2024年2月フィレンツェ・ベネチア　うれしなつかし花の都帰りの旅（その１：はじめてのスイス上陸）

2024/02/06 - 2024/02/12

コロナ禍が一息ついたと思ったらウクライナ侵攻がはじまり、しばらく縁遠かった西欧。
それでも2018年9月以来、およそ5年5ヵ月ぶりに心の実家・フィレンツェに『帰省』してきました。
久し振りのフィレンツェは、やっぱり心がなじむ街でした。
ついでに、前回訪問時は雨＆松葉杖だったベネチアにもリベンジです。
全7回に分けて、順次旅行記をアップしていきます。

まずはその１。
有効期限が切れそうなマイルを消費するため、特典航空券でフィレンツェまで向かいます。
往路で選んだのは、はじめてのスイス航空。
チューリッヒ経由でフィレンツェ入りします。
どんな空の旅になるのでしょうか？

エリア チューリッヒ(スイス)

• 旅行の満足度: 5.0

• 同行者: カップル・夫婦
• 交通手段: 鉄道 徒歩
• 航空会社: スイスインターナショナルエアラインズ

出発日の2/6は、都内は大雪。
雪道の中、ヒーヒー言いながらスーツケースを転がし、電車を乗り継いで成田空港に到着です。

スイス航空のカウンターでチェックイン。
今回は、特典航空券でビジネスクラスを確保しました。
カウンターはかなり空いていました。

セキュリティを通過したらANAラウンジへ。

成田空港 国際線 ANAラウンジ (第4サテライト) 空港ラウンジ

スイス航空ビジネスクラスのお食事に備え、ラウンジでのお食事は控えめにします。

時間に余裕があったので、久しぶりにユナイテッドクラブにも立ち寄ってみました。

ユナイテッド クラブ ラウンジ (成田空港) 空港ラウンジ

以前のユナイテッドクラブは食べ物がイマイチという印象でしたが、この時は種類が豊富で盛り付けも美しく、いい意味で期待を裏切られました。
こんな感じなら、次回も利用したいです。

外資系のラウンジにも関わらず、わらび餅が置いてあるのにはびっくり。
ちゃんと英語で説明書きも添えられていました。
試しに食べてみたのですが、ちゃんと美味しかったです。

利用客が少なく、ゆったりのんびりできるのも好印象です。
最近のANAラウンジは混んでいることが多いので、そんな時はこちらのラウンジを積極的に活用しようと思います。

チューリッヒ行きLX161便、搭乗の時間です。

ビジネスクラスのシート。
配列は1×2×2列と2×2×1列の変則的な配列。
機体の左右のシートがスタッガードになっています。
2列のシートは、左右に配置されたシートより真ん中のシートの方が肘掛け部分のテーブルが広いです。

左右の座席の間はちょっとしたしきりとなっており、そこにハンガーやヘッドフォン、ミネラルウォーターがセットされていました。
その他、アメニティグッズ一式やスリッパも準備されていました。

座席はフルフラットになります。
今回のフライトは14時間と長丁場ですので、フルフラットはありがたいです。

機内エンタメ。
日本語吹き替えや日本語字幕の映画も、それほど豊富ではないですが揃っていました。
というか、日本線にはインディジョーンズとミッションインポッシブルを揃えておけば満足でしょ？という声が聞こえてきそうな映画セレクションでした。

機内の様子。
ビジネスクラスは９割くらい埋まっていました。
エコはどうやらガラガラだったようです。

離陸前のウェルカムドリンク。

雨の中、定刻通りに離陸です。

機内食のメニュー。
搭乗前にネットで機内食を色々調べてみたのですが、どこにもメニューが載っていなかったので、じっくりと吟味します。

ファーストコースは３種類から選択可能です。
その中から、サーモンのシトラスマリネ、トラウトサーモンのいくら添え、フェンネルのサラダをチョイス。

メインコースは、本当は牛ほほ肉のブレゼを食べたかったのですが、あいにく切らしてしまったとのこと。残念。
ということで、オヒョウのソテー、アメリケーヌソース添えとハーブ風味のリゾットをチョイス。
オヒョウとはカレーの仲間だそうです。
じんわりと美味しい白身の魚でした。
あ、ファーストコースと魚で被ってしまった。

相方は、若鶏胸肉のラクレットチーズ＆ブラックオリーブ詰め、リースリングソース仕立てをチョイス。
チーズ好きな相方。おそらく「ラクレットチーズ」に惹かれたのだと思います。

食後のデザート。
チョコレートとラズベリーのケーキ。
甘酸っぱくて美味しいです。

そしてスイスと言えばチョコレート。
甘ーいチョコレートは、コーヒーによく合います。

食事がすんでしばらくすると機内の照明が暗くなります。
乗客は仮眠を取ったり映画を見たりと、思い思いに過ごします。
ハーゲンダッツのアイスも配ってくれました。

離陸後、機体は北上を続け、ベーリング海峡を抜け、北極圏を飛行します。
ロシアが戦争をしている限り、こんな無意味な大回りが続いてしまいます。
オーロラが見えるかも？と期待しながら外を眺めていたのですが、結局オーロラは出ませんでした。

ギャレーにあったおにぎり。

映画を見て、取りだめて機内に持ってきたビデオを見て、フルフラットにしたシートで仮眠して、おやつを食べて歯を磨いて。
それでもまだフライトは続きます。

到着２時間前くらいに、２回目の機内食がサーブされました。
ほうれん草とチーズ詰めパスタ、トマトクリームソース仕立てです。
パスタと言いつつ、春巻っぽいラザニアという感じの一品でした。

ようやくチューリッヒに到着。
入国審査はスムーズでした。
審査官の女性が意外にもフレンドリーで、スイスの印象がアップしました。

チューリッヒ国際空港 (ZRH) 空港

この日はチューリッヒ空港そばのホテルで１泊するので、ホテルまで移動です。
空港前のショッピングモールを抜けてトラム乗り場を目指します。

トラムの券売機。
２駅しか乗らないので、30分間有効の「Short-distance」を選択します。
2.80CHF、487円くらいです。
クレジットカードでも支払えました。

トラムは割と頻繁にやってきます。

チューリッヒ空港駅 駅

Glattbrugg, Unterriet駅で下車。

グラットブルック駅 駅

駅からホテルまでは、徒歩で５分くらいです。

ドリント エアポート ホテル チューリッヒ ホテル

初日のホテル。
スタイリッシュできれいな部屋でした。

トイレや洗面台はこんな感じ。
浴槽はなかったですが、シャワーブースは広々としていました。

夕食は、日本から持ってきたカレーメシとポタージュスープ。
ホテル近辺にはレストランもスーパーもないことを確認していたので、あらかじめ準備しておきました。

翌朝。
チューリッヒ空港発の早朝便に乗るので、朝早くにホテルを出発です。

グラットブルック駅 駅

行きと同じく、トラムで空港に向かいます。

チューリッヒ空港到着。

チューリッヒ国際空港 (ZRH) 空港

カウンターで荷物を預け、セキュリティを通過したら、スイスセネターラウンジへ。
そうそう、セキュリティの係員も、とてもフレンドリーな方でした。
アメリカとは大違いです。

スイス セネターラウンジD (チューリッヒ空港) 空港ラウンジ

ラウンジ内は静かで上品。
食べ物もかなり充実していました。

卵料理をその場で作ってくれるオープンキッチンもあります。
ここで、軽く朝食をいただきます。
素敵なラウンジでした。

搭乗時刻です。

機体は沖止めされていたので、バスで運ばれます。
運行はヘルヴェティック・エアウェイズでした。

シートは２×２列。
ビジネスクラスとして利用したので、前方の２席を１人で利用します。

定刻通りに離陸。

さよならスイス。
わずか半日の滞在でしたが、いい国でした。
キレイな朝日と名前も知らない川が、我々を見送ってくれました。

フライト時間は１時間くらいでしたが、ビジネスクラスはちゃんと機内食もふるまわれます。
クロワッサンがとてもいい香りで、サクサクと香ばしかったです。

コーヒーにはちゃんとスイスチョコも添えられていました。

食事が終わると、まもなく降下体制です。
もうすぐフィレンツェです。

その２に続きます。