2022/10/10 - 2022/10/10
445位(同エリア987件中)
アザゼルさん
【イギリス日帰り・車】
テトベリーTetbury(コッツウォルズ)
レイコック村 Lacock
=== 経緯 ===
1.ロンドン歩いてたらたまたまチャールズ国王が歩いていた(そこにいた人と握手してた)
2.「チャールズって王子(The Prince of Wales)時代、コッツウォルズに畑持ってて、鶏につつかれてなかったっけ?」
3.「よっしゃ、じゃあそこ行こう」
4.「近いからついでにハリポタ撮影で有名な修道院にも行ったろ」
5.高速道路「あ、言い忘れてたけどロンドン方面封鎖してるから、よろw」
6.ナビで使ってた携帯の電池が死んで下道で真夜中に迷子になる
7.深夜帰宅
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- グルメ
- 5.0
- ショッピング
- 4.5
- 交通
- 3.0
- 同行者
- 友人
- 一人あたり費用
- 1万円未満
- 交通手段
- レンタカー 徒歩
PR
-
きっかけは、大英博物館帰りにウェストミンスター経由で帰宅しようと思ったらトラファルガー辺りでものすごい人込みを見かけ、「これはもしかして王室を見に行く人たちなのでは」と思いバッキンガム宮殿にまで足を運んでみたら案の定チャールズ国王が歩いてきてくれたという、なかなか忘れがたい経験から。
BBCとか各種テレビもいっぱいレポートしてた。(チャールズ国王はビデオで撮影したので、このブログにアップロードできなかった)
後でニュースを見たところ、ちょうど国王の即位式の日だったらしく、移動中1番列の人たちと握手してくれてたそうです。おー。英国王室も民衆相手に大変ね。
そういえば「王様なんて人気商売ですよ」ってアルスラーン戦記で言ってたような気がする。
まあそんなこんなで思い出したわけ。
「あれ、チャールズが王子時代に持っていた畑の鶏たちってどうなったんだろう」って。
彼、コッツウォルズのテトベリーTetburyという村にハイグローブHighgroveっていう畑を持っているんですよ。
王位継承権第1位の王子(The Prince of Wales)なのに、畑で農民の格好して鶏のエサ運びしてるんですよ、彼。鶏たちはそんな彼が次期国王だなんて知ったこっちゃないから、「餌よこせ」ってツンツンつつくそうですよ。
いいねー
行ってみたいねーバッキンガム宮殿の衛兵交替式 祭り・イベント
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ということで日曜日にコッツウォルズのテトベリーTetburyに行くことにしました。
コッツウォルズは車で行こうね。電車やバスじゃ無理だよ。
ということでロンドンから高速道路M4でビュンと2時間ちょい。
簡単に着きました。
一緒に行って運転してくれた中国人のマブダチは、去年運転免許とりたて。変なところ急ブレーキをかけるので死ぬかと思いました。
コッツウォルズの村々、日曜日は閉まっているお店やレストラン、ベイカリ―も多い。だけど駐車場は日曜のみ無料。
この建物の周りの建築物は13世紀にまでさかのぼるのだそうな。日本だとちょうど、今大河でやってる鎌倉殿時代では?観光案内所 (テットベリー) 散歩・街歩き
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ホテルのレストランでランチを頂くことにしました。
とても雰囲気の素敵なレストランで、スタッフもとても親切。これはあとでチップをはずもうという気になるというものです。 -
4年目にして初めてアフタヌーンティーをオーダーしました。
だってロンドンのアフタヌーンティーって高いんだもん…。ちゃんとしたアフタヌーンティー2人分は20ポンド確実だけど、ここは19.50だった。
わかってるね。
そしてすごくおいしかった。
そういうわけで皆様、アフタヌーンティーはロンドンではいけません、田舎です。コッツウォルズのような田舎のホテルのアフタヌーンティーがよいですぞ。
ちなみに英国在住●十年目の友人が言うには「英国で一番おいしかったアフタヌーンティーはストークオントレント Stoke-on-Trent」だそうです。 -
そしてこれはサンデーロースト。
昔のイギリスでは日曜日は家族でごちそうを食べる日だったからこういう料理ができたって聞いた。
おいしかった。
本当においしかった。
イギリスって美味しいものもあるんだね。 -
Tetburyテトベリーの街を散策。近くチャールズの畑があるのですが、村の中で時間を費やしすぎてしまい今回はスキップ。
ホテルの隣にあるのが、最初に述べたチャールズ国王のHighgrove Gardenのお土産屋さん。
彼のリトグラフが2,500ポンドで売られていました。
今のレートだと日本円で40万くらい。高すぎだろ。ただのリトグラフだぞ。
そしてなぜか超かっこいいクラシックカーが何台も駐車されていました。
かわいすぎる。 -
Tetburyを散策した後は車でレイコックLacockへ。
レイコック村は歴史ある村で、ナショナルトラストNational Trustがいくつかの史跡を保有・管理しています。
村自体は大きくないのですが、とてもゆったりしています。
普通イギリスの施設というのは閉館・閉店の5分前に「もう閉めるから出て」と追い出されるのですが、この村のお店や史跡は時間を過ぎても「まあ、まだ私たちもここにいるからいていいよ、ゆっくり見て行って」という感じです。
村自体がどこもそんな感じ。びっくり。
いいわ~~~レイコック 旧市街・古い町並み
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レイコック修道院 Lacock Abbeyはこの廊下で有名です。
ハリポタの撮影があったそうです。よく知らないけど。
このLacock AbbeyはNational Trustのプロパティーの一つ。
この修道院の歴史は13世紀にまでさかのぼるとか。尼僧院としても使われていたとか。
中庭ではローズマリーなどが植えられていて、なんかすごく中世英国な感じ。レイコック アビー 博物館・美術館・ギャラリー
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イギリスやアイルランドの歴史ある建築物には、石工(mason)のマークがこっそり刻まれていることがある事はご存じでしょうか?
masonメーソン、というとフリーメイソンを思い出す方もいらっしゃるかもしれませんが、中世英国史において石工のグループは大事な位置を占めていたそうです。
建物により「この建物はこれこれの石工グループが建てました」という記録を残すために、石工ごとに決まったマークを刻まれていたりします。
このパネルは、どのマークがどの石工を意味しているかを説明してくれています。
簡単には見えない、天井にマークが刻まれているようですね。レイコック アビー 博物館・美術館・ギャラリー
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ということで天井を見上げてみましょう。
たくさんのマークが刻まれています。しかし、先ほどの石工のマークではなさそうです。
ドラゴン、魚、十字架、天使などが刻まれています。
どうも紋章 Court of Armsのようです。
13世紀に修道院が建てられたと説明しましたが、どうもこの辺がキーになりそうですね。
例えばチューダー王朝(15世紀)以降の修道院とか大聖堂だと、世俗の権力との癒着を思わせる政治的なシンボルであるチューダーローズ(英国王室を表す)や白いハウンド犬(英国王室の一つの家系を意味する)をよく見かけるのですが、
この建物はその時代以前のものなのでそのようなマークは見つかりませんでした。
うーん、面白い。
魚2匹の紋章もあったけど、初めて見ました。
紋章ではなさそう…イギリスの紋章院College of Armsで調べたわけではないけど。
魚2匹ということは、イエスのシンボルかな?聖書の福音書の中に、イエスが2匹の魚を民衆に分けた、というエピソードがあるので、それかも。
そんなことをぶつくさぶつくさ言いながら先に進みます。
一緒に来てくれた友達は、呆れて先に行ってしまいました。レイコック アビー 博物館・美術館・ギャラリー
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中庭。
映画に出てきそう。レイコック アビー 博物館・美術館・ギャラリー
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雰囲気ある~
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これもなんか映画に出てきそう
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修道院の外には、昔の醸造所もあります。
そういえば、昔の修道院ってお酒作ってたんだよね。お酒=薬として認識されていた側面もあったから。 -
かまどと思わしきお部屋もありました。
複数の人間が共同生活を送る場所なので、日ごろの食事であるパンを配給する場所はとっても大切だったはず。
ちなみにイギリスのお城や宮殿を訪ねてみると、大抵かまどが残っています。
私が今まで訪ねた中で一番多きかったかまど&キッチンは、ハンプトン・コート宮殿でした。
ロンドンの南西にあり、みんな大好きヘンリー8世が「お前なに俺より良いところ住んでんだよ、よこせよ」といちゃもんをつけて家来から分捕った宮殿です。
宮殿のかまどと比べて質素な修道院の台所でした。 -
レイコックLacock村、ゆっくり時間が流れていきます。
建物が面白いよね。
ロンドンの、日本人が多いアクトンActonとかだとモックチューダー様式の建物がよくあるけど、この家は本物のチューダー様式っぽい。 -
写真はスタッフの椅子で勤務中に昼寝している猫ちゃん。
さてさてそんな感じでLacockから高速道路M4を使いロンドンまで戻ります。2時間の道のりのはず…が!
なぜか交通規制(前に進まないまま1時間が経過)、その後渋滞を抜けたらまさかの道路封鎖にあい、高速道路が使えない状況に!
え?
下道で帰れってこと?
え?無理無理無理。もう夜ですよ。真っ暗なんですけど。
イギリスの田舎って知ってる?本当に漆黒の闇 (ピーチブラック peach black)なんですよ。
グネグネ曲がっていて高低差がある木のトンネルの中を走るんだよ。
めちゃくちゃ怖いよ。
スマホをナビ代わりに使ってたんですがGoogle Mapさんはこういう時役に立ちません。交通規制の情報がリアルタイムに反映されません。
こういう時はウェイズWazeというアプリを使います。どこでネズミ捕りがあるよとか、交通渋滞があるよとか分単位で教えてくれます。
ただこのアプリ、ローカルな情報に対応している分、めちゃくちゃマイナーな道をナビしてくれることがあります。
Waze君曰く「M3という別の高速道路を使えばよくね?」ということだったので、そういえばと思い、並走して走っている別の高速道路で帰ることができました…
やれやれ…
イギリスの高速道路、今までは濃霧にあったり、路面凍結にあったり、散々な目にあいましたが、今度は突然の封鎖か…
また経験値を積んでしまった。
そんなコッツウォルズ(テトベリー)&レイコックの珍道中でした!
またね
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