2023/09/24 - 2023/10/27
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バケット・リストのひとつ、アウシュヴィッツ=ビルケナウを訪れた。
心浮き立つ経験ではない。が、負の遺産から学ぶことは多い。
ということを、ドレスデンのアルベルティーヌム美術館で出会った、同年代のイスラエル人女性彫刻家も語っていたっけ。
彼女は美術館入り口で同じように開館時間を待っており、館内で何回もすれ違って笑い合い、帰りがけにもまた会って、少し話をしたのだ。
ハマス、そしてパレスチナとの状況が困難さを増した今、どこでどうお過ごしでしょうか。
クラクフはポーランド第二の都市、中世の歴史が破壊されずに、そのまま美しく残っていた。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- ホテル
- 3.0
- グルメ
- 4.0
- ショッピング
- 4.0
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 30万円 - 50万円
- 交通手段
- 鉄道 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
クラクフ中央駅到着は夜10時半過ぎだった。駅ビルのKFCに救われ、ホテルで遅い晩ご飯。
翌日、予約していたアウシュヴィッツ現地ツアーに参加した。
送迎バスに乗ること1時間、オシフィエンチム市郊外のアウシュヴィッツ=ビルケナウ博物館に着いた。オシフィエンチム (アウシュヴィッツ第一強制収容所) / アウシュヴィッツ博物館 建造物
-
各時間帯に、各言語グループごとのツアーが組まれている。
名前を呼ばれた30人ほどが入場券とヘッドホンを渡され、上着に目印のシールを貼って出発した。
アウシュヴィッツ第一強制収容所の入り口には、有名なこの門がある。
ARBEIT MACHT FREI 「働けば自由になる」という意味 -
ガイドの説明を聞きながら、広い構内を見学する。
悲惨極まりない様々な展示物の部屋を回る。
写真を撮る気にはなれなかった。 -
花が置かれた「死の壁」
収容棟に囲まれたこの場所で数千人が銃殺されたという。 -
監視の塔
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アウシュヴィッツ第2収容所ビルケナウには、様々な映画や記録映像、写真で見たことのある鉄道引き込み線が長く伸びている。
両側に300以上の木造の囚人棟が建っていたという。
ガイドの後をついて、ぞろぞろと長い距離を歩いた。ビルケナウ (アウシュヴィッツ第二強制収容所) 史跡・遺跡
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敷地の一番奥に、80年前にここで起きたジェノサイドを悼む記念碑があった。
600万人のユダヤ人が犠牲になったホロコースト。
アウシュヴィッツ=ビルケナウは強制収容所最大の絶滅センターであり、2年余りの間に100万人が殺害された。
この月曜日は、今にも雨が降り出しそうな曇りの一日だった。 -
明るく晴れた翌日、旧市街を散策した。
入り口のフロリアン門フロリアンスカ門 (聖フロリアン門) 建造物
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この目立たない建物の中に
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チャルトリスキ美術館がある。
チャルトリスキ美術館 博物館・美術館・ギャラリー
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ポーランドが人民共和国だった時代、チャルトリスキ家のコレクションは国立美術館に引き渡された。
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ダ・ヴィンチの「白貂を抱く貴婦人」
19世紀のロシア帝国支配やWWIIのきっかけとなったナチスによるポーランド侵攻、、まるでドラマのような経緯を経て、この至宝の名画はチャルトリスキ美術館に戻って来たという。 -
フロリアンスカ通りを南へ歩く。聖マリア聖堂が見えてくる。
フロリアンスカ通り 散歩・街歩き
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中央市場広場から見た聖マリア聖堂
聖マリア教会 寺院・教会
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美しい天井をうっとり仰ぎ見る。
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中央市場広場には織物会館があり、
中央広場 広場・公園
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中はマーケットアーケードになっている。
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お土産物屋や宝石屋が並んでいる。
小さい琥珀のピアスを購入した。 -
予想以上に気温の高かったこの旅行中、あちこちでジェラートを食べた。
一番おいしかったのはドレスデンのBellagio、グロツカ通りのこの店もなかなか。 -
南へ歩いて、聖ペテロ聖パウロ教会と聖アンドリュース教会を過ぎると、
聖ペテロ聖パウロ教会 寺院・教会
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ヴァヴェル城へ延びる坂道があった。
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要塞でもあった城は13世紀に建てられた後、歴代の国王による改築(ロマネスク、ゴシック、ルネサンス、バロック様式)が続けられ、堂々とした絢爛豪華な宮殿になったそうだ。
ヴァヴェル城 城・宮殿
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全部を見るためには丸一日かかるだろう。
チケットセンターでどこを見たいのかと聞かれ(数ヶ所ある展示棟のいずれも所要時間は1時間以上)、宝物殿と竜の洞穴へ行くことにした。ヴァヴェル大聖堂 寺院・教会
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王族を乗せたきらびやかな馬具
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宝石が散りばめられた黄金の時計が、王族の力を示している。
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薄暗いSmocza Jama(いくつもの伝説あり)という洞窟を進むと、
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ビスワ川沿いにヴァヴェルの竜が立っていた。
写真を撮ってもらっていたら、いきなり火を噴いたのでびっくり。
調べると、何のことはない、現在15分おきに火を噴くよう調整されているらしい。 -
11世紀に着工され、その後拡張されたヴァヴェル大聖堂。
地下に王族の墓所がある。 -
ジグムント塔の釣鐘は16世紀のもの
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そこからクラクフ市街を見下ろした。
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1895創業のポーランド料理店 Jama Michalika で早めの夕食を取った。
ビールとポーランドの水餃子ピロギを注文。ヤマ ミハリカ 地元の料理
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クラクフ3泊後の朝、スーツケースを駅に預け、トラムでビスワ川南の地区へ行った。ここにオスカー・シンドラーのホーロー工場がある。
予約済みの現地ツアーに参加した。シンドラーの工場 博物館・美術館・ギャラリー
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スピルバーグの映画が描いたシンドラーの人物像だけではなく、1939年に始まったドイツ占領下の苦境が展示されていた。
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迫害され、財産を没収され、ゲットーに閉じ込められ、さらに収容所に送られるユダヤ人。
敬愛された法王ヨハネ・パウロ2世、映画監督のロマン・ポランスキーもクラクフに住んでいたことがある。 -
オスカー・シンドラーが実際に使っていた机
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「人々を救うことができる限り、人生には意味がある」
と書かれている。彼は全財産をかけて1,000人以上の人々を救ったが、戦後は事業に失敗し、貧しさの中で亡くなったという。 -
さあ、今回の最終目的地ワルシャワへ。
クラクフ本駅 (クラクフ中央駅) 駅
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所要時間は2時間余り、
ポーランドの特急列車は、設備もサービスもかなりよかったです。
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2023秋 中欧5都市の旅
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