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北陸新幹線が、2023年3末まで3割引きで乗れるという<br />電車内の広告を見かけたので、お得な期間に出かけておこうと<br />えきねっとで予約。片道分だけでしたが、3割引きチケットが<br />取れたので富山に出かける事にしました。<br /><br />富山は以前、五箇山の合掌造りを見に行った事はありますが、<br />それ以外の地域は通過しただけで訪れたことがないので、<br />個人的にはほぼ初富山です。<br /><br />早朝に富山駅に到着後、まず富山市北部の岩瀬地区に残る<br />古い街並みの散策に出かけました。

富山訪問2023①(北前船で栄えた古い街並みを散策:富山市岩瀬地区・富山港展望台、旧馬場家住宅、北前船廻船問屋「森家」他)

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2023/03/10 - 2023/03/11

428位(同エリア1520件中)

旅行記グループ 富山訪問

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赤い彗星

赤い彗星さん

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北陸新幹線が、2023年3末まで3割引きで乗れるという
電車内の広告を見かけたので、お得な期間に出かけておこうと
えきねっとで予約。片道分だけでしたが、3割引きチケットが
取れたので富山に出かける事にしました。

富山は以前、五箇山の合掌造りを見に行った事はありますが、
それ以外の地域は通過しただけで訪れたことがないので、
個人的にはほぼ初富山です。

早朝に富山駅に到着後、まず富山市北部の岩瀬地区に残る
古い街並みの散策に出かけました。

旅行の満足度
4.5
  • 早朝の北陸新幹線に乗って、上野から富山に向かいます。

    早朝の北陸新幹線に乗って、上野から富山に向かいます。

    上野駅

  • 片道約2時間で富山駅に到着。<br />立山連峰が壁のように聳え立っている風景写真が、お迎えしてくれました。

    片道約2時間で富山駅に到着。
    立山連峰が壁のように聳え立っている風景写真が、お迎えしてくれました。

    富山駅

  • 富山駅の外観。<br />新幹線、あいの風とやま鉄道、市内電車が乗り入れていて、土産物屋や新鮮な魚介類を食べる事が出来る、きときと市場なども備わっています。

    富山駅の外観。
    新幹線、あいの風とやま鉄道、市内電車が乗り入れていて、土産物屋や新鮮な魚介類を食べる事が出来る、きときと市場なども備わっています。

    富山駅

  • 市内電車(市電)に乗って、富山港に近い岩瀬地区に向かいます。

    市内電車(市電)に乗って、富山港に近い岩瀬地区に向かいます。

  • 競輪場前駅で下車。

    競輪場前駅で下車。

  • 競輪場前駅のすぐ近くに鎮座している岩瀬諏訪神社を訪れました。

    競輪場前駅のすぐ近くに鎮座している岩瀬諏訪神社を訪れました。

  • 鳥居には、大きめの扁額と注連縄が架けられています。

    鳥居には、大きめの扁額と注連縄が架けられています。

  • 奉納された神馬像。

    奉納された神馬像。

  • 万治2年(1659)西岩瀬の諏訪神社から分霊、勧請を受け創建され、北前船の船主や回船問屋などから、篤く信仰されていたそうです。<br />御祭神として、建御名方神が祀られています。

    万治2年(1659)西岩瀬の諏訪神社から分霊、勧請を受け創建され、北前船の船主や回船問屋などから、篤く信仰されていたそうです。
    御祭神として、建御名方神が祀られています。

  • 古い街並みの残る岩瀬大町・新川町通りに向かう途中、壁面に絵画が描かれている建物に遭遇しました。

    古い街並みの残る岩瀬大町・新川町通りに向かう途中、壁面に絵画が描かれている建物に遭遇しました。

  • 何故か、ガネーシャ像も飾られていました。

    何故か、ガネーシャ像も飾られていました。

  • こちらは昭和の大横綱・千代の富士ですね。<br />ウルフの異名を表すオオカミの絵も描かれています。

    こちらは昭和の大横綱・千代の富士ですね。
    ウルフの異名を表すオオカミの絵も描かれています。

  • この建物横の空き地には、昭和の高度経済成長期に映画館・歌舞伎座が建っていたそうで、当時の様子を表す看板が飾られていました。

    この建物横の空き地には、昭和の高度経済成長期に映画館・歌舞伎座が建っていたそうで、当時の様子を表す看板が飾られていました。

  • 岩瀬大町公園に建てられている北前船像。

    岩瀬大町公園に建てられている北前船像。

  • 岩瀬大町・新川町通りに面した和菓子屋の大塚屋さん。

    岩瀬大町・新川町通りに面した和菓子屋の大塚屋さん。

    和菓子屋 大塚屋 グルメ・レストラン

  • 折角なので名物の三角形のどら焼きを購入。<br />ぎっしりと餡が詰まっていて、しっとりとしたどら焼きでした。

    折角なので名物の三角形のどら焼きを購入。
    ぎっしりと餡が詰まっていて、しっとりとしたどら焼きでした。

  • 最初に富山港沿いに建っている富山港展望台にやってきました。

    最初に富山港沿いに建っている富山港展望台にやってきました。

  • 東岩瀬地区に鎮座している金比羅社境内にある常夜燈を、モチーフにして造られたため、巨大な常夜燈そのままの形状をしています。

    東岩瀬地区に鎮座している金比羅社境内にある常夜燈を、モチーフにして造られたため、巨大な常夜燈そのままの形状をしています。

    富山港展望台 名所・史跡

  • 建物内部は、展望台までは吹き抜けになっていて、周囲を螺旋階段が廻っています。

    建物内部は、展望台までは吹き抜けになっていて、周囲を螺旋階段が廻っています。

  • 立山連峰方面の風景。天気が良ければ、展望台からは綺麗な山並みが見えますが、午前中でもあり、天気も良くないため、ギリギリ山並みの麓が靄の中に見えている状況でした。

    立山連峰方面の風景。天気が良ければ、展望台からは綺麗な山並みが見えますが、午前中でもあり、天気も良くないため、ギリギリ山並みの麓が靄の中に見えている状況でした。

  • 富山港方面の風景。岸壁に並んでいる多数の車は、輸出待ちの中古車かな。

    富山港方面の風景。岸壁に並んでいる多数の車は、輸出待ちの中古車かな。

  • 岩瀬大町・新川町通りに戻ってきました。<br />午前中ということもあり、数人の観光客や地元の人以外、ほとんど人を見かけませんでした。個人的には、これぐらい人がいない方が観光しやすい。

    岩瀬大町・新川町通りに戻ってきました。
    午前中ということもあり、数人の観光客や地元の人以外、ほとんど人を見かけませんでした。個人的には、これぐらい人がいない方が観光しやすい。

  • 岩瀬大町・新川町通り沿いの旧馬場家住宅にやってきました。<br />入館料は、馬場家と森家(同じ通り沿いのすぐ近くの回船問屋住宅)の共通券が、180円という驚くようなお手頃価格でした(2023年当時)。単独だと100円です。

    岩瀬大町・新川町通り沿いの旧馬場家住宅にやってきました。
    入館料は、馬場家と森家(同じ通り沿いのすぐ近くの回船問屋住宅)の共通券が、180円という驚くようなお手頃価格でした(2023年当時)。単独だと100円です。

    旧馬場家住宅 名所・史跡

    北陸屈指の北前船問屋の豪商邸宅 by 赤い彗星さん
  • 玄関から住宅に入場すると、いきなり長さ30M×幅2.7Mもある通り庭が現れます。採光も工夫されていて、非常に明るい土間通路です。<br />住宅の内部とは思えないような、学校の廊下並みの通路です。

    玄関から住宅に入場すると、いきなり長さ30M×幅2.7Mもある通り庭が現れます。採光も工夫されていて、非常に明るい土間通路です。
    住宅の内部とは思えないような、学校の廊下並みの通路です。

  • 見学可能な前蔵。玄関横に位置している蔵の中には、馬場家で使用されていた金庫などの家具が展示されています。

    見学可能な前蔵。玄関横に位置している蔵の中には、馬場家で使用されていた金庫などの家具が展示されています。

  • オイと呼ばれている玄関脇の33畳の大広間。<br />複数の部屋の襖を開くパターンの大広間では、ここと同じ広さのものも見かけたりしますが、一部屋でこの広さはあまり見かけない気がします。

    オイと呼ばれている玄関脇の33畳の大広間。
    複数の部屋の襖を開くパターンの大広間では、ここと同じ広さのものも見かけたりしますが、一部屋でこの広さはあまり見かけない気がします。

  • オイから、通り庭・前蔵の方を眺めた風景。<br />復原された囲炉裏や室内なのに電話ボックスが目に入ります。

    オイから、通り庭・前蔵の方を眺めた風景。
    復原された囲炉裏や室内なのに電話ボックスが目に入ります。

  • 塀に設けられた切抜門。<br />賓客が切抜門から坪庭に入り、すぐに座敷に上がれるように設けられた門です。

    塀に設けられた切抜門。
    賓客が切抜門から坪庭に入り、すぐに座敷に上がれるように設けられた門です。

  • 手前から、前座敷、仏間、座敷の三部屋が並んでいます。<br />奥に行くほど、格式の高い部屋となっています。<br />襖を取り払えば、先ほどのオイと同じくらいの広さですね。

    手前から、前座敷、仏間、座敷の三部屋が並んでいます。
    奥に行くほど、格式の高い部屋となっています。
    襖を取り払えば、先ほどのオイと同じくらいの広さですね。

  • 勇助塗茶棚。勇助塗とは高岡漆器の一つで、江戸時代に漆工の石井勇助が、中国明朝の漆器を参考にして造り上げた技法により造られた茶棚です。

    勇助塗茶棚。勇助塗とは高岡漆器の一つで、江戸時代に漆工の石井勇助が、中国明朝の漆器を参考にして造り上げた技法により造られた茶棚です。

  • 住居奥には、L字型の建物に囲まれた細長の大きな庭園が備わっています。

    住居奥には、L字型の建物に囲まれた細長の大きな庭園が備わっています。

  • 33畳敷きの大部屋オイに隣接しているチャノマ。<br />暖炉による暖房効率も良さそうですし、庶民にはこのくらいの広さの方が落ち着きます。天井がかなり高い部屋です。

    33畳敷きの大部屋オイに隣接しているチャノマ。
    暖炉による暖房効率も良さそうですし、庶民にはこのくらいの広さの方が落ち着きます。天井がかなり高い部屋です。

  • チャノマには、2階への階段箪笥が備えられています。<br />2階の構造にもよるけど、逆向きの方が邪魔にならなかった気がする。

    チャノマには、2階への階段箪笥が備えられています。
    2階の構造にもよるけど、逆向きの方が邪魔にならなかった気がする。

  • 北前船船主・回船問屋で富を築いた馬場家は、岩瀬五大家筆頭で北陸の五大北前船主のひとつにも挙げられている豪商でした。明治に入ってからは、汽船を利用した海運業者に成長し、銀行を設立し金融業などにも進出するなど、富山の発展を支え続けてきました。

    北前船船主・回船問屋で富を築いた馬場家は、岩瀬五大家筆頭で北陸の五大北前船主のひとつにも挙げられている豪商でした。明治に入ってからは、汽船を利用した海運業者に成長し、銀行を設立し金融業などにも進出するなど、富山の発展を支え続けてきました。

  • 今まで見てきた旧家の中でも、トップクラスの広さを持つ浴室。

    今まで見てきた旧家の中でも、トップクラスの広さを持つ浴室。

  • 和を感じるステンドグラス。

    和を感じるステンドグラス。

  • 鳳凰が彫られている欄間。

    鳳凰が彫られている欄間。

  • ひょうたん型の窓と障子。

    ひょうたん型の窓と障子。

  • 邸宅の奥には、非公開の複数の蔵が並んでいます。

    邸宅の奥には、非公開の複数の蔵が並んでいます。

  • 馬場家住宅と同じ通り沿いに位置している北前船廻船問屋「森家」にやってきました。

    馬場家住宅と同じ通り沿いに位置している北前船廻船問屋「森家」にやってきました。

    北前船廻船問屋「森家」 名所・史跡

    旧馬場家住宅とセット割共通入場券あり by 赤い彗星さん
  • 入口を入ってすぐのミセノマには、森家の暖簾と大きな北前船の模型が展示されています。

    入口を入ってすぐのミセノマには、森家の暖簾と大きな北前船の模型が展示されています。

  • 通常サイズの北前船の模型。

    通常サイズの北前船の模型。

  • 北前船で使用されていた道具が展示されています。<br />重そうに見える船箪笥は、水に浮く仕様になっているそうです。

    北前船で使用されていた道具が展示されています。
    重そうに見える船箪笥は、水に浮く仕様になっているそうです。

  • 棟方志功の版画も展示されていました。

    棟方志功の版画も展示されていました。

  • この部屋の右下、一見壁に見える場所には、金庫が隠れています。

    この部屋の右下、一見壁に見える場所には、金庫が隠れています。

  • 見るからに頑丈そうな大きな金庫が隠れていました。

    見るからに頑丈そうな大きな金庫が隠れていました。

  • 北前船回船問屋ということで、床の間には北前船の絵が飾られています。

    北前船回船問屋ということで、床の間には北前船の絵が飾られています。

  • 富山と云えば薬売りが有名ですが、森家の常備薬を保存していた複数の箱も残されていました。シールの張られているオロナインは、真っ先にCが頭に浮かぶのですが、軟膏の商品名なんですね。

    富山と云えば薬売りが有名ですが、森家の常備薬を保存していた複数の箱も残されていました。シールの張られているオロナインは、真っ先にCが頭に浮かぶのですが、軟膏の商品名なんですね。

  • 森家の道具蔵。蔵の扉は、左官職人により漆喰で造られた鏝絵で装飾されています。

    森家の道具蔵。蔵の扉は、左官職人により漆喰で造られた鏝絵で装飾されています。

  • 蔵の扉内側に施された虎の鏝絵。江戸時代の絵画に出てくる虎の造形と同じですね。(虎のメスが豹と思われていた時代なので、虎っぽく無いという意味で)

    蔵の扉内側に施された虎の鏝絵。江戸時代の絵画に出てくる虎の造形と同じですね。(虎のメスが豹と思われていた時代なので、虎っぽく無いという意味で)

  • もう片方の扉内側に施された登り龍の鏝絵。渦巻く水の表現も含めて、迫力を感じる彫刻です。

    もう片方の扉内側に施された登り龍の鏝絵。渦巻く水の表現も含めて、迫力を感じる彫刻です。

  • 鍵穴には、長い尾を持つ長寿の亀の彫刻。<br />頭には角まで生えていて、龍のような風貌です。

    鍵穴には、長い尾を持つ長寿の亀の彫刻。
    頭には角まで生えていて、龍のような風貌です。

  • 歴史的建造物の多い通りに面している北陸銀行の岩瀬支店も、外観を周りの風景に溶け込ませています。

    歴史的建造物の多い通りに面している北陸銀行の岩瀬支店も、外観を周りの風景に溶け込ませています。

  • 岩瀬大町・新川町通りは、広い通りが真っ直ぐに伸びています。

    岩瀬大町・新川町通りは、広い通りが真っ直ぐに伸びています。

  • 銘酒「満寿泉」で知られている桝田酒造店。<br />利き酒をしたかったのだけど、窓からのぞいてみたところお店が開いていないように見えたので断念。(この建物ではなく、ここから歩いて5分程の「沙石」に行く必要があったよう。)

    銘酒「満寿泉」で知られている桝田酒造店。
    利き酒をしたかったのだけど、窓からのぞいてみたところお店が開いていないように見えたので断念。(この建物ではなく、ここから歩いて5分程の「沙石」に行く必要があったよう。)

    桝田酒造店 専門店

  • 東岩瀬駅に向かう途中で見かけた養願寺。

    東岩瀬駅に向かう途中で見かけた養願寺。

  • 室町時代、足利義満の頃に真言宗の道場として西岩瀬の地に建立され、数度の火災や暴風波などの天災を経て、明治7年に現在の場所へ移転されたそうです。

    室町時代、足利義満の頃に真言宗の道場として西岩瀬の地に建立され、数度の火災や暴風波などの天災を経て、明治7年に現在の場所へ移転されたそうです。

  • 東岩瀬駅に到着しました。レトロな木造の駅舎です。

    東岩瀬駅に到着しました。レトロな木造の駅舎です。

  • 現在は市内電車の停車駅ですが、昭和・平成と国鉄、JRの駅として使用されており、その当時の駅舎がそのまま残されているようです。

    現在は市内電車の停車駅ですが、昭和・平成と国鉄、JRの駅として使用されており、その当時の駅舎がそのまま残されているようです。

  • 無人駅ですが、駅舎内には団欒出来るようなスペースが設けられています。

    無人駅ですが、駅舎内には団欒出来るようなスペースが設けられています。

  • 市電に乗って、富山駅に戻ります。

    市電に乗って、富山駅に戻ります。

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