富山訪問2023⑦(富山旅行の最後に富山市内を散策：富山市・TOYAMAキラリ、GALERIEMILLET、日枝神社、富山城他)

2023/03/10 - 2023/03/11

早朝から、氷見～高岡まで廻った後、帰りの新幹線に乗るために富山に戻ってきました。予約した新幹線の時間まで少しの時間でしたが、富山駅周辺の観光スポットを散策します。

予報が良い方向に外れて、大きく天気も崩れずに快適に富山県を歩き回ることが出来ました。二日間で5万歩オーバー。今回もよく歩きました。

エリア 富山市(富山)

• 旅行の満足度: 3.5

富山の市電に乗ってグランドプラザ前停留所で下車し、ガラス美術館にやってきました。

富山市ガラス美術館 名所・史跡

ガラス美術館に入場する予定はないのですが、隈研吾氏が設計した建物を見てみたいと思い訪問しました。ガラス美術館や富山市立図書館などが併設されている複合施設「TOYAMAキラリ」の外観。(遠目ではなく、建物下からですが。。)

入口近くにある、木のボールを転がしてカラクリを作動させる「森のコースター」。

建物内は、光の射し込む天井部分まで吹き抜けになっています。
下階層は市立図書館やカフェ・ショップ、上階層はガラス美術館になっています。

上階層からの眺め。
空間を隔てる天井や壁などが少なく、非常に開放的な建物内です。

ガラス美術館の斜め向かいのブロックにある、さんぽ～ろの愛称が付けられている中央通り商店街を進んで行きます。

空き店舗も多く静かな商店街ですが、アーケードからは光も差し込み、明るく清潔な商店街です。

中央通りの商店街アーケードに立地している小さな美術館GALERIE MILLET。
北陸銀行が所有している絵画を展示している美術館です。

GALERIEMILLET 美術館・博物館

GALERIE MILLETとある通り、多数のミレーの作品を含め、バルビゾン派の絵画が展示されています。バルビゾン派大好きな私は大満足でしたが、小さな美術館とは云え、300円で鑑賞できるのも有難い美術館です。
館内は撮影禁止なので外観だけ。

ガラス美術館から、ほど近い場所に鎮座する日枝神社にやってきました。

大きな針供養の石碑。

境内末社の麄香(あらか)神社。
富山藩江戸屋敷に鎮座していた神社を、富山城の鎮守であった日枝神社境内に明治維新後に遷座したそうです。商工業の神様、手置帆負神(たおきほういのかみ)と彦狭知神(ひこさしりのかみ)が祀られています。

参道には干支の石像が並んでいて、干支に込められた意味が、台座に二文字の漢字で表されていました。

愛嬌があって、可愛らしい石像群です。

日枝神社の総本宮である滋賀県の日吉大社の神猿まさるさん。
魔が去る、勝るに繋がるということで縁起の良いものとされています。
日枝神社の申の石像も「魔去」になっていますね。

山王さんの愛称で親しまれている日枝神社の朱い拝殿が、鳥居の正面に見えています。

日枝神社には、四柱の神様が祀られています。
天照皇大御神(あまてらすすめおおみかみ)：八百万の神々の最高神である太陽神。
大山咋神(おおやまくいのかみ):五穀豊穣、醸造の神。
大己貴神(おおなむちのかみ):大国主神の別称。縁結びの神。
豊受大御神(とようけのおおみかみ)：人間の営みに必要な衣食住の神。

日枝神社 寺・神社・教会

富山旅行の最後の訪問地は富山城。
望楼型の美しい模擬天守を備えた城郭です。

富山城 名所・史跡

富山城は、江戸時代に天守を築く予定まで立っていたようですが、天守が描かれた図面が存在せず、発掘調査で天守台の石垣なども見つからなかったため、天守は築かれなかったと考えられています。

富山城は、1543年(天文12年)に越中国西部の守護代・神保長職により築かれました。その後、越後の上杉氏、織田家の佐々氏と城主が変わっていきましたが、豊臣秀吉に佐々成正が降伏した後は、一度破却されています。
江戸時代に入り、加賀前田家二代当主の前田利長の隠居城として再整備されましたが、大火により焼失。一国一城令による廃城を経た後、加賀前田家から分家した富山藩の居城として再修築され、明治維新を迎えています。

富山城の3重4階の模擬天守は、昭和29年に戦災復興事業完了を記念して開催された、富山産業大博覧会の記念建築物として建設されました。
博覧会終了後は、郷土資料館として使用されていましたが、耐震補強工事を機に、平成17年に富山城の歴史を紹介する博物館としてリニューアルされました。
特別展開催時以外の通常期は、入館料が210円です。

富山市郷土博物館 美術館・博物館

富山城天守からの街並みの眺め。

富山城の建造物として、唯一現存している千歳御門。
屋根には赤瓦が用いられていて、三間薬医門という様式の城門建築です。
現存している同様式の門は、この千歳御門と東大の赤門のみとなっています。
明治維新後に民間に払い下げられていましたが、平成に入り、所有者の寄贈により、富山城址公園に移築されました。

きっときと市場のすし玉で最後に富山の美味しいお寿司を食べて、東京に戻りました。

廻る富山湾 すし玉 富山駅店 グルメ・レストラン