2023/07/10 - 2023/08/03
129位(同エリア989件中)
milkさん
4トラで仲良くさせて頂いているるなさんから「来年はドイツに行って古城ホテルに泊まる!」という話を聞いたのが昨年の9月。
私たちは既にGWのバリ行きを決めていたし、ヨーロッパ解禁の兆しも見え始めていた頃でした。
るなさんが泊る予定のホテルはなんと私がいつか泊まりたいと思っていたシュロス・クロンベルクではないですか(≧▽≦)
私も夏を目安にイギリスを目論んでいながらもこの頃はまだ悩んでいたので、「便乗しちゃおうかな~?」なんて半分冗談で話していたのですが...。
なんとその2日後にエリザベス女王崩御の訃報が(+o+)
あれ?
イギリスって、君主が変わるとい紙幣が変わるんじゃなかったっけ???
今持っているお金が使えなくなる~!!!
(以前、ポリマー紙に変わった時、渡英した時には既に旧紙幣は流通していなくてわざわざ英国銀行まで両替に行った経験あり...)
これは来年イギリスへ行かなくては!
はい、お得意の口実です(≧▽≦)
でも、コロナ禍でエアーチケットは高くなっているし、ウクライナ問題で燃料サーチャージも高騰。
るなさんはシンガポール航空でお安く取ったそうなので、私もそうするか?
念の為、JALの特典航空券を調べてみると、最低マイル数でビジネスクラスが空いている日を発見!
往復ビジネスにするほどマイルは持ち合わせていませんでしたが、エコノミーなら行きの分もマイルで取れるではないですか( *´艸`)
燃料サーチャージや空港利用税などで14万円もかかりますが、シンガポール航空と同じくらいの出費で直行便&帰りはビジネスならあり?
という事で、速攻ポチりました(^o^)
せっかく行くなら長く滞在したい...。
事前にダメもとで仕事先に3週間のお休みを申請してみたところ、あっさりOKが(笑)
一応OKが出てからチケットを取りましたが、ビジネスクラスの空きは予定より1日後の日だったので事後報告で伸ばしました(^▽^;)
そして前半はるなさんに便乗してドイツへ。
空路でロンドンに渡るという手もあったのですが、せっかく久し振りのヨーロッパなのでフランスにも行きたいじゃない?
ならば陸路で横断しましょう。
ロンドンにはいつもお世話になっているお家があるので早速連絡を取り、宿を確保。
直前にホストファミリーと連絡が取れなくなるハプニングがあって焦った~(汗)
いざホテルを予約しようと思ったら、どこもホテル代が高騰していて予想外の出費に(+o+)
春ごろからユーロもポンドも急激に円安になってしまい、更なる追い打ちが(T_T)
イギリスはスコットランドまで行くつもりでしたが、あまりにもホテル代が高いので却下。
お気に入りの湖水地方とコッツウォルズのみにして、あとはロンドンでのんびりする事に。
そしていつか泊まりたいと思っていたオックスフォード大学クライストチャーチの学生寮は外せません!
ここは予約開始とともにほぼ満室になるくらい人気のアコモデーション。
頑張りました(≧▽≦)
こうして約3週間の旅スケが出来上がりました。
待ちに待ったヨーロッパ、解禁です!
こちらの旅行記ではストラスブール旧市街の街歩きをお届けいたします。
【旅行日程】
7月10日 9:35 羽田空港発→ 17:35フランクフルト着 JL407便
マインツでるなさんと合流
7月11日 オーバーヴェーゼル・バッハラッハ
憧れの古城ホテル Burghotel auf Schönburgに泊まる
7月12日 クロンベルク・イトシュタイン
憧れのSchlosshotel Kronbergに泊まる
7月13日 クロンベルク→フランクフルト→ストラスブール
7月14日 ストラスブール→パリ (パリ祭)
7月15日 パリ→ロンドン ただいま、ロンドン☆
7月16日 ロンドンでのんびり
7月17日 ロンドン→オックスフォード
念願のオックスフォード大学クライストチャーチ学生寮に泊まる
7月18日 オックスフォード→ロンドン
お気に入りのウォレスコレクションへ
7月19日 ロンドン→コッツウォルズ
ホストファミリーの別荘にお泊り
7月20日 コッツウォルズの村巡りとケルクスコットマナー
コッツウォルズ→ロンドン
7月21日 ロンドン→ウィンダミア
※ストライキに当たり、スケジュール変更...
7月22日 グラスミア→アンブルサイド
7月23日 ウィンダミア→ケズウィック
7月24日 ケズウィック→ウィンダミア→ロンドン
7月25日 お買い物&ナショナルギャラリー→コッツウォルズ再び
敬愛するVivienne Westwoodの本店へ
7月26日 コッツウォルズウェイをトレッキング
田舎暮らしを満喫
7月27日 お散歩&スタンウェイハウス
コッツウォルズ→ロンドン
7月28日 Worlds End・テートブリテン
7月29日 SOHO・コヴェントガーデン・ウエストエンド
ミュージカル「Frozen」観劇
7月30日 V&A美術館
7月31日 ロンドンぶらぶら
8月 1日 バンクシーのウォールアート巡り
8月 2日 19:20 ロンドン・ヒースロー空港発
8月 3日 17:15 羽田空港着
エリザベス女王の崩御から約3か月後、パンクの女王と呼ばれたヴィヴィアン・ウエストウッドが後を追うようにして天国へ旅立ちました。
Rest in peace...
こちらの旅行記ではコッツウォルズでも人気のボートン・オン・ザ・ウォーターとウィリアム・モリスお気に入りの別荘、スタンウェイハウスをご紹介します。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- グルメ
- 5.0
- 交通
- 5.0
- 同行者
- 友人
- 一人あたり費用
- 30万円 - 50万円
- 交通手段
- レンタカー 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
PR
-
7月20日
おはようございます。
今朝はまた良いお天気。
Morning Teaだけ頂いて、早速お出かけです。 -
今日もホストファミリーに車で観光に連れて行って頂きます。
まずやって来たのはボートン・オン・ザ・ウォーター。
近くで車のメンテナンスをして頂いているうちに観光します。
こんな小道を歩いて行くと... -
村に出ました。
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ここはコッツウォルズの中でも特に人気の村、Bourton-on-the-Water。
-
村の名前に「water」とあるように、水辺の村。
コッルウォルズのベニスとも言われています。
この美しい景色を見ようと、昼間は観光客が押し寄せます。ボートン オン ザ ウォーター 散歩・街歩き
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イチオシ
まだ観光客の来ない、朝の静かな村。
この静かな景色を堪能したくて、当初はこの村に泊まる予定でした。
でも、朝早くに連れて来てもらえて良かった。ボートン オン ザ ウォーター 散歩・街歩き
-
イチオシ
ここには何度も来ているのに、いつ来てもうっとりしてしまう美しさ。
ボートン オン ザ ウォーター 散歩・街歩き
-
アンティーク好きのホストファミリーはアンティークショップを見に行くとの事。
「見ている間に写真を撮ってらっしゃい」と言われたけど...
私もアンティークショップ行た~い(≧▽≦)
という事で、まずはくっついて行きました。
ハーフティンバーのお家の下をくぐり抜けると... -
小さな広場になっていて、そこにアンティークショップがありました。
こんな所にお店があるなんて、観光客には分からないかも? -
ホストファミリーは生粋のアンティークコレクター。
この2人が行くお店なら本物のアンティークが置いてあるに違いない!
この美しい食器たちもアンティークでしょう。
フリフリのティーセットが可愛い☆
ホストファミリーは収納出来るテーブル型のチェス版が気になるようで、真剣にオーナーさんと購入相談中。
私はその間に村を散策して来る事に。 -
いつもはミキツーリストのロンドンからの日帰りツアーを利用してしまうので、ここに来る頃は観光客でごった返しているのです。
こんな人のいない村を堪能出来るなんて幸せ~( *´艸`) -
木陰でのんびりされているのはこの村に住んでいる方かしら?
こんな素敵なところを毎日お散歩出来るなんて、羨ましいですね。 -
街中に流れるのはウィンドラッシュ川。
-
とっても浅い川なので、昼間は良く子供たちも川遊びをしているんですよ。
-
こんなに早い時間ならアジア系観光客もまだいないだろうと思っていたのですが...。
この橋の上でいつまでも1人で写真を撮っているK国人だかC国人だかの女性がいました(-_-;)
この村に泊まっていたのでしょうね。
絵になる風景ですから自分を入れて撮りたくなるのは分かりますが...。
でも、これが昼間だったこういうアジア系観光客であふれかえるのかと思うと恐ろしい(+o+) -
川沿いに建ち並ぶ美しいハニーストーンのお家。
この村には美味しいスコーンが頂けるティールームもいくつかあります。
ここでクリームティーをしたかったのですが、今日はとても無理だな...。 -
可愛いB&Bも沢山あるんですよ♪
私ももともとは予約していたのですが、ホストファミリーのお家に泊めてもらう事にしたのでキャンセルしました。
ホストファミリーが車で色々連れて行ってくれるのはとてもありがたいのですが、全然ゆっくり出来ない...。
今度来る時はやっぱり1人で泊りに来よう(^▽^;) -
そてにしても、何度来ても美しい村。
私、やっぱり水辺の街が好きなのかも? -
ホストファミリーと合流したらCotswold Perfumery (コッツウォルズ・パフューマリー)という香水屋さんへ。
半世紀以上もの歴史がある香水屋さんです。
お店が入っている建物は築300年だそう。
★Cotswold Perfumery
https://www.cotswold-perfumery.co.uk/コッツウォルズ・パフューマリー 建造物
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香水瓶も可愛かった☆
ここでホストファミリーは香水をお買い上げ。コッツウォルズ・パフューマリー 建造物
-
教会は時間がなくて入れず...。
では、次の場所へ移動します。 -
次に目指すのはウィリアム・モリスのお気に入りの館「ケルムスコット・マナー」です。
どこまでも続くのどかな道。
Pさんが途中何度も「な~んにもないわよ!」と言っていました(^▽^;)
こんな草原の中に住んでいたのかしら?
景色を眺めながら走り続ける事、約1時間...。 -
到着です♪
途中、全くと言っていいほど車を見かけなかったのに、駐車場には車が沢山止まっていてびっくり! -
駐車場から館まではマイクロバスでの送迎付き。
3人で館へと向かいました。
でも、チケットは昨夜Webで購入しているのですが、残り1枚だったので私の分しかありません。
そこで、受付でPさんがお得意の演技を披露!
「お友達が日本から来てくれたんだけど、チケットが1枚し取れなかったの。一緒に案内してあげたいんだけど、私たちも入れないかしら?」
彼女、こういう時の演技は上手なんです(^▽^;)
難なくクリアして、チケットをGetしていました♪
実はホストファミリーもウィリアム・モリスが好きなので、ここにはいつか来てみたかったんですって。
館への入場は時間制。
私が予約したのは12時からだったので、それまで周辺を散策する事に。
ここにあるベンチは順番待ち用かな?
★Kelmscott Manor
https://kelmscottmanor.org.uk/ケルムスコット マナー 建造物
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広いお庭の中にカフェも併設されていました。
朝ごはんは紅茶だけだったので、何か食べましょう。ケルムスコット マナー 建造物
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古い厩舎をリノベーションしたティールーム。
壁にはモリスのテキスタイルが( *´艸`)
シンプルながらに素敵な空間。
(許可を得て撮影しています。) -
お天気が良いので外で頂きましょう。
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ここでも私はクリームティー。
たっぷりのクロテッドクリーム、幸せ~。
マグカップはケルムスコット・マナーのオリジナルデザインです。 -
緑豊かな広いお庭。
モリスは娘たちの為にのんびりと暮らせる場所を探していたそうです。
こんな素敵な場所で暮らしていたら、気持ちの豊かな大人になれそうですね。 -
館の周りを散策します。
こじんまりした素敵なお家。 -
お花も沢山咲いています。
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モリスの美しいテキスタイルはこんな何気ない日常から生まれていたのですね。
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猫ちゃんがお散歩中。
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大きな柳の木を見つけた♪
この近くを流れる小川には柳がたくさんあり、その風景にインスパイアされてモリスの代表作「Willow Boughs」(ウィローボウ)が生まれたそうです。
モリスの娘のメイ・モリスは次のように書き残しています。
「ある日、私たちはテムズ川に合流する近くの小川に沿って歩いていました。
父は葉のフォルムの細部や多彩な様態を指しておりました。
その後まもなく、この壁紙が制作されたのです。
我が家の柳を鋭く観察した結果から描かれており、ロンドンの多くのリビングルームを緑の葉で囲まれたようにしたものです。」
(メイ・モリスの書記)
今、私はモリスの世界にいるだ~( *´艸`)ケルムスコット マナー 建造物
-
ここはモリスが提唱する「アーツ・アンド・クラフツ運動」の発想の原点となった場所でもあるそう。
こんなのどかな田園風景の中で暮らしていたら、産業革命によって発達した大量生産には価値を見出せなくなっていったのでしょう。
大量生産が出来るようになると共に多くの粗悪品が市場に出まわったそうです。
そんな中、古き良き時代の熟練職人による質高い工芸品に戻そうという運動が
「アーツ・アンド・クラフツ運動」
(自分が忘れないようにメモ...) -
こちらの建物はお土産屋さん。
先に物色しておきましょう。 -
時間になったのでお邪魔させて頂きます。
入り口には小鳥さん。
ウィリアム・モリスの代表作、「いちご泥棒」の小鳥さんですね。 -
イチオシ
ウィリアム・モリスがひとめ惚れをして「地上の楽園」と称したケルムスコット・マナー。
17世紀初めにトマス・ターナーによって建てられたファームハウスです。
1871年に別荘としてこの館を借りて住んでいたそう。ケルムスコット マナー 建造物
-
この入り口はちょっとピーターラビットの世界を思い出す。
そう言えば、ピーターラビットの作者、ビアトリクス・ポターも自然をこよなく愛していましたね。 -
入ってすぐに飾られていた写真。
アーツ・アンド・クラフツ運動にかかわっていた方々でしょうか。
一番左はガブリエル・ロセッティ、右から2番目はエドワード・バーン・ジョーンズかな? -
1939年のポスターが。
-
初めのお部屋は「The Old Hall」
とても質素なお部屋だったそうですが、モリス夫妻のお気に入りの部屋でメインダイニングルームとして使われていたそうです。 -
なんと、当時の朝食の様子が写真で残っていたようです!
お部屋の解説と一緒に、その写真が掲載されていました。
真ん中が次女のメイ・モリス。 -
いちご泥棒のオリジナルですよ~!!!
素敵過ぎる...。
時が経ち、色は褪せてしまったようですが、それもまたいい感じ。 -
じっくり見ていたらスタッフの方に「こっちの方が色が残っているわよ」と、比較的保存状態の良いカーテンを教えて下さいました。
この柄は現在でもカーテン生地として購入出来ますが、オリジナルとなると格別だわ...。
いちご泥棒(Strawberry Thief)と言えば、ウィリアム・モリスの中でも最も人気の柄ですね。
モリスを知らなくても、この柄は知っている方も多いはず。
最近では100円ショップのセリアでもオリジナル雑貨が出ています。
実はこの柄もこのケルムスコット・マナーで生まれたのです!
モリスはこの庭園で苺を育てていました。
「もうすぐ収穫できる!」という頃、甘い苺の香りに誘われた小鳥がやって来て、苺を食べてしまったのだそう。
そして、その光景からインスピレーションを得て、この人気のテキスタイルが生まれたのだそうです。
なんとも可愛らしいエピソードですね。
こんなエピソードを知ると、ますますいちご泥棒が好きになる( *´艸`) -
シンプルな調度品も素敵です。
-
イチオシ
素敵な柄の焼きものたち。
タイルもありますね。 -
「The North Hall」(又はGarden Hall)
飾られているのはモリスが手掛けた刺繍作品だそう。
機械ではなく、手でひと針ひと針、手間をかけて丁寧に仕上げた作品です。
右の濃紺の壁掛けは1860年に作られた「デイジー」
これは、ウィリアムとジェーンが結婚してケントのレッドハウスに引っ越した後、一緒に取り組んだ最初のプロジェクトだったそう。
ジェーンは、ロンドンの店で偶然見つけたインディゴ染めの青いサージを購入。
モリスはすぐに花をデザインしたそうです。
イギリスの大英図書館にある中世の彩飾写本の挿絵 で、15世紀のフランスの原稿集であるFroissart's Chroniclesから花のモチーフを描き出しています。 -
こちらがその原画です。
壁紙にはモリスの代表作、「デイジー」によく似た柄が描かれていました。 -
こちらもモリスが作ったタペストリーだったのに、ピンボケしてた( ; ; )
-
この家に住んでいたのはモリスの家族だけではありませんでした。
師匠であり友人でもあった画家のダンテ・ガブリエル・ロセッティと共同でケルムスコットマナーを借りていたのです。
その為、ロセッティの作品も数多く飾られています。
ロセッティ―の作品のモデルの多くはモリスの妻、ジェイン・モリス。
なんでもロセッティ―とモリス、ジェインは三角関係にあったとか!
ロセッティと自分の妻の関係を知りながらも共同でこの館を借りるなんて、ちょっと驚きです。 -
左が長女のJenny Morris、右が次女のMay Morris。
いずれもガブリエル・ロセッティの作品です。 -
こちらも素敵な絵。
エドワード・バーン・ジョーンズの連作でした。
ウィリアム・モリスとエドワード・バーン・ジョーンズはもともと聖職者を目指しており、オックスフォード大学のエクセター・カレッジで出会ったそう。
在学中に芸術に目覚め、ロセッティに師事。
1861年、モリスやロセッティたちと共に「モリス・マーシャル・フォークナー商会」の共同設立者となり、商会で扱われたステンドグラスやタペストリー、絵付けタイル・パネルなどのデザインを手掛けたそうです。
そのステンドグラスのいくつかは先日のオックスフォード大学クライストチャーチで見て来ましたね。
実はこの絵もクライストチャーチのステンドグラスも、その時はバーン・ジョーンズの作品とは知らず...(^▽^;)
こうして旅行記を作成するにあたり、調べていて知ったというお恥ずかしい話でございます"(-""-)" -
この連作は星座をモチーフにした作品のようです。
美しいですね。 -
私、天秤座( *´艸`)
-
所々に小さな窓があり、外の美しい景色が眺められるようになっていました。
-
この館には小さな窓がいくつもあって、どこからでも綺麗なお庭が見えました。
ロンドンの喧騒から離れて暮らすには最高のお家だったでしょうね。 -
The Whith Room and China Closet
このお部屋、素敵過ぎる!
ソファーはいちご泥棒ですね。
暖炉の上にはロセッティの絵も飾られています。 -
各お部屋にスタッフの方がいて、色々とお話が聞けます。
もっと英語が理解できるなら聞きたかったな。 -
ロセッティが使っていた画材用具。
-
椅子もカーテンももちろんウィリアム・モリスの作品。
当たり前だけど、モリスに埋もれて幸せ過ぎる( *´艸`) -
壁にはロセッティ作の青いシルクのドレスを着たジェーン・モリスの肖像画。
美しい絵ですね。
下にあるのは19世紀初頭の正方形のピアノです。
どんな音がするんだろう? -
こちらのお部屋はChina Closet。
こちらはまた素敵なキャビネットですね。
モスグリーンの壁紙に良く合います。
この壁紙の柄はサンフラワー。 -
美しいブルーの陶器コレクション。
モリスのコレクションで、中国・日本・オランダのブルーの陶磁器を集めたものだそうです。
このお部屋はちょっと狭かった...。
ぶつかってお皿を落とさないように気を付けないと(汗) -
では、階段を登って2階へ行きましょう。
-
壁には美しいタペストリーが。
これはジョーン・バーンズかな? -
古い時計や照明も素敵です。
この証明、蝶々のシルエットが映し出されるようになっていますよ!
素敵~☆ -
The Green Room
グリーンはモリスが好きだった色だそうです。
落ち着いたトーンで居心地の良さそうなお部屋ですね。 -
イチオシ
こちらの暖炉にも美しいタイルが。
1861年に立ち上げたインテリアデザイン会社「モリス・マーシャル・フォークナー商会(Morris、Marshall、Faulkner&Co.)の初期の製品だそう。 -
どこを切り取っても素敵なお部屋。
このお部屋のカーテンの柄はKennet(ケネット)
オリジナルのようです。 -
奥様のジェイン・モリスの寝室。
このお部屋の壁紙やベッドはウィローボウだったはずですが...。
変わったようですね。 -
このベッドカバーの柄も素敵です。
-
カーテンはベッドカバーと同じ柄でした。
壁紙はフルーツ。 -
晩年のジェイン・モリスでしょうか。
-
このお部屋のパネルにはジェインやジェニーが写っている写真も掲載されていました。
ちょっとピンボケしてますね。
すみません...。 -
ウィリアム・モリスの寝室
寝台を飾るファブリックにはモリスの詩がゴシック体で刺繍されています。 -
イチオシ
ベッドには妻のジェインと娘のメイが手がけた刺繍のベッドカバーがかけられていました。
繊細で美しいですね。
ちょっと影になってしまって見えにくいですが、ベッドを囲むテキスタイルはケルムスコットツリー。
この柄のカーテン、欲しいのよね。 -
壁紙はデイジーによく似ていますが、ちょっと違うみたい。
説明にはリリーとありましたが、リリーではなさそうです。
この肖像画もジェイン? -
洗顔用の水差しとボウルも置かれていました。
この陶器も可愛い。 -
本も沢山ありますね。
モリスは初版の本屋や原稿のコレクターであり、歴史・建築・考古学・習慣と文化・自然史に関する18世紀と19世紀の図書館を作ったのだそう。
そのほとんどはモリスの死後、分散されたそうですが、家族hが保有していた本はここに残されているようです。 -
タペストリーの部屋
このお部屋はロセッティが仕事場として使っていたそう。
この2階の部屋の構造はジェインの部屋からモリスの部屋を通ってこのタペストリーの部屋に入るようになっていました。
ロセッティとジェインの関係を知ってしまうと、なんとも複雑な部屋の構成...。 -
このお部屋を描いた絵。
「by May Morris」とあるので、次女のメイが描いた作品と思われます。 -
このテキスタイルも素敵☆
オリジナルしか存在しないテキスタイルかも。
詳しく知りたいのですが、情報が少なくて調べきれず...。 -
次は屋根裏部屋へ行きますよ。
なかなか急な階段ですね。 -
屋根裏って、わくわくしますよね。
-
イチオシ
小さな窓から覗く景色の素敵な事!
秘密の小窓っていう感じ? -
素敵な屋根裏部屋ですよ!
シンプルなお部屋なのに、モリスのベッドカバーが掛けられているだけでこんなに素敵になるなんて( *´艸`) -
このベッドカバーの柄も素敵。
-
お隣のお部屋にはベッドが2台。
モリスの2人の娘のベッドルームだったよう。 -
手前はインディゴのケネット、奥はマリーゴールドのベッドカバーでした。
やっぱり私のお部屋もモリスのテキスタイルを使いたい...。 -
このお部屋にも洗顔用の水差しとボウルが置かれていました。
そうですよね、昔は水道なんてありませんからね。 -
次のお部屋は展示のコーナー。
このガラスケースに納められた刺繍作品はメイ・モリスのもののようです。
メイ・モリスもまたたぐいまれな才能を持つ刺繡デザイナーであり、宝石職人でした。
赤い本はメイ・モリス著のニードルワーク。
下には刺繍の原案もありますね。 -
ジェイン・モリスが作った絹の財布やメイ・モリスの直筆のメモ。
-
デッサンが描かれた本や刺繍糸なども展示されていました。
-
同じ題材の絵と刺繍。
ロセッティによるクッションカバーのデザインだそう。 -
この図案は1871年の絵画「ベアトリスの死の時のダンテの夢」の建築の表面装飾に描かれたユリとバラのモチーフと非常に密接に関連しているそうです。
このクッションカバーのデザインが、ロセッティとジェインがここケルムスコットで最初の夏を過ごしたた1871年にさかのぼると、ロセッティはジェインとの関係が永続的であることを望んでいたことがうかがえるそう。
バラは愛、ユリは純潔、ザクロは情熱の意味が込められているとか。
それにしても、この絵も素敵ですね。 -
この絵はバーン・ジョーンズ作のメイ・モリス。
ロセッティに師事しただけあり、この肖像画は画風が似ていますね。 -
ヒマワリの壁掛け
モリスがレッドハウスの為にデザインし、ウールで作られたものだそう。
レッドハウスはジェインとの結婚を決めた後にモ友人の建築家フィリップ ウェッブと協力して建てた家。
いつか行ってみたい場所です。 -
これ、好き~( *´艸`)
-
帰りは螺旋階段を降りて行きます。
小窓から差し込む木漏れ日がいい感じ。 -
最後のお部屋は1階のキッチンでした。
ここでお料理が作られていたのですね。 -
これでケルムスコット・マナーの見学はおしまい。
ここは遠すぎて来られないと思っていたので、連れて来てくれたホストファミリーに感謝です☆ -
最後に中庭を見学します。
-
こんなさりげない一角でも素敵に見えるのはなぜ?
-
さっきの猫ちゃんのお家だ!
良いところに住んでますね~。 -
「こっちに面白いものがあるよ~。」とJさんに呼ばれたので行って見ると...
-
なんと、昔のトイレでした!
誰も見ていなかったので、きっとほとんどの人が気付かずにいるでしょう。
Jさん、すごい! -
お庭にはたくさんの草花。
モリスのテキスタイルの世界がそのまま広がっていました。 -
この草花からインスピレーションを受けて沢山のテキスタイルが生まれたのですね。
-
のどかだわ~。
でも、ロセッティにはこののどかな田舎暮らしが合わなかったようで、3年でこの館を出て行ったそうです。 -
見事なウィロー(柳)
ウィロー・ボウが生まれたテムズ川の方まで行ってみたかったけど、残念ながらそこまでの時間はなく...。
近くにモリスとジェインのお墓もあったそうですが、行かれませんでした。
また来たいな~、と思うけど、ここはちょっと遠すぎる...(-_-;) -
お庭だけでも見応えがありますね。
-
ここでもタチアオイが綺麗に咲いていました。
ちょうど季節なのかな? -
イチオシ
ケルムスコット・マナーは本当に「地上の楽園」でした。
-
最後にもう一度正面から。
こう見ると、小さな窓がたくさんある事が良く分かりますね。
もともとこの素敵な景色をどこからでも眺められるように作られていたのでしょう。 -
ウィリアム・モリスの世界、堪能させて頂きました。
-
帰りもまたのどかな道を走ってお家へ戻ります。
Jさんは今日も14時からテレワークなので急いで戻らなくてはならないのに、途中から前にノロノロ運転の車が...。
しかも、ず~っと同じ道を行くものだからだんだん焦って来てしまい...。
とは言え、こんな細い道では追い越すわけにもいかず、結局14時までには帰れませんでした(+_+)
私がのんびり見学しすぎたかな?
ごめんなさいm(__)m -
お家に着くとすぐにJさんはテレワーク。
Pさんは「疲れたから少し休むわ」と、お部屋に行ってしまいました。
そのうち雨も降って来てしまったので、しばらくお部屋でのんびり。
とは言え、時間を持て余していてはもったいないので、昨日通りかかったスタンウェイハウスに行ってみる事に。
Pさんも「イギリスで一番高い噴水があるから行ってみたら?」と勧めてくれたので、てっきり車で送ってくれると思いきや、「歩いても30分くらいよ~」と、すぐそこのように言われて送り出されました(笑)
そのくらい歩くのが当たり前のよう。
雨も止んで来たのでお散歩がてら行ってみましょう。
こんなのどかな景色を眺めながらてくてく。 -
スタンウェイハウスまでは1本道なので迷いません。
Google先生もついているしね(^_-) -
見渡す限り大草原。
そう言えば、羊さんいないな~。 -
だ~れもいないように見えますが、お散歩している地元の方や、フットパスを歩いている人の姿をちらほら見かけました。
途中で地元のおばちゃんと立ち話してみたり(笑) -
のんびり歩いて30分ほどでスタンウェイハウスに着きました。
門の手前にも入り口があったので、そちらから入ります。 -
これはまた美しいお庭。
でも、ここに噴水はなさそうですね。 -
白鳥さん、こんにちは。
お邪魔しますよ~。 -
スタンウェイ・ハウスはジャコビアン様式のマナーハウス。
見学できるのは6月、7月、8月 の 火曜日と木曜日の午後2時から5時と、かなり限られた日時のみ。
この日は木曜日だったので、ちょうど営業日でした。
雨が止んだ頃を見計らって出たので、着いたのは4時。
★Stanway House & Fountain
https://www.stanwayfountain.co.uk/ -
ちいさな門をくぐりぬけると...。
-
遠くに昨日通りがかりに見た大きな門が。
入っていいのか分からず、遠目で写真だけ撮らせて頂きました。 -
薔薇が少しだけ咲いてた。
はちみつ色のお家に薔薇ってやっぱり素敵☆ -
お庭へはここから行くようですね。
-
アーチをくぐり抜けると、目の前に噴水が現れました~(≧▽≦)
すごい勢いで吹き上がっていますよ!
必ずしもいつも吹き上がっている訳ではないらしいので、ラッキーです♪ -
2004年6月5日にオープンした運河のシングルジェット噴水だそう。
まだ新しいのですね。
でっかくなので丘の上まで行ってみましょう。 -
景観設計家のポール エドワーズによって提案され、ファウンテン ワークショップ リミテッドのデビッド ブレイシーによって設計された噴水は英国で最も高い噴水だそうです。
-
風向きによって水が落ちる位置が変わるのかしら?
それとも回転している?
自分が立っている方向に来ると、風に煽られた水しぶきを浴びる事になります(笑)
白鳥さんはお構いなしに優雅に浮かんでいました。 -
イチオシ
いろんな角度から眺めて堪能。
-
ベールの様に流れ落ちる噴水。
マイナスイオンたっぷりですよ~♪ -
あら?
噴水が終わっちゃった...。
そろそろ閉館時間のようです。
ギリギリだったよう。
丘の先にある小さな建物も気になる...。 -
丘の上から見るスタンウェイ・ハウス。
立派なお屋敷ですね。
中も見学出来るようです。
今日はもう時間がないかな。 -
WaterMellがあるようですね。
行ってみましょう。 -
森の中を歩いて行くと...。
-
水車小屋が見えました。
-
「カタン、カタン」と音がするので行ってみると、水車が動いていました。
現役なのですね。 -
中も見学できるようになっていたので、お邪魔させて頂く事に。
うわ~、雰囲気ある~( *´艸`)
この水車小屋では小麦粉が作られていたそう。 -
ここで小麦粉の種類を仕分けていたようです。
-
水車が動いている様子も見られるようになっていました。
凄いな~。
昔はこうして小麦粉が作られていたのですよね。 -
2階にも行かれるようです。
行ってみましょう。 -
ここでは粉を挽いている様子が見られるようになっていました。
水車の力を利用して、石うすで挽いているのですね。
この水車は現役で動いているだけでなく、ちゃんと仕事もこなしていました。 -
さらに上の階に行くと..。
誰かいた(≧▽≦)
ちょっとびっくりしちゃいますよ(^▽^;)
こんな格好で作業していたのでしょうね。 -
古い道具も置かれていました。
この屋根裏に出来上がった小麦粉を保管していたのかな? -
いい感じの窓。
-
水車小屋の屋根から外に出られるようになっていました。
やぱりここは倉庫だったのでしょう。 -
この水車小屋で作られた小麦粉は販売もしていました。
石臼で挽いた小麦粉は貴重ですね。
1.5kgが£2.5(約450円)って、思ったほど高くない。
水車小屋を出ようとした頃に水車の音が止まってしまいました。
ここももう終わりの時間のようです。 -
水車小屋の前に小さなお家がありました。
ここに水車小屋の番人さんが住んでいるのかしら? -
森の中から見えるスタンウェイ・ハウス。
イギリスのマナーハウスって、素敵ね。 -
もう閉館時間なので、中には入れず。
来週もこっちに来る予定なので、時間があったらまた来よう。 -
こんな所にガーデンの入り口が。
ちょっとだけ覗かせて頂きました。
こじんまりとした可愛いガーデンでした。 -
綺麗に咲いている薔薇、見つけた( *´艸`)
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お屋敷の裏手にはティールームもありました。
その向かいにお手洗いがあったので、お借りしてから帰ります。 -
この小さなお庭も気に入っちゃった。
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では、お家へ帰りましょう。
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もちろん、帰りも歩きます。
また雨が降りそう...。
お願い、お家に着くまで降らないで(+_+) -
この並木道、面白い木が並んでいました。
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人の顔見たい( *´艸`)
今にも動き出しそうですよ。
まるでファンタジーの世界ですね。 -
歩くのは好きなので、全然苦にはなりません。
のどかな景色を眺めながら、お散歩を楽しみました。 -
お家の前に着くと、Jさんが帰る準備をしている所で、「迷子にならなかった~?」と出迎えてくれました(≧▽≦)
私は明日の朝、ロンドンから湖水地方へ向かう事になっているので、この後みんなでロンドンへ帰りました。
ロンドンに着いたら湖水地方へ行くためのパッキングをしなおし。
なんだか忙しい(^▽^;)
それもイギリス国鉄のストライキのお陰です...(+_+)
今回もまた長くなってしまいましたが、最後までご覧頂きありがとうございました。
次は湖水地方です。
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