2024/04/14 - 2024/04/19
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公共交通トラベラーkenさん
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この旅行記のスケジュール
2024/04/18
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電車での移動
新山口駅⇒柳井駅 JR山陽本線各停岩国行
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掛屋小路
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柳井市古市金屋伝統的建造物群保存地区
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柳井散策 きじや小路~誓光寺~柳井の地名発祥の「柳と井戸」~湘江庵~河谷
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電車での移動
柳井駅⇒岩国駅 JR山陽本線
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この旅行記スケジュールを元に
2024年4月14日(日)~19日(金)の5泊6日で山口県旅行に行ってきました。下関は以前観光したので、今回はそれ以外のスポットを周遊します。山口県を本格的に観光するのは今回が初めてなので、有名な観光名所をメインに回って行きます。春休みとゴールデンウィークの間の時期なので観光地はすいていましたが、やはり円安の影響で外国人観光客の姿が多く見受けられました。
旅行記その5は柳井の街並散策と岩国の観光です。白壁の町並みと金魚ちょうちんの風情に魅かれて訪れた柳井の町は一番楽しみにしていた「商家博物館むろやの園」が休館日だったので、ちょっと不完全燃焼気味で終わりましたが、その代わりに岩国に早めに到着して予定より多めに散策ができました。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 5.0
- グルメ
- 5.0
- 交通
- 5.0
- 同行者
- カップル・夫婦
- 一人あたり費用
- 5万円 - 10万円
- 交通手段
- JRローカル 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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ホテルの朝食。
和風な惣菜とカレーライスという、私的には満点に近いメニューです。 -
本日は新山口から瀬戸内海沿いに東に移動します。山陽線に乗って車窓の風景を楽しみながらの移動です。
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やはり瀬戸内工業地帯の工場ビューと時々見える静かな瀬戸内海の景色が素晴らしい。今日は晴れなのですが少し煙ったように見えるのは黄砂の影響かもしれません。
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柳井駅に到着。
柳井駅 駅
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柳井市古市金屋伝統的建造物群保存地区を観光します。瀬戸内海の船運による市場町として形成された町で、中世にはすでにかなり繁栄していたようです。
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駅から柳井川に向かってまっすぐ伸びる道を進みます。
昭和レトロな建築がチラホラ見られるのも田舎の楽しみです。 -
川沿いはきれいに整備された公園になっていました。
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宝来橋。柳井川で一番歴史の古い橋で17世紀頃に架けられたらしい。もちろんその後何度も架け替えられています。
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宝来橋のたもとにある愛宕地蔵尊。火伏地蔵とも呼ばれています。
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川沿いの道から1本中に入るときれいな石畳が整備された、白壁の街並みに出ます。
柳井白壁の町並み 名所・史跡
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通りに面した家々の軒下には柳井の民芸品である『金魚ちょうちん』が吊るされています。
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しらかべ学遊館に入ります。金魚ちょうちんの誕生秘話や柳井の歴史、産業などの解説展示があります。
しらかべ学遊館 美術館・博物館
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「とろとろ」と書かれた藁の馬が気になります。
山陰・中国地方に伝わる小正月の民俗風習らしいです。 -
街並み散策に戻ります。重枝醤油店という古そうなお店。
「甘露醤油」という2年以上の歳月をかけじっくりと熟成される、ビンテージ物のお醤油が有名らしい。 -
掛屋小路。掛屋という金融業を営む家があったことからついた名前です。
この辺りは中世に造られた町割がそのまま続いており、道路の下を柳井川へ向けて流れる排水路がそのままの姿で残っています。 -
柳井の金魚ちょうちんは、江戸時代に津軽の金魚ねぷたが北前船の交易を通して柳井にもたらされたものです。
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甘露醤油資料館。
柳井の特産品「甘露醤油」の醤油蔵の一部を、資料館として公開しています。甘露醤油資料館(佐川醤油店) 美術館・博物館
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スタッフも客も誰もいません。入場無料なので多分勝手に入って良いのだと思います。
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醤油を貯蔵するための樽を2階から見る事ができます。甘露醤油は再仕込醤油とも呼ばれるもので、色も成分も特に濃厚な醤油です。原料は濃口醤油と同じですが、もろみをつくる仕込みの工程で食塩水のかわりに、加熱しない醤油を使うのが特長です。山陰地方、山口県、九州の一部で使われていて、刺身などのつけ醤油に適しています。
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やない西蔵。1980年頃までは醤油蔵として使用されていた建物です。
やない西蔵 名所・史跡
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ここでは金魚ちょうちんの製作体験、柳井縞機織体験、染色体験などができます。
特にやりたいものもないのでブラブラ展示を見るだけにします。ここはスタッフの方がいて、気さくに話しかけてきてくれました。 -
消火栓のフタのデザインがなかなか良い。
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国森家住宅。
国森家住宅 名所・史跡
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明和5年(1768年)頃に建てられたと伝えられる、柳井津商家町を代表する美しい白壁の土蔵造りの家です。
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もちろん国の重要文化財に指定されています。
柳井観光の中心になる白壁の町並みを歩いてきましたが、観光客の姿をほとんど見かけませんでした。山口観光の案内では結構強く推していたエリアなのですが、平日午前中だとこんなものかもしれません。
おかげで歴史ある町並みを貸し切り状態で散策できました。 -
柳井市町並み資料館。周防銀行本店として明治40年(1907年)に建築された建物です。資料館はこの日はお休みだったので、外観のみ見学。
柳井市町並み資料館 美術館・博物館
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商家博物館むろやの園。西日本でも有数の油商であった小田家の屋敷で、南北に119mの奥行きがあり、屋敷面積は約800坪と国内に現存する町家の中でも最大級のものといわれています。
商家博物館むろやの園 美術館・博物館
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休館(振替休日)という札が架かっています。この日は木曜日です。
旅行前に調べたら水曜休みとあったのですが、前日に何か特別なイベントでもあったのでしょうか。よく調べて見たら柳井市のホームページには『【休館日】月~木曜日 年末年始(イベント・団体等は定休日入館応相談)』と書いてありました。それなら振替休日ではなく普通の休館日だし、わけがわかりません。 -
一番楽しみにしていたむろやの園がダメになってしまいました。仕方がないので町歩きを続けます。きじや小路の細い路地を進みます。
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木地屋という木綿問屋があったことが名前の由来です。
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観光地にしてはちょっとくたびれた感じがしますが、そこがイイ。
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誓光寺。ちょっと境内を歩いてすぐに出ました。
誓光寺 寺・神社・教会
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となりの湘江庵に入ります。
柳と井戸 名所・史跡
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ここの境内には柳井の地名の由来となった柳と井戸があります。
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それほど面白いものではありませんでした。
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広実歯科医院(辻歯科医院)。
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河谷内科医院。
だいぶ早く柳井観光が終わってしまいました。色々考えたのですが、電車やバスの便が少なすぎて、今からさらに新しく観光を増やすのはどうも難しそうです。 -
このまま岩国に移動してしまいます。
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岩国駅到着。
岩国駅 駅
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岩国駅前本通商店街にあるフジグラン岩国というデパートに入っているグリーンオアシスというレストランで昼食を取ります。
ご近所のおじいさん、おばあさんの憩いの場として機能しているデパートのようで、フロアは老人であふれています。グリーンオアシス フジグラン岩国店 グルメ・レストラン
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チキン南蛮定食。
かなり美味しい。 -
カツ丼と小うどん。こちらもかなり美味しい。メニューが多くて味が均一でそれなりに美味しい、そして安い。「デパートのレストランはこういうのでいいんだよ。」というお手本みたいなレストランでした。
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腹ごしらえが済んだので岩国観光スタートです。
最初は今津という地区に行くのですが、バスの本数が少ないので徒歩で向かいます。15分ほどで今津天満宮と岩国白蛇神社に到着。白蛇神社 寺・神社・教会
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参道の階段を登ると岩国白蛇神社が正面にあります。
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岩国には国の天然記念物に指定されている岩国のシロヘビというものが生息しています。正体はアオダイショウのアルビノなのですが、なぜか岩国では劣性遺伝のアルビノが高い頻度で出現していたらしいです。
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ただでさえ蛇は神様に近い存在なのに、さらに白いとなれば、それはもう祀るしかありません。
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最初は「関サバ」「浜名湖うなぎ」「岩国シロヘビ」程度の並びで、ご当地ブランド的存在だと思っていたのですが、どうやらもう少し格上の存在らしい。
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拝殿の横にはシロヘビ飼育場があります。この時はまだ冬眠中だと書いてありました。
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さらに裏に回ると白蛇資料館があります。ガラス張りの飼育場に5匹のシロヘビがいました。
白蛇観覧施設 美術館・博物館
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思っていたよりも白かった。
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そしてかなり大きい。
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なんか集まってきた。
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からだは白くて眼だけが赤いです。アオダイショウの目は真ん丸なので、かなりカワイイ顔をしています。
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この周辺には他にも飼育施設があります。
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さらに奥に進むと白蛇供養観世音菩薩様もいらっしゃいます。白蛇様も葬儀は仏式で行うみたいです。
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宝冠白蛇弁財天様のお社が塔の上にあるようです。
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どうやらここは近日中に建て直すらしい。白蛇様のご利益で白蛇神社はガッチリ稼いでいます。
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拝殿もすごく綺麗です。白蛇様のご利益スゴイ。
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向かい側にある今津天満宮。菅原道真公が当地で休息したという伝承に基づいて創建された天満宮らしい。
白蛇神社に比べるとこちらはちょっと寂しい感じです。 -
この先少子化がさらに進むと、学問の神様の実入りも先細りでしょう。道真公も何か新機軸を打ち出さないといけません。
やっぱり健康・恋愛・金儲けのどれかでしょうね。 -
白蛇神社の近くにあった宇津神社。
ウィキペディアによると『明治19年(1886年)、大崎下島に鎮座していた宇津神社の社家の娘越智タキ子が、神道大日本教布教のため山口県岩国市今津中ノ丁に設立した「祓戸教会」(はらえどきょうかい)を前身とする。昭和7年(1932年)、同市今津天神町に遷座。昭和22年(1947年)の神社制度改革に伴い、神社となって現在の宇津神社と改称した』とあります。
なんだかよくわかりませんが、瀬戸内海の大崎下島の宇津神社と関係あることはわかりました。大崎下島は御手洗伝統的建造物群保存地区がある場所なのでいずれ訪れることになるでしょう。 -
散策を続けます。「岩国白蛇シール会 加盟店」の看板がありました。これがどんなシールなのかは不明です。
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寿橋。なんとなく白蛇のフォルム。
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橋のたもとにフェンスで囲まれた空き地があり、隅に白蛇棲息地の石碑がありました。
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石碑の反対側には白蛇延命地蔵尊菩薩。このお地蔵様の隣に「白蛇保存会設立記念碑」も立っていました。何のための広場なのかよくわかりません。
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八百新酒造。
八百新酒造 専門店
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「雁木」という銘柄の純米酒を作っている酒造会社です。
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ここは昔、岩国藩主が海路で江戸に行く際に休憩所として使った今津御茶屋があった場所です。八尾新酒造が創業したのは明治10年(1977年)のことです。
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歴史を感じさせる店構えが見ごたえありです。
この後まだまだ歩く予定なので酒瓶を買うわけにもいきません。店内に入るのは遠慮しておきました。 -
ここは今津札場跡でもあり、岩国往来の起点でもあります。
岩国往来とは、岩国市本郷町と今津を結ぶ約30kmの街道です。関ヶ原の合戦後、初代岩国藩主吉川広家の一行が出雲の国からこの道を通り岩国に来ました。その後、萩藩主や役人が岩国藩を視察するために整備された歴史的な道で、和紙の原料である三椏や楮を運ぶなど生活道としても使用されてきました。 -
割烹旅館油政という古い旅館がありました。江戸末期には油を扱う商家だったが、明治8年に旅籠と仕出しを始めた政治郎(まさじろう)の名前と合わせ「油政」と付く割烹料亭になったそうです。今の場所に移ったのは昭和6年頃らしい。
油政旅館 宿・ホテル
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今は普通の住宅街の中にあって浮いた存在のように感じますが、岩国往来の起点近くということで昔はとても賑やかな場所だったのでしょう。
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ネットの情報によると、関ヶ原の戦の後に吉川家が岩国の領主となって、今津に港を造ったそうです。 「今津」とは新しい港という意味で、今津はこの頃にできた地名だと考えられています。今津には川沿いに岩国領の水軍に当たる船手組の屋敷と、その生活を支えるための町屋のほか、御茶屋、御蔵、川口役人屋敷、船入などが置かれました。
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今津えびす神社
住宅街の小さなお社にしてはずいぶん立派です。今津が賑やかだった頃の名残かもしれません。 -
奥にも小さな祠がありました。
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詳細は不明。
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蔦ハウス。
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なかなか年季の入った家があります。
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ここにも白蛇シール会が。
山代屋商店と書いてあるのでどうやらお店らしい。 -
しかもグーグルマップの口コミを見ると八百屋さんらしい。
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時計屋さんがありました。
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ぐにゃっと湾曲したような屋根が個性的です。
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お店は元気に営業中。
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お城みたいなマンション。
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橋の上から今津川を眺めます。
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おおきなボラの群れが泳いでいました。水がとてもきれいです。
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堰があったので下まで降りてみました。
やっぱり水がきれいで、大きな魚が泳いでいました。 -
白崎八幡宮に到着。
白崎八幡宮 寺・神社・教会
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建長2年(1250年)創建、旧岩国17ヶ庄の産土神として崇敬されてきた神社です。
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あっ、ここは面白神社の匂いがする。
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良縁結び・悪縁切りの幟、必勝と書かれた竜虎の図、その隣に謎の鐘、手水鉢の彫刻は俵鼠、その奥にはもちろん岩国白蛇、そして水みくじ。
情報量が多すぎます。 -
蛇口から御神水が出ます。
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日本二輪車文化協会認定・オートバイ神社。
御祭神は品陀和気命(ほむたわけのみこと)。
応神天皇のことですね。 -
能登復興祈念の鳥居をくぐって拝殿に向かいます。
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2021年2月、全豪オープン大会に優勝した大坂なおみが、白崎八幡宮の「必勝守」を付けていたことで一躍有名になったそうです。
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注連縄のようにねじれた木が吊ってあります。これは奉納された注連縄仕様のムロの木で、一級天然文化財(全国唯一)であると案内板が置いてありました。一級天然文化財というのがなんだかすごく貴重な感じがしてワクワクしますね。
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風神雷神図の模写もありました。
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拝殿の横に周ります。
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著名人のサインがたくさん飾ってあります。これは白崎八幡宮のオリジナル神札「千里将願札」を拝受したお礼に奉納したものなんだそうです。
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千里将願札の中には岩国レンコンというこの辺りの特産品の種が入っています。一般的にレンコンの穴は八つですが、岩国レンコンの穴は九つ。穴が多いことから、見通しが良い・縁起が良いと昔から重宝されきたんだとか。
地元の特産品を使って町おこしに尽力したいという気持ちが美しい。 -
良縁結び・願掛けの布袋様の前には大量の短冊が吊るしてあります。
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「善光寺のおびんずるさんのように白崎八幡の縁ぶるまいさんの愛称で呼び掛けてください!」と書かれていました。エンブルマイサン、エンブルマイサン、エンブルマイサン・・・amble my son.
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境内の一番隅っこにも開運厄割り玉がありました。
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社殿の裏側。十二支の像がずらりと並びます。
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社殿の西側にはたくさんの摂社があります。
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こちらは白蛇社。ご神体は岩国焼という焼き物でできた白蛇像です。
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祠の胴の部分が木の根をくり抜いたものになっているみたいです。面白い。
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まだいっぱいあります。
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猿田彦神社のお面。
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銭亀かえる。
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拝殿と本殿の間の植え込みにも何か案内標が立っています。「悪縁切り鎌立て神事」とあります。
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生垣にかくれてひっそりと祀られていました。
とにかく思いつくご利益を全部詰め込んだような神社です。
この他にもコロナ禍で客足の落ち込んだ岩国のために、「白崎八幡宮」(拝む)、「錦帯橋」(渡る)、「いろり山賊」(食べる)が共同で「岩国三訪物語」という観光企画を立ち上げたりしているそうです。 -
商魂たくましいといえば確かにそうなんですが、観光の復興に協力したり、地域の特産物を売り込んだり、みんなとウィンウィンな関係を築こうとする姿勢が素晴らしいですね。私はこういう神社が大好きです。
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白崎八幡宮と同じ山の上に隣接している岩国護国神社。
こちらの境内はひっそりとしていて参拝する人も少ないようでした。 -
白崎八幡宮の近くからバスで錦帯橋方面に向かう予定だったのですが、かなり長く待たなければならないようです。結局全部歩いてしまうことにしました。
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せっかくなので岩国往来の道を辿ることにします。
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道の右側が小高い山になってきました。ずいぶん大きなクスノキがあります。
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左側、川岸の土手を下ると小さな祠があります。関所稲荷神社という立派な名前がついています。地図を見るとこの辺りの山には関所山城というお城があったらしい。
先ほど見てきた岩国護国神社は元々、関所山招魂場という名前でこの山に建っていたそうです。 -
この辺りは錦帯橋の方から流れてきた錦川が今津川と門前川に分岐するあたりです。いくつかの中州があって、複雑な景観になっているようです。
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線路の下をくぐります。看板によるとここも岩国往来のルートになっています。
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西岩国駅に到着。1929年開業当時の姿に復元されて保存されています。おしゃれな洋風駅舎がとても目立ちます。
西岩国駅 駅
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駅前に展示してある木炭自動車。
昭和初期に使用されていた木炭ガスの発生装置を再現して製作されたもの。 -
車体後部のボイラーで木炭を燃やし、ガスを発生させてエンジンに送り込み、ピストンを動かして走る仕組みになっています。
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もうすぐ電車が来るようなので少し待ってみます。
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1両編成のカラフルな車両が入って来ました。岩国駅まで乗り入れている錦川鉄道のひだまり号です。
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旅行初日に新山口で利用したスーパーがあったので、ここで夕食を調達しておきます。
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「三丁目の夕日」などに出てきそうな酒屋さん。
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原田美術教室。1939年(昭和14年)竣工の岩国税務署の建物を利用しています。
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岩国練武道場。
1927年(昭和2年)竣工。車が邪魔でした。 -
錦帯橋の近くまで来ているのですが、かなり寂れた街並が楽しめます。
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営業中のお店もありました。ここは「お菓子のあさを」という、量り売りをやっている駄菓子屋さんでした。
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岩国学校教育資料館。
ここは明日ちゃんと入館しますが、とりあえず外観だけ。岩国学校教育資料館 美術館・博物館
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このまま朽ち果てるのを待つだけの終わった町のような風景ですが、近くに大きな小学校があるので、友達同士下校する児童たちの姿があって、案外活気が感じられました。
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ここは完全に終わってますね。
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くたびれた建物の隣、時代がかった旅館が本日のお宿「元祖岩国寿司の宿 三原家」です。
元祖岩国寿司の宿 三原家 宿・ホテル
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創業は慶長の頃、初代三原家が岩国寿司を藩主に最初に献上したそうで、旅館の名前の「元祖岩国寿司の宿」はそういう意味です。現在の建物は大正期に建てられたものです。
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これが岩国寿司。特産品の岩国れんこんの酢漬けや伝統野菜のチシャ、アナゴの煮付け、錦糸卵、でんぶなどを使用した豪華な押し寿司です。この旅館では岩国寿司を実演調理してふるまっていたそうですが、どうやら今はやっていないみたいです。
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あらかじめ伝えていた到着時刻よりかなり早く着いてしまったので、エントランスは真っ暗でした。
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フロントから女将さんが出てきて電気をつけてくれました。とても気さくな明るい方です。
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なんかワクワクするエントランスです。口コミではお化け屋敷みたいだなんて辛口のコメントがありましたが、そんなに暗い感じではありません。
ドリフのコントに出てくる旅館のセットみたいです。最後に全部崩れて壊れるヤツ。 -
中庭に大きな岩をしつらえた池があります。岩のスキマに枯葉が積もって野趣にあふれるお庭になっています。
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お部屋に案内されました。女将さんから説明を受けました。
①床が沈むところがあるけど、抜ける心配はないから気にすんな。
②宿泊した学生がトイレの便器を割ったけど普通に使えるから気にすんな。
③池で発生した蚊が入ってくるから気になるならベープ使え。
とのこと。
訳ありプランで安いお部屋をとったので、これくらいは想定の範囲内です。 -
昭和の旅館のあのスペース(正式には広縁というらしい)。狭いので椅子やテーブルはなし。床が沈むので2人同時には立たないようにしました。
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窓の外。蚊の住処ですね。
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大正時代から使っているわけではないでしょうが、レトロ感あふれる座椅子です。
トイレを使用して水を流したら後ろのパイプから勢いよく水が噴き出してきました。慌ててフロントに電話をすると、
④言い忘れてたけど、そこはそういうもんだから気にすんな。
とのことでした。いよいよドリフになってきた。
本当は便器自体がぐらぐら傾いて用足しに集中できないという問題もあったのですが、気にしないことにしました。 -
一息ついて、館内の探険に出かけます。SDGsで照明は必要最小限です。
別にやましいことをしているわけではないのですが、何となく忍び足になってしまいます。 -
廊下の曲がり角に謎のガラスケース。多分お宝なんでしょうけど、暗くてよくわかりません。
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こっそり2階の宴会場に行ってみます。静かに歩いても床が鴬張りになっているのでギシギシ鳴ります。大広間はかぎが掛かっていて入れませんでした。
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なぜか白雪姫のウェルカムボードがありました。ハイカラです。
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ボウフラの巣。
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ひと通り館内を探検した頃、外が薄暗くなってきました。
錦帯橋の方まで散歩に出かけます。 -
旅館を側面から見るとこんな感じ。奥の方は後から増築したものですね。館内が複雑で迷子になりそうでした。
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面白い形の家がありました。
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懐かしい気持ちになる看板。もう本屋の営業はやっていないみたいです。
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細田写真館。
昭和初期の建物です。 -
この辺りは明日また訪れます。
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こういうのも看板建築というのでしょうか。すでに営業はしていなさそうな病院でした。
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臥龍橋通りというカッコイイ名前の通りにある建物。
アジアの古い町にありそうな集合住宅です。 -
振り返ると山の上まで続く赤い幟が見えます。椎尾八幡宮という神社らしい。
明日訪れることにします。 -
錦帯橋に到着。思っていたよりもはるかに大きな橋でした。
これはスゴイと珍しく素直に感動してしまいました。錦帯橋 名所・史跡
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ライトアップが始まりました。
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とてもきれいです。
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昼間は有料で渡る橋なのですが、夜は受付が閉まっていたのでタダで渡れるのかも。
でも橋を渡るのは明日のお楽しみに取っておいて今日はこちら側から眺めるだけにしておきます。 -
旅館に戻ります。
がんすとは、主に広島県で食されている魚肉練り製品で、長方形に成形し、パン粉を付けて揚げるものなんだそうです。岩国は広島に近いので食文化も似ているのでしょう。 -
やっぱり臥龍橋通りの建物はカッコイイなぁ。歩道で露天の飲食店でもやっていたら完全に東南アジアの夜です。
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旅館の向かいにある山口銀行錦帯橋支店。1934年(昭和9年)竣工、元百十銀行岩国支店の建物です。
夜のお散歩はこれでおしまい。旅館に戻ります。 -
まだ終わりません。
お風呂は家族風呂です。ここでも女将さんの説明があります。
⑤シャワーあるけど水はでないから気にすんな。 -
⑥ホース先のジョウロからお湯が出っぱなしになってるけど気にすんな。
⑦体洗う時はジョウロ使え。 -
そして最後の注意
⑧風呂が熱かったらバルブひねれば岩の上から水が流れてくるぞ。
お風呂はとても気持ちよかったです。 -
この日は私たちの他にお客さんは1人だけだったので静かに眠れるな、と思っていました。ところがその方の部屋は風呂・トイレなしだったらしく、夜中に私たちの部屋の前の廊下を何回か行き来してトイレに行っていました。
そのたびに鴬張りの廊下がギシギシ、お宝入りのガラスケースがガタガタ鳴ります。
まぁ気にすんなってことで、明日はいよいよ旅行最終日です。
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