2024/04/12 - 2024/04/14
240位(同エリア320件中)
れむさん
3月の徳島1番~10番に続く、お遍路歩き第二弾。今回は高知を歩いてみた。
修行の道場と呼ばれる土佐路、観光も織り交ぜながらのお遍路歩きは、室戸岬に建つ第24番、最御崎寺からスタート。
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金曜日夜、羽田19:10発の高知行き便。4月に付与されたアップグレードポイントを早速使って、プレミアムクラスにアップグレードしてみた。
お弁当は桜エビや筍など旬のものが使われていて豪華。スパークリングワインと一緒にいただく。 -
おかわりに赤ワインもいただいた。
機材遅れで羽田の出発が遅れたため、高知空港への到着も定刻20:30から30分ほど遅れて21時頃に到着。それに合わせてバスも出て、22時前にはホテルに到着した。
バスはSuicaは使えず、券売機で現金購入。100円安くなる往復券があったのでそれを買った。 -
今回宿泊したのは高知駅前にある高知パシフィックホテル。駅からすぐのところにあり、大変便利。
室戸岬に行く始発は、朝6時3分高知駅発の電車に乗れば、電車とバスを乗り継いで8:40頃に到着できる。早起きして、前日コンビニで買った簡単な朝食をホテルの部屋で済ませた後、5時半過ぎにホテルを出発。既に外は明るくなっている。 -
高知駅は目の前。高架になっており近代的、かつ二階のプラットフォームの柱構造などもデザイン的に結構かっこいい駅である。
晴天でそこまで寒くもなく、非常に清々しい朝である。この週末は晴天で夏日になる予報。 -
龍馬、中岡慎太郎、武市半平太の像が駅前に立つ。武市も幕末の土佐藩士で、龍馬や中岡慎太郎と共に活躍した一人のようである。
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まず高知駅の券売機で、土佐くろしお鉄道の終点、奈半利駅までの切符を買い入場。アンパンマンがお出迎え。
空港バスと同様、JR四国は、「ですか」というカードは使えるが、Suicaは使えない模様。また土佐くろしお鉄道は現金のみのようである。 -
改札内にはアンパンマン広場が設けられ、アンパンマン電車のおもちゃが走るほか、ちょっとしたオブジェが設けられている。
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ホームに着くと、こちらもまたまたアンパンマン列車。ただしこちらは岡山行きの特急南風。朝6時ちょうど発で、2時間半ほどで岡山とを結ぶ。高知から岡山って結構遠いイメージだが、2時間半とは割と速く感じる。
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自分が乗るのは南風の向かいのホーム、土佐山田行きの普通列車。2両編成の、そこらへんにあるようなステンレス製の車体である。非電化のようでディーゼルだった。
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高知駅を6時3分に出発し、東方面へ15分ほどで後免駅に到着。ここから土佐くろしお鉄道に乗り換える。乗り換えは同じホームで反対側の電車に乗るだけなので簡単。乗り換えてすぐ、6:20の発車となる。
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後免駅から20分ほど、あかおか駅付近で太平洋に出て、その後は基本、海岸沿いに進む。車窓から海の景色を大いに楽しめた。
ふと目をやると、お遍路姿で歩いている人もみえた。この時間にここを歩くということは完全な歩き遍路なのだろうか。頭が下がる思いである。 -
切符について。自分は高知から奈半利までの切符を買ったが、車内の中吊り広告に、お得な一日乗車券の案内があった。なんとこれを買うと単純に後免⇄奈半利の往復だけで500円ほど安くなるらしい。しかもネットで買えるとか。以前岩手に行った時に入れた「乗換案内」のアプリで買えるらしい。
自分が見たガイドブックには書いておらず全然知らなかった。早く言ってよ!という感じである。 -
そんなこんなで少し損した気分にもなりながら、後免駅からは1時間強、7:28に奈半利駅に到着する。後免駅では数名乗客がいたものの、皆さん途中で降りてしまい、奈半利駅で降りたのは自分のみであった。
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奈半利駅では15分の待ち合わせで、室戸岬方面行きのバスに接続する。駅前ロータリーには物産館や地場の食堂があり雰囲気もよかったが、さすがにこの時間はまだ営業開始前。それでも物産館は8時開始で準備を開始、食堂の方も10時開店だが、お店の人が来て準備を開始していた。
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奈半利駅を7:43に出発してバスは時間どおりに運行、室戸岬を少しばかり過ぎたところにある、大師像前という停留所に定刻8:43に到着した。
バス停の名前のとおり、白塗りの大きな弘法大師像がすぐ近くに見える。 -
室戸岬の周辺はジオパークに指定されており、奇岩などが並ぶ。これらを巡る、乱礁遊歩道という名前の散策路が整備されており、大師像付近にその入口がある。
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遊歩道に入ると、いきなり海が迫ってきて、なかなかの迫力がある。海が荒れている日には道が波に洗われそうだ。
道はコンクリートで整備されており、歩きやすい。 -
空海が修行中に行水したと言われる、行水の池。昔は海の底だったのが、地震などで盛り上がってこの地に位置するようだ。行水したのが本当か定かではないが、地学と伝説が入り混じっているのもおもしろい。
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同じように、ビシャゴ岩。昔、おさごと言うなの美しい娘が、あまりに多くの男に言い寄られるのに嫌気がさしてここから身を投げたとか。
地学的には、マグマが固まった硬い岩盤が残って、こうして突き出た形になっているとのこと。 -
岩場だけでなく、植生も豊か。低木が生い茂り、トンネル状になったところを歩いて抜けて行く。
植物が豊かなので虫なども多い。特にこの時期、クマバチの繁殖期のようで、そこらじゅうにクマバチが飛んでいた。クマバチは見かけに寄らずおとなしいので、こちらから刺激しなければ近づいてもそんなに心配はないが、ブーンという音が近くですると、やはりドキッとする。道の真ん中などで止まったままホバリングしていたりするので、歩く場所に困ってしまうことも。 -
大きな天然のアロエも多く自生していて驚かされる。
クマバチの他にアシナガバチも飛んでいて、このあたりは少し気を付けなければいけないが、歩いていて楽しい遊歩道でもある。 -
室戸岬の最先端に位置する、月見浜。こういったごつごつとした海岸線なので、砂浜ではなくて小石浜であるが、太平洋に面する割に、波は穏やか。
はるばる訪れた室戸岬、日本の地の果てのひとつであり、少しばかり感傷に浸る部分もある。 -
しかし今回訪れた主目的は、お遍路である。そして目指すべき24番 最御崎寺は、月見浜から眺めるこの山の上、左手に見える灯台の近くにある。
ということでこれから、この山の頂を目指さねばならない。 -
月見浜の近くに立つ、中岡慎太郎の像。中岡慎太郎は、土佐くろしお鉄道終点でバスに乗り換えた奈半利の近く、北川村というところの生まれ。
この近くに御厨人窟(みくろど)という、空海が修行をした場所があるはずだったが、気づかずに通り過ぎてしまったようなので、山に登る前にそこへ向かう。 -
途中にある、水掛地蔵。海難事故で亡くなった人々を供養する地蔵で、水を欲しがって亡くなった人々を偲んで水をかけて供養することからこのように呼ばれるとのこと。
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遊歩道を歩いたため通り過ぎてしまったが、御厨人窟は水掛地蔵からさらに国道を歩いた先にあり、当初バスを降りた大師像の手前くらいまで戻ることになった。
ここで空海が修行し悟りを開いたとされ、断崖の下に穴がふたつあって右側が修行の場、左側が生活の場だったようだ。 -
こちらが生活の場。頭上の岩盤は崩落の危険があるらしく、十分注意するようにと書かれている。と言っても落ちてきたら防ぎようがないが、、、。
ここは御朱印もあったが、番外であり、追加の御朱印帳は持ってきていないので、特にいただかず。国道を再び岬方向に戻り、登山を開始する。
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