大分の旅 付録 ／ 定期観光バスで別府地獄めぐり

2024/01/19 - 2024/01/19

昭和3年、別府観光の祖である亀の井バス創業者・油屋熊八の考案により、日本初の女性バスガイドを乗せた地獄めぐり遊覧バスが誕生。

「その名も珍しき 山の中なる 海地獄」

当時使われた七五調の一節も聞きながら、観光バスで7つの地獄を回りました。

エリア 別府温泉(大分)

• 交通手段: 観光バス

HPにアクセスすると、平日だからか、前日の夜でもすんなりと予約できました。当日でも、席に余裕があれば乗れるみたい。

可愛いツノ付き青鬼バスに乗って、別府の温泉地獄をめぐるバスツアーです（これは、途中の駐車場で撮影したもの）。

北浜バスセンターか別府駅東口でバスに乗車・下車できます。この日の参加者は20名くらい。

14時に出発して、所要時間は約3時間。大人1名4,000円。7つの地獄の入場券込み。
最初は高いかなと思ったけど、地獄の入場券だけでも2,200円なので、路線バスを待つタイムロスとかも考えれば定期観光バスでめぐるのも良いかな。

正面に見えるのは・・・バスはぐるっとカーブして、今度は左手に・・・ さすが観光バス。車窓から見える景色の案内が、いろいろとありました。

ラクテンチ。
明治期に高品位な金・銀鉱石を産出する別府金山がありましたが、1916年（大正5年）に操業を中止 。その跡地を利用して、1929年（昭和4年）に前身である別府遊園として開業したという歴史ある遊園地だそうです。

駅から15～20分くらいで、最初の見学エリアに到着。
海地獄・鬼石坊主地獄・かまど地獄・鬼山地獄・白池地獄の5ヶ所は、バスガイドさんに案内されて1時間くらい歩きます。

海地獄にあるのは青い地獄と赤い地獄。

白龍稲荷大神。

売店の2階には地獄を学べるエリア。テラスから地獄も見下ろせます。

熱帯性睡蓮。茹でられて、お浸しになることはありません。

お線香の煙を吹きかけて、蒸気を可視化して見せてくれる実験。雲のできる原理と一緒です。

ハイビスカスかと思ったら、市の花オオムラサキと伝統的工芸品の別府竹細工のデザインでした。

５つの地獄を見てから、龍巻地獄と血の池地獄へとバスで約5分の移動。間歇泉の噴出時間に合わせて見学の順番が変わります。この2か所は各自で散策。

車窓からの景色に、冬の間だけ温泉街に住みたいと思ってしまった。

龍巻地獄と呼ばれる3～40分毎に噴き出す間歇泉。

10分弱待っていたら、何の前触れもなく噴出して「いま噴き出しました！」とアナウンス。自然現象なので、カウントダウンとはいきません。

屋根がなければ30mくらい噴き出す力があるそうです。噴気は約105度。かかったら大変。

お土産さんを通らなければ、地獄には行けない・出られない仕組み。皆さんけっこう購入してました。

血の池地獄で地獄めぐりは終了。バスに乗り、行きとは違う景色の説明を聞きながら、別府駅まで送ってもらって解散です。北浜バスセンターでの下車も可。

1ヶ所を時間を気にせずゆっくりしたい見学したいタイプの私には、ちょっと物足りなかったけど、バスによる移動が楽だったのはポイント高し。楽しい時間を過ごせました。