2022/04/19 - 2022/06/03
42位(同エリア1904件中)
BTSさん
ご覧いただきありがとうございます。
2022年4月19日に母が解離性大動脈瘤による脳梗塞で入院したため実家へ、担当医師からは「短くて3日、長くて2週間」と余命宣告を受けました。いつ天国へ旅立つかは分からない母、実家で長期滞在することになりました。
家でジッとしていられない私、母の容態を見極めながら上田市や近隣(長野市・千曲市・坂城町・青木村・東御市・小諸市・佐久市・御代田町・軽井沢町など)を散策し、昼飲みしてから帰宅します。そんな生活をしていたら45日で8kg太りました。(笑)
※表紙…あんかけ焼きそば(いむらや 権堂店:長野市)
<関連旅行記>
■[信州上田45日滞在記 ①]ウォーキング「上田丸子電鉄・丸子線の廃線」とJR小海線で行く信州みそ発祥の地・佐久「安養寺ら~めん」
https://4travel.jp/travelogue/11898007
■[信州上田45日滞在記 ②]ウォーキング「北国街道 海野宿」と絶品!拉麺酒房・熊人「味噌拉麺」&上田からあげセンター「美味だれ唐揚げ」
https://4travel.jp/travelogue/11898619
■[信州上田45日滞在記 ③] 上田市に隣接する坂城町(埴科郡)のソウルフード「おしぼりうどん」と上田・道と川の駅 おとぎの里「馬鹿バーガー」
https://4travel.jp/travelogue/11900461
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- グルメ
- 5.0
- 交通
- 5.0
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 1万円未満
- 交通手段
- JRローカル 私鉄 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
●2022年5月17日
上田駅に来ました~
ただ今の時刻は9時15分、今日は曇りの予報です。 -
今日は7年に一度の「善光寺御開帳」参拝と信州(東信・北信地方)のソウルフード「あんかけ焼きそば」を食べに長野市へ行きます。
北陸新幹線開業に伴い、信越本線は長野県と新潟県の一部区間で第三セクターへ移管され、長野県内で唯一残る信越本線は「篠ノ井~長野駅間(9.3km)」だけとなっています。 -
9:33 快速・長野行が到着します。
当駅で多くの乗客が入れ替わります。
9:34 上田駅を発車しました。
無事に座ることができました。快速列車は、JR線[信越本線]を含め途中5駅(坂城・戸倉・屋代・篠ノ井・川中島)に停車します。(JR線を含め6駅を通過します) -
10:10 長野駅に着きました。(上田駅から36分)
しなの鉄道[SR1系]と善光寺のイラスト付き駅名標のツーショットを一枚。※篠ノ井 ~ 長野駅間はJR信越本線ですが、しなの鉄道の運転士が長野まで担当します。 -
イチオシ
信州の玄関口「長野駅」。信州の木材を使った善光寺口の駅舎は「和(歴史や伝統)」と「洋(近代)」の調和が良い感じです。
この後、寄り道しながら善光寺へ向かいます。
■長野駅
・1888年(明治21)開業。
・1997年(平成9)北陸新幹線(高崎 ~ 長野)暫定開業に合わせ、仏閣型駅舎(三代目)から近代的なデザインの橋上駅舎(四代目)に改築。
・2015年(平成27)北陸新幹線(長野 ~ 金沢)延伸開業に合わせ、新駅ビルと一体的に建設された駅舎(五代目)に建替え。 -
善光寺参拝前にチョッと寄り道を!
長野駅から歩くこと500m、「長野ターミナル会館(旧・長野バスターミナル会館)」に着きました。2020年(令和2)9月末にバスターミナルの役目を終えた「その後」を取材します。
■長野ターミナル会館(旧・長野バスターミナル会館)
・1967年(昭和42)長野バスターミナル供用開始。
・2020年(令和2) バスターミナルとしての役目を終え、「長野ターミナル会館」に名称を変更。
開業当初は一日約530便の発着でしたが、長野駅(善光寺口)に発着する路線が増加したため、約160便(2018年)まで減少しました。 -
バスターミナルとしての役目は終えましたが駐機場として残っています。
-
かつてはスーパーや飲食店街があり賑わっていましたが、現在はオフィスビルとして機能しています。
-
かつて出札窓口と改札口の場所は壁で覆われ、当時の面影は僅かに残っているだけです。※次のコマを参照
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※思い出の一枚[2019.4.4撮影]
近代的なバスターミナル(バスタ新宿など)とは違い、昭和レトロが漂っています。入口頭上にあるアナログな時刻表が良いですね~当時取材したときは当バスターミナルからの乗客は私だけでした。 -
※思い出の一枚[2019.4.4撮影]
出札窓口で戸隠中社までの往復乗車券を購入すると運賃が「一割引」です。(1250円 → 1125円)一円単位の表記は珍しいかもしれません。 -
※思い出の一枚[2019.4.4撮影]
バスターミナルとは思えない長閑さです。この後、アルピコ交通「73系統 県道経由 戸隠中社行」に乗りました。
<関連旅行記>
[青春18きっぷ2019春:初日-前編] 絶景路線バス「アルピコ交通【73系統】県道経由・戸隠中社行」に乗って戸隠そばを食べに行く!
https://4travel.jp/travelogue/11528744 -
※イメージ画像[2019.4.4撮影]
これから善光寺へ向かいます。最後に上り坂が待ち構えています。(汗) -
■仲見世通り
善光寺・仁王門と山門を結ぶ仲見世通りは、コロナ禍(取材日:2022年5月)でも参拝者で賑わっています。 -
山門を潜ると善光寺です。
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長野ターミナル(旧・長野バスターミナル)から歩くこと2.3km、善光寺に着きました。
-
イチオシ
7年に一度の善光寺御開帳。大勢の参拝者が「前立本尊(普段は御宝庫に安置)」と白い綱で結ばれている「回向柱(えこうばしら:画像)」に触れるため並んでいます。この回向柱(えこうばしら)に触れることで、前立本尊に触れるのと同じで、ご利益があると言われています。
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11時を過ぎたところです。お腹が空きました~(笑)
善光寺から表参道(長野中央通り)を歩くこと900m、長野県内初のアーケード商店街「権堂商店街(権堂アーケード)」に着きました。アーケードを歩きながら目当ての店に向かいます。 -
■権堂商店街(権堂アーケード)
善光寺・表参道(長野中央通り)と長野電鉄・権堂駅を結ぶ400mほどのアーケード商店街です。
・1961年(昭和36)長野県下初のアーケード商店街が誕生。
・1995年(平成7) 二代目のアーケードが完成。 -
善光寺から歩くこと1.1km、権堂繁華街にある「味の道くさ・いむらや権堂店」に着きました。創業は1955年(昭和30)、2店舗で営業しています。「味の道くさ…」良い響きです。
・いむらや権堂店[食べログ]
https://tabelog.com/nagano/A2001/A200101/20004731/ -
先に食券を購入します。(このレトロさが堪りませ~ん)
店内は続々とお客さんが入店してきます。 -
イチオシ
10分しないうちに「あんかけ焼きそば」が提供されました。このボリュームで「590円」です。
■信州あんかけ焼きそば
信州(北信・東信地方)で焼きそばと言えば「あんかけ焼きそば」を指します。いむらやの店内メニューには「あんかけ焼きそば」と表記してありますが、食券(一つ前のコマを参照)やレシートには「焼そば」と表記してあります。
※北信…長野市など 東信…上田市など
■「信州あんかけ焼きそば」は長野市 権堂が発祥の地
1924年(大正13)創業の「福昇亭(長野市)」が、昭和初期にキノコや野菜をふんだんに使った信州流の「あんかけ焼きそば」を誕生させ、後に創業者の親族が受け継ぎ上田市で「日昌亭」や「福昇亭」を開店。上田市でも「あんかけ焼きそば」が根付きました。なるほど~上田市民が愛する「あんかけ焼きそば」は長野市 権堂がルーツだったんですね。 -
いただきま~す!
甘めで濃厚なドロっとした餡は美味しいですね~具はキャベツ・豚肉・干し椎茸・たけのこ・キクラゲ。さらに厚切りのチャーシュー・錦糸玉子・サヤエンドウがトッピングされていて彩り豊かです。 -
麺は平打気味の白い細麺で、サクサクした食感が何とも言えません。甘めの濃厚な餡との相性は抜群です。
-
からし酢で味変します。
これがまた餡の味を引き立ててくれます。
20分ほどで完食しました。メチャ美味かった~次回お邪魔するときは人気のシューマイとビールで、〆に焼そばしょうか。ご馳走さまでした。 -
■相生座
ランチを済ませ権堂商店街(権堂アーケード)を長野電鉄・権堂駅方面へ歩いているとレトロな映画館を発見。調べてみると、日本最古の木造建築の映画館だと言われており、1892年(明治25)に建てられ、1897年(明治30)に初上映したとのこと。130年余の歴史があるんですね~これには感動しました。 -
■ご当地マンホール[長野市]
市の花「リンゴの花」とリンゴをデザイン。 -
長野電鉄・権堂駅に着きました。
かつては地上駅でしたが、現在は地下駅となっています。 -
首都圏で見かけることが少なくなったステンレス製ラッチ(改札口)、長野電鉄で現役です。
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権堂駅から長野駅までは1km、歩いても良いのですが疲れたので電車に乗ります。(笑)
-
イチオシ
欲し~い!
メインラッチ(窓口側のラッチ)には駅員さんの手作りと思われるステンドグラス風のランプが設置してあります。屋根部分は使用済みの切符類が、ランプ部分は長野電鉄で活躍している特急「ゆけむり(右側)」と特急「スノーモンキー(左側)」がデザインされています。 -
権堂駅は全ての特急列車[A特急・B特急]が停車します。特急料金は全区間「100円均一」で、旧小田急ロマンスカー[10000形]や旧成田エクスプレス[253系]に乗ることができます。(乗り得です)
■権堂駅
・1926年(大正15)須坂 ~ 権堂駅間開業。
・1928年(昭和3) 権堂 ~ 長野駅間開業。
・1981年(昭和56)道路拡張工事の為、長野 ~善光寺下駅間(1.6km)を地下化。 -
※イメージ画像[2021.10.28撮影]
権堂駅から3分で長野駅に着きました。 -
連絡乗車券(JR → しなの鉄道)を購入。
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SR1系(しなの鉄道所属)を一枚。
この車両の発車サインオン(車体備え付けの発車メロディ)は、長野県歌「信濃の国」が使われており、鳴る(流れる)たびに口ずさんでしまいます。ちなみに全ての信州人はアカペラで2番まで歌えます。(もちろん私も…) -
着いたばかりなので席は選び放題です。発車直前に学生さんとの相席になりました。上田駅に着くとバスで帰宅します。(今日も一日お疲れさまでした~)
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※イメージ画像[2022.4.30撮影]
●2022年5月18日
しなの鉄道・信濃国分寺駅に来ました。 -
今日は信濃国分寺 ~ 信濃追分駅間を乗り鉄しながら各駅(大屋・田中駅は除く)を巡りたいと思います。
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朝一で作成した手書きの「散策ダイヤ(箱ダイヤ)」、急いで作成したので不安が残ります。(行程通りに進むことが出来るのでしょうか~)
<散策ダイヤの駅名>
(左から)上…上田 国…信濃国分寺 滋…滋野 小…小諸 平…平原 御…御代田 追…信濃追分 -
キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!
超ラッキー!特別快速列車(有料)で運用されている「SR1系100番台[ライナー車両]」ではありませんか~一度乗ってみたかったんですよね。
9:10 信濃国分寺駅を発車しました。 -
有料の特別快速列車(しなのサンライズ号・しなのサンセット号・軽井沢リゾート号)に運用される車両だけあって座り心地はGood!ただ、ロングシートして運用するときは真向かいの人との距離が気になるところでしょうか、若干ですが圧迫感があります。
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9:43 信濃追分駅に着きました。(信濃国分寺駅から33分)
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イチオシ
駅名標と浅間山(2568m)のツーショットを一枚。
この長閑さが何とも言えません。信濃追分駅は、しなの鉄道の最高地点(標高 957m)の駅となっています。 -
初めて降りる信濃追分駅、この周辺は「西軽井沢」とも呼ばれています。軽井沢や中軽井沢駅に比べ「ひっそり」としていて秘境駅のような感じです。
■信濃追分駅
・1909年(明治42)追分仮停車場として開業。
・1923年(大正12)信濃追分駅となる。
駅名の由来は「中山道」と「北国街道」の分岐点があることから付けられました。駅舎は開業当初のもので2023年に100歳を迎えます。 -
切符を買おうとしたところ券売機は発売中止(故障)でした。(降車駅で精算となります)
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9:51 長野行が到着します。
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■信濃追分 ~ 御代田駅間
浅間山をバックに広大な高原野菜畑を一枚。まるで小海線沿線の景色(八ヶ岳周辺)に似ています。 -
9:57 御代田駅に着きました。(信濃追分駅から6分)
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駅員さんに券売機の発売中止を伝え現金で精算します。
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駅舎と浅間山のツーショットを一枚。
■御代田駅
・1888年(明治21)開業。
・1968年(昭和43)信濃追分 ~ 御代田駅間の複線化に伴いスイッチバック駅を廃止、ホームや駅舎を移設。
・1984年(昭和59)駅舎内に西軽井沢ケーブルテレビが開局。 -
駅前には飲食店(居酒屋やスナックなど)が数軒あり、御代田町(北佐久郡)のプチ繁華街となっています。
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駅舎内(旧駅長室)には、1984年(昭和59)に開局した西軽井沢ケーブルテレビがあり、「世界一小さなテレビ局(従業員2名)」と言われています。主に町内のイベントなどを取材し不定期で放送しています。
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次は滋野駅へ向かいます。
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上り列車[軽井沢行]とツツジのツーショットを一枚。
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10:19 下り列車[長野行]が到着します。
おやっ!特別快速列車(有料)で運用されるライナー車両[SR1系100番台]が来ましたね~これはラッキーです。 -
■御代田 ~ 平原駅間
遠くには八ヶ岳連峰が見えます。 -
■平原 ~ 小諸駅間
平原駅を発車して1.3km、小諸駅までの2.5km区間をJR小海線と並走します。(しなの鉄道には乙女駅と東小諸駅の設置はありません)
■乙女駅
・1915年(大正4) 乙女停留場として開業。
・1934年(昭和9) 乙女駅に昇格。
・1944年(昭和19)営業休止。
・1952年(昭和27)営業再開。 -
■平原 ~ 小諸駅間
JR小海線・東小諸駅を通り抜けます。
■東小諸駅
・1952年(昭和27)開業。 -
10:35 滋野駅に着きました。(御代田駅から16分)
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開業当初の駅舎かは不明ですがレトロ感が漂います。駅舎は地元のタクシー会社の事務所となっており、かつては駅業務も行っていました。
■滋野駅
・1923年(大正12)開業。
・2002年(平成14)駅業務をしげのマツバタクシーに委託。
・2022年(令和4) 無人駅化。 -
駅前は商店や飲食店が無く住宅街となっています。
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取材2ヶ月ほど前に無人駅となった滋野駅、券売機で定期券が購入できます。券売機の左隣にはインターホンが設置されており、上田駅の駅員さんと話すことができます。
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待合室には懐かしの写真が数点展示してあります。
●懐かしの写真 ①
建設中の信越本線と滋野駅です。 -
●懐かしの写真 ②
急行「志賀」+「信州」上野行が通過します。[169系] -
●懐かしの写真 ③
しなの鉄道の特別快速列車(有料)「しなのサンライズ号」で、当時は小諸~上田駅間を各駅に停車し、上田 ~ 長野駅間はノンストップ運行でした。車両は北陸新幹線開業で役目を終えた特急「あさま[189系・6両:デラックスあさま]」です。(189系の運行は2011~2015年) -
10:50 上り列車[軽井沢行]が到着します。
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11:01 平原駅に着きました。(滋野駅から11分)
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駅名標と貨車を改造した駅舎(待合室)のツーショットを一枚。
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かつては駅舎が存在していましたが、国鉄時代(末期)に取り壊され、それ以来貨車[ヨ5000形]を改造した駅舎(待合室)となっています。
■平原駅
・1921年(大正10)平原信号所とし開業。
・1952年(昭和27)平原駅に昇格。
・1984年(昭和59)無人駅化。 -
中は意外に広いですね~ベンチが設置されているだけで、空調や券売機の設置はありません。板張りの天井は当時の姿で残っています。
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券売機の設置が無いので乗車時は「乗車駅証明書発行機」から乗車駅証明書を受け取る必要があります。
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■乗車駅証明書
番号を見ると「0001」、私が本日の第一号のようです。(笑) -
駅は田園地帯の中にあり、駅前には民家が一軒と排水処理施設があるだけです。しなの鉄道の秘境駅と言っても過言ではありません。
-
11:09 下り列車[小諸行]が到着します。
「佐久地域星空ラッピングトレイン『晴星』」ではありませんか~今日は色々な車両に乗れて嬉しいですね。※2024年(令和6)3月15日で運行を終了しています。 -
11:13 小諸駅に着きました。(平原駅から4分)
-
■小諸駅1番線(上りホーム:東京方面)
改札口へ向かうため1番線ホームを歩きます。北陸新幹線開業するまでは、佐久平(佐久盆地)の玄関口として特急列車を利用する人で賑わっていましたが、開業後は閑散としたローカル駅になってしまいました。※佐久平…小諸市・佐久市 -
■待合室
チョッと覗いてみます。
ナント立ち食い蕎麦屋があるではありませんか~調べてみると、2013年(平成25)に閉店した駅そば「ひしや」の味を元小諸駅長が再現し、駅そば「清野商店」をオープンさせました。(取材当日は定休日)かつての「ひしや」は、信越本線下りホーム(2・3番線)と小海線(4・5番線)に出店していました。また駅前には駅弁製造の工場兼蕎麦屋もありました。私も小海線のホームで何度か食べた思い出があります。
立ち食い蕎麦屋の左隣にあるショーケースは、しなの鉄道が「小諸駅部品市場」として鉄道部品を常時販売しています。
・小諸駅そば 清野商店[食べログ]
https://tabelog.com/nagano/A2004/A200402/20025147/ -
かつては一般路線バス(千曲バス:13路線・JRバス関東:2路線)の発着が多く賑やかな駅前ロータリーでしたが、今ではJRバス関東の1路線2便と高速バス(千曲バス・JRバス関東)の10便ほどが発着するだけとなりました。
■小諸駅
・1888年(明治21)開業。
・1915年(大正4) 佐久鉄道(現・JR小海線)開通。 -
北陸新幹線開業に伴い閑散となってしまった相生町商店街、かつては東急百貨店もありました。
-
そろそろランチタイム!
駅周辺を探しましたが、コロナ禍(取材日:2022年5月18日)と言うこともあり営業しているのは駅前にある「遠州家」一軒だけです。2階に店舗があります。
・遠州家[食べログ]
https://tabelog.com/nagano/A2004/A200402/20005935/ -
駅を眺められる窓側の席に座ります。(特等席)
-
小諸市に隣接する佐久市の郷土料理「鯉料理」、その中から「鯉のあらい」を注文しました。
-
イチオシ
■鯉のあらい
一般的には「酢味噌」ですが、佐久鯉は泥臭さが無いので「醤油」と「ワサビ」でいただきます。身は氷で締めてあるのでシャキシャキ感が何とも言えません。臭みは全く無く、サッパリした身は醤油とワサビが合うんです。こりゃウマ~い!小諸駅を眺めながらの一杯は格別です。 -
〆に蕎麦を注文しました。
-
ワサビを多めに付けていただきます。
ワサビの辛さが鼻を抜けます。(鼻ツ~ン)蕎麦は、日本三大そばの一つ「戸隠そば」と比較するとコシ・喉越しは普通でしょうか、そば汁は私好みの濃いめで蕎麦に絡みます。 -
続いては七味でいただきます。
七味の香りを存分に楽しめます。ただし啜り方を失敗すると咽ますのでご注意を!私も何度か失敗し大変な思いをしたことがあります。(笑)
ご馳走さまでした!
お腹も満たされたので次の目的地へ向かいます。 -
1996年(平成8)に完成した東西自由通路を歩きます。小諸駅構内を眺めることができます。
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イチオシ
自由通路を渡り終えると小諸城「三の門(国の重要文化財)」に着きます。
-
■日本唯一の穴城「小諸城」
小諸城は日本唯一の「穴城(あなじろ:城下町よりも城が低い位置にあること)」で、その独特な地形を生かし敵の進入を防いでいました。
3度目の訪問でしょうか~小諸城址・懐古園には(島崎)藤村記念館・小山敬三美術館・動物園・遊園地などもあります。
・小諸城址 懐古園
https://www.city.komoro.lg.jp/kaikoen/index.html -
まずは動物園を取材します。
■小諸市動物園
1926年(大正15)に開園。
長野県内では最古の動物園で、国内でも上野動物園(東京)、京都市動物園(京都)、天王寺動物園(大阪)、遊亀公園付属動物園(山梨)に次いで5番目に開園した歴史のある動物園です。現在36種・140匹(頭)が飼育されています。 -
かつてJR小海線を取材した際に、長野県 南佐久郡 川上村(最寄り駅:信濃川上駅)で猟犬「川上犬」の存在を知り、更に小諸市動物園で飼育されていることも知り、いつかお目にかかりたいと思っていました。
-
イチオシ
残念ながらら川上犬「さくら(メス:13歳)」はお昼寝をしています。(さくらは2009年生まれ)私も取材後は昼寝しま~す。(笑)
■川上犬
ニホンオオカミの血が流れているという伝承があり、運動能力が高く、野性味と寒さに強いと言われ、猟犬として飼われていました。その後、林業が盛んになり、猟に従事する者が減少、猟犬も重要視されなくなり、同時に川上村へも洋犬が流入、川上犬の雑種化が進み、村内の川上犬は、ほぼ全滅しました。昭和40年代になると川上犬保存会による保護育成が始まり、純血種との交配を続け、今では川上村で30頭、全国で300頭余りが飼われています。長野県天然記念物に指定されています。 -
■ヤクシカ
屋久島(鹿児島県)に生息しているシカです。
オスは立派な角をもち、秋の発情期にはこれをぶつけあって、群れ中での順位を争います。角は繁殖期の終わる3月頃までには自然に落ち、また初夏には新しい角が生えてきます。 -
レトロ感が漂う「小諸市児童遊園地」を一枚。
■小諸市児童遊園地
小諸キッズの多くが、この遊園地で「遊園地デビュー」をするそうです。ツインドラゴン・メリーゴーランド・ジェットスターなどの大型遊具のほかに、コーヒーカップ・豆汽車・子供用電動カートなどがあります。(飲食店はありません) -
可愛らしいですね~心が和みます。(一度、握手してみたいですね~)
■フンボルトペンギン
南米ペルー沖のフンボルト海流に生息しています。一夫一妻制で、一度ペアになると一生添い遂げます。メスが卵を産むと、狩りや抱卵などペアで協力して子育てします。 -
■富士見展望台
懐古園の最も奥にある富士見展望台。雲が無ければ富士山を眺めることできます。今日は残念ながら富士山を眺めることができませんでした。(直線距離で約110km) -
イチオシ
天守台①
石垣は自然の石を積み上げて造られた「野面積(のづらづみ)」で、高い排水性をもっています。一見すると、石が適当に積まれているようにも見えますが、実はそれぞれの石の大きさや奥行がよく計算されています。 -
天守台②
■小諸城
小諸城の起源は、平安時代から鎌倉時代にかけて「源平盛衰記」や「平家物語」に登場する小室太郎光兼(木曽義仲の武将)が、現城址の東側に築いた館(宇頭坂城)が始まりと言われています。
1554年(天文23年)、武田信玄(甲斐)の侵攻により約30年間、武田氏の城代によって支配されます。信玄は、この地の重要性にかんがみ、重臣の山本勘助と馬場信房に命じて鍋蓋城・乙女城を取り込んだ新たな縄張りをさせ城郭を整備。これが小諸城の原型となっています。 武田氏の滅亡後は、織田、徳川と支配が移ります。
1702年(元禄15年)、越後国与板藩より牧野康重が1万5千石で入封、版籍奉還まで約170年間、牧野氏が10代にわたって居城しました。
1872年(明治4年)廃藩置県で小諸城は役割を終え、後に城郭は小諸藩旧士族へ払い下げられ、旧士族により本丸跡に懐古神社が祀られ、「懐古園」と名付けられました。 -
■水の手展望台
展望台は、当時の「監視台」で、展望台脇には「水の手門」が置かれていました。これは落城の際、城主一家が落ちのびるための門であり、緊急事以外は開けられることのない門なので、「不明門(あかずのもん)」とも呼ばれていました。 -
イチオシ
絶景!
懐古園(小諸城址)に来ると必ず訪れる場所です。眼下に千曲川と対岸の西浦集落(小諸市)、この景色に癒されます。きっと詩人(小説家)島崎藤村も感動していたことでしょう。 -
立派なケヤキ、樹齢500年(幹まわり6.5m)と言われています。
-
■黒門
小諸城本丸御殿の入り口に設けられたのが黒門です。本丸から数えて最初の門であることから「一ノ御門」とも呼ばれていました。 -
■二の門
4つの大きな礎石が残っています。
---------------------------------
色々と取材をしたかったのですが、時間の関係でサラッと回っただけとなりました。駅へ向かいます。 -
小諸駅に着きました。
いつも思うのですが、天井は高く開放的なので圧迫感がありません。 -
今日は超ラッキーです。
本日3回目の特別快速列車(有料)で運用されている「SR1系100番台[ライナー車両]」に乗り帰宅します。 -
JR小海線・俗称「抹茶ミルク(キハ110系)」をバックに一枚。帰宅後は日課の昼寝をします。(笑)
-
次回は上田市真田町と千曲市へお邪魔し、温泉とグルメを堪能します。お楽しみに!
ご覧いただきありがとうございました。
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2022/04/19~
真田・東御
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旅行記グループ 信州
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