2024年2月フィレンツェ・ベネチア　うれしなつかし花の都帰りの旅（その２：ただいまフィレンツェ）

2024/02/06 - 2024/02/12

コロナ禍が一息ついたと思ったらウクライナ侵攻がはじまり、しばらく縁遠かった西欧。
それでも2018年9月以来、およそ5年5ヵ月ぶりに心の実家・フィレンツェに『帰省』してきました。
久し振りのフィレンツェは、やっぱり心がなじむ街でした。
ついでに、前回訪問時は雨＆松葉杖だったベネチアにもリベンジです。
全７回に分けて、順次旅行記をアップしていきます。

その２。
フィレンツェ空港に到着しました。
ただいまフィレンツェ！
ホテルに荷物を預けたら、早速花の都を散策です。
でも、あまりに久しぶりすぎて、ついつい頑張りすぎてしまい、、、。

エリア フィレンツェ(イタリア)

• 旅行の満足度: 5.0

• 同行者: カップル・夫婦
• 交通手段: 徒歩

フィレンツェ・ペレトラ空港に到着。
どんよりとした雲に覆われた天気です。

アメリーゴ ヴェスプッチ空港 (フィレンツェ ペレトラ空港) (FLR) 空港

ここでも沖止め。
バスでターミナルまで移動です。

ペレトラ空港。
小さ目の空港で、がらんとした感じ。
日本の地方都市の空港に雰囲気が似ています。

空港の外観。

2018年にフィレンツェに訪問した時には、空港と市街地を結ぶ交通手段はバスだったのですが、いつの間にかトラムができたようです。

トラムの車両はこんな感じ。

券売機。
クレジットカードもちゃんと使えました。

トラム車内。
切符に打刻する機械もあります。

終点のUNITA'までは1.7ユーロです。

トラムに揺られること数十分。
UNITA'駅に到着です。
おー、フィレンツェ、御無沙汰！

ウニタ イタリアーナ広場 広場・公園

まずは今回の宿まで移動します。
時間的にまだチェックインできないので、荷物のみ預かってもらいます。

さて、5年5ヵ月ぶりのフィレンツェを散策です！

ポルチェッリーノ市場 市場

まずはプルチェッリーノの噴水へ。
前回、こいつの鼻を撫でておいたおかげで、こうしてフィレンツェに戻ってこられたのかもしれません。
今回も丹念に鼻を撫でておきます。

プルチェッリーノの噴水 建造物

ヴェッキオ橋。
もちろん、後でちゃんと渡ります。

ヴェッキオ橋 建造物

前回訪問時はちょうど改修のタイミングに当たってしまい見学できなかったオーニッサンティ教会。
ようやく訪問できました。

オーニッサンティ教会 寺院・教会

ジョットの磔刑図。
鮮やかな青の色彩が目を引きます。
この青、どこかで見たなぁと思ったら、パドヴァで見たスクロヴェーニ礼拝堂のフレスコ画もジョットが描いたんですね。

ボッティチェリの墓。
ボッティチェリの作品も、この旅行中に見に行こうと思います。

ギルランダイオが描いた「最後の晩餐」。
ダヴィンチは、自身が「最後の晩餐」を描く際、この作品も参考にしたそうです。

「最後の晩餐」の下書きも見学することができます。
これ、貴重ですよね。

レプッブリカ広場。
メリーゴーランドが健在なのが嬉しいです。

レプッブリカ広場 (フィレンツェ) 広場・公園

ちょっと小腹が空いてきたので、以前にも立ち寄ったサンドイッチ屋さんで腹ごしらえです。

イ ドゥーエ フラテッリーニ 地元の料理

プロシュートとトリュフクリームのパニーニ５ユーロ。
食べやすいように、半分にカットしていただきました。
スピリッツとともにいただきます。
トリュフクリームが香り高くて最高に美味しいです。

ドゥオーモ。
フィレンツェのシンボルです。

ドゥオーモ (フィレンツェ) 寺院・教会

サンマルコ修道院。

サン マルコ美術館 (修道院) 博物館・美術館・ギャラリー

ギルランダイオの「最後の晩餐」。
オーニッサンティ教会版の「最後の晩餐」と似ていますが、背景の樹になっている果実の色が異なっていたり、空を飛んでいる鳥の向きが逆だったり、オーニッサンティ教会版にはいなかった猫が描かれていたり、オーニッサンティ教会版だと光輪があるのはキリストのみですがこちらはユダ以外全員光輪が描かれていたりと、相違点も多いです。

フラ・アンジェリコの「受胎告知」。
ファンタジーな雰囲気を感じます。

修道院の独房の中にも、フラ・アンジェリコが描いたフレスコ画を見ることができます。

芸術を心ゆくまで堪能したら、デザートタイムです。

カラベ フローレンツ スイーツ

カラベのジェラートは、フィレンツェに数あるジェラート屋さんの中でもトップクラスのおいしさだと思います。
今回はピスタチオとトリュフをチョイス。
うーん、やっぱり美味しいです。
夏とは違い、この時期は空いているようで、それも嬉しかったです。
お店のおばちゃんの笑顔も可愛かったです。

パニーニとジェラートを食べた後ですが、ちゃんとした昼食を食べたいと思い、中央市場へ。

セントラルマーケット 市場

本当はランプレドットを食べたかったのですが、売り切れということでトリッパを注文。
相方はリゾットを注文しました。
このＢ級な味わいがたまりません。
すっかりお腹いっぱいになってしまいました。

ネルボーネ 地元の料理

芸術の街、フィレンツェ。
壁画の落書きもアートを感じます。

イータリーでお土産を購入。
ディスカウント品もありました。

イータリー (フィレンツェ店) 専門店

フィレンツェの高級デパート、リナシェンテ。
この辺まで来ると、すっかり歩き疲れて、足取りも重くなっていました。
フィレンツェは小さな街で歩けてしまうことや、バスなどの公共交通網が発達していないことから、ついつい歩いてしまいます。

リナシェンテ フィレンツェ 百貨店・デパート

ヴェッキオ宮殿。

ヴェッキオ宮殿 城・宮殿

ヴェッキオ宮殿前に飾られているダビデ像。
アカデミア美術館にある本物は、そういえば見たことありません。

ホテル「Casual Rinascimento Firenze」まで戻ってきました。
チェックインし、部屋に入ります。
部屋はかなり広く、リビング・キッチンとベッドルームが分かれています。

キッチンは自炊も可能。
電気コンロは２口。
食器類やフライパン、鍋、ざる、包丁やまな板、冷蔵庫に食洗器など、キッチン用品も一通りそろっています。
これで電子レンジがあれば完璧だったと思います。

このホテルを選択した決め手は、このバスタブ。
いつも宿泊していた「Palazzo Mannaioni」が予約一杯で確保できず、浴槽付きの部屋があるホテルを探した結果、このホテルに行きつきました。
バスタブはとても広く、歩き回って疲れ果てた体をいやすのに最高でした。
お湯を張るのに20分くらいかかりました。

こちらがベッドルーム。
この部屋も広いです。

さて、夕食の買い出しに出かけます。
ホテルからシニョリーア広場は歩いて５分くらい。
ヴェッキオ宮殿に描かれた、ミケランジェロの落書きと言われる絵もついでにチェックしました。

陽が落ちてライトアップされると、フィレンツェの街はますます写真映えします。

ヴェッキオ橋。

ヴェッキオ橋 建造物

橋の上はにぎやかです。
橋の上とは思えません。

橋から見えるのは、、、観覧車？
いつできたんだろう？

ヴェッキオ橋のそばにあるCONAD。
フィレンツェ滞在中はよく行きます。

サポリ&ディントルニ スーパー・コンビニ

日本ではほとんど見かけないアーティチョーク。
イタリアでは野菜売り場に普通に売っています。
今回は、これを調理してみます。
それも楽しみです。

ホテルに戻り、ここで仕入れた食材で夕食を作り、ワインと一緒に楽しもうと思っていたのですが、あまりにも歩き疲れてしまい、部屋に戻ったら食事も採らずにベッドに倒れこむように寝てしまい、起きたら翌日になっていました。

ということで、その３に続きます。