ドイツ(4)肌色？虹色！爆裂ナイト／ミュンヘン

2023/12/25 - 2024/01/02

ミュンヘン後編は、衝撃の年越し日記です。

「コロナ後の初第九」以外はノープランだったため、世界最大級のサウナにも、地平線まで続く閃光の帯にも、ただただ言葉を失い続けてもうヘロヘロ。王道観光から相当逸脱した濃厚ミュンヘンでさぁフローエスノイエス！

エリア ミュンヘン(ドイツ)

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 5.0
• グルメ: 4.0
• 交通: 3.5

• 同行者: 友人
• 交通手段: 鉄道 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

大晦日最初のミッションは、世界最大級のサウナ攻略！ミュンヘンの街中から電車で１時間、アルトエニング駅から歩き始めます。駅前の巨大全裸男子像からエールを受けつつ。

張り切って営業開始前に着いたから循環バスも走っておらず、この後の熱々サウナを夢想しながら極寒の小径をひたすら15分。

到着！世界最大級のサウナ、テルメエルディング！

https://www.therme-erding.de/

サウナやプールの総面積は東京ドーム４つ分！

ようやく空が明るくなった営業スタート、猛者たちが続々エントリーしていきます。

肝心な内部は画像０です。というのも、15歳未満は入れないオトナのサウナゾーンは男女混浴かつ水着着用禁止。

戸惑いは最初の数分間だけで、目覚まし代わりの猛烈アウフグースは顔面を殴打するかの如し。爆音ロックに乗せ屈強男子が熱湯をぶちまけたり、サウナで焼きあげたパンをシェアしたり、海賊が巨大な旗を振り回したり、真ん中から間欠泉が噴き上げたり。約30種類の個性派サウナは完全にテーマパーク！途中にビールも補給しあっという間に過ぎた至福の体験でした。

灰になって弟分宅へ帰り、料理人顔負けのパスタなどよばれて一休み。

ぐっすり眠れそう、と思いきや弟分が「オリンピック公園いこうよ」…くたびれて、少しでも楽するために短距離トラムを経て。あてずっぽうで下車し、爆発音のこだまする方へ連れて行かれます。

公園到着は大晦日の23時過ぎ。年越しにはまだあるというのにフライングであちこちから花火が。

オリンピック公園 広場・公園

丘の斜度がちょっとした登山級。「タワーの向こうはBMWの本社だよ」とか言われても、火薬臭い煙の中で立ち眩み。

打ち上げているのは花火業者でなく全員その辺の市民です。数も規模もアマチュアの範疇を越えすぎです。

実は日没後には打ち上げが始まっていた模様で、一応みんなでカウントダウン（ドイツ語！）したものの、延々ピークが続く狂気の沙汰。手持ち花火の流れ弾が時折観客の中にも飛び込んで来るし、色とりどりの火花と爆音でこれぞカオス！

新年を迎えてもトーンダウンする事なく、程々で撤収です。

丘を下り始めて気づきました。ミュンヘンの街は地平線の彼方までどこもかしこも同じ状況。そら夜空も霞む。涙が出たのは煙のせいか感動か。

ここぞとばかりにクラブへ早変わりしたクリスマスマーケットが、元日でも終夜営業中でした。

泥のように眠り、元旦。初詣気分で新年最初のミサ中だったPfarrei St.Josephにお邪魔して、清々しいパイプオルガンの音で心洗われます。

※この教会前も前夜は近隣住民の花火大会会場になっていました。

花火フェス帰りか、抜け殻のようになった人が散見される元旦の地下鉄で街へ。

人の気配、ほぼ無し。

朝日に映える市庁舎前、マリエン広場も静まり返り。

ミュンヘン新市庁舎 建造物

足もとには…兵どもが夢の跡。

ミュンヘン屈指の観光スポットもほぼ無人です。

マックスヨーゼフ広場 広場・公園

マックスヨーゼフ広場に面したバイエル国立歌劇場。ワーグナー「ニュルンベルクのマイスタージンガー」や「ワルキューレ」の初演はここ。次こそ中で聞いてみたい。

バイエルン国立歌劇場 劇場・ホール・ショー

元日ゆえレジデンツの内部は入れませんでしたが、レジデンツ通りに面したライオン像にだけご挨拶。よくある「擦るとハッピー」系です。

ミュンヘン レジデンツ 博物館・美術館・ギャラリー

寒いし誰もいないし、オデオン広場も素通りで。

オデオン広場 広場・公園

元旦散歩を終えて荷物を取りに、超レトロ車両で弟分宅へ。定番ミュンヘンは掠っただけで、変則ミュンヘンに満ち溢れた年越しとなりました。