2023/11/28 - 2023/12/06
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tya−tyaさん
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パリからジャンヌ・ダルク終焉の地、ルーアンに向かいます。バスだと2時間程、列車ならパリから1時間30分で着くそうです。画家モネが連作を描いたルーアン大聖堂を見て昼食、そこから印象派の画家のルーツ小さな港町オンフルールへ。ルーアンもオンフルールも木組みの家がとっても可愛くて素敵な町でした。
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パリから北へルーアンに向かいます。ほんの少し走っただけなのに、まるで北海道のような景色が広がっています。
今日のお天気は曇り、もしかしたら雨が降るかもしれない、どんよりしていました。 -
フランスは農業大国なんですね。これから行くルーアンは酪農が盛んでチーズなどが名産らしいです。それからブドウよりもリンゴの栽培が盛んで、リンゴで作ったお酒シードルが有名とのこと。
また、ジャンヌダルクの終焉の地でもあります。 -
バスで2時間程でルーアンに到着し、町のシンボルともいえる大時計です。16Cに改装はされてるそうですが、中のメカは1389年製でまだ現役。とても凝った造りです。
大時計台 モニュメント・記念碑
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大時計の下も彫刻があるね、よく見えないけどキリストと羊たちとか。中の見学もできるそうです。
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町のお花屋さんの店先にて、可愛いリース
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もうすぐクリスマス
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松ぼっくりのリースも
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お花も可愛いね、町歩きも楽しい、モノプリというスーパーもあって、ちょっとお買い物してお金を細かくしたよ。
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ルーアン大聖堂は、とても大きくて高さ151mの尖塔はフランス1。
ルーアン大聖堂 寺院・教会
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人と比べたら凄いですね。それにこの彫刻の細かさと重厚な雰囲気。400年の年月をかけて1544年に完成しました。
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様々なステンドグラスがありました。
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高い天井、太い柱、大きな窓
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聖人たちの石碑がズラリと並んでいます。
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イングランド王リチャード獅子心王のお墓、ここノルマンディーは当時イングランド領。リチャード王の心臓が納められているそうです。
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美しいゴシック建築です
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ステンドグラス
ルーアン大聖堂 寺院・教会
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ステンドグラス
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薔薇窓
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スマホ撮影なのでキレイに写りませんが拡大して。
ルーアン大聖堂 寺院・教会
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外に出てもう一度、大聖堂の前の広場があまり広くないので全体を写すのがとても大変です。
そして、画家モネがこのルーアン大聖堂の連作を描いているんですって。モネといえば『睡蓮』や『積みわら』の連作が有名ですが、このルーアン大聖堂も33枚も描いたそうです。構図はほとんど同じ、ただ描いた時間、天候により異なる作品が出来上がって。ルーアン大聖堂 寺院・教会
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モネがルーアンに滞在したのが1892年から1893年にかけて、ルーアン大聖堂を描き続けた場所が大聖堂の真ん前にあるこの建物の2階。1日の光の変化が一番激しい2~4月にファサードを描き続けたそうです。翌年にかけ、自分のアトリエで仕上げた作品もあるのだと。
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後日行ったオルセー美術館にあった、モネの描いたルーアン大聖堂です。これは朝の日が当たった大聖堂でしょうか。
でもルーアン大聖堂は西向きなので、朝日は当たらないのでしょうか? -
同じような構図のこちらもオルセー美術館にあった作品ですが、どうでしょうか?やはりこちらが朝の大聖堂でしょうか?さっきの方が日ざしが強い午後の感じがしますが……芸術に詳しくないのですみません。
オルセー美術館には5枚のルーアン大聖堂があった気がしましたが、近くで見たら何を描いたのか全くわからなかったです。離れて見ると確かに大聖堂なんですが、大聖堂の繊細な部分はあえて描かずに省き、感じる光だけを描いたのでしょうか?
この連作の1枚が、箱根のポーラ美術館にあるので見てみたいな。
ルーアン美術館にも1枚あるそうです、とても安い料金なので時間がある方は行かれると良いかと。 -
町をぶらぶらとジャンヌ・ダルク教会に行きましょう。
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すぐそばに市場がありました
ヴィユ マルシェ(古市場)広場 広場・公園
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魚介類も豊富
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ハート型のチーズのヌーシャテル、このハート型は最近の流行りではなくて、500年もの歴史があるそうです。100年戦争の頃にヌーシャテルのフランス人酪農家の娘が、イギリス人兵士に恋心を抱くようになり、切ない気持ちをハート型のチーズに託して彼に送ったという伝説があるのだと。
ヴィユ マルシェ(古市場)広場 広場・公園
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以来、戦いに出かける愛する人に送られると。
他の種類のチーズも様々売られていましたという -
こちらもチーズ
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牡蠣もあった、いくら位かな?
ヴィユ マルシェ(古市場)広場 広場・公園
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赤いチーズ?緑のチーズ?
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こちらはたぶんアップルパイ
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おやおや?何か変わった建物が。
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これがジャンヌ・ダルク教会でしたが、何故か閉まってる~。100年戦争の時、オルレアンでフランスを勝利に導いたジャンヌ・ダルクですが、その後異端裁判にかけられ、ルーアンのこの場所で火炙りにされたそうです。わずか19歳で!ジャンヌ・ダルクの像がありました。
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亡くなってから25年後に復権裁判で勝利し名誉を回復しました。カトリック教会の聖人になったのが1920年と、およそ500年もの歳月がたっていました。ジャンヌ・ダルク教会は1979年に建てられた比較的新しい教会です。ステンドグラスが沢山あるそうです。天井は船底型で木でできているみたい。中に入れなくて残念!
ジャンヌ ダルク教会 寺院・教会
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教会の前にはレストランや、可愛いい木組みの家が並んでいます。
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今日のランチはその中のこのレストランで。ラ・クロンヌ。歴史がありそうな外観ですね。
ラ・クロンヌ 地元の料理
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入り口、クロンヌって王冠って意味らしい。この入り口も王冠ぽいかんじですね。
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中を見ると有名人の写真やサインが沢山あって、私達は2階ですって。大きなソフィア ローレンにお出迎えされて、ヒョウ柄の階段を登って行くと
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またまた有名人の写真が沢山、王族やスター、著名人が数多く訪れて、所狭しと写真やサインが飾られてて、
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店内はブルーのテーブルクロスでシックな雰囲気よ。このお店はフランスで最も古いオーベルジュ、1345年創業だそう、どおりで重厚感たっぷり。老舗中の老舗ですね、1345年って、日本で言えば室町時代。
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店内に気を取られてるうちにお食事がきましたよ、最初はフランスパンが出て、フランスではパンがどこでも美味しいって思いましたね。せっかくだから赤ワインも少し頂こう。
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次はパンプキンスープハーブ添え、この量が多くてビックリでした。日本でランチで出てくるスープってほんの少しのことが多かったので。しかもめちゃくちゃ美味しいんです。
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メインは鴨肉のロースト。リンゴを使った蒸留酒カルヴァドスと蜂蜜を煮詰めて作ったソースがかけられ、少し甘めだけど鴨肉にあってる。これもすごく量が多くてフランス人って沢山食べるんだって、思っちゃいました。
ラ・クロンヌ 地元の料理
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最後にデザートですが、このデザートも半端ない~。めちゃくちゃ量が多くて美味しくて。見て、
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横から写すとこんな感じ、アイスで挟んでるの。この何ていうの?鼈甲餡みたいなパリパリしたなかにアーモンドスライスが入っていて、すごーく美味しい~。このランチは嬉しい誤算でした~。
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満足満足、再びヒョウ柄の階段を降りて
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お店の外で、「美味しかったですね~」などと、他の方とお話ししてたら、どなたかが「このお店ミシュランじゃない?」って。え~、確かにミシュランの証がここに!私、ミシュランのお店でなんてお食事したことがないよ。初ミシュランがフランスなんて…サプライズ!
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ツアーで使えちゃうの?ミシュランなのに、こんなに敷居が低いの?今日のランチはいったいおいくらだったのかなぁ?
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ルーアンへ行った方は是非。ラ クロンヌ、ジャンヌ・ダルク教会の前にある、国旗が沢山揚がってるお店なのでわかりやすいです。フランス語のメニューだから、わからないけど、コースは、29€、42€、56€、59€などとありました。高いコースがディナーでしょうか。私達のは、ツアー用の特別メニューでしょうか?
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バスはオンフルールに向かいます。オンフルールはセーヌ川河口の港町です。ノルマンディー橋が見えました。ノルマンディー橋はセーヌ川河口に架かる斜張橋でル・アーブルとオンフルールを結んでいます。2000mを超える橋で、中央支間長856mは日本の多々羅大橋ができるまでは世界一だったそうです。とっても美しい橋、ちなみに若き日のモネはル・アーブルに住んでいた
ノルマンディー橋 現代・近代建築
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オンフルール、ここは小さな港町、まだ10代のモネが師のブーダンと出会い、外に出て描くのを勧められた町。これは市庁舎です。
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旧総督の館、
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わぁ~、なんて素敵な風景。木組みのお家が並んでる。ヨーロッパって、木の家はあまりないと勝手に思っていたけど、ルーアンもこのオンフルールも木組みの家が沢山残ってる。ここノルマンディー地方は、そうした家が多いのかな?
やや右側に見える塔がサントカトリーヌ教会の塔です。 -
お天気が悪くていまいちですが、青空、太陽の光があったら、どんなに素敵な色が見えたでしょうか。こちらの塔が旧エティエンス教会の塔ですって。
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サントカトリーヌ教会に向かいます、少し坂を登って行くと見えてきました、
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歴史がありそうな木造の教会ですよ。
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途中のショップにはチョコレートや
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キャラメルなどが売ってて欲しくなっちゃいます
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教会はこんなに長くて、木でできています。なんと、フランス最古で最大の木造教会だそうです。夜にはイルミネーションがあるのでしょうか、装飾されていますね。
初めは石造りだったのが、100年戦争で破壊されたために、15Cに豊富な森林資源と造船技術を活かして再建したもの。サント カトリーヌ教会 寺院・教会
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こちらは鐘楼、そしてそして、またまた教会が使用中で入れないという状況で……この教会は見たかったのに…残念!
船大工が造ったと言われ、船を造る技術で建てられてて、天井は船を裏返したような形だとか。本当に見たかった~ -
鐘楼は火事の危険性も考慮して別にしたらしい、昔は鐘つきが下に住んでいたとか。時計もありいい雰囲気です。
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新しめの木組みのホテルでしょうか?
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ツタの絡まるチャペル~でって歌がありますが、素敵なツタの紅葉の、やはりホテルでしょうか?
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教会が残念ですが町歩きをしましょ!やっぱり可愛いお家が、木の周りは土壁?石畳も歴史ありそうな雰囲気です。
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ショーウィンドウにはクリスマスのプレゼントが
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作曲家サティの家を目指しますが、高台の道を歩くと、マネの師のブーダンさんのブーダン美術館がありました。ブーダンさんだけでなく、印象派の作品がありそうで時間があったら入ってみたかった。
ウジェーヌ ブーダン博物館 博物館・美術館・ギャラリー
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そしてサティの家は下におりて、石畳の道を歩くと
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ありました~、なんて可愛い!エンジ?赤?っぽい色に木が塗られて
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ちょっと中を覗くと、様々な資料みたいのがありました。日本語の説明はなさそうですので通過~。サティって作曲家、初めて知りましたが有名なんですね。
サティーの家 博物館・美術館・ギャラリー
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それにしても、この民家の造りが、1階より2階が30~50cm飛び出して、3階はまたまた30~50cm飛び出しているんです。少しでも広くしたいのでしょうか?
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それにこの屋根の細工が素敵で。こうやって木で造ってあって、日本の昔の家みたい
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ショップも可愛いものが溢れてる
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こちらは新しめの4階建て、観光客も多いのかな?ショップがなかなかありました。
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再び港に戻ってきました。
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港の周りは絵になるわ~。この木組みの家が6階建て?すごいですね。ほとんどがレストランみたいです。
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夏にはどんなに賑わうでしょうか。店先で旧港を眺めながらカフェなんていいですね~。
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ここの家も上の階が飛び出てるのがわかります。地震とか大丈夫なのかな?地震はないのでしょうか。
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港の周りを歩きましょ、あ~、光が、太陽の光が欲しいなぁ。向こうに見える塔は、旧エティエンス教会で、今は海洋博物館になってます。
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ぐるりと回ります、この細長く美しい家並みは16~18Cに建てられたそうです。
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この旧港は17Cに造られ、
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様々な画家が描いた場所なんですね。
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今度は聖レオナルド教会です。
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紅葉していい感じでした、
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再びの旧港、いつまでも見ていたい風景がここにあり、画家さんが引き付けられたのもわかる。ここはたぶん午前中の方が太陽の光が良いかもと思いました。
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お願い、光を、光をください~、と言ってる間に雨が降ってきました。うーん、残念!
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参考までに、ブーダンが描いたオンフルール
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モネが描いたオンフルール、なんか水の描き方が素晴らしいですよね。
とっても勉強になったルーアンとオンフルールでした、これからいよいよ最大の目的地、モンサンミッシェルに向かいます。お天気どうかなぁ?ドキドキしてきた!
続きます。
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この旅行記へのコメント (2)
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- ma-yuさん 2024/01/14 23:52:37
- 素敵ですね!!
- tya-tyaさん
こんばんは!
ロシア上空は通れないので時間がかかりますね!
ルーアン大聖堂を拝見して美しく華麗、そして迫力があって素敵ですね!
大きいので全体をカメラに収めるのも大変そう(汗
巨匠モネが33枚も描いたのですね。
ジャンヌ・ダルク教会も変わった建物ですね!
ラ・クロンヌもレトロな感じ、それにソフィア ローレンもお出迎えで
料理も美味しそう。それにミシュランで凄いじゃないですか(^^♪
個人ならイイお値段でしょうね(-_-;)
ゴシック建築の街並みも素敵で楽しく拝見しました(*^^)v
ma-yu
- tya−tyaさん からの返信 2024/01/15 19:40:15
- Re: 素敵ですね!!
- ma-yuさん、こんばんは。
メッセージありがとうございます。
ルーアン大聖堂は本当に大きく、彫刻も石のレースと言われる程、繊細で素晴らしかったです。モネが描いたのも初めて知りました。
教会は2つともに入場できなくてガッカリでしたが、可愛い木組みの家は本当に絵になる風景で、オンフルールも旧港がとても良い雰囲気でした。
老舗のレストランも、ツアーならではで嬉しいサプライズでした。後で行ったルーブル美術館もベルサイユ宮殿もツアーなら待たなくて入場できてよかったです。
tya−tya
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