2023/12/08 - 2023/12/09
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sassyさん
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前月に東京に住む息子の部屋に行ってみたら、びっくりするほど散らかっていて、掃除をし切れなかった分のために再訪する、という名目の、クラシックホテルパスポート旅です。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 4.5
- グルメ
- 4.0
- 交通
- 4.5
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- 新幹線 JRローカル
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
12月8日 金曜日
自宅最寄りの駅を出発して、在来線-東海道新幹線-東北新幹線-在来線と大移動のこの日。
念のために30分の余裕をみて、さらに自宅最寄りの駅で1本早い電車に乗れるなーと思ったら、まさかの遅延で駅に人が溢れ乗り切れず1本見送ったら予定の新幹線に間に合わず。
とりあえず次の新幹線にギリギリで飛び乗りました。
8:36京都発 のぞみ306号
自由席は結構埋まっていて、3席並びの真ん中に入れていただいたのですが、大きめの荷物があるので肩身が狭い…。 -
通りかかった車掌さんに遅延の件をお話しすると、この便の指定席に振り替えてくださり移動。
車両最後列に座れたので荷物も置けて、コンセントも確保できて、結果オーライでした。 -
晴天に恵まれて富士山もはっきり。
-
東京駅10:51着。
東北新幹線への乗り換えがスムーズにいくか心配していましたが、車内で車掌さんに確認もし、教えていただいた通りに乗車していた4号車を降りてすぐのエスカレーターで下に降りると、直接乗り換えられる改札を通ることができました。
ただしICカードでは利用できないようで、紙の切符にしてて助かりました。 -
乗車予定の便がお掃除中だったので、その間にこちらでお弁当を調達。
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11:08東京駅発 なすの257号
東北新幹線なんて、何十年ぶり。 -
宇都宮までさほど時間もないので、大宮を出たあたりでお昼にします。
東北新幹線といえば、私的には牛タンなので、温かくなるやつ。 -
5分ほどして熱々になったところをいただきますが、ふたを開けてお肉の量にびっくりしました。
容器が大きいから勝手にすごいのを想像していましたが、発熱材が大きいのですね…。
さもありなん、ですが。
お味は美味しかったです。
宇都宮駅12:04着。 -
宇都宮駅で日光線に乗り換え。
宇都宮駅12:15発。
ロングシートでしたが、平日のお昼というせいか、乗客は皆さん余裕で腰掛けられるほどしかいませんでした。
窓外にはのどかな風景が広がっていて、駅と駅の距離が長い長い。
車社会なのですかね。
そういえば、鹿沼駅の周辺では黄褐色の土の山があったりして、ここが鹿沼土の生産地ってことなのですね。 -
この辺りは里山なのかな?
冬の寒さは厳しいようでボタン式の開閉扉でした。 -
日光駅12:58着。
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さすが日光。
ポスターがゴールド。 -
JRの駅舎は大正期のものだそう。
小さな駅ですが存在感があります。 -
駅を出て右手、東武の駅の方向には日光の山々。
高原らしい風景です。
ここからホテルまで、タクシーは全て出払ってしまったのか姿がなく、バスの時刻表を見るとちょうど良かったので、バスで向かうことにします。
JR日光駅13:07発『世界遺産めぐり』バス -
神橋13:14着。
バス停からホテルまですぐそこなのでとても便利なのですが、噂に聞いていたホテルへの坂道が、半端ない坂道だしでこぼこの石畳だしで、キャリーケースを転がしながらでは本当に大変でした。
キャリーケースを転がす音が聞こえたのか、上からホテルの方が駆け寄って来て荷物を持ってくださり、地獄に仏、九死に一生、助かりました。
日光金谷ホテルへは車以外で行ってはダメだわー。 -
チェックインには早い時間なので、手続きだけ先に済ませて荷物を預かっていただきます。
レセプションはこじんまりしたスペースで、創建当初から使用されているランプがあったり、レトロという以外に言いようのない雰囲気です。 -
この日の館内ツアーは17時のみのようです。
壁の額にはイザベラ・バード氏。
他にもヘボン氏と金谷氏の写真が飾られています。 -
レセプションの前に広がるロビーで、履いて来たブーツをスニーカーに履き替えて一緒に預かってもらい、少し休憩。
このライティングデスクが高さ的にしっくりきて、こちらに来るたびにこの椅子に座ってました。 -
ホテル前の急な坂道を降りてすぐにある神橋。
渡るよりも見る方が綺麗なのかな? -
だらだらと坂やら石段やらを上って参道へ。
この黒田長政奉納の石鳥居前の社号標は渋沢栄一氏の揮毫によるものなのですって。
平日の午後だというのに国内外の観光客が多く、チケット売り場には列ができていましたが、私は事前にkkdayというサイトでオンライン購入しており、QRコードを別の窓口で見せるだけで並ばずに入場できました。 -
神厩舎を彩るお猿さんたち。
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人の一生を模しているとかいうこのお猿さんたち、私はこの落ち込んでる風のお猿さんとそれを慰めてる風のお猿さんが印象的でした。
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二の鳥居と陽明門。
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輪蔵。
神仏習合はとても日本らしいです。 -
陽明門。
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唐門。
夥しい装飾の数々にもう圧倒されて、このあたりでもうお腹いっぱい。 -
眠り猫。
左甚五郎といえば京都では知恩院の忘れ傘。 -
奥宮へ向かう階段。
登り始めてみたものの、これまでにゆっくり時間を取り過ぎて思った以上に遅い時間になったことと、この日は早朝からずっと心身ともにバタバタして疲れていたこととで、上へ行くのは断念しました。 -
16時過ぎにホテルに帰着。
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回転扉の「押す」が「をす」。
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レセプションでスタッフの方に声をかけるとすぐにお部屋に案内していただけました。
第二新館のお部屋ということで、くねくねと廊下を進み、古そうなエレベーターで上がります。 -
山の斜面に建つせいか、1階のお部屋ですが、レセプション棟からは1階上のようです。
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152号室。
お部屋番号の下に取り付けられたこの金具は何なのでしょうか。
新聞とか引っ掛けるのかしら? -
この図を見ても、もうひとつホテルの内部は理解できませんでした。
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ドレッサーも何だか懐かしい風情。
ティッシュとペンと、引き出しにホテルの案内書がありました。
少し書いておきたいことがあったのですが、ペンはあるのにメモが見当たらず、レセプションロビーのライティングデスクまでわざわざ行きました。 -
スタンダードAタイプのお部屋。
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リビングコーナー。
空気清浄付加湿器は標準装備のようです。 -
テーブルにお茶セット。
緑茶と焙じ茶のティーバッグです。
お部屋の鍵は昔ながらのシリンダー錠で、大きな札が付いているので携帯には向きませんね。
外出時にはレセプションに預けるよう言われました。 -
こちらのキャビネットにいろいろと集約。
テレビは地上波とBSのみです。 -
ホテルのHPには書かれていませんでしたが、ネスプレッソがあり、カプセルはデカフェを含め計6個準備されていました。
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したの扉を開くと冷蔵庫がありますが、こちらは空っぽ。
ホテル内には自動販売機が設置されているそうなので、必要な場合はそちらで購入してここに入れてください、とのことでした。 -
引き出しに浴衣とヘアドライヤー。
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きっと昔のままのデザインなのでしょうね。
これはこれでナイトウエアもあると嬉しいのですが。 -
案内書にあるルームサービスのメニュー。
種類は多くありませんね。 -
入ってすぐのクローゼットも年代物の風合いで、ハンガーがあまり多くないので、複数人で訪れる場合は別で用意してもらった方がいいかもしれません。
観音開きの左の扉を開けると中の蛍光灯が点きました。 -
お部屋の明かりのスイッチはこの2つ。
ランプ類はそれぞれで調整するようになっています。 -
バスルームは蛍光灯の色もあって、この季節には寒々しいほどの清潔感のある白色です。
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古そうなシンクの左手に後付けのタオル置きが結構便利。
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アメニティには女性に嬉しい基礎化粧品セットも。
ただコットンとボディクリームがなかったのは残念。 -
お部屋に温度計のあるのが日光の冬の厳しさ故なのかしら。
水銀の温度計って久しぶりに見た気がします。 -
デュベカバーにあるホテルのマーク。
この洗いざらし感といい、老舗ホテルの矜持を感じます。 -
さて、17時になったので館内ツアーに参加します。
案内してくださった歴史コンシェルジュの方がおっしゃっていましたが、この日は大変参加者が多かったようです。
営業中だったのでバーには入ることができませんでしたが、ホテルのあちらこちらにある意匠やメインダイニングなどを詳しく説明してくださり、たっぷり1時間楽しいひとときでした。 -
この日はメインダイニングのお席は空いていたようですが、ライトミールコースでも食べ切れなさそうだったので、夕食はお部屋でルームサービスをいただきました。
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100年カレー、ビーフでお頼みしました。
マイルドですがスパイスもきちんと感じられて、付け合わせの福神漬けとらっきょうもよく合って、とても美味しかったです。
ただ、リビングのテーブルは背が低過ぎて、ドレッサーの鏡の前で食べることになったのは風情にかけました…。
食後レセプションに電話で引き取りをお願いして廊下に出しておき、5分ほどしてお散歩にでかけましたが、もうすでに持ち去っておられました。
食べ終えたものなので素早い対応がありがたい。 -
夜のホテル正面入り口。
そういえばホテルの全景など画像に残すのを忘れてて、これ一枚しかないのは残念。
外を歩くにも坂道を降りる気にはならないし、敷地内は暗くて行くところもないしで、外に出たのはほんの数分。
それでも夜空の星がよく見えて、とてもきれいでした。 -
ロビーの柱時計は現役で、ここにも温度計。
華氏と摂氏が並んでいるのがらしい感じ。
人の出入りも少なくて、新聞が置いてあり、思ったよりも寒くないので、ここでゆっくりすることもできます。 -
館内通路の暖房。
本当に寒さの厳しいところなのでしょう。 -
第二新館のお部屋に帰り道のメインダイニングの別の入り口の方にも「をす」のドア。
お部屋に戻りバスタブにお湯を張ってゆっくり浸かり、この日はこれでおしまい。
朝早かったので早々に就寝です。 -
12月9日 土曜日
6時過ぎ起床。
窓の外は薄明かりで、昨夜は見えなかった窓外の景色がぼんやりと。
なんでしょう、あの建物? -
外が見る間に明るくなってきました。
身支度をしておさんぽに行きましょう。
本当は神橋のあたりに行ってみたかったのですが、ホテルのあの坂を下りてまた上るのが嫌で、ホテルの敷地内をうろうろすることにします。 -
立ち寄ったロビーの窓からの眺め。
山々が朝日を受けて輝いています。 -
窓のそばに貼ってあった案内図。
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外に出て本館と新館の間を入って行くと、大谷川散策路というのを見つけました。
昨日のうちに気付いていれば、朝ゆっくりしていた時間で行けたのに。残念。
上から見る川の流れは結構水量もありとても清らかでした。 -
坂道も階段も、杖が用意されていて万全。
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縁石の苔むしっぷりったら。
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新館の裏手の紅葉の木の下にお地蔵さま。
どういう由来なのでしょうね。
紅葉の盛りの季節にはさぞかしきれいでしたでしょう。 -
外でのんびりしている間にまもなく朝食の時間。
このまま客室には戻らず、ダイニングルームの手前の談話室的なところでオープンを待ちましょう。
創建当初から現在も現役で利用されている薪暖炉。
奈良ホテルといい、暖炉には鳥居。 -
使われていない季節に蓋をしてある板は、別に自由に外して中を見て良いそうですよ。
前夜に歴史コンシェルジュの杉江さんがおっしゃっていました。
剥がれているタイルのあるのがまた味わいです。 -
こちらはロビーの真上にあるので、レセプション角の大きなクリスマスツリーを見下ろすことができます。
昔はこの位置がホテルのエントランスだったのですね。
さて、朝食の準備が定刻より早く整ったようで、スタッフの方が談話室に呼びに来てくださいました。
わりとどこも定刻まで前で待たされることがどこでも多いので、こんなささやかな気遣いが妙に嬉しいです。 -
一番乗りで通してくださったお席はテラス的な、玄関車寄せを真下に見るところ。
この後こちらから順に皆さん通されていたようなので、こちらが良いお席なのですね。 -
テーブルにはバラの花。
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テラス席から見るダイニングの内側。
窓の下にスチーム暖房がありますね。 -
アメリカンブレックファーストをお頼みして、まずはトーストとロールパン、サラダ、ジュース。
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卵はオムレツ。
どのお皿にも金谷家の紋。 -
ミルクピッチャーにも紋。
ひとりなのでのんびり外を眺めながらゆっくりいただく朝食は至福です。 -
お部屋に戻り窓の外を見るとこんな苔むした風景が。
向かいの建物はおそらく本館かな? -
ドレッサーの引き出しにこんな冊子が入っているのに気付きました。
ホテルのことが詳しく記載されていて、チェックアウトの時間まで興味深く拝見。
8時50分頃にチェックアウト。
車で来るのがほとんどなのでしょう、荷物を転がして外へ出るとすぐにポーターが寄って来てくださいましたが、バスに乗るのでお断りします。 -
帰りもバス停はすぐそこ。
神橋09:11発『世界遺産めぐり』バス
JR日光駅09:22着 -
日光駅にはこんな記念撮影スポットがありました。
手作り感満載なのに完成度が高い! -
こんなポスターも貼ってありました。
デヴィ夫人、なんかすごー。
日光駅09:39発 日光線
宇都宮駅10:22着
宇都宮駅10:35発 やまびこ54号
東京駅11:24着
東京駅から息子の住む最寄り駅まで移動して、ひとり旅はおしまいです。 -
クラシックホテルパスポートはこれで3つ目のスタンプ。
ここまできたらあとひとつは集めて、ランチでも食べさせていただきたいので、また年が明けたら息子のところへ行く名目で、どこかへ行こうと思います。
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