2024/02/09 - 2024/02/26
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pippo77さん
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エジプト縦断&パリ・アムステルダム・マドリード美術館巡りの、16泊18日に渡る旅行記です。
見どころ満載のルクソールは、西岸と東岸に分けてUPします。
まずは西岸編から。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 同行者
- 一人旅
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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-
カイロからルクソールには、前夜エジプトエアーで入りました。
その日のうちに、翌日西岸を巡る車を手配。
翌朝7時半、東岸のホテルを出発。
王家の谷→ハトシェプスト女王葬祭殿→王妃の谷→ラムセス3世葬祭殿→メムノンの巨象→ルクソール鉄道駅の順で巡ります。
東岸と西岸を結ぶルートは、エジプトらしからぬ完璧に整備された道路でびっくり。 -
王家の谷到着。
このチケット売り場兼ビジターセンターは、2006年に日本のODAでつくられた。これ、帰国後に初めて知ったけど…
王家の谷エリアチケット、ツタンカーメンの墓、セティ1世の墓、ラムセス5世・6世の墓で、合計3080エジプシャンポンド。
15000円強という強気の値段。
ちなみに地球の歩き方エジプトは4年前の発行なので、ここに限らず掲載されている料金はあてになりません。 -
ピラミッドの様な形のアル・クルン山。
王家の谷には65の墓があり、そのうち27が王墓。
最初の墓がここに出来たのは3500年前なので、4500年前のギザのピラミッドから1000年も後の話。
王の死去の度にピラミッドを建てるのではなく、アル・クルン山をピラミッドに見立て、その周囲に墓を造ったといわれている。 -
まずは何といってもここから。
ツタンカーメンの墓。 -
階段下りると、左手にいきなり居ます。
ものまね王座決定戦の御本人登場どころではない、ツタンカーメン御本人。 -
息をのむ美しさ。
やはり金は凄い、3300年経っても輝いているもんなぁ。 -
若くして死んだせいか、力が無かったからか、この墓は他の王より群を抜いて小さい。
でもその小ささゆえ、部屋自体がタイムマシンの様に感じた。
3300年の時空を超えツタンカーメンが生身の身体で横たわり、この美しい玄室も当時のまま。
いやぁもう、口があんぐりなのだ… -
そしてなんといっても印象的なのが、右のオッサン。
係員なのだが柵を乗り越え、観光客の写真を撮りまくっている。
もちろんタダではなく、袖の下が必要。
大概の客がこのオッサンに頼むので、とんでもなくおいしい仕事。 -
こちらはラムセス5世・6世の墓。
短命だったラムセス5世の墓を、6世が自分のものとしてしまったらしい。 -
天井が美しい。
「昼の書」「夜の書」で、太陽と月の運行を表しているそうな。
下にはそれを見上げるラムセス6世の石棺。 -
お次は王家の谷で最大規模、セティ1世の墓。
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セティ1世は、アブシンベル神殿をつくったスーパーファラオ、ラムセス2世のお父さん。
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現世から来世への旅を描いた壁画。
船で引っ張られているのは太陽神。
正直そこらへんの知識はサッパリだが、美しさだけで十分楽しめます。 -
ここは特に保存状態が良く、その分入場料もお高い…
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ハトシェプスト女王葬祭殿。
すぐ裏が先ほどまでいた王家の谷ですが、地形の関係上、道のりとしては4キロくらいあります。 -
遠目で見ると3500年前の建物とは思えない保存状態。
もしかして近代になって再建したもの?と疑うほど。
ただ近くで見れば石像が崩れていたりして、再建ではないのが分かる。 -
後ろの迫ってくるような断崖絶壁も凄いけど、振り返った時の抜け感が気持ちいい。
この先4キロ行くとナイル川。 -
続いて来たのは王妃の谷。
ここは何といってもネフェルタリの墓がメイン。
10分限定の見学でお値段1万円という、途方もない値段設定。
文化財保護の観点から、「無理して来なくていいよ」という意味合いの値段だそうな。 -
下におりる階段から既に凄い…
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なるほど、正に人類の宝。
商売より保護が優先だ。 -
これって、さっき書いたの?
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左に映っているオッちゃんが係の人。
入場した際、既に中国人の団体が居たのですが、5分も経たないうちにオッちゃんが「Time! Time!」と叫んで手をたたき、一緒に追い出されそうになりました。
「違うんだよっ! ソロだよっ!」と言っても怪訝な顔。
無視して出ないでいたら、3分くらい経ってまた「Time! Time!」と手をたたく。
仕方なく階段を半分のぼったところで「いや待てよ…」と思って引き返す私。
このオッちゃんと、もう一人の若い係員に100EGP(500円)づつ渡したらニッコリ。
そのあとの団体がタイムアップで追い出される時も「オマエは居ていい」と、私を中に留めるゼスチャー。
結局30分は居ました。
日本からここまで来て更に1万も払って入ったのだから、追加の袖の下はケチらず渡した方がお得かと。 -
大満足でネフェルタリの墓を後にし、次はラムセス3世葬祭殿。
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運転手のオッちゃん曰く、ここも先ほど言ったハトシェプスト女王葬祭殿も、ピラミッドに見立てたアル・クルン山を取り囲むように建っているそうな。
日本的感覚でいうと、神社の御神体かな。
富士浅間神社の御神体は富士山。
ここルクソールにある墓や神殿はアル・クルン山。 -
おおっ、けっこう色が残っている。
空いていてゆっくり観れました。 -
そして最後はメムノンの巨像。
でかい。 -
メムノンの巨像近くは肥沃な大地。
「エジプトはナイルの賜物」といった光景が広がる。 -
これはきっと穀物用のトロッコが走る線路。
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トロッコ来ないかなぁと思っていたら、サトウキビ満載のトラクターが。
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すると運転手のオッちゃんが駆け寄り、一本拝借。
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バキッと割って引きちぎる!
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ご満悦。
私も食べてみたが、確かに甘い。 -
それを見ていた地元の子が「俺も食ってるぜーっ!」と、サトウキビを食べながらやって来た。
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サトウキビの繊維質が凄くてなかなか嚙み切れないまま、ルクソール駅に向かう。
車からカメラを向けたら、いい笑顔。 -
これにお母さんも含めた4人乗りも見かける。
最初見たとき、はじめ人間ギャートルズかと思った。 -
ルクソール駅で降ろしてもらい、運転手のオッちゃんとはサヨナラ。
正面奥がルクソール駅で、一応ここがメインストリート。
左手茶色の門がスーク入り口で、みやげ物屋がズラ~ッと並んでいる。 -
スークを散策。
白人の女性を接客している店があったので、その隙に入ってみた。
耳をダンボにして値段交渉を聞いていたが、その白人が弱腰でじれったい。
店出ちゃえばいいんだよ!
本当に無理な値段なら追ってこないし、折れるなら追って来るんだから。 -
その国の物価を反映するといわれる「ビックマック指数」
ここルクソールのビックマックは500円だった。
でもこれ、地元の人にすれば明らかに高いので、マクドナルドが贅沢品な国だとあてになりませんね。 -
マクドナルドの近く。
人懐っこい。 -
この日は日没前にホテルに戻った。
ぼんやり夕日を見るって、贅沢な時間だなぁ。
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