アテネからパトラㇸ列車とバスで行ってきた

2023/10/15 - 2023/10/15

財布を紛失したため旅半ばにして帰国することにしました。
でも、ユーレイルパスが10回分のうちまだ3回しか使ってないのでもったいないため、次に行く予定だったパトラまで行って、どうやってフェリーに乗ってイタリアのバリーまで行くのか見てこようと思い出かけました。
明日はツーリストポリスに行くので今日が丸一日空いてしまったためです。

エリア パトラ(ギリシャ)

アテネ駅です。首都の駅だというのに線路は4本だけ。
ホームには列車の案内が全くない。他の国は何処でも列車番号と発車時刻と発車番線が表示されるのにこの駅は何もない、駅のコンコースの表示版も番線が書いて無い。放送は度々しているので放送で言っているのかもしれないが、旅行者には全くわからない。
30分以上前に駅に着いたので、多分大勢お客の待っているホームだと目星を付けて待っていたら落書きだらけの客車が入ってきた。ホーム上に居た駅員に聞いたらあなたの乗る列車は向こうのホームだと教えてくれた。他の乗客はちゃんと待っているので不思議だ。

私の乗る列車の10分前に出て行った。

私が乗った車両。
落書きが少ないけど車内には子供のいたずらのような落書きがある。

キアトで乗換。
ユーレイルパスではここで乗換。時間が9分ぐらいで時間僅少だけど次に乗る列車がいない。乗客は全員降りて階段を降りて行く、この下に列車が待っているのか？と思ってついて行くとバスが一台停まっていた。ユーレイルパスをもう一度見直してみると、TOREINではなくBUSと書いてある。バスの運転手にパトラまで行くか聞いたところ行くという。切符を買うように言われたのでユーレイルパスを見せると、窓口で切符をもらえという。窓口でユーレイルパスを見せたら無料でバスチケットを発券してくれた。

キトアの駅。
ここから先は工事中なのかよくわからなかった。
ここまでは電車で来たが、この先は架線が無かった。でも標識や信号はあって、信号は赤を表示していた。
途中の線路上にはショベルカーが乗っていたり、よくわからない。

地中海が見える。

海と白い建物とオリーブの木。ギリシャに来たって感じがするなあ。でも私の心は財布紛失の事で一杯で余裕がない。

パトラの駅に到着。
このバスノンストップできました。高速道路を来たから当たり前だけど、やはり代行バスでは無く、通常のバスのようだ。
定員が45人でそれ以上は乗れないと運転手が言っていた。予約もできず駅の窓口でしか買えないようだ。フェリーの予約をしてある人が乗れなかったらどうするんだ？

さすが国際航路がある港。
豪華客船が停泊していました。

パトラ駅発車の列車。
パトラ駅は何と狭軌の線路。日本と同じです。
そこにディーゼルエンジンの列車が走っていました。
単線で一応行き違いの線路は有りましたが使ってないようで、棒線状態。
国際航路や島へのフェリーがたくさん出ている港の中心駅が、路面電車の停留所みたいな駅でものすごく寂しい限りです。

フェリー乗り場を探しにうろうろしていたが見つからず豪華客船の停泊しているところまで来てしまいました。
外国船が来る所なので柵で覆われていて入れないようになっている。この近くがイタリア行きのフェリー乗り場があるぞと思い探したがない。
結局パトラ駅に一番近いところだったのだけれど、何も無い所なのでまさかここがと思う所でした。

ヨットハーバー。
もう少し行くとビーチになっていて泳いでいる人がたくさんいました。南ヨーロッパという感じです。

ここがフェリー乗り場でした。
建物も何も無い。
作業員は、日本だとヘルメットを被って作業服を着て自動車を誘導しているけれど、それらしき人が三人位、ヘルメットも被らず、私服で作業しているというか、しゃべっているだけだった。
チケット売り場は線路と道路を挟んだ向こう側の建物に個人商店のようにありました。日本にあるようなフェリーターミナルのイメージは全くありません。

これがバスの切符。

帰りもバスで帰ってきました。

キアトの駅ではパトラの駅を走っていたディーゼル車の標準軌バージョンが止まっていました。ホームの無い本線に停まっていたので何かの試験か訓練に使っていたのか？

山の木が大規模に燃えた跡がありました。

アテネに帰ってきました。
警察署の前だけど平気で横断歩道の上にパトカーを駐車している。
邪魔くせえ。
そういえばバイクに乗るのにヘルメットを被っていない人が多い。
大型バイクでも被って居ない。
被る義務はあるようだが取り締まりはしないようだ。
警察官はよくみる。白バイに二人乗りで乗っているのもよくみる。
多分警察官も公務員なので多いと思われるが、治安が良くないのは悲しい。