2023/11/05 - 2023/11/05
40位(同エリア201件中)
RAINDANCEさん
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佐賀県南部、有明海に面する市である鹿島を訪れました。失礼ながら全国的にはまだあまり知られていない町ですが、日本三大稲荷に数えられる稲荷神社や長崎街道多良住還の宿場町として栄えた肥前浜宿の風情ある街並みなど、海外からの観光客も増えているという魅力的なエリアです。
★日本三大稲荷のひとつとされる祐徳(ゆうとく)稲荷神社と、国の重要伝統的建造物群保存地区に指定された肥前浜宿を訪問。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- 同行者
- カップル・夫婦
- 一人あたり費用
- 5万円 - 10万円
- 交通手段
- レンタカー ANAグループ
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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嬉野市の塩田津から南下し、隣の鹿島(かしま)市に入りました。「かしま」市は茨城県にもありますが、あちらは「鹿嶋」と漢字が異なります。
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鹿島市内に入り、肥前浜宿を訪れる前にまず向かったのは、日本三大稲荷のひとつとされる「祐徳(ゆうとく)稲荷神社」。
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神社の北側、参道の手前にある無料Pに駐車。
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駐車場から神社までは500mちょっと、歩いて7~8分です。
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桜並木の参道の「一の鳥居」。春には桜が咲いてきれいでしょうね。
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参道脇にはお店が並びます。
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参道は細くなり「二の鳥居」。
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ここは神社に最も近いところ。参道商店街も賑やかになってきます。
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神社の手前の「三の鳥居」。
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浜川に架かる「神橋」。橋の向こうには有料Pがあり、そこからだと神社まですぐです。
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神橋から望む浜川。
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この「四の鳥居」をくぐれば神社の境内。
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さすがは日本三大稲荷のひとつ、「鎮西の日光東照宮」とも称される鮮やかな景観が迎えてくれます。
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なんとガラス張りのエレベーター、これは有料みたいです。
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鮮やかな楼門。
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由緒によると、肥前鹿島初代藩所の鍋島直朝の夫人花山院萬子媛(後陽成天皇の孫の娘)が、朝廷の勅願所(天皇の命により作られた国の安穏などを祈るための社寺)だった伏見稲荷大神の分霊を勧請、貞享4年(1687年)に社殿が建てられ、萬子媛の神道における改名から「祐徳院」と呼ばれ信仰を集めたのが始まりだとか。
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伏見稲荷大社、笠間稲荷神社とともに日本三大稲荷の一つに数えられ、商売繁昌・家運繁栄・大漁満足・交通安全等種々を祈願する参拝者は年間300万人に達するらしい。
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本殿へ上ってみましょう。
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祐徳稲荷神社の本殿。
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鮮やかです。
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社殿は昭和24年(1949年)の火災で焼失してしまい、その8年後に再建されたそうです。歴史がありながら文化財としての登録が少ないのはそのためですね。
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お馬さんには欠かさずお参り。
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どうか当たりますように。
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奥の院への参道も見どころがあるようなのですが、時間の関係で断念し次の目的地へ。
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祐徳稲荷神社から北へ3kmほどの、肥前浜宿(ひぜんはましゅく)へ向かいます。
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酒蔵通りの東にある「肥前浜宿まちなみ駐車場」に駐車。
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江戸から昭和にかけて酒や醤油などの醸造業を中心に発展した地域なので通称「酒蔵通り」。
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「観光酒蔵 肥前屋」。
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「旧魚市場」は修復中?
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昭和8年(1934年)に建てられた「呉竹酒造」の主屋。
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こちらはその蔵…現在は酒造りはされておらず、イベント会場などに利用されてるみたいです。
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「御宿富久千代」、約230年前(1780年頃)に建てられた伝統的建造物で醤油や味噌などを製造していた旧商家をリノベートした、一日一組限定・一棟貸しの宿です。近くにある、「富久千代酒造」が営むオーベルジュ。「鍋島」は代表銘柄。
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元禄元年(1688年)創業の「光武酒造場」。
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この「酒蔵通り」周辺の浜中町八本木宿の街並みは、国の重要伝統的建造物群保存地区に指定されています。
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この右手の建物は…
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壁に「魚市」とあります。復元中でしょうか?
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富久千代酒造直営の「CAFE BREW」(右)。
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その横(上の画像の左の建物)に、なんとゲーセンがありました。伝統的家屋の中に…です。
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懐かしのテーブルゲーム。
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この街並みに懐かしのアーケードゲームのゲーセンとは、意表を突かれました。確かに、ノスタルジックの一要素ではあります。
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店頭では、グラス3個で100円。
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19世紀中頃に建てられたという「山口醤油醸造場」。
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「八宿公民館(浜郵便局跡)」、昭和12年(1937年)に建てられた洋風建築で、昭和50年まで郵便局として使われ現在は公民館とのこと。
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「肥前浜宿継場」、郵便局や宅配便のような仕事をしていた場所らしい。
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大正時代の主屋などを遺す「飯盛酒造」、現在は奈良漬などを製造・販売しているお店で、酒造りはやっていない模様。
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飯森酒造の脇を通って裏手へ回ります。
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そこにあるのが「旧乗田家住宅」。19世紀初期に鹿島鍋島藩に仕えた武士「最所(さいしょ)家」の武家屋敷とのこと。
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屋根は茅葺きで「クド造り」と言われる佐賀を代表する建築様式らしい。兵農未分離の在郷武士(城下でなく農村に住む武士)の武家屋敷遺構として貴重な文化財なのだとか。
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かまどのある台所。のちに所有者が変わって「乗田家」になったそうです。
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昭和7年に創業した老舗の菓子屋「吉田松月堂」。
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…などなど、かつての中心だった醸造・酒蔵を含めた老舗の店舗が多く残るノスタルジックで趣ある通りでした。
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さて、通りでこんな看板を見つけましたので行ってみましょう。
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酒蔵通りの南を流れる浜川沿いに出ました。
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ここにさっきの看板の店「小麦屋」がありました。
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契約農家の無農薬小麦と素材にこだわった店です。
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スコーンと焼き菓子をゲット。カフェとともに。素朴で美味し!
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肥前浜宿まちなみ駐車場から浜川の対岸へ。浜庄津町浜金屋町南船津のこの茅葺屋根の街並みも、国の重要伝統的建造物群保存地区に指定されています。
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鹿島藩の港町として、商人・船乗り・鍛冶屋などが暮らしていたそうです。
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こちらは、さきほど酒蔵通りにあった「御宿富久千代」の別館の様です。やはり「鍋島」。
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ということで、鹿島市の主要観光スポットである稲荷神社と肥前浜宿内の重伝建地区を訪れてみました。祐徳稲荷神社は日本三大稲荷に数えられるだけあって鮮やかで存在感たっぷり、長崎街道多良住還の宿場町として栄えた肥前浜宿は有明海に臨む港町としても昔の酒屋や商人・職人の暮らしを想像させてくれる風情ある町でした。満足感とともに次の目的地である佐賀市へ向かいます。
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