パリ旅行記(ブログ) 一覧に戻る
エジプト縦断&パリ・アムステルダム・マドリード美術館巡りの、16泊18日に渡る旅行記です。<br /><br />エジプト縦断を終えパリへ。<br />18年前、長蛇の列で入場を断念したオルセー美術館。<br />今回はそのリベンジと、オルセーから歩いて10分のオランジェリー美術館。<br />そしてデジタルアート美術館のアトリエ・デ・リュミエールに行きます。

パリ美術館巡り「オルセー&オランジュリー&アトリエ・デ・リュミエール」

11いいね!

2024/02/09 - 2024/02/26

6538位(同エリア16384件中)

0

29

pippo77

pippo77さん

エジプト縦断&パリ・アムステルダム・マドリード美術館巡りの、16泊18日に渡る旅行記です。

エジプト縦断を終えパリへ。
18年前、長蛇の列で入場を断念したオルセー美術館。
今回はそのリベンジと、オルセーから歩いて10分のオランジェリー美術館。
そしてデジタルアート美術館のアトリエ・デ・リュミエールに行きます。

旅行の満足度
5.0
同行者
一人旅
旅行の手配内容
個別手配

PR

  • 5階に直行。<br />入り口でまず迎えてくれるのは「医師ガシェの肖像」<br /><br />チケットは事前に、最初の枠の9時半で取っておいた。<br />しかしそれでも長蛇の列(皆さんオンラインチケットは持っている)。<br />入った後も荷物預けるクロークにまた並び、ここに来た時点で10時近く。<br />

    5階に直行。
    入り口でまず迎えてくれるのは「医師ガシェの肖像」

    チケットは事前に、最初の枠の9時半で取っておいた。
    しかしそれでも長蛇の列(皆さんオンラインチケットは持っている)。
    入った後も荷物預けるクロークにまた並び、ここに来た時点で10時近く。

  • 続いて「ローヌ川の星月夜(通称:星降る夜)」<br />18年前アルルに行った際、ローヌ川沿いに「ここから書きました」という看板があったのを思い出した。

    続いて「ローヌ川の星月夜(通称:星降る夜)」
    18年前アルルに行った際、ローヌ川沿いに「ここから書きました」という看板があったのを思い出した。

  • ひとつのタッチの中にも色が混ざっている。<br />ゴッホは凄く筆が早かったそうなので、早いがゆえにこうなのか、狙ってこうなのか・・・ <br />たぶん両方なのでしょう。

    ひとつのタッチの中にも色が混ざっている。
    ゴッホは凄く筆が早かったそうなので、早いがゆえにこうなのか、狙ってこうなのか・・・ 
    たぶん両方なのでしょう。

  • オーヴェルの協会。<br />思ったより大きな絵だった。<br /><br />

    オーヴェルの協会。
    思ったより大きな絵だった。

  • ゴッホは沢山の自画像を残している。<br />その最大の理由は、自分ならモデル代無料だから。<br />いつでも好きな時にモデルが居るわけだから、一石二鳥。

    ゴッホは沢山の自画像を残している。
    その最大の理由は、自分ならモデル代無料だから。
    いつでも好きな時にモデルが居るわけだから、一石二鳥。

  • どんどん人が増えて来る。

    どんどん人が増えて来る。

  • モネの「日傘の女」は、展示室の中でもいい場所にありました。<br />なんだろう、この春風な感じ。

    モネの「日傘の女」は、展示室の中でもいい場所にありました。
    なんだろう、この春風な感じ。

  • ルノアールの「ムーラン・ド・ラ・ギャレット」<br />これ、もちろん有名な絵画なので知ってはいたが、特に何とも思っていなかった。<br />しかし実際見ると、喧騒や木漏れ日の暖かさなどが伝わって来て、何だか楽しくなる作品だった。

    ルノアールの「ムーラン・ド・ラ・ギャレット」
    これ、もちろん有名な絵画なので知ってはいたが、特に何とも思っていなかった。
    しかし実際見ると、喧騒や木漏れ日の暖かさなどが伝わって来て、何だか楽しくなる作品だった。

  • モネの「国会議事堂、日没」<br />実際に光っているように見えるので、パッと目につく。<br />当時これを見た人は、いやーっこうくるか!と驚いたことでしょう。

    モネの「国会議事堂、日没」
    実際に光っているように見えるので、パッと目につく。
    当時これを見た人は、いやーっこうくるか!と驚いたことでしょう。

  • ゴッホと共に、私の中で裏メインだったのがこれ。<br />随分前に東京のオルセー美術館展でも見た、ルソーの「戦争」<br /><br />当時ルソーを知らず予備知識ゼロで見て、完全にやられた。<br />何なのこれ!?<br />子供みたいな絵だし、平べったいし・・・<br />でも、妙に惹かれる魔力が。<br /><br />あーっ、ようやく再開が果たせた。<br />ただ「蛇使いの女」がこの日は展示していなくて残念。<br /><br /><br /><br />

    ゴッホと共に、私の中で裏メインだったのがこれ。
    随分前に東京のオルセー美術館展でも見た、ルソーの「戦争」

    当時ルソーを知らず予備知識ゼロで見て、完全にやられた。
    何なのこれ!?
    子供みたいな絵だし、平べったいし・・・
    でも、妙に惹かれる魔力が。

    あーっ、ようやく再開が果たせた。
    ただ「蛇使いの女」がこの日は展示していなくて残念。



  • ミレーの「晩鐘」<br />これも知ってはいても、特に思い入れは無かった作品。<br />だけど、いい!<br /><br />静謐な空気の中、今日の糧に感謝する農夫たち。<br />貧しいながらも、たくましさや品を感じる。<br />小さな絵なんだけど、ぶわ~っと絵の世界観が広がるようだった。<br />

    ミレーの「晩鐘」
    これも知ってはいても、特に思い入れは無かった作品。
    だけど、いい!

    静謐な空気の中、今日の糧に感謝する農夫たち。
    貧しいながらも、たくましさや品を感じる。
    小さな絵なんだけど、ぶわ~っと絵の世界観が広がるようだった。

  • もちろん人に寄るけど、半日あれば魅力を味わえる規模かと。

    もちろん人に寄るけど、半日あれば魅力を味わえる規模かと。

  • フォトスポットになっている巨大な時計。

    フォトスポットになっている巨大な時計。

  • ここで写真を撮るため、めっちゃ並んでいます。

    ここで写真を撮るため、めっちゃ並んでいます。

  • 美術館内のカフェ。<br />のどが渇いたので何か飲み物でもと思ったが、どこかでペットボトルの水を買おうと思いスルー。<br />これにはちょっとしたオチが。

    美術館内のカフェ。
    のどが渇いたので何か飲み物でもと思ったが、どこかでペットボトルの水を買おうと思いスルー。
    これにはちょっとしたオチが。

  • 3時間くらいでオルセーを後にした。<br />のどがカラカラだったので、クーラーボックスに入ったペットボトルを売っていたアンちゃんから、2ユーロで500ccの水を買った。<br /><br />早速飲もうと思ったらフタが難なく上にパカッと開く・・<br />んっ?<br />包装もなくパカッと開き、すぐ飲める状態なのだ。<br /><br />やられたっ!<br />使いまわしのペットボトルと、ただの水道水だ!<br />オルセー入り口付近に居るクーラーボックスの売り子から、ペットボトルを買っちゃいけません。<br /><br /><br /><br />

    3時間くらいでオルセーを後にした。
    のどがカラカラだったので、クーラーボックスに入ったペットボトルを売っていたアンちゃんから、2ユーロで500ccの水を買った。

    早速飲もうと思ったらフタが難なく上にパカッと開く・・
    んっ?
    包装もなくパカッと開き、すぐ飲める状態なのだ。

    やられたっ!
    使いまわしのペットボトルと、ただの水道水だ!
    オルセー入り口付近に居るクーラーボックスの売り子から、ペットボトルを買っちゃいけません。



  • オルセーから徒歩10分くらい、オランジュリー美術館にやってきました。<br />事前のオンラインチケットは買っていません。<br />入場まで30分程度並びました。<br />

    オルセーから徒歩10分くらい、オランジュリー美術館にやってきました。
    事前のオンラインチケットは買っていません。
    入場まで30分程度並びました。

  • オランジュリーといえば、何といってもこれ。<br />モネの睡蓮は数が多いので世界中で見れますが、ここのは別格。<br /><br />元々この建物は、オレンジの温室だったそうな。<br />だからオランジュリー美術館。<br />そして1927年に、この大スケールの連作を収めるために整備されたのが始まりというから、元々が「モネの睡蓮ありき」の美術館。<br /><br />ちなみに徳島県の大塚国際美術館には、こことまったく同じサイズでレプリカが再現されています。<br />

    オランジュリーといえば、何といってもこれ。
    モネの睡蓮は数が多いので世界中で見れますが、ここのは別格。

    元々この建物は、オレンジの温室だったそうな。
    だからオランジュリー美術館。
    そして1927年に、この大スケールの連作を収めるために整備されたのが始まりというから、元々が「モネの睡蓮ありき」の美術館。

    ちなみに徳島県の大塚国際美術館には、こことまったく同じサイズでレプリカが再現されています。

  • 天井には天窓が。<br />自然光で見せるのが、この美術館のこだわり。

    天井には天窓が。
    自然光で見せるのが、この美術館のこだわり。

  • もちろんモネ以外にも「いいやつ」が有りますよ。<br />手前はピカソ。

    もちろんモネ以外にも「いいやつ」が有りますよ。
    手前はピカソ。

  • そしてオルセー同様、私的な裏メインはルソー。<br /><br />何この絵。<br />ふざけてんの?<br />花嫁空中に浮いてるし。<br />相変わらず遠近法の欠片もない平べったい絵だし。<br /><br />でも好きなのだ、これが。<br /><br />

    そしてオルセー同様、私的な裏メインはルソー。

    何この絵。
    ふざけてんの?
    花嫁空中に浮いてるし。
    相変わらず遠近法の欠片もない平べったい絵だし。

    でも好きなのだ、これが。

  • もういっちょルソー。<br />相変わらずふざけた絵。<br /><br />何だよ馬の前にいるのは、ネズミか?<br />一番左の女の子、小さすぎるだろ!<br />人形か!?<br /><br />でもやっぱり好きなのだ。<br />

    もういっちょルソー。
    相変わらずふざけた絵。

    何だよ馬の前にいるのは、ネズミか?
    一番左の女の子、小さすぎるだろ!
    人形か!?

    でもやっぱり好きなのだ。

  • これもルソー。<br />この作品は初めて見た。<br /><br />まるで船の切り絵をペタッと貼ったような平べったさ。<br />でもやっぱり好きだし、この味わいは出そうと思って出るものではない。

    これもルソー。
    この作品は初めて見た。

    まるで船の切り絵をペタッと貼ったような平べったさ。
    でもやっぱり好きだし、この味わいは出そうと思って出るものではない。

  • オランジュリー美術館の隣にはコンコルド広場。<br />フランス革命で、ルイ16世とマリー・アントワネットが断頭台の露と消えた場所。

    オランジュリー美術館の隣にはコンコルド広場。
    フランス革命で、ルイ16世とマリー・アントワネットが断頭台の露と消えた場所。

  • コンコルド広場から真っすぐ伸びるシャンゼリゼ通り。<br />今回は望遠で写真を撮っておわり。<br />

    コンコルド広場から真っすぐ伸びるシャンゼリゼ通り。
    今回は望遠で写真を撮っておわり。

  • コンコルド広場から地下鉄に乗ってアトリエ・デ・リュミエールにやって来ました。<br />ここはプロジェクションマッピングを駆使した、パリ初のデジタルアートミュージアム。<br /><br />展示?上映?企画?は時期によって違うのだが、この時は何の因果か前の日までいたエジプトがテーマ。

    コンコルド広場から地下鉄に乗ってアトリエ・デ・リュミエールにやって来ました。
    ここはプロジェクションマッピングを駆使した、パリ初のデジタルアートミュージアム。

    展示?上映?企画?は時期によって違うのだが、この時は何の因果か前の日までいたエジプトがテーマ。

  • 今までゴッホの世界、クリムトの世界、シャガールの世界etc.と様々な企画があったそうな。<br />従来の美術館だと企画展はあっても、核となる常設作品は同じ。<br />でもここはハナから全てがバーチャルなので、企画が変わればまったく別の美術館に。<br /><br />この数日前に行ったカイロ、大エジプト博物館のイマーシブ・エキシビジョンも正にそうだったが、マッピングやCGなどを駆使した美術館は、日本でも増えている。<br /><br /><br /><br />

    今までゴッホの世界、クリムトの世界、シャガールの世界etc.と様々な企画があったそうな。
    従来の美術館だと企画展はあっても、核となる常設作品は同じ。
    でもここはハナから全てがバーチャルなので、企画が変わればまったく別の美術館に。

    この数日前に行ったカイロ、大エジプト博物館のイマーシブ・エキシビジョンも正にそうだったが、マッピングやCGなどを駆使した美術館は、日本でも増えている。



  • 客は何処に居てもいいし、座り込んでもいい。<br />各々が好きなように楽しんでください、といった感じ。

    客は何処に居てもいいし、座り込んでもいい。
    各々が好きなように楽しんでください、といった感じ。

  • 実物だけが持ちうるアートの王道とはまた別に、こうした見せ方で楽しませてくれる美術館も今後注目ですね。<br />それにこの分野、日本はめっちゃ得意だと思うし。<br /><br /><br />

    実物だけが持ちうるアートの王道とはまた別に、こうした見せ方で楽しませてくれる美術館も今後注目ですね。
    それにこの分野、日本はめっちゃ得意だと思うし。


11いいね!

利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。 問題のある投稿を連絡する

コメントを投稿する前に

十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?

サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)

報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。

pippo77さんの関連旅行記

pippo77さんの旅行記一覧

旅の計画・記録

マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?

フランスで使うWi-Fiはレンタルしましたか?

フォートラベル GLOBAL WiFiなら
フランス最安 307円/日~

  • 空港で受取・返却可能
  • お得なポイントがたまる

フランスの料金プランを見る

フォートラベル公式LINE@

おすすめの旅行記や旬な旅行情報、お得なキャンペーン情報をお届けします!
QRコードが読み取れない場合はID「@4travel」で検索してください。

\その他の公式SNSはこちら/

タグから海外旅行記(ブログ)を探す

PAGE TOP