エジプト旅行記「カイロ街歩き編」

2024/02/09 - 2024/02/26

エジプト縦断＆パリ・アムステルダム・マドリード美術館巡りの、16泊18日に渡る旅行記です。

今回は、世界遺産とローカルな生活感が混然一体となっている「カイロの街歩き編」です。

エリア カイロ(エジプト)

• 旅行の満足度: 5.0

• 同行者: 一人旅
• 旅行の手配内容: 個別手配

ギザのホテルからUberで、カイロ中心地へ向かいます。
ボケッと外を見ていたら唐突に現れた水道橋。
ローマ支配の頃ではなく、14世紀建造とのこと。
今は写真の通りホームレスの寝床に。

まずやって来たのは、カイロ発祥の地オールドカイロ地区。
写真は世界遺産聖ジョージ教会。

隣接するコプト博物館。
意外な事にエジプトは約１割の人が、原始キリスト教の流れをくむコプト教信者だそうな。

コプト教はキリスト教の中で東方諸教会に属するそうだが、詳しくは分かりません。
とりあえずエジプト＝全員イスラム教ではないという認識があればOKかと（勝手に結論づける…）

細かい格子、そしてステンドグラスから注ぐ光が美しい。
これ、アラビックな風合いがミックスされているよなぁ。

コプト博物館の中庭。
休憩にうってつけの、気持ちいい空間。

コプト博物館から歩いて10分くらい。
世界遺産ガーマ・アムル。
ガーマとは寺院のこと。

こちらのガーマはカイロ最大級らしい。
ぐるっと各方向この奥行きがあるので、相当な人数が一度にお祈り出来る。

オールドカイロ地区からイスラ―ム地区に向かう途中。
カイロは意外な事に、ちょっとイギリスと似ている。
1日の中に四季がある感じ。
ザーッと短時間雨が降ったり、急に晴れたり。

街中にありながら小高い丘のシタデル（昔の要塞)に建つ、世界遺産ガーマ・ムハンマド・アリ。

どう見てもイスタンブールのアヤソフィアやブルーモスクを連想させるモスクだが、1857年完成とのことで意外と新しい。

シタデルは高台なので眺めがいい。
ネットやガイドブックで何度も見た、カイロを代表する景色。

直線距離で15㎞のピラミッドも見えます。

シタデルにはモスクの他に軍事博物館、警察博物館、イギリス支配時代の牢獄など見どころが色々。

こちらは軍事博物館。

中世から現代までの軍事に関する、絵画、武器、模型などが展示されています。

正直、特別な思い入れが無ければ博物館には入らず、写真のようなミサイル、戦車、戦闘機などをサラッと観れば十分かと。

シタデルから下に降りてきた所にある（といってもぐるっと外側をまわるので相当歩く）世界遺産ガーマ・スルタン・ハサン。
ここから約3㎞北にあるフトゥーフ門までの間、カイロ街歩きの見どころがギュッと詰まっている。

やはり都市ガスじゃなくプロパンだよなぁ。
しかも運ぶのはロバ。

チビッ子がわらわら現れたので、はいチーズ。

見えてきたのは世界遺産ブルーモスク。
本家？イスタンブールのブルーモスクには及ばないが、美しいイズニックタイルが見れるそうな。

オッちゃんが門番のごとく座っていて「金よこせ」のゼスチャー。
ここを管理している人か、それとも観光客をあてこんで「勝手に係員づら」しているだけか定かではないが、テキトーに少額渡して見学。

なるほど、これは綺麗。

いくつかの世界遺産に面した通りなのに、観光客が一人もいない。
まあ、ローカルな雰囲気を味わえるのも悪くないけど。

さらに北上。
露店が並ぶ縁日の様な感じになってきた。

このランプ、みやげ物？
調べてみたら、ラマダン中に飾る伝統的なランプ「ファヌース」とのこと。
一か月後のラマダンを前に、この時期だけ露店の「ファヌース屋」が並ぶそうな。
季節の風物詩な感じなのね。

ファヌース屋を見ていたらルートから外れたので、トゥクトゥクに乗って軌道修正。
ハーンハリーリ市場に向かう。

ハーンハリーリ市場。
イスタンブールのグランバザールの様な感じかと思っていたが、もっと雑多でゴチャゴチャしている。
みやげ物屋は総じて高いらしいので、ここでは買いません。

はいチーズ

シーシャ（水タバコ）の専門店もチラホラ。
日本でもシーシャバーが、けっこう流行っているらしい。

もういちいち名称は書かないが、この画像に写っている建物はどれも世界遺産。

ガーマ・ハリーファ・イル・ハーキム。
ここも世界遺産。
ちょうどお祈りが終わったようなので、中に入ってみる。

何人かwelcomeと言ってくれた。

おおっ、これはきれい…

ラッキーな偶然が二つ重なった。
ちょうどお祈りが終わったところで、入れるタイミングだったこと。
それから雨上がりで、床が鏡の様だったこと。

夕刻、Uberでケズィーラ島にあるカイロタワーにやって来た。
遅いエレベーター1基のみ。
数人しか乗れないので、かなり待った。

昼間の見晴らしの良い時間帯に来た方がいいかも…

カフェになっているので、甘くてデカいドーナツを注文。
とにかく中が明るいのでガラスの反射が酷く、夜景は撮りづらい。

帰りは橋をプラプラ歩いてみた。
この橋、NHK世界ふれあい街歩きで映っていたなぁ。
街の喧騒から少し離れ、ナイルを渡る風が心地よい。

手前リッツカールトンホテル、奥ヒルトンホテル、その手前がエジプト考古学博物館。
ちなみに1泊1万程度の宿だと、明らかに清潔感に難あり。
日本人が当たり前としている清潔さを求めるのなら、こうしたお高いホテルに泊まるしかないかと。