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佐賀県西部、武雄市の温泉地である武雄温泉を訪れました。およそ1200年前に、神功皇后が朝鮮出兵から帰る折に岩を矛の柄で突いた際にお湯が湧き出たと言う開湯伝説があり、かつては「柄崎温泉」(つかさきおんせん)と呼ばれていたそうです。長崎街道の宿場町「塚崎宿」としても栄え、宮本武蔵、シーボルトといった著名人も訪れた歴史ある温泉地です。<br />★江戸時代中期からの老舗温泉旅館に泊まって温泉を満喫し周辺散策。<br />★温泉街にある料理屋で美味い日本酒と魚料理をいただく。<br /><br />[いただいた郷土料理/ご当地グルメ]<br />◎佐賀の地酒<br />◎佐賀近海の魚介<br />◎温泉湯豆腐

武雄温泉_Takeo Onsen 神社の大楠は一見の価値あり!美人の湯が今も健在な歴史ある温泉

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2023/10/31 - 2023/11/01

61位(同エリア297件中)

RAINDANCE

RAINDANCEさん

佐賀県西部、武雄市の温泉地である武雄温泉を訪れました。およそ1200年前に、神功皇后が朝鮮出兵から帰る折に岩を矛の柄で突いた際にお湯が湧き出たと言う開湯伝説があり、かつては「柄崎温泉」(つかさきおんせん)と呼ばれていたそうです。長崎街道の宿場町「塚崎宿」としても栄え、宮本武蔵、シーボルトといった著名人も訪れた歴史ある温泉地です。
★江戸時代中期からの老舗温泉旅館に泊まって温泉を満喫し周辺散策。
★温泉街にある料理屋で美味い日本酒と魚料理をいただく。

[いただいた郷土料理/ご当地グルメ]
◎佐賀の地酒
◎佐賀近海の魚介
◎温泉湯豆腐

旅行の満足度
4.0
観光
4.0
ホテル
4.0
グルメ
4.5
同行者
カップル・夫婦
一人あたり費用
3万円 - 5万円
交通手段
レンタカー ANAグループ
旅行の手配内容
個別手配

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  • 先に訪問した吉野ヶ里から、九州横断自動車道の長崎大分線のうち、長崎自動車道を通って武雄市方面へ。

    先に訪問した吉野ヶ里から、九州横断自動車道の長崎大分線のうち、長崎自動車道を通って武雄市方面へ。

  • 武雄北ICを下りて、県道24号(武雄多久線)にて武雄温泉へ。

    武雄北ICを下りて、県道24号(武雄多久線)にて武雄温泉へ。

  • 武雄温泉に到着しました。この日の宿「国際観光旅館なかます」にチェックイン。

    武雄温泉に到着しました。この日の宿「国際観光旅館なかます」にチェックイン。

  • 江戸時代中期からの老舗温泉旅館です。とはいっても、建物は近代のものですね。エントランスとフロント。

    江戸時代中期からの老舗温泉旅館です。とはいっても、建物は近代のものですね。エントランスとフロント。

  • 快適でいい客室でした。朝食のみのプランでしたので既に布団。

    快適でいい客室でした。朝食のみのプランでしたので既に布団。

  • バス・トイレ付き。洗面台とトイレ。

    バス・トイレ付き。洗面台とトイレ。

  • 温泉があるので使いませんが風呂。

    温泉があるので使いませんが風呂。

  • 客室の窓からの眺望。

    客室の窓からの眺望。

  • お着き菓子は、長崎街道沿いにある創業明治43年の老舗せんべい屋、恵比須堂の「花の陣」でした。

    お着き菓子は、長崎街道沿いにある創業明治43年の老舗せんべい屋、恵比須堂の「花の陣」でした。

  • お茶をいただいた後、さっそく温泉へ。

    お茶をいただいた後、さっそく温泉へ。

  • 露天風呂はありませんが、湯量豊富な大きな風呂。

    露天風呂はありませんが、湯量豊富な大きな風呂。

  • 弱アルカリのトロっとした美人の湯、湯加減はややぬる目でじっくりとつかることができました。

    弱アルカリのトロっとした美人の湯、湯加減はややぬる目でじっくりとつかることができました。

  • さて、温泉の後は夕食のため外へ。”ロマンシング佐賀”のマンホール。

    さて、温泉の後は夕食のため外へ。”ロマンシング佐賀”のマンホール。

  • 途上にあったいい感じの青果店「たけお屋」、まさに”八百屋”という感じです。

    途上にあったいい感じの青果店「たけお屋」、まさに”八百屋”という感じです。

  • 宿から歩いて4分ほどで目的の店「あん梅」に到着。

    宿から歩いて4分ほどで目的の店「あん梅」に到着。

  • この店に来たくて、宿をわざわざ夕食無しにしました。某グルメ情報サイト”ぐる〇び”にて予約しておきました。店内に入ると、私たちの席を残してカウンター含め既に満席でした。

    この店に来たくて、宿をわざわざ夕食無しにしました。某グルメ情報サイト”ぐる〇び”にて予約しておきました。店内に入ると、私たちの席を残してカウンター含め既に満席でした。

  • 思ったより賑やか、普通の居酒屋風に気軽に過ごせました。大将もすごくフレンドリー。突き出しはナマコ。

    思ったより賑やか、普通の居酒屋風に気軽に過ごせました。大将もすごくフレンドリー。突き出しはナマコ。

  • 佐賀の日本酒いきましょう。「肥前蔵心」「鍋島純米吟醸」をチョイス。写真を撮らせてくれました。

    佐賀の日本酒いきましょう。「肥前蔵心」「鍋島純米吟醸」をチョイス。写真を撮らせてくれました。

  • 白磁の美しい器。

    白磁の美しい器。

  • まずは造りの盛合せ…カツオ、タチウオ、ヤリイカ、タイ、コハダ。

    まずは造りの盛合せ…カツオ、タチウオ、ヤリイカ、タイ、コハダ。

  • おススメを聞いたら出てきた、カマスの塩焼き。

    おススメを聞いたら出てきた、カマスの塩焼き。

  • 天ぷらは、キス。

    天ぷらは、キス。

  • そして…メヒカリ、安納芋、下仁田ネギ、レンコン。美味しいものは県外からも取り入れるとのこと。

    そして…メヒカリ、安納芋、下仁田ネギ、レンコン。美味しいものは県外からも取り入れるとのこと。

  • びっしりと手書きのメニュー(画像に入り切りませんが右に続く)。その日、その時の最高の食材にこだわっているため、毎日が日替わりの献立とのこと。

    びっしりと手書きのメニュー(画像に入り切りませんが右に続く)。その日、その時の最高の食材にこだわっているため、毎日が日替わりの献立とのこと。

  • 大将にとっては、料理は体、お皿は服、葉などの添え物はアクセサリーなのだそうです。防腐作用のある柿の葉、落葉病で落ちてしまった葉もアクセサリーとして活かすらしい(人体には無害とのこと)。

    大将にとっては、料理は体、お皿は服、葉などの添え物はアクセサリーなのだそうです。防腐作用のある柿の葉、落葉病で落ちてしまった葉もアクセサリーとして活かすらしい(人体には無害とのこと)。

  • 続きは…私は日本酒、妻は芋ロック。

    続きは…私は日本酒、妻は芋ロック。

  • ゲソ天。

    ゲソ天。

  • コハダ棒寿司、秋筍の漬物を添えて。

    コハダ棒寿司、秋筍の漬物を添えて。

  • 赤だしなめこ汁…嬉しいことに熱々です。

    赤だしなめこ汁…嬉しいことに熱々です。

  • 嬉野のお茶。佐賀のおそらく玄界灘、有明海を中心とした海の幸を使った和食…ステーキやBBQなどでアメリカナイズされてしまった胃にしみました。「あん梅」は一時帰国で楽しみにしていた店ですが期待通りでした。

    嬉野のお茶。佐賀のおそらく玄界灘、有明海を中心とした海の幸を使った和食…ステーキやBBQなどでアメリカナイズされてしまった胃にしみました。「あん梅」は一時帰国で楽しみにしていた店ですが期待通りでした。

  • 満足感を得て旅館へ戻ります。

    満足感を得て旅館へ戻ります。

  • 翌朝…良い天気。

    翌朝…良い天気。

  • 旅館の朝食は半個室。

    旅館の朝食は半個室。

  • 朝食の献立。

    朝食の献立。

  • タマゴかけご飯が理想でしたが、これだけ品数があれば満足。ここも味噌汁熱々。

    タマゴかけご飯が理想でしたが、これだけ品数があれば満足。ここも味噌汁熱々。

  • うれしい温泉湯豆腐付き。豆腐好きの妻大喜び。

    うれしい温泉湯豆腐付き。豆腐好きの妻大喜び。

  • 早めに予約したこともありますが、いい温泉でいい朝食、料金手頃で良い旅館でした。旅館をチェックアウトし、クルマは置かせてもらいつつ近辺の散策へ。

    早めに予約したこともありますが、いい温泉でいい朝食、料金手頃で良い旅館でした。旅館をチェックアウトし、クルマは置かせてもらいつつ近辺の散策へ。

  • きれいに剪定された街路樹。

    きれいに剪定された街路樹。

  • 武雄温泉街の楼門周辺と、武雄神社周辺を観ていくことにしました。

    武雄温泉街の楼門周辺と、武雄神社周辺を観ていくことにしました。

  • 旅館から徒歩2分、「武雄温泉 楼門」へやって来ました。大正4年(1915年)に佐賀県唐津市出身の建築家、辰野金吾氏の設計で建てられたそうです。

    旅館から徒歩2分、「武雄温泉 楼門」へやって来ました。大正4年(1915年)に佐賀県唐津市出身の建築家、辰野金吾氏の設計で建てられたそうです。

  • 開湯は約1200年前という歴史ある温泉、この楼門もそんな古い歴史に絡むのかと思っていたら、思ったより新しかったですね。明治以降の温泉街発展の際に拠点として造られたのだとか。

    開湯は約1200年前という歴史ある温泉、この楼門もそんな古い歴史に絡むのかと思っていたら、思ったより新しかったですね。明治以降の温泉街発展の際に拠点として造られたのだとか。

  • 楼門をくぐるとすぐにあるのが「武雄温泉 元湯」、明治9年建築で現存する木造建築の温泉施設では日本最古のものらしい。

    楼門をくぐるとすぐにあるのが「武雄温泉 元湯」、明治9年建築で現存する木造建築の温泉施設では日本最古のものらしい。

  • その少し奥には「武雄温泉 新館」、こちらも辰野金吾氏の設計で大正初期に建てられた建物とのこと。大正天皇のために造られた浴室があるそうです。老朽化のため一時閉鎖され、2003年(平成15年)に復元工事が完成したそうです。朝早すぎて開いていませんでした。

    その少し奥には「武雄温泉 新館」、こちらも辰野金吾氏の設計で大正初期に建てられた建物とのこと。大正天皇のために造られた浴室があるそうです。老朽化のため一時閉鎖され、2003年(平成15年)に復元工事が完成したそうです。朝早すぎて開いていませんでした。

  • その横には、武雄温泉にある三つの大衆浴場のうちの一つ「鷺乃湯」、旅館「楼門亭」の浴場も兼ねてます。

    その横には、武雄温泉にある三つの大衆浴場のうちの一つ「鷺乃湯」、旅館「楼門亭」の浴場も兼ねてます。

  • 私たちが泊まった「国際観光旅館なかます」の隣にある「湯元荘 東洋館」、ここに宮本武蔵が使ったとされる「脇本陣・宮本武蔵の井戸」があるらしいのですが中に入らないと見れないようです。

    私たちが泊まった「国際観光旅館なかます」の隣にある「湯元荘 東洋館」、ここに宮本武蔵が使ったとされる「脇本陣・宮本武蔵の井戸」があるらしいのですが中に入らないと見れないようです。

  • さて、ここからはクルマに乗って移動です。武雄神社前の駐車場へ。図書館もあります。

    さて、ここからはクルマに乗って移動です。武雄神社前の駐車場へ。図書館もあります。

  • 駐車場にあったのが「射手塚」。ここは古くから流鏑馬(やぶさめ)馬場となっていて、戦国時代の射手は落馬したら武門の恥として切腹したそうで、ここに祀られたそうです。命がけの流鏑馬とは…怖。

    駐車場にあったのが「射手塚」。ここは古くから流鏑馬(やぶさめ)馬場となっていて、戦国時代の射手は落馬したら武門の恥として切腹したそうで、ここに祀られたそうです。命がけの流鏑馬とは…怖。

  • 市内最古の神社「武雄神社」にお参りです。”縁結び”で知られます。

    市内最古の神社「武雄神社」にお参りです。”縁結び”で知られます。

  • 社伝によると、天平3年(735年)に創建とのこと。

    社伝によると、天平3年(735年)に創建とのこと。

  • 縁結びの「夫婦(めおと)檜」。

    縁結びの「夫婦(めおと)檜」。

  • 各鳥居は江戸時代初期の建立とのこと。

    各鳥居は江戸時代初期の建立とのこと。

  • 拝殿・本殿は1964年(昭和39年)に焼失し、1970年(昭和45年)に鉄筋コンクリートで再建されたそうです。よって、現存する建物には歴史的価値や趣きはありません。

    拝殿・本殿は1964年(昭和39年)に焼失し、1970年(昭和45年)に鉄筋コンクリートで再建されたそうです。よって、現存する建物には歴史的価値や趣きはありません。

  • この小さな傘、おみくじでした。「傘みくじ」と呼ばれるものらしい。初めて見ました。

    この小さな傘、おみくじでした。「傘みくじ」と呼ばれるものらしい。初めて見ました。

  • 拝殿の左手にある歩射占の射場。歩射みくじを買って弓矢を射て恋占いができるらしい。

    拝殿の左手にある歩射占の射場。歩射みくじを買って弓矢を射て恋占いができるらしい。

  • この神社の見どころはもう一つあります。

    この神社の見どころはもう一つあります。

  • 武雄神社の御神木(武雄の大楠)です。

    武雄神社の御神木(武雄の大楠)です。

  • こういう遊歩道を少し歩くと…

    こういう遊歩道を少し歩くと…

  • …雰囲気の良い竹林を抜けて…

    …雰囲気の良い竹林を抜けて…

  • 大きな楠木が真ん中に立つ開けた場所に出ます。

    大きな楠木が真ん中に立つ開けた場所に出ます。

  • 武雄市天然記念物にも指定される「武雄の大楠」、樹齢3000年以上で幹回りは20mという大楠です。全国巨木第7位にランキングされているらしい。

    武雄市天然記念物にも指定される「武雄の大楠」、樹齢3000年以上で幹回りは20mという大楠です。全国巨木第7位にランキングされているらしい。

  • 枯れと腐食が進んでおり、保護措置と枯れ枝落下事故防止のため立ち入り禁止となっています。

    枯れと腐食が進んでおり、保護措置と枯れ枝落下事故防止のため立ち入り禁止となっています。

  • 幹の空洞の中には祠らしきもの。

    幹の空洞の中には祠らしきもの。

  • 武雄神社のご神木として堂々たる存在感でした。周囲の竹林とも相まって荘厳で美しかったです。神社の本殿よりむしろこちらの方が神々しく、一見の価値ありと思います。

    武雄神社のご神木として堂々たる存在感でした。周囲の竹林とも相まって荘厳で美しかったです。神社の本殿よりむしろこちらの方が神々しく、一見の価値ありと思います。

  • そろそろ武雄をあとにし、次の目的地である有田へと向かいます。

    そろそろ武雄をあとにし、次の目的地である有田へと向かいます。

  • およそ1200年の歴史を持つという武雄温泉、神功皇后が朝鮮出兵から帰る折に岩を矛の柄で突いた際にお湯が湧き出たと言う開湯伝説があり、かつては「柄崎温泉」(つかさきおんせん)と呼ばれていたそうです。長崎街道の宿場町「塚崎宿」としても栄え、伊達政宗、宮本武蔵、シーボルト、吉田松陰といった著名人も訪れたとのこと。近代には嬉野と共に温泉歓楽街的な賑わいを見せたそうですが、今においてはそんな賑やかさは無く落ち着いた雰囲気、そして”美人の湯”系の泉質の良さは健在でした。

    およそ1200年の歴史を持つという武雄温泉、神功皇后が朝鮮出兵から帰る折に岩を矛の柄で突いた際にお湯が湧き出たと言う開湯伝説があり、かつては「柄崎温泉」(つかさきおんせん)と呼ばれていたそうです。長崎街道の宿場町「塚崎宿」としても栄え、伊達政宗、宮本武蔵、シーボルト、吉田松陰といった著名人も訪れたとのこと。近代には嬉野と共に温泉歓楽街的な賑わいを見せたそうですが、今においてはそんな賑やかさは無く落ち着いた雰囲気、そして”美人の湯”系の泉質の良さは健在でした。

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