2023/11/02 - 2023/11/03
120位(同エリア787件中)
mom Kさん
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夏に電話予約していた宿に着いた。4時前、
玄関が開いていない。・・・手違い。宿の主人は、電話で近くの空室をあたってくれた。2軒目で見つかり、案内してくれた。ホッとはしたが、五島でこの手のホテルは避けたい。今はビジネス化したホテルの部屋で、思案する。明日は、別のお宿にしよう。もし見つからなくても、ここに連泊できそうだから。
まだ夕暮れが始まっていない。昔ながらの旅館が連なる通りを歩いて、探すことにした。
1軒目。女将さんは、「今日も明日もいっぱいなんですよ。・・・ごめんなさいね。」2軒目、電話してくれた旅館で、通じなかったところ。玄関も閉まっていた。
三軒目は、玄関が分からないけれど、好みの建物。板場の音が聞こえる。声をかけてみた。
女将さんが、顔を出してくれた。明日の泊まりを尋ねるが、「いっぱいでねえ・・・。」と言いながら、私を見つめる。私も見つめる。
数秒後、♀「食事はなくてもいい?」俄然元気を取り戻すワタシ。「はい!明日10時ごろ参ります。荷物預かっていただけますか。」♀「もう少し早く来れない?」「9時半ごろでいいですか。」♀「お部屋用意しておくわね。玄関は、曲がったところで、あっち。」と言って、忙し気に戸を閉めた。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 5.0
- グルメ
- 5.0
- ショッピング
- 4.0
- 交通
- 4.0
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 3万円 - 5万円
- 交通手段
- 高速・路線バス 船 レンタカー タクシー 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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-
こちらが玄関でした。私は、お勝手口から声を掛けたのです。「前田旅館」
明日のお宿が見つかった。今夜は、安心して眠られます。 -
お昼を食べていなかった。ホテルもすぐ近くなので、何か買って帰ろう。今日は、朝の6時から車の運転、そしてお宿騒動。暑く長い一日だった。
スーパーマーケットらしい看板が建物の向こうに見えた。見たことのないお弁当。鯵のたたきのようなものが乗り、薬味ねぎたっぷり。レモンのアルコール缶と炭酸水を買った。シャワーを浴びて、スーパーのチラシを見ながら、一人乾杯。歯を磨くなり、ベッドに倒れこんだ。多分、7時ごろ。 -
翌朝、9時20分に前田旅館さんに到着。玄関は開いているのに、誰もいない。昨夕の勝手口にも周ってみたが、物音もしない。
上がり框に座って待たせてもらう。今日も素晴らしいお天気。朝の陽射しが三和土まで。
20分ほどして、女将さん駆け戻って来られ、♀「部屋、用意できていますよ。」 -
好みだわあ。出たり入ったりを24時間は、できる。
女将さん、ほんとにうれしいです。 -
入口に格子戸のあるお部屋が並ぶ2階。
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古い港町は、こうでなくっちゃ。不運が幸運に変わった。
予約していたお宿よりうんと好みです。うんと。 -
五島です。椿の模様。与那国の「さきはら旅館」さんは、ミンサー織り。
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君も心細かったね。今夜は、安心してここでゆっくりしようね。
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美味しい珈琲はどこ。港町、喫茶店、・・・期待してしまう。今日も最高の秋晴れ。
まるで、元旦の朝みたいに掃き清められた前田旅館前から始まる通り。 -
この島には、たくさんの製麺所があると、昨日奈良尾のお米屋さんが教えてくれた。
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OPENを見つけました。扉を開けてみると、喫茶店では、ない?
もう一度、声をかけると、奥の扉が開いて、別のお仕事中の男性が教えてくれる。仲と道路側の窓口から注文する。カレーは、2種。えごま茶が看板商品。 -
キッチンの女性が気づいてくれた。珈琲でなく、えごま茶と海老カレーをお願いした。「急いでおりませんから。」と声をかけたのは、調理の最中のようだったし、まだお昼には早い時間帯。今朝までのホテルで、朝食も済ませていた。
予約のお客さんが来られて外の注文口が開けられた。Kenko-fee グルメ・レストラン
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2分でお部屋に逆戻り。出来立てを食べずにおられようか。
うーん、これに匹敵する美味しさは、留萌のあのカレー以来です。
店名[Kenko-fee] -
朝、女将さんは、言った。「今日からお祭りよ。楽しんでね。」
食事を終えて、再度同じ通りへ出ると、両側のおうちから人が出て、椅子まで持ち出していたり。皆さん、通りの向こうをうかがっている。外れまで歩くと公園が見え、そこでは法被を着た幼稚園児らしい集団が演舞中。 -
やがて神輿が、通りを上がり始めた。
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顔役さんのような男性は、平安装束。
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一人獅子舞が数人続く。左右の軒先に立つ人に近づいては、かしらをふりふり。
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理容店の軒下で見学していたら、店主が出て来られたので、ご挨拶。
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時々たちどまり、こちらを見る。体つきと動きで、若者だな。
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高い一枚歯!歩きなれておられる。
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せいぜい年に数度の着付なのに、日本人にはほんとに着物や袴が似合う。子ども巫女さんが往く。
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「神主さんですか」とそばの店主にたずねたら、♂「いいえ、役員の人です。もうすぐ衣装の立派な神主さんが来られますよ。」と教えてくれる。
「これだけのお祭り、たくさんの方がお役目ですね。ご主人も大変でしたか。」と呟くと、 -
♂「いいえ、私は○○出身で、お祭りには・・・。」奥さんが青方出身だそうです。優しいモノ言いの店主。
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皆さんの姿が、歩き方がとてもきりりとして、神様を案内している厳かさが伝わってくる。
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こんなにそろっての、町の大人のカッコよさを子供たちに見せられるのもいいなあ。
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神主様。散髪をしたばかりの襟足につい目が行きます。背が高く、姿勢が良い方です。歩き方も美しい。40代ぐらいとお見うけしました。。
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この町の規模で、これだけのお祭りを続けていることに溜息
。”青方郷此処に在り” -
店主に、○○から来た旅行者であることと、前田旅館さんにお世話になっていることを告げて、お礼を言ったら、♂「前田旅館の女将さんは、お祭りのこと詳しいので、聞かれるといいですね。」と返してくれた。
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行列の最後を付いていきます。
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静々と粛々とすすみます。両側の軒下で見送るお年寄りは、手を合わせています。
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旅館の前で、女将さん!「お写真撮っていいですか。」と呼びかけたら、「私の孫と違うよ。近所の子!」と、間髪をいれずのお返事。
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青方神社の石段前では、行列は、しばらく練ります。そばで見物のおばあさんは、獅子舞軍団が目の前にやってくると、怖いというそぶりで、私の後ろに隠れます。神様が来ると、涙を拭きながら、手を合わせます。
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目が合った人に会釈をされました。??2秒ぐらいかかって、レンタカー屋の社長さん!
昨日カウンターでたくさんこの島のお話してくださったのに。大きなマスクで、私としたことが。 -
いよいよこの急な石段から、一気に神様をお運びするようです。
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鳥居のそばの高札に今日の宵宮と明日の本祭りの予定が書かれていました。
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郵便局にはがき投函とレターパック購入に行って、ついでに港の農産物直売所でかんころ餅と五島茶と椿油購入。私はこれのコンディショナー使いが気に入っている。祖母を思い出して使い続けて具合がいい。
お部屋に戻って、休息。お祭りは、これからが本番。今夜は遅くなりそう。
シェスタタイム2時間。
昨日6時に予約しておいた有川郷の「し喜」さんへ。バスを乗り継ぐ。
一度道を尋ねただけで、たどり着けた。
冷酒も添えてもらう。お祭りですから。 -
もう一度来たいなあ。カウンターのお隣男性と店主とのやり取りで、泊り?耳に入りました。聞捨てできません。
驚いて、「ここは、泊ることもできるんですか。」と尋ねた。♂「はい、上で宿をしています。」 -
看板をたしかめました。なんだか有川港に出入りする漁業関係者御用達の匂いがする。
興味ある私。見つけたぞ、上五島オーベルジュ。
こんなことをして遊んでいたので、帰りのバスが、最終で、5分前出た後とバス停で知った。7時10分が青方行最終!!!!
確かめておくべきだった。周りは、真っ暗な川沿い。
大通りに出よう。有川港に向かおう。昼間、車で通ったあたりにたしか大型店が並んでいた。誰も人影のない大きな道路沿いを歩く。
タクシー会社の前にでて、ちょうど戻って来たタクシーに配車してもらった。 -
7時半。青方神社にそのままむかったら、可愛い巫女さんが境内にいます。
中の大きい女の子に尋ねたら、普通は小学生の役目という。
実際、あとで神様の前で奉納舞を演じたのは、二人の小学生でした。 -
人の垣根の間からのぞかせてもらうと、朝の行列でひときわ目を引く方が奉納舞。
「尾上菊之助!」と強く印象に残っていました。おそらく宵宮の中で一番の出し物と分かりました。よほどの日頃の精進を重ねなければ不可能な舞です。本当に歌舞伎の一コマのようでした。五島は、凄いところ。 -
お宿に帰ったら、玄関廊下で女将さんが、「今夜9時半ぐらいに行くといいかな。」と青方神社のお祭り進行具合を伝授してくださる。戻って来たばかりですが。
この時に、「よく私を泊めてくださって・・・」とお礼を言いました。女将さんは、「普段は、飛び込みは泊めないんですよ。でもあなたは、裏から来て聞いてくれたでしょ。だから。」とあっさり笑う。もう一度、どれだけこの機会に恵まれたかの喜びを伝える。 -
今7時半。酔いも回っていい気分。一休みしようと、畳にぺたんと座るや、♀「お祭りだから、夕食済ませただろうけど、少しね。」と持ってきてくださった。
5つの品。母と同じ。干し大根には驚く。かんぴょうと間違えたような形状で幅が2センチぐらい。形も美しいし、お味も薄味でお出汁がしっかり。京風だなあと一層嬉しくいただく。 -
女将さんのおすすめ。疲れも忘れ、また神社に向かう。
獅子舞奉納。 -
女将さんも小さなお孫さんを伴って、石段の下に。
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私は、お宿に戻ろうとしたら、♀「これから面白くなるのに。」と引き留めてくださる。「もう沢山よいものを見せていただきました。ありがとうございます。」と言って、一人静まり返っている参道に向かった。
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開けて、本宮。前田旅館さんの前も準備ができています。私は、お昼の「太古」で、いよいよこの旅の本命”小値賀島”へ。”舟森集落跡”にまた一歩進めます。
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朝の9時。お役の方も急ぎ足。
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神様にお礼をしなくてはなりません。お賽銭を握りしめて上がります。
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本日の儀式はまだ準備中のようです。お賽銭箱は畳のところ。靴を脱いでいたら、まだ作業着姿の年配の人が、どうぞと誘ってくれました。
ザックを担いで、バスターミナルに向かう前に、最後にもう一度と、青方神社の石段を上がったら、神前で粛々と行事が進められ、境内には、七五三の晴れ着の家族が大勢待っていました。朝準備をしていた奉納相撲の土俵も出来上がっていました。秋晴れの素晴らしい日です。
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この旅行で行ったホテル
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前田旅館 <五島 中通島>
3.2
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