3年10ヶ月ぶりの海外はフランス③再建1000年記念のモンサンミッシェル

2023/11/28 - 2023/11/28

フランスに行きたい～、モンサンミシェルに行きたい～、1月か2月ならお安くて良いじゃない？って思ったのですが、調べて見ると真冬のモンサンミシェルはすごーく寒いらしい。気温だけでなく海沿いだから風も強く、雨が降ったら通路が凍って滑ることもあるって？
それではと、11月にと計画し直しました。それでも出発前には添乗員さんから「ものすごく寒いです」との連絡があり、日本の真冬の服装で向かいましたがとても暖かい良い日になりました。
そして、モンサンミシェル再建1000年の記念の年とのことで特別展示もあり、海に浮かぶモンサンミシェルはとても威厳と歴史が感じられました。

エリア モンサンミッシェル(フランス)

オンフルールから3時間弱でモン・サン・ミッシェル対岸の一番近いホテル、ルレ・サンミッシェルに到着しました。夜7時頃ですが、外は真っ暗でモン・サン・ミッシェルがどこにあるのか全然見えないの。

ル ルレ サン ミッシェル ホテル

お部屋は1階で楽だわ。

ドアを開けたらとても広くて、左手にバスとベッドルーム、右手にトイレが独立してありました。

バスタブ付きで嬉しい

お部屋も広くていい感じですね～。モンサンミシェル、以前はライトアップしてたようですが、今はロシアの影響で中止されているみたい、残念、ライトアップしてたら少しは見えたかな?

ホテルのレストランで夕食です。出ました、モンサンミッシェルといえば、このオムレツ。フワフワでかすかな塩味、想像してたより美味しく食べれたかも。いきなりこのオムレツが出たので、これが前菜なのかメイン料理なのか？

ル ルレ サン ミッシェル ホテル

そして、せっかくなのでリンゴで造ったお酒シードルを飲んで見よう。お酒が飲めない私にも飲みやすく、美味しかったです。

オムレツだけなのか～？って思ってたら、ものすごい大量のムール貝が出てきてビックリ！しかもこれ1人分、名付けてバケツムール貝だそうです。お皿の大きさがわかるようにナイフを置いてみたけど伝わるかしら。食べても食べてもなくならない、しかも味付けが良くてメチャクチャ美味しい～の。これがメイン料理だったみたい。80個位あった感じがした。

デザートはチョコレートケーキかな、バケツムール貝のインパクトがありすぎて、その後の旅行中に思い出してはお腹いっぱいになるという状態でした。

朝です、作夜はモンサンミッシェルがどこにあるかわからなくて、朝ホテルの前に出てみましたよ。でも、やっぱりまだ日の出前で、真っ暗で見えないの。今日の日の出はなんと8時半頃ですって!遅いのね。

朝食は簡単な感じ。でもパンが美味しいし、付けるハチミツやジャムの類がとても美味しかった。

7時半、ようやく明るくなってきましたよ。集合時間が8時半だから、少しお散歩しよう～。

あ～、見えた～。予想以上にホテルから大きく見えました。

道をモンサンミシェルに向かって歩きますよ～、

モンサンミッシェルとその湾 史跡・遺跡

お日様はまだ、

この白い場所が歩道ですが、霜柱で歩くと滑りそうです。幸い車道はまだ通る車がなくて。

少しずつ少しずつ歩くと、もうモンサンミシェルにたどり着きそう、歩いても2～30分くらいで行けそうな感じ。

そのまま歩いても行けたけど、8時15分、そろそろホテルに戻らなくっちゃ。スーツケースをバスに乗せなきゃ。

モンサンミシェルはすごーく寒いと思ったのですが、海沿いなのにそれほど風もなくて、予想外に暖かい気がしました。もちろん朝なので手は冷たくなりましたが。

そしてモンサンミシェルには、無料シャトルバスが出ていてホテル前から乗って行きました。

9時です、ようやくモンサンミシェルが日に照らされて輝いています。お天気がよくて良かったわ～、はるばるやってきたんですもの。

モンサンミッシェル修道院 寺院・教会

でもね～、計画前に満潮と干潮の時間を調べて、海に浮かぶモンサンミシェルが見れる日を選んだはずなのに……あれ～、干潮みたい。おかしいなぁ～。

でも手前にかすかに海水があったので、逆さモンサンミシェルがうつりました～、なかなかキレイでないの？

すぐ側にはもう水がなくて、写らないね。

お～、あそこに光り輝くのは天使ミカエル

写るかな?スマホじゃ無理でした～。あのミカエルって2m以上あるんですって。厚めの金箔らしいですよ～、今ならすごいお値段ですよね。

モンサンミシェルとホタテのマークみ～つけた

入り口を入り、前方左手に見えるのが王の門、鎖が付いて開閉できるのかな?

モンサンミッシェル 王の門 寺院・教会

オンフルールでも見た木のこの感じが大好きになりました、鱗のような木が可愛いです。17Cの建物で、屋根のとんがり帽子がアーティチョークに似ているのでアーティチョークの家と呼ばれるそう。

路地にはホテルがあるようです。

超有名なプラールおばさんのクッキー。2缶買うと袋がサービスされるんですって。とてもしっかりして美味しかったな。
レストランはまだ開店前で閉まってる。

ラ メール プラール (レストラン) フレンチ

BARもあるの？

グランド・リュは朝早いからまだ空いてるの。修道院に向かう参道で、昔から巡礼者に宿や食事を提供した店が立ち並んでいたそう、今も土産物屋があって、帰りは大賑わいでしたね。

グランド リュ 旧市街・古い町並み

いろんな看板が可愛いです。

ホテルかな？やはり木の外壁が可愛い、モンサンミシェルの中のホテルに泊まるのもいいですね～

グランド・リュの途中から左手にある狭い路地を入って登って来ましたよ。いろいろなお家があるのね。

修道院が近くになって来た!

歴史が感じられる古い路地がとてもイイネ

そしてやって来たのは、プラールおばさんのお墓です。モン・サン・ミッシェルの最大の功労者って言われてる。プラールおばさんは、巡礼者のために栄養のあるオムレツを提供しただけでなく、様々な親切な行ないをしたそう、だから巡礼者が絶えなかった。

いい眺め

前はサンピエール教会でしょうか？十字架が。

岩がむき出しの箇所もありました。

この階段を登って

ようやく修道院入り口にたどり着きました。

見るからに重厚な建物ですよね、

これはものすごく大きな蛇口でしたね。岩山だから下から組み上げることが不可能で、雨水を溜めて使ってた。

西のテラスからはバスで来た道が見えます。大潮の満潮の時にはあの道も冠水してしまうのかな？

修道院には今も修道士が住んでいる

大天使ミカエルはキラキラ輝いて

あ！ハート型！
そして、モンサンミシェルの影がうつってる！

島もあり

素敵な眺め

中に入ると、修道院付属教会。ゴシック様式の内陣。

聖ミカエルの像は、魂の重さを計っています

スマホ撮影なのではっきりしませんが、装飾されているのが炎のよう、これがフランボワイヤン様式でしょうか？

これはオベール司教の頭蓋骨で、708年にオベール司教が夢の中で大天使ミカエルに、「この岩山に修道院を建てなさい」と言われ、1度目、2度目も信じなかった。しかし、3度目の夢の中でミカエルに頭に穴を開けられ、目が覚めると確かに頭に穴が開いていたので、これは夢ではないと修道院を建設したという伝説。
本当に穴が開いている頭蓋骨～。通常はサンヴェルジェ教会にありますが、今年はモンサンミシェル再建1000年の記念の年とのことで、モンサンミシェルに展示されているみたい。

回廊、柱が美しく並んでた

モンサンミッシェル修道院 回廊 寺院・教会

修道士達が瞑想した場所とか

2本並んでいる柱が

交互にずらして建てられていて、重さを分散させてるのだと

彫刻は様々なお花や植物で素晴らしかったです

緑が眩しくて、瞑想の場にふさわしい

天井は軽い木が使用されて重さの軽減をはかってる

修道士達が食事をとった食事室、ほんのり明るく、こちらはやはり木で丸天井

このレリーフは、ミカエルがオベール司教の頭に穴を開けた場面

ステンドグラスの中にホタテ発見しました～、ホタテと哺乳瓶みたいのは何でしょう?壺のようにも見えます。

大車輪、この修道院がフランス革命後に牢獄として使われた時代に、荷物を上階に運ぶために設置された。

大車輪は中に6人の囚人が入り、モルモットのように動きレールを巻いていたそう

モンサンミシェルの影がさっきより鮮明に写ってる、さっきあったハートは消えつつある

海水が満ちて来ないかなぁ?無理かな？反対に干潮に向かってるみたい

修道院は入り口と出口が違いましたよ。ショップがあり、そこから出口、出口を出て下に降ります。

修道院観光が終わり、自由行動になりました。レストランの場所を確認して時間まで買い物や散策しました。

海沿いを歩きたくて城壁の上を歩きました。14Cに始まった百年戦争のときには、要塞としての役目を果たしていますね。とても良い眺めで、しかも空いてるの～。

こちらからの修道院の眺めもいいですね～。

自由の塔あたり、風もなくて、ポカポカ暖かい。防寒対策たっぷりで来たので汗ばむくらいでした。

城壁の上からの修道院もいいです、

朝見たアーチチョークの家が見えるので、入り口付近まで来たみたいです。この下あたりに有料トイレがあるので行ってみましたが、ものすごい行列で諦めたわ。

屋根の苔？の感じもいいわ。

暖炉があるのかな?

サンピエール教会がありましたが、ちょうどミサの最中で中に入るのを遠慮してしまいました。
昼食はこの教会の前にあるレストランで。

サン ピエール教会 寺院・教会

モン・サン・ミッシェル内のレストランはどこもそこそこのお値段がするそうです。テラス・ド・ラ・べ？

グランド・リュ通りからも入れるし、海側の道からも入れるお店で、こんなにお天気の日はテラス席で食べたら素敵！
私達は店内でしたが、席が狭くて狭くて(上着やらバッグがあって)、体の大きな外国のかたは大変そうです。

サラダと焼きカマンベールチーズ、さすがの香りよさ

メインは厚切りのハム、平たいフェットチーネはあまりいただけないかんじ。お食事代込みだから文句言ってはいけませんね。

昼食を終えてそろそろ出口に歩きましょ。プラールおばさんのレストランが開いていました。自由に中を覗けるんですって、この竈でなが～い柄のフライパンでオムレツを焼くそうです。

ラ メール プラール (レストラン) フレンチ

たまたま実演してなくて残念でしたが

2階はホテルでしょうか？レストランでしょうか？歴史を感じさせる雰囲気が。

半日楽しんだモン・サン・ミッシェル、お天気で本当に良かったと感謝でした。昨日は雨が降ってきたから心配したなぁ。

最後にパチリ。岩の上に建ってるのがわかりますね。
午前中モンサンミシェルを満喫、歩いた歩数は10000歩を超えました。

無料シャトルバスで再びホテルに戻り、トイレに寄って、これからロワールの古城巡りの中心都市トゥールへ向かいます。

次回はロワールの古城編です。

ル ルレ サン ミッシェル ホテル

この旅行記へのコメント （2）

• マダムKさん 2024/02/02 06:27:35

  モンサンミシェル♡

  tya-tyaさん
  
  おはようございます。
  
  モンサンミシェルはお天気に恵まれて、暖かくて良かったですね。
  近くのホテルに宿泊されたんですね。
  名物のオムレツを召し上がって、大量のバケツムール貝はインパクト大ですね。
  貝類大好きな私でも、こんなに食べられるかな？と読みながら心配しちゃいました（笑）。
  
  どこを撮っても素敵な写真ばかりで、ため息のみです(^｡^)
  モンサンミシェルが造られた話は知らなかったので、興味深く読みました。
  
  路地を歩くのもワクワクしますね。
  モンサンミシェルの重厚な内部。
  ステンドグラスの帆立が、何ともかわいいです。
  
  とても楽しませていただき、ありがとうございました♪
  
  ロワールの古城巡りも楽しみです♪
  
  K

  tya−tyaさん からの返信 2024/02/02 12:44:14

  Re: モンサンミシェル♡

  マダムKさん、こんにちは。
  メッセージありがとうございます。
  念願のモンサンミシェル、私も造られたいきさつは知らなくて、でも司教さんの頭蓋骨が展示されてて説明受けて知りました。伝説なのか真実なのか、ミステリーです。
  バケツムール貝はとても美味しくて、今思い出しただけでゲップが出てしまいますが、良い記憶として残りそう。
  お天気がよくて本当に嬉しかったです。
  
  tya−tya