塩田津_Shiotatsu　重伝健の街並み！塩田川の水運と長崎街道が交差する場所に栄えた宿場町

2023/11/05 - 2023/11/05

佐賀県南西部、嬉野市の北東に位置する塩田津を訪れました。かつては長崎街道の塩田宿として賑わった宿場町であり、国の重要伝統的建造物群保存地区に指定されている風情ある街並みを擁します。

★嬉野市歴史民俗資料館にて嬉野の歴史を知り、趣ある重伝健の街並みを散策。

エリア 嬉野温泉(佐賀)

• 旅行の満足度: 3.5
• 観光: 3.5

• 同行者: カップル・夫婦
• 一人あたり費用: 5万円 - 10万円
• 交通手段: レンタカー ANAグループ
• 旅行の手配内容: 個別手配

嬉野市の西寄りにある嬉野温泉から、北東寄りにある塩田へ向かいます。塩田町はかつて藤津郡に属する町でしたが、2006年に隣の嬉野町と合併して嬉野市となりました。

塩田についたところでまず「嬉野市歴史民俗資料館」に立ち寄り。

旧嬉野市塩田図書館を、資料館を併設する形でリノベートしたと思われます。（雰囲気から推定）

入場は無料、展示スペースはそれほど広くありません。

が、民俗的な庶民の道具などが豊富に展示されていて、これはこれで興味深かったです。

庶民の食文化も。

続いて、国の重伝健(重要伝統的建造物群)保存地区に指定されている塩田津の街並みへ。資料館からも近いですが、街道の裏手にPがありますのでそこへ駐車。

長崎街道の宿場町および塩田川の河港として栄えたそうです。

白漆喰の大型町家「居蔵家（いぐらや）」が修復され、綺麗な街並みが再現されていました。

こちらは国指定重要文化財の「西岡家」。

廻船問屋で財を成した豪商・西岡家が安政2年(1855年)に建てた住宅だそうです。商家だっただけに大きな間口。

明治以降は陶石販売、昭和50年(1975年)までは金物店、 昭和52年からは空家でしたが、平成12年から嬉野市が管理し建築当初の姿に半解体修復されたとのこと。

欄間や襖絵など商家で栄えた名残り。

「杉光家」、こちらも安政2年(1855年)の建築。

杉光家の土蔵。

左手には風情ある「旅館 梅屋」…営業してるかどうかは不明。たぶんしてません。

右側は米商家だった「江口家」、19世紀初頭の建築とのこと。左側は「塩田津まちなみてらす」。

トイレなどもある休憩所となってます。

というわけで、塩田津の旧宿場町へのちょっとした立ち寄りでした。

有明海の干満による塩田川の水運と長崎街道が交差する場所に栄えた宿場町、小さいながらもかつてのその賑わいを感じ取れたような気がします。続いて、ここからそう遠くないもう一つの宿場町へ向かいます。