2023/03/29 - 2023/04/05
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ナオさん
これは2023年、1年ぶりに信州へ行た時の旅行記です。この時は写真が少ない上、場所も飛び飛びなので、旅行記にまとめることをためらっていましたが、今回思い切って作ってみました。
2022年には夫が急に歩けなくなった時、様子を見に帰って来た息子に甘えて、車で連れて行ってもらったのですが、今回は、私の運転で車で長野まで行って来ました。
私の相棒は、要介護の夫で、脳出血の後遺症で血管性の軽い認知症があり、脊柱管狭窄症の手術の後遺症では足に麻痺が残り、2本杖でやっと歩いています。神経を切ったためと思われる排尿障害もあり、度々トイレにも行きたがります。
そんな夫ですが、それでも旅は大好きです。特に長野へ行きたがります。長野には息子家族が住んでおり、孫はそこにしかいないからです。そこで、夫が遠出出来る体力、気力の残っている間に連れて行かなければ、そう思い今回の旅を決心した訳です。
長野では思い出の場所をドライブ、別所温泉に入りに行ったり、お土産を買いに道の駅や特産物直売所に行ったりして過ごしました。
今回の旅では夫は夫なりに、私は私なりに、自分の体力や気力にそれなりに自信が持てました。私達は、新たな旅への挑戦を、夢見ています。
表紙写真は浅間サンラインから見た頂上付近に少し雪を被った浅間山2568mです。
- 旅行の満足度
- 4.0
- 観光
- 4.0
- ショッピング
- 4.0
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 一人あたり費用
- 5万円 - 10万円
- 交通手段
- 自家用車
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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私達が旅に出たのは3月29日の夜です。夫も、久しぶりの遠出が心底楽しい風でした。2023年年は桜の開花が例年より早く、私達は行く先々で、桜の花見が出来たのです。
長野では旅立ちの春を迎えた孫と外食したりして過ごしました。
そしてこの日4月1日、私達は二人だけでドライブに出かけました。
懐かしい浅間サンラインを走ってみようと思い立ったのです。浅間サンラインを上田から軽井沢方面へと走ります。浅間サンラインから東方向に見える太郎山、烏帽子岳、湯の丸山、篭ノ砥登山、三方ヶ峰、高峰山、浅間山はどの山も、孫をお供に1度は歩いた山ばかりです。 -
浅間サンラインを走って、東御市にある道の駅「雷電くるみの里」にやって来ました。
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道の駅「雷電くるみの里」からの浅間山です。
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道の駅「雷電くるみの里」はよく孫たちを連れて立ち寄った場所です。ここではいつも、山登りを頑張った孫たちに、ソフトクリームを買い与えた物です。
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道の駅「雷電くるみの里」はその名からもわかると思いますが、江戸時代に活躍した天下無双の大力士雷電為右衛門の故郷にある道の駅です。一角には「雷電展示館」もあります。
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これは道の駅「雷電くるみの里」にある雷電為右衛門の像です。身長は197cm、体重は172kgだったそうです。
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道の駅「雷電くるみの里」です。木曽義仲の旗も見えています。
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これは浅間サンラインにある東御市の道の駅「雷電くるみの里」からの風景です。
くるみといえば、ちょっと余談になりますが、クルミが実って木から落ちる時の音を聞いたことがありますか?私はあまりの大きな音に、真夜中に何事かと、びっくりして飛び起きたことがあります。
昔、息子が借りていた家はいかにも信州の農家という感じで、周りぐるりと桑畑があり、家の前には大きなクルミの木が何本もあったのです。秋のある日、バラバラというか、パラパラというかすごい音がしてクルミが大量に降ってきたのです。夜だったので詳細はわかりませんが、納屋のスレートの屋根に当たっていたのかもしれませんが、とにかく驚きました。
カッコの鳴き声を聞き、慌てて飛び出し、その姿を初めて見たのもここでした。(*^_^*)
かなり脱線しましたがドライブの続きは、浅間サンラインを軽井沢の追分まで走り、そこから引き返し、帰りは上田城の桜を車窓から眺めてきました。 -
この日は別所温泉に出かけました。別所温泉は信州の鎌倉といわれる塩田平にあります。
ここには何軒もの温泉旅館やホテルがあり、私達も何度も泊まったことがありますが、今回訪れたのは、別所温泉 相染閣「あいそめの湯」です。
別所温泉 相染閣「あいそめの湯」は日帰りの公共温泉施設です。私はここに福祉風呂のあることを知り、電話で予約した上で訪れたのです。
要介護の夫は、杖なしではバランスを取って立てることもできないので、1人で入浴は出来ません。最近は宿を取る時でも、いつも貸切風呂のある所を探します。
別所温泉 相染閣「あいそめの湯」は公共の施設なので、障害者手帳を持ってない夫の場合、一般料金(500円)でしたが、それでも入れてもらうことが出来ました。 -
これが別所温泉 相染閣「あいそめの湯」の福祉風呂です。介護用品も揃っており、広々として快適でした。温泉に浸かりながら桜も見え、春を味わうこともできました。
介助なしでは風呂へも入れない夫にとっては、この温泉は今回の旅では1番の何よりの贈り物だったようです。 -
これが別所温泉 相染閣「あいそめの湯」の福祉風呂のベランダーの外に見えていた桜です。
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「道の駅マルメロの駅ながと」にやって来ました。私がいつもお土産を買いに来る所です。
「道の駅マルメロの駅ながと」の中にはある長和町農産物直売所もあります。この建物は最近建て替えられ、以前より大きくなっていました。商品の品数もどっと増えました。
私は今回ここでは豆腐の味噌漬けや柚子コンニャク、信州みそ、ナメコなどを買いました。 -
「道の駅マルメロの駅ながと」の中の私のよく行く「おみやげ処 菜の花館」です。ここでは友達やお隣への手ごろなお土産を入手します。「善光寺せんべい」、あさま漬け、わさびきくらげ、栗さらさなどなど。
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広い「道の駅マルメロの駅ながと」の駐車スペースの正面奥深い位置に見えている白く雪を被って見える山は、私たちが何度も登った蓼科山2530mです。
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次にやってきたのはやはり長和町の和田宿ステーションです。
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和田宿ステーションの中にある長和町特産物直売所です。私は前からここで野菜を買っていましたが、今回は野沢菜漬けと落雁、そばクッキーなどを買い求めました。
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長和町の和田宿ステーションは国道142号線に面しており、ここから1本奥の旧道に沿っては、江戸時代中山道の宿場町として栄えた和田宿があります。
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長和町の和田宿ステーションの一角にある「えのき茸のふる里」の大きな石碑です。
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これも和田宿ステイションの一角に植えられていたコブシの花です。私は春を告げるコブシの花が大好きです。
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長野でのんびりと6日間を過ごした私達は、4月4日上田を後にし、帰宅の途に就きました。行きと同じで、夜走りです。岡谷ICから高速道に乗ったのは4月5日の午前0時10分でした。この時間帯の中央道は、大型トラックばかりでした。その間を抜けてどんどん走り、駒ケ根SA、恵那SA、多賀SA、大津SA、宝塚北SA、瀬戸PAと立ち寄り、5日の朝に帰ってきました。
ここは新名神道の北宝塚SAです。 -
新名神道の北宝塚SAは上りと下りのどちらからも入れる大きなサービスエリアです。新名神道が神戸JCTから山陽道につながって以来、このサービスエリアをよく利用します。
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ここは山陽道の瀬戸パーキングエリアです。
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私たちは以前から、よく瀬戸パーキングエリアに立ち寄っています。ここまで帰ると、「あ~、帰ってきた」という気がします。
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瀬戸PAを出れば、家までもう一頑張りです。
今回の旅の総走行距離は1367kmでした。
夫は夫なりに、私は私なりに、自分の体力や気力にそれなりに自信の持てた旅でした。
今私達は、新たな旅への挑戦を、夢見ているのです。
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この旅行記へのコメント (2)
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- 164-165さん 2024/03/22 07:38:53
- 旅を楽しまれて良かったです。
- ナオさん こんにちは。
私は脳梗塞で3か月入院し、要介護2でしたが、徐々に回復し、今は要支援1です。
旅行を楽しんでいます。
ご主人は大変な病気で、ナオさんも大変苦労されているようですが、できるだけ旅を楽しんでください。体力も大事ですが、気力が一番です。ご主人の応援よろしくお願いいたします。
【164-165】
- ナオさん からの返信 2024/03/22 21:31:22
- ありがとうございます
- > 164-165さん
連絡ありがとうございます。
夫と同じように要介護の方(今は要支援なのですね)からの励まし、とても嬉しいし、ありがたく力になります。
夫の場合、右視床出血だったのですが、高次脳機能障害が残り、血管性の認知症もあり、要介護2で退院してきました。病院関係者には施設に入れなければ無理だと言われたのですが、夫婦2人でリハビリを重ね、通所リハビリにも通い、1年後には要介護1まで回復しました。
喜んでいた所へ、今度は脊柱管狭窄症が出て、進行性だからすぐ手術をしなければ寝たっきりになると言われ、骨に癒着した神経と靭帯を切断、骨も上下3cm削りました。この時は50日入院をしましたが、コロナの中、完全看護の病院で私は50日間ずっと付き添っていました。1昨年のことです。
左半身には脳出血の後遺症による軽い麻痺、右足先には腰の神経を切ったための麻痺が残り、2本杖なくしてはバランスを取って立つことも、歩くこともできない状態ですが、夫は長く山に登っていたこともあり、どこのお医者さんもが驚くほど体幹がしっかりしており、それゆえ2本杖で、ヨチヨチとですが歩いています。
40年、山で鍛えた私達、少々のことでは負けはしません。要介護だろうが認知症だろうが、まだまだ2人で出来る色々なことにチヤレンジしていきます。
164−165さんもお体大切に、色んな旅を楽しんでください。
ナナ
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