2023/11/01 - 2023/11/01
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mom Kさん
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”太古”に乗って、五島に渡りたい。
それが始まり。
過去二度の五島旅は、飛行機やジェット船で長崎県から渡った。博多からダイレクトに五島に入れると知ったのは、現地港ターミナル掲示板から。
そのとき、次に訪れるときは、とりわけ舟森集落跡に行くときは、”太古”しかないと決めた。名前もひとめぼれ。自信ありそう。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 5.0
- グルメ
- 5.0
- ショッピング
- 4.0
- 交通
- 3.5
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 3万円 - 5万円
- 交通手段
- 船 レンタカー Peach
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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-
空港から博多駅へ。バスターミナルを探すが、港までは駅前のバス停だった。
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地下街で発見。九州上陸第一食。”胡麻サバ御膳”
明太子は、ご自由に。 -
初めての時は、ときめく。ましてや今回は、あの”舟森集落跡”に向かう旅。
1歩1歩近づくのを楽しみながらは、「太古」がふさわしい。小値賀港が目的地だが、朝の4時40分着となる。あそこで夜明け前はつらい。
で、考えたのは、次の寄港地の青方港とやらの到着時間は、まずまず。
初めての地の魅力もあり、レンタカーも手配できる。先にそちらに行き、青方港発の上り「太古」時刻もよい時間帯。二日後の小値賀島上陸プランにした。 -
新造船のようです。1階に24時間、給湯・給水設備がある。レストランはない。
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2階フロアに、今回の部屋がある。
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船の中とは思えない。揺れを感じない。手すりだけが、ホテルと見分けがつく程度。
表示も、廊下を見渡しただけでは見えないすっきり内装。 -
和室ツインルームをシングルユースします。
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枕元に新聞をどどーんと広げます。
寝過ごさないかなあ。少し心配。 -
短時間でも熟睡。
5時。「定刻に青方港に到着」とアナウンスが入る。
20人ほどの乗客が下船。ターミナル建物まで通路直結で安心。
夜明け前の寒さを感じない。
屋内も、椅子に畳の仮眠場所、大テーブルに窓際のカウンター席と整っています。
ローカルでない皆さんは、こんなに早朝どうされるのかしらと見回します。釣りの道具を持った人が多いと気づきました。 -
青方の”レンタル・アンド・リース”さんとの電話のやり取りで、早朝でも車は借りられること、当日も返却は営業時間内に戻せなくても、宿の駐車場に置いておけば、翌朝引き取ってくれること。手続等は、事務所を通りかかった時いつでもよい。など、こちら旅人の事情を汲み取ってくれたレンタルでありがたい。当日のレンタル料は、6600円。
バックパックをターミナル椅子に置いて、探そうとでてみたら、並びの真っ先に見つかった。5時55分。 -
ターミナル内の地図で、ようやくこの島全体の形を知り、明日は青方集落(そんな程度の規模と思っていた)を歩き周るのだから、今日は、北から南まで車を飛ばそうと決めた。
交差点で信号待ちしながら、さてどっちにと考えて、直進。
空が白み始める。ユーミンの歌は、”なるお”だったから、もしかしたら行けるかな。
(この時点では、さっき地図で見た奈良尾を奈留尾と勘違い。)ご機嫌で頭の中で♪ユーミン♪をかける。 -
いよいよお日様、今日の始まり。愛車stop.
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昨夜、博多駅のお弁当を食べずに眠ってしまった。
朝日を見ながら、ピクニックしよう。風もなし、寒くもなし。
なぜ、ここに竜馬殿? -
そうですか。彼は乗っていなかった・・・。
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6時43分。私の故郷より、五島は西です。釧路はすっかり今日が始まっているだろう。
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(あとでローカルの話によると、彼は同志たちが船とともに沈んだことを悔やみ、墓標を建てて欲しいと願ったそうだ。見つめているのは、遭難した海の方向と。)
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7時22分 頭ケ島天主堂
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静寂の中、一対一で。
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天主堂を背に海の方向。
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右手下方に墓地があり、赤い花がたくさん飾っているのが目に入った。近づいて、その鮮やかさは、造花のダリアたちと分かった。そう、十字架には菊よりダリアですねと独り言。アンダルシアが想い浮かぶ。
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そう古くはなさそうなのに、石積みが崩れている。
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この辺りに縄文人が暮らしていた。遠くに見えるは、天主堂。
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小さな海岸。だれもだれも船さえ動物さえ見えません。風もありません。動くものは、波とお日さま。
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頭ケ島の名の通り、ここも橋で中通島とつながっていました。
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次は、てっぺんの津和崎灯台まで直行。有川港は、大きな建物や商業施設が立ち並んでいました。港には大小漁船が停泊。フェリーターミナルもあるようです。カーナビは、すこぶる優秀。告げるタイミングもいい。こんなくねくねを上がっていくの?と思いながらも、カーナビ君は、迷いなし。あなたに身をゆだねる私も快調。
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9時19分 津和崎灯台到着
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五島は、こんなにも風のないお天気日和が多いのかなあ。福江島を走り回った時もそうだった。
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テーブルのタイル地図で分かった。
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あれが、野崎島。右端の海に浮かぶ岩のような島が見える。
確かあの向こう側に舟森集落があるはず。
こんなにも近くなのだ。こんなにも・・・・ -
左向こうが小値賀島。笛吹集落の家並みもよく見えます。
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海峡は狭いから、潮の流れはどうなのだろう。接岸さえ難しいあの舟森にどのような覚悟で逃れ渡ったのだろう。
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頭ケ島教会をでて山間を走っていると、バス停が目に入った。家の全くないところなのに。コンクリート製で、小屋かシェルターというふうなしっかりとした造りだった。
気になる。
次にこの停留所。9時50分。止まらず通り過ぎ、考え続ける。どちらもポツンと、集落の境目か峠の上がり終わったところ。 -
道路脇の案内板が目に入った。行ってみよう。わき道をあがり、くねくねがしばらく続く。対向車なし。
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10時14分
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こちら地面は、固く締められ、あちらは整地したばかり、お墓の予定だろうか。海が見える側。
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奈良尾に入った。13時17分。
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麓にある学校は、集落規模よりずいぶん大きい印象。
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こ、これは!
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会えてうれしい瞬間。
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初めて目にするあの石積み型は、あの奥の一角だけだった。
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あの人を待っていたいバス停
私は、高校生
頭の中は映画のシーン -
高井旅教会前通過。13時36分
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バス停「高井旅」
ここも集落の中ではない。 -
教会のある地のバス停にふさわしい。
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奈良尾を歩こう。港そばの大きな公共建物駐車場に止める。
ペンキ模様のバス停が見えた。可愛くて顔がほころんだ。
すっかりこの島のバス停マニアになっています。そういえば喜界島で”バス停”の
個性に気づいたんだっけ。どちらも島。 -
少しカーヴのある昔ながらの道。やさしい道。
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開いているお店は三軒かな。
看板ににっこり。あのハートは誰が考えましたか。 -
空を全部覆う勢い。
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木の間からお社が見えました。
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どこかに”港町喫茶店”がないかなあ。ワタシ、用意できてますよ。
この通りに”コミュニティcafe アン”の看板を見かけたけれど、サッシの扉に、
「コミュニティ」ねえ・・・そうじゃないんだなあ。
と、通り過ぎてさらに集落を横断する道を上がっていくと、 -
ようやく商品が見える店を通りかかる。扉を開けると、ちょっと私は宝箱を開けた気分。
店主に「写真撮らせてもらっていいですか」と断る。 -
この陳列。なんかなんか心通ってるというか、丁寧であたたかい。
何か買いたい。買わなくっちゃ。お醤油の種類が多いけれど、重いなあ。
五島うどんに、八女茶の飴は添加物なし。
レジで店主にこの辺りの喫茶店を尋ねてみる。さっきの「アン」の名前が出る。 -
戻ろう。素敵な彼が言うのだから、間違いない。
あっ、この羊羹は何。「すみません。これも下さい。」
一袋だけしかないんですねと尋ねる私に、♂「ご存じですか。これはこの辺りだけで作られている羊羹なんですよ・・・」お話は続く。 -
やっとここに一軒開いているお店が、と、この扉を開けただけなんです。去り際に振り返ってよく見ると、昔の看板があったあたりに覆いだ跡が見え、右端に小さく”Mitsu9ra”ですって!店主、お一人で遊んでられる。あの木の色にこの色ですか。地元の常連さんが御用達。大看板必要なし。だからお店表札。
もう一度、”あこう通り商店街”に向かいました。 -
おそるおそる”コミュニティcafeアン”の中の見えないサッシ戸をあけてみると、マダムとカウンターの年配男性に一斉に注目された。
自家製ヨーグルトケーキに、ここは紅茶にします。
棚に手作り用品が並んでいる。君と目が合った。連れて帰ってあげる。ゲッティンゲンで、ウィンドー越しに別れたことがまだ心に残っていた。
迷わず4匹の中のこの子を手にしたとき、マダムが「それは長崎の私の友人で80代のおばあちゃんが作ったもので・・・」と説明してくださった。
神戸御影にお住いのお嬢さんから送られてきたチョコも添えてくださる。私、先月神戸の友人がお土産に持ってきてくれて、家にまだあるとは言えなかった。いただいて、帰る。カウンターの男性は、前のかんぼこやさんとマダムが教えてくれた。私が注文すると出ていかれて、なんだか申し訳なくて。 -
ここは、大きな三叉路に建つバス停。手入れが行き届いています。
皆さんで大事にされている雰囲気。 -
ここもゆっくり見学させてもらった。15時14分
-
また港集落がと思ったら、左手海際の教会を通り過ぎかけた。
慌てて車を止める。地図を見る。
「中ノ浦教会」
走行距離は、150キロを超えている。
私は、気づいた。この島からみると、私の住む本州も離島。
それほど、中通島は大きな島。読み方さえ知らずに上陸した島。
ローカルたちが、「ナカドオリの・・」と言われるのをどこの通りかなと思っていた。
翌日、「なかどおりじま」と知った。
日本は全部離島だ。豊かな離島だ。
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この旅行記へのコメント (5)
-
- mom Kさん 2023/11/18 20:47:24
- あああ、北の大地からですかあ
- ひときわ、素晴らしい旅路になりますねえ。
山陰から五島へ!
有川産の中身の赤いのは、次回実食を忘れないでおきます。
こういうローカル食は、舌の覚えがいいんですよ。
北海道では、練り物をそう言えばあまり見ません。目が別の物に
いってしまうのかもしれませんが。
道北、来夏はオロロン北上計画。会いたい人が通うたびに増えていきます。
そちらは、もう完全に冬の世界ですね。1年なんて、あっという間。謝
- マプトさん からの返信 2023/11/18 22:00:03
- Re: あああ、北の大地からですかあ
- 津和野、SLに乗れれば良かったんですが、運休中で。
道内で蒲鉾は、小樽のかま栄や紋別の出塚が有名です。ただ、原料がスケトウダラの白身で、さつま揚げ。インパクトがイマイチかもしれないですね。冬の味覚で、岩内でたち蒲が作られます。要は、鱈の白子です。それに比べたら、五島の蒲鉾は、見てくれは良くないですが、ちゃんと魚の味がしました。
オロロン!苫前・羽幌方面ですね。私はあの辺に7年住んでいました。
雪、先日降りましたが、今は解けちゃいました。
-
- マプトさん 2023/11/18 09:27:01
- 中通島
- 中通島の旅、読みました。
私も去年、博多から「太古」で青方に入りました。で、レンタカーで島内を巡りました。博多へ行くだけで一苦労の旅路でした。蒲鉾、ちゃんと魚の味がして美味しかったですね。
真夏、とにかく暑かったです。宿と車内のクーラーが凄く快適で。
奈良尾から長崎へフェリーで。長崎から羽田経由で帰って来ました。
- mom Kさん からの返信 2023/11/18 19:09:18
- 関東からとは
- そうでしたか、島も太古もご存じでしたか。マプトさんは、私の先達ですね。かんぼこの銘柄を覚えておられますか。有川のJAで購入した”半月”のお味にびっくり。長崎の老舗のようでした。もちろん添加物なし。中通島産は、青方で。それも美味しかった。
夏の気候はそれほどなのですね。私は、五島の春と秋しか知らないのです。
奈良尾には、もう一度出かけて、この郷に2泊しようと目論んでいます。案外、五島は暖かく、夏は避け、12月の教会イルミネーションもいいなあと。
船で着くのも去るのも、旅情を誘われ、第一、空港より移動距離、待ち時間も少ないのが楽だなあと今回思いました。現地への不便さは、今は楽しめておりますが。
「奈良尾」からお帰りの時を想像しました。お便りありがとうございます。
- マプトさん からの返信 2023/11/18 19:41:29
- Re: 中通島
- いえいえ、私は道北から行きました。前日、益田に入り、翌日は津和野観光して博多入りし、太古につなぎましたよ。
かんぼこ、確か有川の物産店で買いました。黒くて中は紅くて、ちゃんと魚の味がしました。ゴメンナサイ、名前までは…。
奈良尾~長崎のフェリー、楽しかったですよ。軍艦島が見えて。3時に長崎を発ち、7時過ぎに旭川着ですから、飛行機ははやいですね。
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