エジプト一人旅　カイロ・ギザ編②

2023/10/31 - 2023/10/31

エジプト入国3日目。ついにピラミッドエリアへ。

客引きがうるさいという事前情報より、混雑する時間を避け、朝からピラミッドエリアに入場。病み上がりに勝るピラミッドの迫力。
客引きと戦いながらもなかなか満喫できました！

この日は夜行バスでシワへ移動するため、午後にはギザを離れ、長距離バスのターミナルがあるカイロへ。

エリア ギザ(エジプト)

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 5.0
• ホテル: 4.0

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: 鉄道 タクシー 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

朝、この宿自慢の屋上にてピラミッドを見ながらの朝食です。
最高の眺めに質素な朝食もスペシャルに感じます！風邪気味だったので蜂蜜を入れたヨーグルトがしみる・・・。

この日の宿泊客は私含め２人だけでした。
マネージャーが過剰に手を焼いてきたわけだ・・・！

昨日同様張り付けたような笑顔で挨拶してくるマネージャー。
この頃にはもう2言目に、「ピラミッドツアーどうする？」だった。
私ももう迷うそぶりもなく断る。

食後のジュースは？と聞いてきたので昨日のウェルカムドリンクでいただいたレモンジュースをお願いした。ビタミンCがのどに良い。

チェックアウト時に知ったのだが、このレモンジュース代もしっかり請求してきた。無料だと思ったから飲んだのに・・・2米ドルもした(笑)

部屋にいるとマネージャーからの誘いが続くので「散歩に行ってくるね～」と言い、いざピラミッドへ！！

ホテルの裏は上の写真のようにめちゃくちゃ廃墟だった。

ピラミッドの入口まではホテルから歩いて10分もかかららないくらい。
チケット売り場に並び、荷物検査をして入場！

どーーーーん！！
コレコレ！！スフィンクスさんとご対面です！

入口から徒歩5分ほど。
いや～、これが目に入ったときには感動しましたね。

しかし私の感動は一瞬だった。
四方八方から「ラクダ乗らん？」「馬乗りな」「安いよ」「中国人？ニーハオ！」などと怒濤の客引きが始まった。写真を撮ろうと立ち止まると、ここぞとばかりに群がってくる客引き達。

こんな写真を撮ってる暇があったのは一瞬だった(笑)

丸いサングラスをかけた歯抜けのおじさんが「日本人？」と話しかけてきた。
彼はキャメルライド(ラクダ)のおっちゃんだった。

「日本人だよ」というと、「オハヨ」と言い、ボロボロの手帳を見せてきた。
手帳には日本語で「親切に対応してくれました！」「安くしてくれました！」などとレビューが書いてある。
どうやら過去にこのおじさんが接客した日本人が書いたようだ。
他のページには中国語や韓国語などびっしり。

気乗りはしなかったが、ラクダに乗るなら早めに一人に絞った方が良いと思い、値段を聞く。
30分で100ポンド(＝480円)だそうだ。
150ポンド以内なら乗ると決めていたので、想像より安くてびっくり。

遠くのパノラマエリアまで行くなら200ポンドと言われた。バクシーシ(チップ)は楽しかったらくれとのこと。

おっちゃんの見た目はチンピラすぎるが話している感じ優しいので、キャメルライド30分お願いすることにした。

この子に乗るからねと紹介してくれた白い女の子ラクダちゃん。

たくさん写真撮ってくれるし嬉しい。
レッツライド！！

いやお前も乗るんかいっ！！

まさかのおっちゃんと二人乗り。
おっちゃんが歩いてラクダを引いてくれるのかと思っていた。
周りを見ても二人乗りしてる人なんて誰も居ない(笑)

これはこれで楽しかった。
おっちゃんが早足！というとダッシュするラクダちゃん。
台風の時の船くらい揺れた。
タイでゾウに乗ったとき、ゾウは世界一乗り物酔いしやすい乗り物だ。と思ったけど早足のラクダはゾウ越えだった。

大きい石がごろごろ落ちているんだけど、器用に避けて歩くんだよね。
おっちゃんがチッチッチと言うとスピードダウンする賢いラクダちゃん。

クフ王のピラミッドまですぐ着いた。
おっちゃんが追加料金なしでパノラマエリアまで乗せてやるよと言うので、お願いした。

ピラミッドが9つ見えるというパノラマエリア(8つだったかも)。
20分くらいラクダに乗ってたら着いた。

素晴らしい景色だった
砂漠と壮大なピラミッド。すぐそばに街があるとは思えない風景
おっちゃんありがとう。

クフ王以外のピラミッドの説明もしてくれたけど名前は忘れた(笑)一番大きいのがクフ王、その隣が息子、その隣は孫だったような。。。

おっちゃんとラクダと。
「You are happy, I am happy.」と口癖のように言ってくれる。

クフ王のピラミッドまでの帰り道も乗せてもらった。

おっちゃんには結局200ポンド渡した。
パノラマまで連れてってもらえたし、チップもかねて。
高額請求されなくてよかった。

200ポンド渡したときに小声で「もっとくれる人もいるけど・・・」と言われた(笑)
「これ以上はない。I am happy. ありがとう。」と言って別れた。

チラッとうしろを振り返ると、おっちゃんとラクダは爆走していた
次の顧客をつかまえるべく入口付近へ・・・
先ほどの小走りなんて比べものにならないくらいの爆走・・・(笑)

気を取り直し、自分のペースでゆっくりピラミッドエリアを散策することに。
ちなみにピラミッド内部への入場チケットは買いませんでした。

午前中とはいえど30℃越えの暑さ。
日陰のない砂漠をお散歩するには1時間が限界だった。

スフィンクスを間近で見られる場所まで移動し、パシャリ。

お昼にさしかかったのもあり、この場所は観光客でごった返しだった。
スフィンクスとキスしているような写真を撮っている人がたくさん居ました。

こんな感じで。(笑)

ぐるっと外側を回ると大きな二つのピラミッドとスフィンクスが正面に見えました。
ポストカードとかでよく見る風景

この頃にはお昼すぎでした。
これにてピラミッド退場。ピラミッドの入口前にある有名なケンタッキーさんで休憩。ケンタッキーやマクドナルドなどはエジプトの物価に比べると少し高めでした。
節約のためチキンは買わず、ペプシだけ買って少し休んで退店。

ケンタッキーで買ったペプシのペットボトルを持ちながらホテルへ戻っていると、小さな女の子が近づいてきた。

女の子は急に私のペプシを掴んで離さない。
「プリーズ」と一言。そしてすさまじい目力で見つめてくる。

目力に負け、ペプシを渡してしまった。

ペプシを受け取った(カツアゲした)女の子は全速力で逃げていき、
私も他の子が来ては困ると思い全速力でその場を離れた。
今まで子どもにバクシーシを求められることはあったが、渡したことは一度もなかった。
”一人に渡してしまうと、それを見てたくさんの子が集まってくる”というネット情報におびえていた。

ダッシュでホテルへ戻った。

ホテルはチェックアウト時間を延長してくれて、午後3時まで部屋にいて良いよと言ってくれたので、昨日買ったバナナを食べながらくつろいだ。

ホテル出発時、マネージャーは新しい顧客に対して熱心にピラミッドツアーを勧誘しており、スムーズに出発できた。

因みに昨日はタクシーの手配もしつこく勧めてきた。
マネージャー曰くギザ駅まで14米ドル、カイロのダウンタウンまでなら20米ドルらしい。高すぎる。

ギザ駅までUberを手配したが、500円もしないくらいだった。
ギザ駅からカイロのダウンタウンまではメトロを使って30円くらい。
上の写真はメトロの切符。

カイロのダウンタウンまでスムーズに到着。

シワ行きの夜行バスに乗る夜10時半まで何も予定がなかったので、カフェでゆったりすることにした。
・夕方～夜10時半まで居させてくれる
・充電できる
・WIFI使える
・バス停から近い
この条件でカフェを探した。

スタバかマクドナルドが良かったのだが、見つからず
結局高級ホテルの中に入っているおしゃれカフェに入った。
写真はカフェから見えた夕陽とナイル川。

ティーガーデンっていう名前のカフェ。ナイル川沿いのインターコンチネンタルホテルの中に入ってた。

値段が高かったのでメインディッシュは注文できず、お茶と前菜1品だけ頼んで夜行バスまでの時間居させてくださいと頼んだ。

お茶は緑茶。日本人だから緑茶大好き。クッキーもついてきた

前菜はメニューを見てもさっぱりわからなかったので、RICEという文字に惹かれてよくわからない物を注文してしまった。

お米が来ると期待していたが、実際にきた物は葉っぱに巻かれたコレだった。
酸っぱくて硬いごはんとキャベツっぽい物が固い葉っぱに巻かれていて、レモン汁とオリーブオイルがかかっていた。

まずいこともないが、、、
貴重な1日1食を失敗してしまった・・・と言う気持ちは否めない

あとあと調べるとこれはマハシーというアラビア料理のひとつで、固い葉っぱはブドウの葉だったっぽい。

いや～、それにしても酸っぱかった。

前菜と緑茶で1500円位した(笑)
まあ充電もたっぷりさせてもろたし、WIFIも使えたので良しとしよう。

夜九時、カフェを出発してバス停へ。
夜の一人歩きなので、財布とパスポートが入った鞄を抱きしめ警戒しながらバス停へ。

バス停は昨日チェックしておいたから大丈夫なはず。
夜のナイル川には、ライトアップされたクルーズ船が見えた。

カイロのダウンタウンって、こんな大きな道でも信号がないから渡るの大変！

無事バス停到着。バス待つまでの時間、コーヒーや紅茶を勧められる。
150円くらいで、座ったら強制的に飲まされる(笑)

ここでフランス人で一人旅をしている女性・ケイトに話しかけられた。
シワ行きのバス停はここで合っているか？と

バスを待っている人たちはほとんどアラビア人で、旅行客が見当たらないから不安だったようだ。
思いっきりアジア人顔の私を見て、観光客に違いないと思ったらしい。

10時半になり、バスが来た。
ケイトは別会社(シワバス)のチケットだったらしく、10時にミニバスで一足先に出発した。

私はデルタバスという会社のチケットだったのだが、ケイトのミニバスに比べるとオンボロバスだった(笑)
50人乗りくらいの大型バスで、満席だった。ほぼエジプト人。

10時45分、15分遅れでバスは出発。バスに乗るやいなや爆睡した

・・・ということで、いざ、シワオアシスへ！

次回、シワ編です。