2023/12/19 - 2023/12/21
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タヌキを連れた布袋(ほてい)さん
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国営ペルニ社のワインガプ支店は旧市街にあった。
すでに,ワインガプからエンデまでの乗船券をバリ島のデンパサール支店で予約済みだったが,バリ島ブノア港からここワインガプへの「無座」での航海の過酷さに打ちのめされ,空きベッドがあるうちに先々の航海の予約をしておかなければならないことを痛感していた。
そこで,エンデの次の目的地をティモール島のクパンと定め,エンデークパンの乗船券を予約すべくペルニ社ワインガプ支店を訪れた。
- 旅行の満足度
- 3.0
- 観光
- 3.0
- ホテル
- 4.0
- グルメ
- 2.0
- ショッピング
- 2.0
- 交通
- 2.0
- 同行者
- その他
- 一人あたり費用
- 15万円 - 20万円
- 交通手段
- 高速・路線バス 船 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
人口密度の低いスンバ島であるから,窓口も閑散としている。
窓口に並ぶ前に,まずは情報収集。 -
ワインガプ港に出入りするペルニ船の情報はこのように掲示されていた。
デンパサール支店に掲示されていたのと同じような内容である。 -
各ペルニ船のスケジュールも掲示されている。
これはペルニ船「KM EGON」のスケジュール。ちなみに,エゴン山はフロレス島マウメレにある活火山である。 -
こっちは,これから乗船するペルニ船「KM AWU」のスケジュール。
-
情報収集を終えて,窓口へ行く。前の客の発券が終わって,私が窓口に顔を突っ込むと,職員の男はすぐに席を立って,若い女性職員を引っ張ってきた。どうやら英語担当の職員のようだ。
彼女はそれなりの英語で私に応対してくれた。おかげで,エンデ―クパンの乗船券の予約は難なく終わった。エコノミーのベッドを確保した。
あとは,出港する数日前から,乗船するペルニ船がどのくらい遅れているのかをペルニ社のウェブページで常時チェックしておかなければならない。
これから乗船するペルニ船「KM AWU」は,当初6時間ほど遅れていたが,その後追い上げたようで,当日にチェックすると12月20日23時にワインガプを出港することになっていた。 -
不便なワインガプ新港までどうやって行くかという問題はすぐに解決した。ホテルは宿泊客に対して空港への無料送迎サービスをしているようで,「海港も無料で送ります」と言ってくれたのだ。
23時出港だというと,ホテルを20時30分に出ろと言う。夜だったせいもあり,ホテルから新港まで車でたっぷり20分くらいかかった。
港にはたくさんの乗客や見送りに来た人々が蝟集している。この静かな島のどこからこんなに人が集まってきたのかと思うほどだ。 -
まずは予約確認書を乗船券に換え,待合室で待つ。程なく乗船が始まり,待合室から船へと向かう。
今回のワインガプ(スンバ島)-エンデ(フロレス島)は,約180kmの距離を約10時間かけて航海する。前回に較べると距離がずっと短いので,やや気が楽だ。
前回の航海の教訓から,今回はある作戦を考えた。
すなわち,船室内はどこもゴキブリがたくさんいて,乗客もたくさんいて,とても暑い。そこで,初めから甲板に狙いを定めて居場所を確保しようとしたのである。
夜間の甲板なら風が吹いているので船室より涼しいし,虫も船室に較べて少なそうだ。自分に「折りたたみ椅子」という装備がある点を最大限に活かせる。 -
押し合いへしあいで乗船し,バックパックと折りたたみ椅子を担いだまま甲板の空きスペースを物色する。すでにたくさんの人や荷物に占拠されているが,ワインガプで下船した乗客が陣取っていた場所がいくつか空席になっているはずだ。
-
そのうち,左舷側にちょうどよい場所を確保することができた。
ワインガプからエンデへは,おおむね2時の方向へ進むことになるので,左舷側のほうが朝日の直射を受けにくいはずだ。 -
バックパックをワイヤーロックで手すりに結びつける。
そうしておいて,本来の自分のベッド(座席)を見に行く。
ベッドは,底から2番目のデッキ(Deck4)にあるようだった。自分の4桁のベッド番号を探して歩く。 -
それにしても,ものすごい人数の乗客だ。前回の航海も大混雑だったが,今回はさらにその上を行っている。
やっとのことで自分のベッドを探し当てたが,当然のことながら誰か別の乗客に占拠されていた。
ベッドの周辺は乗客の手荷物で埋め尽くされており,ここにバックパックなどを持って下りてくるのは至難の業といえる。
ベッドや壁には小さなゴキブリ(体長10-15mmほど)がたくさん這い回っているのは前回と同じ。そして,船室内がとても暑いのも前回と同じだ。
ベッドを占拠している乗客に乗船券を示せば,おそらくすんなりとベッドを空けてくれるだろうが,ここで横になる気が起きない。一晩だけのことなので,今夜は甲板で過ごそうと肚を決めて上に戻る。 -
無座の乗客が多数乗船しているようで,船室内に空きスペースはまったくない。そのうちあぶれた乗客が甲板に進出してきて,甲板もどんどん埋まっていく。最初から甲板を目指しておいて本当によかった。
現在,フロレス島やスンバ島,ティモール島といったクリスチャンの島々へ向かう船は,クリスマス休暇に故郷へ帰る乗客で大混雑しているのであった。 -
出航1時間前に汽笛が1回鳴り,30分前に2回鳴り,定刻すぎに3回の汽笛とともにペルニ船アウ号は出航した。
わずか10ノットくらいの船足だが,風を受けられるので暑さは凌げる。虫の姿はない。前回に比べてずっと快適だ。 -
しかし,好事魔多し。
なんと,夜半頃から雨が降り出してきたのだ。
初めは雨足はそんなに激しくなく,屋根のない部分の甲板で寝ていた乗客だけが船室の中へ三々五々去って行った。
そのまま凌げるかと甘い期待をしたが,そのうち土砂降りになり,急いでワイヤーロックを外してバックパックを担いで船室へ逃げ込む。 -
もともと空きのない船室に,甲板にいた乗客たちが雪崩れこんできたから大混乱である。
それでも,不幸中の幸いですでに夜半過ぎである。通路を歩き回る乗客は少ないので,少々迷惑かもしれないが通路に椅子を置いて陣取る。
1時間くらいして甲板に出てみると雨がやんでいた。そそくさと甲板の元の場所へ戻る。甲板は雨で濡れているが,椅子に座るぶんには問題ない。
ところが,1時間もしないうちにまた土砂降り‥‥船室へ逃げ込む。
結局,一睡もしないまま朝を迎えた。 -
朝の甲板風景。幸い,雨はやんだ。
写真だとあまり伝わらないが,雨水とゴミとその他もろもろで甲板はぐちゃぐちゃである。 -
それでも眠る猛者はたくさんいる。いやー到底真似できんわ。
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これは船内の売店。船内に数か所ある。値段が高い(市価の2~3倍)ので,あまり利用者はいない。
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売店ではWall’sのアイスクリームも売っている。
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インドネシア人乗客は,乗船時にはちゃんとサンダルや靴を履いているのだが,船内では裸足になってしまう人が多い。
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甲板からはるか遠くに,フロレス島らしき島影が見え始めた。
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船内を巡っていると,おや?個室らしきものが並んでいる廊下があるのを発見。
船員用の個室なのかもしれないが,廊下には乗客らしき人々が寝そべっている。
ペルニ社のウェブサイトでは,このペルニ船アウ号の個室(一等船室である”Kelas1”及び二等船室である”Kelas2”)の乗船券は予約を受け付けていない。
一部の客船を除いて個室の船室はないと思っていたのだが,何らかの手段によって乗客が個室を確保することが可能なのかもしれない。
ただし,個室の設定がある一部の客船の情報をウェブサイトで見ていると,エコノミーに較べて,一等(2人部屋)や二等(8人部屋)の乗船券は値段が高い。二等で2倍弱,一等は約3倍である。
もし,船上で船員と直接交渉したり,旅行代理店で個室を確保するにしても,それなりの対価を支払わなければならないことが予想される。 -
7時前に朝食のアナウンスがあり,配給所の長い列に並ぶ。
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給食はこんなの。白飯にビフンゴレンと練りもの。これにサンバルアスリの小袋と飲用水が付く。
今回の航海ではこれがただ一度のペルニ飯だ。 -
非常食としてバリ島から買ってきたアボンサピ(牛肉の田麩)を米飯にのっけて,ちょっと豪華にしてみる。
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やがて朝9時頃,船はエンデ(フロレス島)に入港した。
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下船準備をする係員たち。
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多数の乗客がここで下船していく。これで船内の混雑が少しは緩和するのだろうか。エンデからの乗客の数次第かも知れないが。
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着いた港は,どうやらエンデの本港ではない。
エンデの空港の南方にあるイピIppiという港のようだ。事前情報がまったくない。前回のワインガプに続いて,どこに着くのかよく分からないペルニ船。 -
港で待ち受けていたアンコタと交渉する。もちろん路線バスとしてではなくチャーター料金だ。相場が分からない。
ある運転手が「200k」と言ってきたので「100k」と返すといきなり妥結。大喜びして「100kだ!100kだ!」と歓声を上げている。そこまで歓声を上げられたら,支払う段になって50kしか渡さない余興をしたくなるが,ペルニ船乗船のあとではそんなことすら面倒くさい。
(1kIDR=約10円)
ワインガプ逍遥
https://4travel.jp/travelogue/11906638
エンデ逍遥
https://4travel.jp/travelogue/11906726
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