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 室生寺は長谷寺から更に奥まった山間にある古刹、小さな門前町の奥にひっそりと佇んでいた。足元の明るい内に奥の院に上り、下りてきたら丁度ライトアップが始まった。足元に明かりが灯り、伽藍と周りの紅葉が鮮やかにライトアップされた。国宝の五重塔には竜神が昇る。群青色の空もすぐに漆黒になり幻想的な風景だった。

紅葉の室生寺 ライトアップ

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2023/11/25 - 2023/11/25

16位(同エリア562件中)

4

58

万歩計

万歩計さん

この旅行記のスケジュール

2023/11/25

  • 17:30 室生寺に到着

  • 19:10 室生寺を出て帰路

この旅行記スケジュールを元に

 室生寺は長谷寺から更に奥まった山間にある古刹、小さな門前町の奥にひっそりと佇んでいた。足元の明るい内に奥の院に上り、下りてきたら丁度ライトアップが始まった。足元に明かりが灯り、伽藍と周りの紅葉が鮮やかにライトアップされた。国宝の五重塔には竜神が昇る。群青色の空もすぐに漆黒になり幻想的な風景だった。

旅行の満足度
5.0
観光
5.0
同行者
カップル・夫婦(シニア)
交通手段
自家用車 徒歩
旅行の手配内容
個別手配
  •  17:30 室生寺の駐車場に到着。長谷寺から45分でした。

     17:30 室生寺の駐車場に到着。長谷寺から45分でした。

  •  昔ながらの静かな門前町を歩き、

     昔ながらの静かな門前町を歩き、

  •  老舗旅館・橋本屋の横を右折すると、その奥に太鼓橋。

     老舗旅館・橋本屋の横を右折すると、その奥に太鼓橋。

    橋本屋旅館 <奈良県> 宿・ホテル

  •  太鼓橋は清流室生川に架かる朱塗りの反り橋。

     太鼓橋は清流室生川に架かる朱塗りの反り橋。

  •  室生川

     室生川

  •  渡り終えて紅葉を入れた橋を1枚。

     渡り終えて紅葉を入れた橋を1枚。

  •  別の角度からもう1枚。

    イチオシ

     別の角度からもう1枚。

  •  太鼓橋を渡った正面が室生寺本坊。<br /> 室生寺は天武天皇の勅願により、修験道の祖である役の行者・小角がこの地に建立したと伝えられています。

     太鼓橋を渡った正面が室生寺本坊。
     室生寺は天武天皇の勅願により、修験道の祖である役の行者・小角がこの地に建立したと伝えられています。

  •  室生寺の拝観は通常17時までですが、紅葉ライトアップの時は19時半まで延長。

     室生寺の拝観は通常17時までですが、紅葉ライトアップの時は19時半まで延長。

  •  そそり立つ杉の巨木

     そそり立つ杉の巨木

  •  室生寺は、高野山と違って女性の入山が許されたことから、「女人高野」と呼ばれています。

     室生寺は、高野山と違って女性の入山が許されたことから、「女人高野」と呼ばれています。

  •  仁王門。左右に赤と青の金剛力士像。

     仁王門。左右に赤と青の金剛力士像。

  •  仁王門を入ると境内の紅葉、黄葉、常緑の緑が美しい。

     仁王門を入ると境内の紅葉、黄葉、常緑の緑が美しい。

  •  中心伽藍に向かう鎧坂。

    イチオシ

     中心伽藍に向かう鎧坂。

  •  国宝の金堂。柿葺(こけらぶき)寄棟造りの堂内には、平安前期の国宝中尊釈迦如来立像を始め薬師如来立像、文殊菩薩立像等が安置されています。

     国宝の金堂。柿葺(こけらぶき)寄棟造りの堂内には、平安前期の国宝中尊釈迦如来立像を始め薬師如来立像、文殊菩薩立像等が安置されています。

  •  重要文化財の弥勒堂。内部には弥勒菩薩像を安置。

     重要文化財の弥勒堂。内部には弥勒菩薩像を安置。

  •  境内のあちこちに石楠花。ここは花の寺としても有名。

     境内のあちこちに石楠花。ここは花の寺としても有名。

  •  国宝の本堂。真言密教の最も大切な法儀である灌頂を修するための堂で、建立は延慶元年(1308)。御本尊は如意輪観音菩薩。

     国宝の本堂。真言密教の最も大切な法儀である灌頂を修するための堂で、建立は延慶元年(1308)。御本尊は如意輪観音菩薩。

  •  さらに石段を上ると均整の取れた五重塔。

     さらに石段を上ると均整の取れた五重塔。

  •  高さ16mと屋外の塔としては国内最小ですが、法隆寺に次ぐ古塔で国宝に指定されてます。

    イチオシ

     高さ16mと屋外の塔としては国内最小ですが、法隆寺に次ぐ古塔で国宝に指定されてます。

  •  現在17:48。足元が明るい内にこの先の奥の院まで行きます。

     現在17:48。足元が明るい内にこの先の奥の院まで行きます。

  •  奥の院へは五重塔の横の石畳を歩き、

     奥の院へは五重塔の横の石畳を歩き、

  •  長い石段を上ると、

     長い石段を上ると、

  •  常燈堂の舞台の下に出ます。

     常燈堂の舞台の下に出ます。

  •  18:00 奥の院に到着。御影堂には弘法大師空海像が祀られています。

     18:00 奥の院に到着。御影堂には弘法大師空海像が祀られています。

  •  常燈堂は山の斜面に舞台形式で建てられています。

     常燈堂は山の斜面に舞台形式で建てられています。

  •  絶景を期待して回り廊下へ。

     絶景を期待して回り廊下へ。

  •  紅葉の間に室生寺の門前。

     紅葉の間に室生寺の門前。

  •  18:15 本堂に下りてきました。

     18:15 本堂に下りてきました。

  •  皆さんカメラ片手に五重塔のライトアップを待っています。

     皆さんカメラ片手に五重塔のライトアップを待っています。

  •  ふと横を見ると「北畠親房の墓」の石碑。一寸見てきます。

     ふと横を見ると「北畠親房の墓」の石碑。一寸見てきます。

  •  北畠親房は南北朝時代に南朝を支えた重臣で「神皇正統記」の著者としても有名。62歳で賀名生で死去した後に南朝には指導的人物がいなくなり、南朝は衰退への道をたどっていきました。

     北畠親房は南北朝時代に南朝を支えた重臣で「神皇正統記」の著者としても有名。62歳で賀名生で死去した後に南朝には指導的人物がいなくなり、南朝は衰退への道をたどっていきました。

  •  18:20 ライトが点灯。本堂が紅葉と一緒に鮮やかに浮かび上がりました。

     18:20 ライトが点灯。本堂が紅葉と一緒に鮮やかに浮かび上がりました。

  •  続いて五重塔にプロジェクションマッピング。

     続いて五重塔にプロジェクションマッピング。

  •  五重塔に浮かび上がったのは青龍。室生は古来から竜神が棲むとされた祈雨の聖地。

     五重塔に浮かび上がったのは青龍。室生は古来から竜神が棲むとされた祈雨の聖地。

  •  本堂と五重塔

     本堂と五重塔

  •  足元を照らす灯り

     足元を照らす灯り

  •  ライトアップを見ながら下りていきます。

     ライトアップを見ながら下りていきます。

  •  ライトアップされた木々

     ライトアップされた木々

  •  鎧坂を下ります。

    イチオシ

     鎧坂を下ります。

  •  鎧坂

     鎧坂

  •  鎧坂を下りた先も様々な明かり

     鎧坂を下りた先も様々な明かり

  •  池もライトアップ

     池もライトアップ

  •  水面に反射する赤、青、黄色の光が幻想的。

     水面に反射する赤、青、黄色の光が幻想的。

  •  見上げると夜空に浮かぶ紅葉

     見上げると夜空に浮かぶ紅葉

  •  ライトアップは19:30まで。まだまだ観光客が訪れます。

    イチオシ

     ライトアップは19:30まで。まだまだ観光客が訪れます。

  •  もう一度鎧坂を上りました。

     もう一度鎧坂を上りました。

  •  秋の夜はつるべ落とし。20分前は群青色だった空が漆黒になっています。

     秋の夜はつるべ落とし。20分前は群青色だった空が漆黒になっています。

  •  金堂。

     金堂。

  •  本堂

     本堂

  •  本堂横の紅葉。

     本堂横の紅葉。

  •  五重塔

     五重塔

  •  よく見ると若いカップル

    イチオシ

     よく見ると若いカップル

  •  二人を祝福するかのような足元のハート

     二人を祝福するかのような足元のハート

  •  結局ライトアップが終わる寸前まで居ました。

     結局ライトアップが終わる寸前まで居ました。

  •  そろそろ閉門。仁王門を出て振り返ると空に満月。

     そろそろ閉門。仁王門を出て振り返ると空に満月。

  •  ライトアップされた金剛力士像

     ライトアップされた金剛力士像

  •  堪能しました。帰路につきます。

     堪能しました。帰路につきます。

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この旅行記へのコメント (4)

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  • Decoさん 2024/10/28 06:50:41
    ライトアップ
    万歩計さん、おはようございます。

    室生寺の紅葉、とても美しくて建物も歴史のあるものが多く、見どころの多いお寺のようですね。それに門前町も昔ながらの雰囲気が感じられて、落ち着いた良い街並みですね。
    昼間もきれですが、ライトアップになるとまた違った表情が見られて。紅葉のみならず、坂道、池、仁王門。プロジェクションマッピングおあって、これはかなり考えてライトアップされているんだなと思いました。
    これだけ見ごたえがあるなら、人が集まるのも納得です。あと、”ハート”は、どこでも”お約束”になった気がします(^^ゞ
    旅行記の中で、南朝方についても書かれていて、万歩計さんの南北朝への思いが伝わってくるような気がしました。
    室生寺は、石楠花も有名なのですね。春にはまた違った景色が見られるのでしょうね。
    素晴らしい紅葉とライトアップの旅行記を拝見させていただき、ありがとうございました。
                                  Deco

    万歩計

    万歩計さん からの返信 2024/10/28 10:32:51
    Re: ライトアップ
     Decoさん、こんにちわ。いつも有難うございます。

     ライトアップは以前は桜と紅葉の時期のイベントでしたが、今は年中全国各所でやるようになりました。LEDの普及で電力消費は以前より減っているとは思いますが、やはり無駄なエネルギーを消費してると思えてなりません。室生寺を訪れたこの日は、夜空に満月が煌々と出ていました。この月明かりで紅葉を見たら別の感動があったかもしれません。

     さて私と南北朝の出会いですが、私が物心ついた頃、祖母から聞いた楠木正成、正行の話しだったように思います。当時新聞に吉川英治の「私本太平記」が連載されていて、祖母はそれを切り抜きしていました。「青葉茂れる 桜井の~♪」と歌っていた祖母の記憶も残っています。皇居前に楠木正成の騎馬像があることからも、戦前の教育では楠木父子は忠臣の象徴だったことが分かります。

     現役時代に通勤の合間に「私本太平記」を読んだ時は、壮大な歴史絵巻を見るようでした。退職して改めてじっくり読み直し、続いて関連するテーマの本を何冊か読みました。その中で興味を持ったのが北方謙三の「武王の門」でした。征西将軍宮・懐良親王と肥後の菊池正光を主人公にした九州南北朝の攻防を描いた作品です。舞台が故郷の筑後、八女になっていることから、先日奥八女から筑後川の九州南北朝の史跡を巡ってきました。
     アップは半年後くらいになりますが、その時はよろしくお願いします。

      万歩計
  • ポテのお散歩さん 2024/10/26 20:56:01
    室生寺の紅葉
    万歩計さん 大変ご無沙汰し、失礼しております。

    以前、大和高田に住んでいた時
    一度だけ室生寺へ行きました。
    GWだったので、長谷寺も室生寺も駐車場に困り
    一番遠くの駐車場から歩いた記憶があります(^-^;

    室生寺は石楠花が咲く頃が素敵ですが
    紅葉も綺麗ですね!
    土地勘が無いので夜道を走るのは不安なのでライトアップは無理ですが
    紅葉を見に行ってみたいです。

    4トラをお休みしていた間、
    お陰様で色んな事を納得できる時間が持てました。
    ボチボチと4トラも始めようと思います。
    今後とも宜しくお願いします。

      ポテ

    万歩計

    万歩計さん からの返信 2024/10/27 11:38:30
    Re: 室生寺の紅葉
     ポテさん、おはようございます。いつもありがとうございます。

     4トラ、お休みされていたのですか。何時も「いいね!」を頂いてたので、気付きませんでした。奈良の山寺は京都に比べて華やかさはありませんが、素朴さが魅力です。しかし京都人オタクの私は、やはり京都の方が好きだなぁ。

     ポテさんの「京のお散歩」シリーズは、京の美しい四季や京都人しか知らないポットを紹介いただき、毎回楽しみにしています。
     私の「京都人の密かな愉しみ ロケ地巡り」にかこつけたディープ京都の探訪も、先日「京の五花街」を書き終えシリーズ終了としました。残り10冊を順次アップしていきますので、また見て頂いたら嬉しいです。

      万歩計

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