他にないのかな。
調べたけれど、この路線しかないようです。

ホテルまで歩くと、17分。
バスを待つ間に到着できるけれど、
疲れて歩きたくないし、フリー切符もある。

今日はもうホテルで寝るだけなら、歩いてもよかったのです。でも、この後、姫路城のライトアップを見に行くつもりでした。そのための体力は残しておきたい。ということで、バスを待つことにしました。

この日の旅のあれこれをメモしていたら、時間はあっという間に過ぎていきました。

ただ、この細い歩道。
自転車通学の学生さん達が、次々と通り過ぎていくのです。私の姿を見ると、手前で車道へ下りて、私を避けてくれるのですが、それがものすごく申し訳なかったです。

私は普段、自転車に乗ることが多いのですが、車道を走るのは怖いです。わざと寄せてくる車もいるし、それでケガした知り合いもいます。

だから、学生さんたちが私を避けて車道に下りてくれるたび、なんだか、いたたまれなくなりました。
時刻は、17時17分。
もう来るはずなのに、バスは来ない。
だんだんイライラしてきました。
風邪をひいたら、どうしてくれる（＝_＝）
いや、風邪ならいい。
コロナにかかったら、どうしよう。
…と後ろ向き思考が頂点に達したところで、バスが来ました。

時計を見ると、17時20分。
たった3分の遅れです。
それを我慢できないなんて、相当、疲れていたようです（＞_＜）

車窓を眺めていると、気になるものを発見しました。
バス停に「海抜11ｍ」なんて書いてある。
これは、いったい何のため？
海が近い場所では、これが標準仕様なのか？

不思議に思っているうちに、17時33分、姫路駅に到着しました。

姫路駅 駅

駅の南北連絡通路を通って、

ホテルへ戻ります。
この日の宿は「姫路駅前ユニバーサルホテル南口」。
姫路駅から100mという至近距離。

2泊して部屋の清掃を辞退すると、200円返金してくれる。チェックインの時に知り、予想外の収入が嬉しくなりました(^-^)

ホテルは15階建てで、私の部屋は14階。
こんな高層階に泊まれるとは思わなかったので、また嬉しくなりました。

ただ、残念なことも。
14階にある大浴場が、前日に泊まった京都の系列ホテル同様、コロナ禍の人不足のため休止中だったのです。眺めのいい大浴場。入ってみたかったな (T-T)

と残念がっている間に、エレベーターは14階に到着。

踊り場から真下を見ると、足がすくみますが、

一直線に伸びる線路や、

姫路駅のホームは、なかなかの眺めでした。

部屋の造りは、京都のユニバーサルホテルと同じ。

冷蔵庫、湯沸かしポットもあり。
荷物を広げるスペースも十分すぎるほど。

窓からは解放感のある景色が見えて、部屋が広く感じられました。
でも、窓が開きません（～～；

…と思ったら、10センチほど開いた＼(^。^)／

カメラを落とさないよう慎重に、すき間から手を伸ばして景色を撮影。

先ほどの踊り場とは違う角度から、姫路駅のホームが見えました。

さて、夕食の時間です。
1泊2食付きプランなので、ホテル1階レストランへ。
17時30分から21時30分までの営業で、ビーフカレー定食か日替わり定食のいづれかを選べます。この日の日替わりは「豚生姜焼きと筍の土佐煮」でした。

おかずは皿によそって置いてあるため、遅い時間に来ると、料理が冷めていることもありますが、総じて味は良かったです。
おみそ汁は、お椀にわかめとお麩が入っていて、給湯器のような機器のボタンを押すと、具なしのみそ汁が出てくるので、温かいみそ汁を飲むことができます。
上の画像の右は、サラダバー。
野菜は価格高騰中にもかかわらず、たっぷりいただけるのは嬉しいサービスでした。

豚生姜焼きと筍の土佐煮は、玉葱たっぷり、豚肉は甘めの味付けです。
筍の土佐煮は、レトルトっぽい味がする…!?
おひたしは味がないので、みそ汁に投入。
春雨入り酢の物は、甘酸っぱさが疲れを癒してくれました。
小皿にはたくあんと、デザートはナタデココ入り杏仁豆腐。

この日と翌日のレストランは、空いていました。
でも、翌々日は空席がほとんどないほどの混雑ぶり。
ビジネスマンに観光客、日本人に外国人など客層もさまざまでした。

コーヒー、紅茶、ジュースなどドリンクは飲み放題。ドリンクメニューも、京都のユニバーサルホテルと同じでした。一括仕入れ & 管理しているのかな？

夕食を終えたのが、18時30分（上の画像は、14階の踊り場から撮影）。

ぽつぽつと灯りが灯り始めました（上の画像は、部屋から撮影）。

名産品の素麺「揖保乃糸」の看板。
一文字ずつ現れては点滅を繰り返し、目をひきます。
眺めているうちに、食べたくなってきました。
やばい、脳の深層部分に刻み込まれてしまったかも（＾＾；

いやいや、今は揖保乃糸ことは忘れよう。
姫路城のライトアップを見に行くんだから。
でも、何かつまみたくなっちゃった。

姫路駅前ユニバーサルホテル南口 宿・ホテル

そうだ (^o^-)
幡-INOUE「鹿のサブレ」。
昨日、奈良の友達からもらったんだ。

お菓子は別腹。
ちょっと食べちゃおう。
なんてバターの良い香り (*´∇｀*)

おっと、いけない。
味わっている場合じゃない。
姫路城のライトの色が変わるのは、20時と21時。
通常のライトアップも見たいから、19時には出かけよう。
今度は、しっかり厚着して。
そうだ、傘も持っていこう。

…と手間取っていたら、時刻は19時23分。
やばいっ（￣▽￣；） 急げ～。

以上、ご覧いただきありがとうございました。
この後は「7)雨にも負けず 姫路城のライトアップ」https://4travel.jp/travelogue/11912165　へ続きます。

この旅行記へのコメント （4）

• ohanaさん 2024/07/06 08:48:47

  旅の奥深さ

  kiyoさん
  おはようございます
  
  只今福岡にいます。
  一泊二日プラス一泊、強行詰込み旅盛りだくさん（笑）
  
  今は朝食中で女性陣が食べ終わるの待っています（笑）
  
  kiyoさん日記の拝見しますと奥深いその地を極める感じがします。素晴らしいですね。
  ヨーロッパに似ている公園、たしかに写真などで見るヨーロッパのお庭に似ている感じがします。
  
  花の咲く時期など計算されているのでしょうか、造園は京都でも見ましたがすごい知識で造園されている！
  池の濁りの調整のため石灰を池の底に、金閣寺では池の調整の予備池とか匠を感じます。
  
  
  涙が出る気持ちわかります、私も法然と極楽浄土を見学し、京都で浄土宗の世界に触れ、知恩院へやっと訪問でき、行ったお寺で浄土を感じ涙が出そうになりました。
  過去の歴史や感謝の気持ちで涙が出ますね。
  
  また暫くしたら日記書いちゃいます。
  
  ohana

  kiyoさん からの返信 2024/07/06 16:17:49

  RE: 旅の奥深さ

  ohanaさま、こんにちは。
  いつもありがとうございます。
  
  福岡にいらっしゃるのですか。
  私も2017年に行きましたが、
  福岡は思っていた以上に見所が多く楽しかったです。
  
  特に、弘法大師をご本尊としてまつる東長寺の
  地獄極楽巡り（大仏様の胎内巡り）。
  あらゆる感覚を総動員して、真っ暗な中を進む体験は、
  長野の善光寺を思い出しました。
  
  それから、キャナルシティ（ショッピングモール）では
  噴水ショーが面白かったです。
  でも、あれは冬季限定だったのかも。
  
  ohanaさまは、どこを巡られているのでしょうか。
  旅行記を楽しみにしております。
  
  京都。
  池の濁りを石灰で調整するのですか？
  びっくりです。
  観光客があずかり知らぬところで、細やかな作業がなされているのですね。
  
  法然と極楽浄土展を見て、実際に京都に足を運び、知恩院へ。
  すべてが繋がり、ohanaさまは導かれているようですね。
  
  導かれていると言えば、
  先日、教えていただいたお水「財宝」。
  私も療養中の親戚へ贈りました。
  先日、手術を終え、これから放射線治療を開始するのですが、
  このタイミングでohanaさまからお水のことを
  お聞きしたのがきっかけで、私も贈ろうと思い立ちました。
  何か、天のお導きのような気がします。
  教えていただき、ありがとうございました。
  kiyo

• aoitomoさん 2024/07/05 20:18:09

  寒い中でも、しっかり観光されてびっくり！

  kiyoさん こんばんは～
  
  『姫路文学館』
  16時で閉館というのはよくありますが、
  15時閉館は早いですね～
  事前に閉館時間もチェックしておかないといけませんね。
  
  『手柄山中央公園』
  最初の写真でタイルの張り具合で
  私もグエル公園みたいって思いましたよ。
  でもイメージが重なると新発見できたような気分で
  楽しいですよね。
  
  『サンクガーデン』
  コントラストといい彩度といい、
  スマホ画像がいい感じに撮れてますね～
  これだけは撮り比べてみないとわかりませんね。
  
  『ロックガーデン』
  入り組んだ階段が迷路のようで楽しそうです。
  しかも白で統一されているのでお城っぽいのがいいですね。
  曲線を多用しているので外国っぽいのも面白いです。
  
  それにしても寒い中動き回られて元気です。
  
  『太平洋戦全国戦災都市空爆死没者慰霊塔』
  どこの観光地を訪れても慰霊塔って結構ありますよね。
  その当時の厳しい状況を想像すると、
  やはり胸がいっぱいになりますよ。
  私もそんな時何もできないですが、手を合わせて
  平和を祈ることで手いっぱいですよ。
  
  『姫路駅前ユニバーサルホテル南口』
  ホテルへ戻ったらホッとしますね。
  高層階から見る景色も楽しですよね。
  
  夜からは姫路城のライトアップも見たりと、
  結局kiyoさんは体力も十分にあるんですよね。
  
  続きも期待してます～
  
  追記、中南米の旅の旅行記は作らないかもしれませんが、
  動画は作ったので、よろしければ
  見てやってください。
  https://youtu.be/KBBQ1wuqlmw
  
  aoitomo

  kiyoさん からの返信 2024/07/06 08:06:36

  RE: 寒い中でも、しっかり観光されてびっくり！

  aoitomoさん、こんにちは。
  いつもありがとうございます。
  
  今回は事前チェックが足りず、
  閉館していたり、バスがなかったり…。
  コロナ禍で旅行から遠ざかっていたせいで、
  旅のノウハウを忘れてしまった気がします。
  
  手柄山中央公園。
  おおっ（＠＠）
  aoitomoさんもグエル公園みたいだと思っていただけましたか。
  同じように感じて下さる方がいて嬉しいです。
  
  スマホ画像。
  侮りすぎていました。
  先日、驚いたのは、姉が使っているiPhoneのカメラ。
  私のアンドロイド端末より広角なレンズが搭載され、
  画像も私のスマホより精彩でした。
  
  慰霊塔。
  aoitomoさんのおっしゃる通り。
  あちこちにあるというのは、
  それだけ犠牲者がたくさんいたということですね。
  絶対に繰り返してはいけない過去だと思います。
  
  中南米の動画。
  あとでじっくり見させていただきます。
  楽しみです。
  私はペルーとボリビアとメキシコは行ったことがあるのですが、とにかく遠くて行くのが大変だったというのが一番の思い出です。体力がないと行けない国ですね。
  
  来週まで”災害級”の暑さが続くようですが、体力を奪われすぎないよう、涼しくしてお過ごしくださいませ。
  kiyo