2023/11/13 - 2023/11/14
13位(同エリア60件中)
さっくんさん
サウジアラビアの旅行記連載中ですが、今週は年末と言う事もあり、年末年始の挨拶を兼ねて、来年度用のカレンダーを作った事を紹介させてください。
今年もお世話になった人々に向けてカレンダーを作りました。今年のテーマはイスラーム建築。私が旅してきた世界中のイスラーム建築から激選しました。
表紙はブルネイ・ダルサラームのニュー・モスクです。ブルネイは嘗て海のシルクロードで栄えた国。現在では、小さい国ながら豊富に採れるガス資源で豊かな国です。そんなブルネイに建つジャミ・アス・ハサナル・ボルキア・モスクはまるでアラビアンナイトに出てきそうな素敵なモスクです。
対応旅行記
https://4travel.jp/travelogue/11207900
今年も私の稚拙な旅行記に足を運んで頂きまして、本当にありがとうございました。後少しで新年を迎えます。来る2024年1月1日、地球上から一つの国が消滅します。ナゴルノ・カラバフまたの名をアルツァフ共和国。ソ連の解体に伴いアゼルバイジャンとアルメニアと二つの国が産まれましたが、アゼルバイジャン領内のナゴルノ・カラバフ地方には多くのアルメニア系民族が暮らしていました。そんな彼等がアルメニアとロシアの支援を受けて実効支配した非承認国家がナゴルノ・カラバフです。
その後アゼルバイジャンとナゴルノ・カラバフ=アルメニアは断続的に紛争を繰り返してきましたが、ウクライナ紛争の激化に伴いロシアがこの地方の治安維持が出来なくなった事をきっかけに均衡が崩れ、今年ナゴルノ・カラバフは国の維持が困難となり、2024年1月1日を以て国家解散と言う運びとなりました。お互い憎悪による戦いを繰り広げてきた両国ですが、降伏が決まった後、イスラエルのパレスティナに於ける様な蛮行に至る事無くナゴルノ・カラバフのアルメニアへの撤収が完了しそうな事は不幸中の幸いですし、アゼルバイジャンは賞賛されるべきでしょう。
この顛末は国際法上、領土問題が解決したとみなされるかもしれませんが、2017年実際ナゴルノ・カラバフを訪れた私にとっては、自分が訪れた国がこの世から消え去ると言う事実は衝撃的なものでした。私のナゴルノ・カラバフを訪れた印象は若い世代が多かったと言う事です。彼等は独立紛争を知らない世代、ナゴルノ・カラバフで産まれ、ナゴルノ・カラバフで育った世代です。この国が例え非承認国家であろうとも、彼等にとってはかけがえの無い母国である事は我々と一寸変わりません。そんな彼等が、あと数十時間で母国を失い、難民として新年を迎えると思うと胸が張り裂けそうになります。せめて、新しい環境で、新しい人生を始める彼等にとって2024年が素晴らしい年になる様祈らずにはいられません。そして私も同様、此処を訪れてくださった旅人さん達も2024年が素晴らしい年になります様に!
新年あけましておめでとうございます。
今年も宜しくお願いします。
そして世界が、貴方が、平和であります様に
アッサローム・アレイコム
السلام عليكم
さっくん
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1月はアグラーのタージ・マハールです。ムガル帝国5代皇帝シャー・ジャハーンが無き妻の霊廟として国の経済が傾く程の経費を使い建立しました。彼は自分の死後、川を挟んだ対岸に漆黒のタージ・マハールを建立し橋で繋ぐ事も計画しましたが、国の疲弊を畏れた6代アウラングゼーブによりアグラー城に幽閉されそこで亡くなりました。結果彼の為の霊廟は築かれる事は無く、タージ・マハール内に愛妻の隣に埋葬されています。
対応旅行記
鋭意製作中 -
2月はウズベキスタン・サマルカンドのレギスタン広場です。シェルドル・マドラサ、ウルグベク・マドラサ、ティラカリ・マドラサと三つのマドラサ(神学校)のアンサンブルが美しい広場です。
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鋭意製作中 -
3月はエスファハーンのイマーム広場。西欧から訪れた使節団が「エスファハーンを訪れる事は世界の半分を見るに等しい。」と言ったと言われます。その広場のメインとも言えるイマーム・モスクは広場に対する門とマッカの方角に合わせた門の二つの門を構える独特のスタイルを持っています。
対応旅行記
https://4travel.jp/travelogue/11784892 -
4月はスルタン・アフマッド・モスク、通称ブルー・モスクはオスマン帝国時代に築かれたイスタンブールを代表するモスクです。アヤ・ソフィアに負けないモスクを築く為、黄金の(アルトゥン:altin)モスクを造る様にとの命令を、建築家が6本(アルトゥ:alti)と聞き違えた事により6本のミナレットを持つ珍しいモスクとなりました。
対応旅行記
https://4travel.jp/travelogue/11512235
等 -
5月はアブダビに建つ、シェイク・ザイード・グランド・モスク。インド、ムガル風の三連のドーム。アル・アンダルス風の回廊、ペルシャの絨毯、トルコのタイル…。世界中のイスラーム建築の美を結集して造られた現代のモスクです。
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鋭意制作中 -
6月はイエメン・サナア旧市街。部族間抗争が激しかったイエメンでは防衛の為城壁に囲まれた中に沢山の人が暮らした為、独特の日干し煉瓦を積み上げ漆喰で補強された高層建築が築かれました。カマリア窓と言うステンドグラスを利用した採光窓も加わり、まるでお菓子の家の様な可愛らしい街並みは世界で一番私の好きな旧市街でもあります。
対応旅行記
https://4travel.jp/travelogue/11761652 -
7月はイスラーム第二の聖地アル・マディーナの中心に建つ預言者ムハンマドの家から始まり霊廟も含む預言者のモスクです。預言者ムハンマドがアッラーから啓示を受けた(コーラン)マッカに対し、預言者ムハンマドがイスラームを広める為の活動の拠点となったアル・マディーナは彼のスンニ(慣行)を纏めたハディースの故郷と言っても良いでしょう。
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https://4travel.jp/travelogue/11868663?preview=true -
8月はアル・クドゥスのアル・ハラム・アル・シャリーフに聳える岩のドーム。イスラーム第三の聖地で、イスラーム初期にはムスリムは此処に向いて礼拝を行っていました。岩のドームはオスマン帝国期に建てられました。
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https://4travel.jp/travelogue/11784116 -
9月はアルハンブラ宮殿。イベリア半島グラナダにナスル朝により築かれた城塞及び宮殿です。イスラーム庭園建築の至宝。中でも王宮ライオンの中庭は有名です。
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https://4travel.jp/travelogue/11516697 -
10月はアルジェリア・ムザブの谷に現存する5つの集落のひとつガルダイアの集落。イスラームで異端とされた厳格な戒律を持つイバード派の人々がサハラ砂漠の奥のムザブの谷に隠れ住んだ事が始まりです。モスクを中心に同心円状に民家が建ち並ぶ街の景観はフランスの建築家コルビジェに大きなインスパイアを与えました。
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https://4travel.jp/travelogue/11780026 -
11月はモーリタニアのシンゲッティはモロッコからマリのトンブクトゥの間で行われた塩金貿易の中継地として発展したと同時にイスラーム第7の聖地として、この地方のイスラームの宗教的中心地の役割を果たしました。
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https://4travel.jp/travelogue/11447858 -
12月はマリ・ジェンネのビッグ・モスク。泥のモスクとして有名です。日干し煉瓦で築いたモスクに泥を塗って保護します。ジェンネはトンブクトゥと双子都市と呼ばれ、アラブからサハラ砂漠を渡って届けられる交易品がニジェール川を通してジェンネに運ばれ、此処からアフリカ各地に広まりました。現在でも月曜日に市が立ち、多くの民族が此処に集結します。
対応旅行記
https://4travel.jp/travelogue/11207385
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この旅行記へのコメント (2)
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- ほいみさん 2023/12/30 22:30:14
- 幸福のアラビア
- 多分、初めまして・・・カレンダー、興味深く拝見しました。
私もイスラム建築が好きなんですが、その中でもサナア市街は独特の雰囲気があって好きです。
さっくんさんは2007年に行かれた様ですが、私は翌年の2008年に行きました。いずれにしても「短い平和」な時期のイエメンに行けて良かったですね・・・お互いに。
それよりちょっと前までは、何となく「世界が平和に向かってる」様な予感があったのですが、現実は全く正反対。旅行をするにも、なかなか面倒臭い時代になってしまいました。
ホテルの一室、アザーンの声で目が覚めるのも、今になってみれば夏魁夷体験です。
ほいみ
- さっくんさん からの返信 2023/12/31 08:32:54
- Re: 幸福のアラビア
- ほいみさん コメントありがとうございます。ほいみさんもイエメン訪れたのですね。7年8年と言えばもう15年も前になるのですね。昔は南北に分かれ東西冷戦に巻き込まれ、現状はサウジとイランの対立に…常時大国の代理戦争の犠牲にされていますね街並み、人々、料理、私をイスラームの世界に導いた国なので、生きているうちに再訪したい筆頭の国でもあります。11年から巻き起こった中東の春は衝撃的でした。昨今もウクライナ、パレスティナ、エチオピアと紛争が続き、中国もかなり閉鎖的になってしまったし、何より石油価格の高騰で旅が難しくなってしまいました。短かった平和と言えばミャンマーもまた然りだと思いますが、現状どうなっているのでしょう?ウクライナばかり注目が集まる現状ですが、振り返れば再訪が叶わない国が多く平和とは脆いものだとつくづく感じます。
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