母（60代）娘（30代）欧州旅行⑥：予習代わりの2階建てバス観光

2024/03/20 - 2024/03/20

以前皆様にQ&Aで相談に乗って頂きました、旅慣れない60代母とのヨーロッパ旅行の記録です。
色々と配慮や下調べをしまくり臨みましたが、やはりゆとりと余裕が足りなかったと反省しました。
しかし、パリとフィレンツェに行きたいという母のたっての願いは叶えられましたし、結果的には満足です。
また次回があるといいなと。

概要
1日目　羽田空港からANA深夜便でフランクフルト　）
2日目　フランクフルト乗継でローマへ
3日目　ローマ観光、鉄道でフィレンツェへ移動
4日目　フィレンツェ
5日目　フィレンツェ
6日目　フィレンツェからパリへ移動　二階建てバスでパリ観光　（★この旅行記）
7日目　モン・サン・ミシェル
8日目　パリ
9日目　パリ
10日目　パリからANA直行便で帰国
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この日はToot busの24時間チケットを購入しました。
アプリで買うと38ユーロ程だったかと。
https://www.tootbus.com/en/paris/home
アプリをダウンロードしておくと、バスの現在位置が分かったり、自分のイヤホンで説明を聞けたりするので、便利です。

エリア パリ(フランス)

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 4.5
• ホテル: 4.5
• グルメ: 4.5
• ショッピング: 4.5
• 交通: 4.5

• 同行者: 家族旅行
• 一人あたり費用: 30万円 - 50万円
• 旅行の手配内容: 個別手配

バスティーユのシタディーンホテルに荷物を預けて出発。
この度の航空券についてQ＆Aに投稿させていただいたことは概要欄に書きましたが、その中でご回答いただいた方の中に「シタディーンホテルにすると、キッチンがついており自炊ができてよい」というアドバイスがありました。
そこで、今回いくつかパリ市内にあるシタディーンホテルを比べ、マレ地区の散策にも興味がありましたので、バスティーユ・マレのシタディーンにしたのでした。

今日はパリでフリーの日です。特に予定を決めていません。

しかし、フィレンツェを早朝に出てきて移動してきて疲れているし、なんとなくパリに来たという実感と土地勘・位置関係を母に持たせた方が、後日改めてパリの中でいきたい地域を選んで街歩きする上でエンジョイできるのではないかと思い、観光地をぐるぐる回るバスを考えていました。

天気が悪かったら没案にしようと思いましたが、幸運なことに天気もよく、それほど寒くもなかったので、チケットを買ってみます。
パリについてから、空港からタクシー移動中にチケットをスマホアプリから購入しました。

パリを運行するこの手の観光バスは、世界各地にあるBIG BUSと、地元のパリ交通公団がサポートするToot busの2つ。
価格が少し安そうだったのと、なんとなくパリ交通公団のサポートがあるのがよさそうで、Toot busにしてみました。

とはいえ、バスティーユのあたりにはToot busのバス停はないので、最初は少し一般の路線バスを使って移動します。

パリ市内の路線バスはかなりの車両が電気バスあるいはハイブリッドバスに置き換わっており、驚きました。

この時点ではまだNavigoなどを持っていなかったため、まずは近くの地下鉄駅の自動販売機で1回券だけを購入し、その後バス停に戻ってきてバスに乗りました（めんどくさい）

本当はChateletまでバスで行こうかと思いましたが、Hotel de Ville（市役所）がオリンピック仕様にデコレーションされているのが車窓から見え、ぜひゆっくり見たい！と思いここで降りることに。

色使い、色の組み合わせが、おしゃれです。
東京オリンピックは、こうはならなかったよな。。。
そもそもの生まれ持ったセンスの違いがあるのでしょう、我々とフランス人には。

パリ市庁舎 現代・近代建築

セーヌ川を渡り、ノートルダム大聖堂を外から。
再建が進んでおり、数年後にはまた中に入れるようになるようです。
それまでは外から見守るのみですね。

ノートルダム大聖堂 寺院・教会

私がどうしても行きたかった、シェークスピア＆カンパニー（書店）へ。

Before3シリーズの映画が大好きで、その舞台なのです。
オリジナルのトートバッグが人気で、それを買いたいなと。

シェイクスピア アンド カンパニー書店 専門店

中も、独自のフィロソフィーがあって本をチョイスしてあったり、並べてある感じがして、いるだけで文化的教養レベルが高くなった気がします。笑

シェイクスピア アンド カンパニー書店 専門店

買いたかったものも変えたので、ちょうどお昼時。

我が母は「お昼ご飯は、レストランなどに入って、しっかり食べなくてよい。軽くてよい」と言うので、「じゃあカフェでサンドイッチとかになっちゃうけどいい？」と私が聞くと、「サンドイッチじゃないものがいい。でも座って食べたい」と。

パリで、軽くて座れてお手頃で、でもサンドイッチ系じゃないランチって難しくないですか？そんなの存在するんですかね。

ということで、めんどくさくなったので、書店のすぐ横にある、書店直営のカフェへ。
ここでホットサンドと飲み物のセット。
軽く、と言ってもこんなところでサンドイッチ（10～12ユーロくらい）と飲み物（6ユーロくらい）を2人分頼んでいたら、5000円くらい行くんですよね・・・・（恐）

シェイクスピア アンド カンパニー書店 専門店

キノコの入ったホットサンド。結構おいしかった！
1つ頼んで2人でシェアでもよかったかも。

シェイクスピア アンド カンパニー書店 専門店

そんなに混んでなくて、ノートルダム大聖堂ビューを望めて、いいカフェです。

シェイクスピア アンド カンパニー書店 専門店

さて、シェークスピア＆カンパニーすぐそばから初めてToot busに乗ります。
が、アプリを見ると次のバスが結構遠い・・・・
このToot busは10～15分間隔でバスが来るのがウリなのですが、なんと40分待った。もちろん2階の屋外は人がいっぱいで、おとなしく1階席に。

カフェでしっかりアプリを見て、バスの位置を確認して行動すればよかったと後悔。

ぐるっとオルセー美術館の前やコンコルド広場を回って、シャンゼリゼ通りで途中下車。
ローマに続いて、サッカー関係のお土産のミッションがあるので、こちらでお土産購入。

パリで外に出ると困るのがトイレ。
シャンゼリゼ通りでトイレに行きたくなってしまって、でも周りにそんな施設はなく、シャンゼリゼ通りのマックに入り、オレンジジュース休憩をしました。
オレンジジュースも2ユーロくらいかな？と思っていたけどそんなことなく、マックでもそれなりにお金がかかりました。
なおかつ、マックの店内のトイレはコインが要り、さらにお金がかかった。

シャンゼリゼ通り 散歩・街歩き

改めてシャンゼリゼ通りからバスに乗る。
今度はすぐに来て、なおかつ2階がガラガラだった。
運転士さんの横に無料のイヤホンがあり、座席の横の機械に入れると案内を聞くことができます。スマホアプリでも聞けるけど、位置のタイムラグがアプリのほうが大きいし、通信料を食うので、結局車内でイヤホンをもらったほうが良いという結論に。

こんな感じで、おおちゃくに、凱旋門も観光した、ということにします。

凱旋門 建造物

こんな感じのトリコロール座席のバスです。

トロカデロ庭園 テーマパーク・動物園・水族館・植物園

エッフェル塔もここから見たことにします。
凱旋門か、エッフェル塔か、時間があれば後日上ってもいいなと思いましたが、案の定そのような時間は有りませんでしたので、一応このバスから見ておいて良かったです。

トロカデロ庭園 テーマパーク・動物園・水族館・植物園

母も写真を撮りまくり、満足そうだったのでよかったです。

このあと写真がなくなりますが、ぐるーっと回ってオペラのほうのバス停まで乗り、バスを降りました。
オペラからは普通の地下鉄に乗り換えてホテルまで帰りました。


我々はもともと、この2階建てバスのもとを取れるほど有効活用はできないだろうと割り切りましたが、それでも少し割高な感じもするし、でも名所は座ったままで見られるし、良いところもあると思います。

私が思うに、このバスを有効活用できる条件は、
・朝いちからバスに乗って行動開始する
・ルート沿いにホテルがある
・パリの中で行きたい目的地がルート沿いにある
・パリを観光できる時間が限られている＆はじめての訪問なので、とりあえず有名なところは見たい
という人かなと思います。

我々は、まずはパリの予習ということで乗りながら色々見たい、という目的で乗りましたので、満足しています。
本来バス会社が期待している使われ方は、凱旋門を外から見て、途中下車して見学して、またバスに乗ってエッフェル塔に行って、途中下車して見学して、というホップオンホップオフだと思います。
しかし結構パリの地下鉄やバスも、乗換などが苦でなければ、慣れれば使い勝手が良いし、元気なら割と名所から名所は歩けてしまったりもするので、2階建てバスを交通手段として活用することにこだわりすぎなくてもいいのかなと思いました。

ホテルに帰る途中、スーパーFranprixに寄り、母が夜に一人で食べれそうなものを一緒に選び、購入。

夜は私だけ、現地の友人と夕食へ。
カルチェラタンのさらに先、Saint Jaques駅近くの友人チョイスのLa Vie d'Angeというお店。
おじさん一人がシェフ、ホールを兼ねていてすべて仕切っている、王道のフレンチビストロの店。メニューも王道のものがたくさんあった。
私も、王道フレンチビストロメニューのcoq au vinを注文。
ちょっとしょっぱいけどお肉はほろほろでおいしかった。

友人が連れていた子供にもよくしてくれて、大変満足。
22時ごろに地下鉄に乗ってホテルに戻る。
ちょうどこの辺りはオリンピックに向けて路線の改修なども行われており、終電が早くなったりしていてイレギュラーな感じがした。
夏までのパリはいたるところでこんな感じなんだろう。