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 男鹿半島という所には行ったことがありませんでした。<br /> 小学校で、書くのも読むのも牡鹿半島と間違えて、なかなか覚えられなかったその男鹿半島。 今回はぐるっと回ってみます。<br /> 当然、ナマハゲが頭に浮かびます。 鬼が子供を泣かせて、そのくせ「泣く子はいねがー?」なんて勝手なことをほざいている変な行事だと思っていましたが、旅行前にあれこれ調べてみると、ナマハゲは鬼ではなくて神様だということがしつこいくらいに出てきます。<br /> 子供をいじめる神様なんて、いるんでしょうか?

神様が 子供いじめる なまはげ神事 《 秋田県・男鹿半島 》

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2023/05/23 - 2023/06/02

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50

ねんきん老人

ねんきん老人さん

 男鹿半島という所には行ったことがありませんでした。
 小学校で、書くのも読むのも牡鹿半島と間違えて、なかなか覚えられなかったその男鹿半島。 今回はぐるっと回ってみます。
 当然、ナマハゲが頭に浮かびます。 鬼が子供を泣かせて、そのくせ「泣く子はいねがー?」なんて勝手なことをほざいている変な行事だと思っていましたが、旅行前にあれこれ調べてみると、ナマハゲは鬼ではなくて神様だということがしつこいくらいに出てきます。
 子供をいじめる神様なんて、いるんでしょうか?

旅行の満足度
4.5
観光
4.5
同行者
一人旅
交通手段
自家用車
旅行の手配内容
個別手配
  • 【 風車の羽根 】<br /><br /> 山形県との県境に近い道の駅「象潟」に泊まり、翌朝30数km走ったところで、道路脇のかなり広いスペースにトレーラーのようなものが停まっているのが目につきました。<br /> 発電用の風車の羽根が1枚積んであります。<br /> すぐにはそれが何であるか分からなかったくらい巨大で、歩数で測ってみると優に50mを超えていると思われました。 信じがたい気分で逆方向に歩いて計測。 やっぱり50mはあるようです。 その晩ネットで調べてみると、風車には大小があるものの、一般的には羽根1枚で50m強のものが多いとのことですから、大きな間違いはないでしょう。 おったまげたなや!<br /> 台車にはタイヤもついていることですから、これは車で運ぶものなのでしょうが、いったい普通の道をどうやって走るのでしょうか?<br /> ちなみにこの駐車スペース、パソコンの地図にもちゃんと載っていて、長さは優に100mを超えています。

    【 風車の羽根 】

     山形県との県境に近い道の駅「象潟」に泊まり、翌朝30数km走ったところで、道路脇のかなり広いスペースにトレーラーのようなものが停まっているのが目につきました。
     発電用の風車の羽根が1枚積んであります。
     すぐにはそれが何であるか分からなかったくらい巨大で、歩数で測ってみると優に50mを超えていると思われました。 信じがたい気分で逆方向に歩いて計測。 やっぱり50mはあるようです。 その晩ネットで調べてみると、風車には大小があるものの、一般的には羽根1枚で50m強のものが多いとのことですから、大きな間違いはないでしょう。 おったまげたなや!
     台車にはタイヤもついていることですから、これは車で運ぶものなのでしょうが、いったい普通の道をどうやって走るのでしょうか?
     ちなみにこの駐車スペース、パソコンの地図にもちゃんと載っていて、長さは優に100mを超えています。

  • 【 三倉鼻公園 】<br /><br /> 小学校の社会科で、八郎潟という地名を習いました。 干拓というのもそのときに知った言葉です。<br /> 今走っている道からは20kmほどそれることになりますが、三倉鼻公園という所からその八郎潟が一望できると聞いて、行ってみることに。<br /> 公園といってもこういう所で、人っ子一人いません。 雨の中、ズボンの裾を濡らしながらかなりの坂を登り、どうやらここが展望台らしいという所にやってきました。

    【 三倉鼻公園 】

     小学校の社会科で、八郎潟という地名を習いました。 干拓というのもそのときに知った言葉です。
     今走っている道からは20kmほどそれることになりますが、三倉鼻公園という所からその八郎潟が一望できると聞いて、行ってみることに。
     公園といってもこういう所で、人っ子一人いません。 雨の中、ズボンの裾を濡らしながらかなりの坂を登り、どうやらここが展望台らしいという所にやってきました。

  • 【 八郎潟 】<br /><br /> なんだか思っていた景色と違います。 もっと、果てしない海のような景色を想像していたのですが。<br /> 手前の水面は、帰ってから地図と照らし合わせてみると、どうやら東部承水路というらしく、写真の左方向に広い調整池があるようです。<br /> その承水路の向こうはまさしく干拓でできた八郎潟の田園に違いありませんので、まあ、「八郎潟を見た」ということにはなるでしょうか。<br /> 

    【 八郎潟 】

     なんだか思っていた景色と違います。 もっと、果てしない海のような景色を想像していたのですが。
     手前の水面は、帰ってから地図と照らし合わせてみると、どうやら東部承水路というらしく、写真の左方向に広い調整池があるようです。
     その承水路の向こうはまさしく干拓でできた八郎潟の田園に違いありませんので、まあ、「八郎潟を見た」ということにはなるでしょうか。
     

  • 【 男鹿総合観光案内所 】<br /><br /> そこからまた20km強走って元の道に戻り、男鹿総合観光案内所にやってきました。<br /> お目当ては高さ15mの巨大ななまはげ像です。 旅行雑誌などでよく見て、こんなものが道端に立っているなんて、秋田っちゅうのはすごい所だなと思っていました。<br /> 確かに迫力満点で、雨の中かなりの時間、立ち尽くしました。

    【 男鹿総合観光案内所 】

     そこからまた20km強走って元の道に戻り、男鹿総合観光案内所にやってきました。
     お目当ては高さ15mの巨大ななまはげ像です。 旅行雑誌などでよく見て、こんなものが道端に立っているなんて、秋田っちゅうのはすごい所だなと思っていました。
     確かに迫力満点で、雨の中かなりの時間、立ち尽くしました。

  • 【 なまはげ館 】<br /><br /> ここまで来たらもう、まっしぐらに男鹿半島のど真ん中にある「なまはげ館」を目指します。<br /> この地で採れる「男鹿石」という安山岩を使った建物が見えてきました。

    【 なまはげ館 】

     ここまで来たらもう、まっしぐらに男鹿半島のど真ん中にある「なまはげ館」を目指します。
     この地で採れる「男鹿石」という安山岩を使った建物が見えてきました。

  • 【 面作り作業場 】<br /><br /> 入ってすぐの所にある、面作りの作業場です。<br /> 石川千秋さんという面彫り師がここでなまはげの面を彫っているのだそうですが、なまはげの「面彫り師」というのは、石川さんとお弟子さんの二人しかいないのだそうです。<br /> もしお二人が急にこの仕事をやめたら、なまはげの面は途絶えるわけで、なんとも心細い話です。<br /> 男鹿市がなまはげでもっているということを考えると、市としても将来を見据えて技術の伝承に取り組むべきではないかと思いますが。

    【 面作り作業場 】

     入ってすぐの所にある、面作りの作業場です。
     石川千秋さんという面彫り師がここでなまはげの面を彫っているのだそうですが、なまはげの「面彫り師」というのは、石川さんとお弟子さんの二人しかいないのだそうです。
     もしお二人が急にこの仕事をやめたら、なまはげの面は途絶えるわけで、なんとも心細い話です。
     男鹿市がなまはげでもっているということを考えると、市としても将来を見据えて技術の伝承に取り組むべきではないかと思いますが。

  • 【 石川さんの作品 】<br /><br /> 作業する石川さんの背にあたる位置にはいくつかの作品が。 値札がついていないところを見ると、売り物ではないのでしょうか。<br /> 売店で聞いてみると、石川さんの作品は小さいもので1万円台なかば、大きいものでは3万円ぐらいするとのこと。 なおこれらは装飾用で、実際に使われるものはもっと大きく、一般に販売されてはいないそうです。

    【 石川さんの作品 】

     作業する石川さんの背にあたる位置にはいくつかの作品が。 値札がついていないところを見ると、売り物ではないのでしょうか。
     売店で聞いてみると、石川さんの作品は小さいもので1万円台なかば、大きいものでは3万円ぐらいするとのこと。 なおこれらは装飾用で、実際に使われるものはもっと大きく、一般に販売されてはいないそうです。

  • 【 制作中の面 】<br /><br /> あいにくこの日は石川さんの作業日ではなかったようですが、作りかけの面が置いてありました。 触りたい気持を抑えて、その代わり削りかすをちょこっと失敬。 (写真右下)<br /> もともと軽い木質の桐ですから、薄く削がれた木片はポケットに入れたら崩れてしまいそうなほど頼りなく、ずっと手に持っていました。

    【 制作中の面 】

     あいにくこの日は石川さんの作業日ではなかったようですが、作りかけの面が置いてありました。 触りたい気持を抑えて、その代わり削りかすをちょこっと失敬。 (写真右下)
     もともと軽い木質の桐ですから、薄く削がれた木片はポケットに入れたら崩れてしまいそうなほど頼りなく、ずっと手に持っていました。

  • 【 なまはげ勢揃い 】<br /><br /> おーっ! これです、これが見たかったんです。<br /> 一口にナマハゲと言いますが、男鹿半島の生活圏はいくつもの地区に分かれていて、その土地ごとにナマハゲの種類も違うのだとか。 <br /> それが一堂に会しているのがこの展示で、ここだけで100体を超え、面だけのものを合わせると150にもなるというから驚きです。

    【 なまはげ勢揃い 】

     おーっ! これです、これが見たかったんです。
     一口にナマハゲと言いますが、男鹿半島の生活圏はいくつもの地区に分かれていて、その土地ごとにナマハゲの種類も違うのだとか。 
     それが一堂に会しているのがこの展示で、ここだけで100体を超え、面だけのものを合わせると150にもなるというから驚きです。

  • 【 なまはげ勢揃い 】<br /><br /> いやいや、これはすごい!<br /> 私はナマハゲの面というのはみな鬼だと思っていたのですが、いろいろあるんですね。<br /> アフリカあたりの民俗工芸を思わせるようなものもあり、ウルトラマンの祖先かと思いたいようなものもあり、中にはマンガチックなものもあります。<br /> ただ、すべてに角がついているところを見ると、やっぱり鬼だと思ってしまいます。

    【 なまはげ勢揃い 】

     いやいや、これはすごい!
     私はナマハゲの面というのはみな鬼だと思っていたのですが、いろいろあるんですね。
     アフリカあたりの民俗工芸を思わせるようなものもあり、ウルトラマンの祖先かと思いたいようなものもあり、中にはマンガチックなものもあります。
     ただ、すべてに角がついているところを見ると、やっぱり鬼だと思ってしまいます。

  • 【 他地区のなまはげ 】<br /><br /> なまはげ館のあるのは男鹿半島の真山地区ですが、これらは他地区のもののようで、木彫りではないようですね。 紙粘土でしょうか? ザルに紙粘土を貼り付けて作られるものもあるとか。<br /> 手前の2体は顔つきが似ているので、同じ地域の色違いかもしれません。 鼻筋がおでこから通っているのが独特です。

    【 他地区のなまはげ 】

     なまはげ館のあるのは男鹿半島の真山地区ですが、これらは他地区のもののようで、木彫りではないようですね。 紙粘土でしょうか? ザルに紙粘土を貼り付けて作られるものもあるとか。
     手前の2体は顔つきが似ているので、同じ地域の色違いかもしれません。 鼻筋がおでこから通っているのが独特です。

  • 【 他地区のなまはげ 】<br /><br /> これらは私たちがよく見る鬼の風貌です。 <br /> 太ったトニー谷さんのような青いなまはげ・・・飽きませんねぇ。

    【 他地区のなまはげ 】

     これらは私たちがよく見る鬼の風貌です。 
     太ったトニー谷さんのような青いなまはげ・・・飽きませんねぇ。

  • 【 真山地区のなまはげ 】<br /><br /> これらは別コーナーに立っていたなまはげ像の上半身を撮ったものです。<br /> 勢揃いしたなまはげとは違って真山地区のものらしく、顔つきも私たちが知っている鬼のようですね。

    【 真山地区のなまはげ 】

     これらは別コーナーに立っていたなまはげ像の上半身を撮ったものです。
     勢揃いしたなまはげとは違って真山地区のものらしく、顔つきも私たちが知っている鬼のようですね。

  • 【 各地区の面 】<br /><br /> もう、何時間いても見終わりません。 自分では正確な分類ができませんので、入館のときに貰うリーフレットを借用して地区ごとの代表的な面をご紹介させてもらいます。<br /> これだけあるということは、仮に石川千秋さんの技術が途絶えたとしても、それは真山地区の面が途絶えるだけで、他地区の面は残るということなのですね。<br /> 私の好みとしては、やっぱり一番「鬼っぽい」真山地区の面がいいのですが。

    【 各地区の面 】

     もう、何時間いても見終わりません。 自分では正確な分類ができませんので、入館のときに貰うリーフレットを借用して地区ごとの代表的な面をご紹介させてもらいます。
     これだけあるということは、仮に石川千秋さんの技術が途絶えたとしても、それは真山地区の面が途絶えるだけで、他地区の面は残るということなのですね。
     私の好みとしては、やっぱり一番「鬼っぽい」真山地区の面がいいのですが。

  • 【 雪の中を回ってくるなまはげ 】<br /><br /> ナマハゲ神事は大晦日の晩に行われるとのこと。 こうして雪深い男鹿の里を回るのですね。<br /> 手にした包丁は、囲炉裏端にばかりかじりついている怠け者の手足にできる火型をはぎ取るためのものだそうです。 昔、魚の目(ウオノメ)をカミソリで剥いだりしましたが、そういうものでしょうか? 違いますね。

    【 雪の中を回ってくるなまはげ 】

     ナマハゲ神事は大晦日の晩に行われるとのこと。 こうして雪深い男鹿の里を回るのですね。
     手にした包丁は、囲炉裏端にばかりかじりついている怠け者の手足にできる火型をはぎ取るためのものだそうです。 昔、魚の目(ウオノメ)をカミソリで剥いだりしましたが、そういうものでしょうか? 違いますね。

  • 【 撮影用のなまはげ 】<br /><br /> これは客が自由に手に持って記念写真を撮れるという面です。<br /> 他のフォートラ会員様のブログでは全身なまはげに扮して写真を撮っていらっしゃるようで、背景からして同じ場所だと思うのですが、今回は面だけが置かれていました。<br /> 私のような短足ジジイが衣装に足を取られて転んだりしたので、管理上中止されたのだろうと・・・これはねんきん迷探偵の推理です。<br /><br />

    【 撮影用のなまはげ 】

     これは客が自由に手に持って記念写真を撮れるという面です。
     他のフォートラ会員様のブログでは全身なまはげに扮して写真を撮っていらっしゃるようで、背景からして同じ場所だと思うのですが、今回は面だけが置かれていました。
     私のような短足ジジイが衣装に足を取られて転んだりしたので、管理上中止されたのだろうと・・・これはねんきん迷探偵の推理です。

  • 【 男鹿真山伝承館 】<br /><br /> たっぷり時間をかけてなまはげ館を見学したあと、隣接した男鹿真山伝承館に行きます。<br /> ここは大晦日に行われるナマハゲの来訪シーンを観光客用に再現して見せる所で、建物は秋田の伝統的な曲家(まがりや)を使っています。

    【 男鹿真山伝承館 】

     たっぷり時間をかけてなまはげ館を見学したあと、隣接した男鹿真山伝承館に行きます。
     ここは大晦日に行われるナマハゲの来訪シーンを観光客用に再現して見せる所で、建物は秋田の伝統的な曲家(まがりや)を使っています。

  • 【 曲家の屋根 】<br /><br /> 曲家の屋根です。 重厚な茅葺きで、基本形は寄棟。 <br /> この屋根の費用だけで私の家が何軒か建つのではないでしょうか。

    【 曲家の屋根 】

     曲家の屋根です。 重厚な茅葺きで、基本形は寄棟。 
     この屋根の費用だけで私の家が何軒か建つのではないでしょうか。

  • 【 なまはげ来訪 】<br /><br /> なまはげがやってきました。 意外に礼儀正しいようで、先立(さきだち)という役の男性がその家の主人になまはげが入ってもいいかと聞き、オーケーを取ってから入ってきます。<br /> そのときまず7回シコを踏むそうですが、相撲の四股のようにゆっくりしたものではなく、バタバタッと踏むので、数は分かりませんでした。

    【 なまはげ来訪 】

     なまはげがやってきました。 意外に礼儀正しいようで、先立(さきだち)という役の男性がその家の主人になまはげが入ってもいいかと聞き、オーケーを取ってから入ってきます。
     そのときまず7回シコを踏むそうですが、相撲の四股のようにゆっくりしたものではなく、バタバタッと踏むので、数は分かりませんでした。

  • 【 なまはげとの問答 】<br /><br /> なまはげは、この家の者たちが怠けることなく一年を過ごしたか、嫁はちゃんと働いているか、子供は親の言うことを聞いているか、などを問い詰めます。 <br /> 主人が全員よく努力していると言っても、住人全員の言行を記録した台帳を振りかざして、嘘をつくなと責めたてます。

    【 なまはげとの問答 】

     なまはげは、この家の者たちが怠けることなく一年を過ごしたか、嫁はちゃんと働いているか、子供は親の言うことを聞いているか、などを問い詰めます。 
     主人が全員よく努力していると言っても、住人全員の言行を記録した台帳を振りかざして、嘘をつくなと責めたてます。

  • 【 酒肴でもてなし 】<br /><br /> 主人はしきりと酒を勧め、なんとかなまはげに機嫌よく帰ってもらおうとします。<br /> なまはげはシコを5回踏んでから膳につき、なおもなにかとケチをつけては酒肴を楽しみます。

    【 酒肴でもてなし 】

     主人はしきりと酒を勧め、なんとかなまはげに機嫌よく帰ってもらおうとします。
     なまはげはシコを5回踏んでから膳につき、なおもなにかとケチをつけては酒肴を楽しみます。

  • 【 最後のひと暴れ 】<br /><br /> 酒で篭絡されたように見えるなまはげですが、最後にまたひと暴れして家中を歩き回り、隠れている子供や嫁を引きずり出して激しく責めたてます。<br /> この日は見ている観光客の中に小さなお子さんがいたのですが、その子にも容赦なく近づいて、お子さんが大泣きしていました。<br /> これって、昨今問題になっている虐待でねーのけ?と思うし、その子にこの体験がトラウマとなって残らなければいいがと思ってしまいます。<br /> なまはげは鬼ではなく神であると何度も説明がありますが、古今東西、子供をいじめる神様なんているのでしょうか?

    【 最後のひと暴れ 】

     酒で篭絡されたように見えるなまはげですが、最後にまたひと暴れして家中を歩き回り、隠れている子供や嫁を引きずり出して激しく責めたてます。
     この日は見ている観光客の中に小さなお子さんがいたのですが、その子にも容赦なく近づいて、お子さんが大泣きしていました。
     これって、昨今問題になっている虐待でねーのけ?と思うし、その子にこの体験がトラウマとなって残らなければいいがと思ってしまいます。
     なまはげは鬼ではなく神であると何度も説明がありますが、古今東西、子供をいじめる神様なんているのでしょうか?

  • 【 ケデから落ちた藁くず 】<br /><br /> なまはげたちが捨て台詞を残して去ったあと、畳の上にはなまはげの着ていた蓑のような衣装(ケデという)から落ちた藁くずが散乱しています。<br /> これを拾って帰るとご利益があると言われましたが、持ち帰っても処分に困るので、写真に残しておこうと・・・。 そのカメラの先に落ちていたワラを猛然と掻き集めて掴み去った女性がいましたが、さぞご利益に恵まれたことでしょう。<br /> ちなみになまはげは去り際にまたシコを3回踏むようです。 これで七・五・三。 なんだか意味ありげですが、この作法は真山地区のなまはげだけのもので、他地区ではまた違った作法があるようです。<br /><br /> この実演、4月から11月まで、毎日13回あるそうです。 演者も気の乗らないときがあるでしょうね。

    【 ケデから落ちた藁くず 】

     なまはげたちが捨て台詞を残して去ったあと、畳の上にはなまはげの着ていた蓑のような衣装(ケデという)から落ちた藁くずが散乱しています。
     これを拾って帰るとご利益があると言われましたが、持ち帰っても処分に困るので、写真に残しておこうと・・・。 そのカメラの先に落ちていたワラを猛然と掻き集めて掴み去った女性がいましたが、さぞご利益に恵まれたことでしょう。
     ちなみになまはげは去り際にまたシコを3回踏むようです。 これで七・五・三。 なんだか意味ありげですが、この作法は真山地区のなまはげだけのもので、他地区ではまた違った作法があるようです。

     この実演、4月から11月まで、毎日13回あるそうです。 演者も気の乗らないときがあるでしょうね。

  • 【 道端のなまはげ 】<br /><br /> なまはげ館・男鹿真山伝承館を出たあと、ネットで見ていた道の駅「おが」に向かいます。<br /> 途中の道路脇になまはげ像が。 男鹿半島ではあちこちでなまはげ像を見かけ、旅心をくすぐられます。

    【 道端のなまはげ 】

     なまはげ館・男鹿真山伝承館を出たあと、ネットで見ていた道の駅「おが」に向かいます。
     途中の道路脇になまはげ像が。 男鹿半島ではあちこちでなまはげ像を見かけ、旅心をくすぐられます。

  • 【 誰か乗ったのけ? 】<br /><br /> 道の駅「おが」は期待通りの車中泊適地でした。<br /> すぐ近くにあるスーパー「ドジャース」でいつも通り、煮たり焼いたりする必要のない夕食とよく冷えたビールを買い込みます。<br /> 24時間使える休憩室もある快適な駅で、夜半トイレに行ったのを機に、そのままそこでぐっすり寝ました。 外は激しい雨なのに静かな室内で、気づいたら朝。 <br /> 車中泊禁止の流れもある道の駅、どうかこのままでいてほしい「おが」でした。<br /> 利用者の皆さん、トイレのボタンは優しく押しましょう。

    【 誰か乗ったのけ? 】

     道の駅「おが」は期待通りの車中泊適地でした。
     すぐ近くにあるスーパー「ドジャース」でいつも通り、煮たり焼いたりする必要のない夕食とよく冷えたビールを買い込みます。
     24時間使える休憩室もある快適な駅で、夜半トイレに行ったのを機に、そのままそこでぐっすり寝ました。 外は激しい雨なのに静かな室内で、気づいたら朝。 
     車中泊禁止の流れもある道の駅、どうかこのままでいてほしい「おが」でした。
     利用者の皆さん、トイレのボタンは優しく押しましょう。

  • 【 門前駐車場 】<br /><br /> 翌早朝、近くのコンビニでパンとコーヒーを買って朝食を済ませてから、県道59号線を海沿いに10数km走り、門前駐車場という所に着きます。<br /> なまはげ像があってすぐ分かりますし、トイレもあり、しかも無料。 (考えてみると、今回秋田県内で有料の駐車場というのは経験していません)<br /> ここから男鹿半島でのもう一つの目的地、赤神神社五社堂への石段(999段)が始まるのですが、もう少し走ると、石段の途中に設けられた別の駐車場があるということなので、ここはラクな方を選びます。

    【 門前駐車場 】

     翌早朝、近くのコンビニでパンとコーヒーを買って朝食を済ませてから、県道59号線を海沿いに10数km走り、門前駐車場という所に着きます。
     なまはげ像があってすぐ分かりますし、トイレもあり、しかも無料。 (考えてみると、今回秋田県内で有料の駐車場というのは経験していません)
     ここから男鹿半島でのもう一つの目的地、赤神神社五社堂への石段(999段)が始まるのですが、もう少し走ると、石段の途中に設けられた別の駐車場があるということなので、ここはラクな方を選びます。

  • 【 なだらかな参道 】<br /><br /> そのラクな駐車場はすぐ見つかり、雨の中、傘をさして歩き始めます。<br /> ネットであれこれ調べると、どの記事でもたいそうきつい石段だと書かれていて、「足腰に自信のない方はやめた方がいい」「できれば登山靴で」という注意も。<br /> ですが写真のとおり、石段というよりは石を敷き詰めた参道という感じで、きついことはまったくありません。

    【 なだらかな参道 】

     そのラクな駐車場はすぐ見つかり、雨の中、傘をさして歩き始めます。
     ネットであれこれ調べると、どの記事でもたいそうきつい石段だと書かれていて、「足腰に自信のない方はやめた方がいい」「できれば登山靴で」という注意も。
     ですが写真のとおり、石段というよりは石を敷き詰めた参道という感じで、きついことはまったくありません。

  • 【 少しだけ勾配が 】<br /><br /> そのうち少し石の段差が大きくなってはきましたが、それでも特にどうというほどではありません。<br /> この石段、昔、村の作物や家畜、さらには娘たちまで奪っていた5匹の鬼に対して村人たちが、「もし一夜で千段の石を積み上げることができたら年に一人ずつ娘を差し出す。 だができなかったら二度と里に来るな」という賭けを提案し、それに乗った鬼たちが信じがたい力で石を積み上げ、あと一段で完成というとき、村人の一人が鶏の鳴き声をまねて夜が明けたと偽り、鬼たちが退散したというものだそうです。<br /> この話、和歌山県串本町の橋杭岩の伝説と似ていますが、偶然でしょうか?

    【 少しだけ勾配が 】

     そのうち少し石の段差が大きくなってはきましたが、それでも特にどうというほどではありません。
     この石段、昔、村の作物や家畜、さらには娘たちまで奪っていた5匹の鬼に対して村人たちが、「もし一夜で千段の石を積み上げることができたら年に一人ずつ娘を差し出す。 だができなかったら二度と里に来るな」という賭けを提案し、それに乗った鬼たちが信じがたい力で石を積み上げ、あと一段で完成というとき、村人の一人が鶏の鳴き声をまねて夜が明けたと偽り、鬼たちが退散したというものだそうです。
     この話、和歌山県串本町の橋杭岩の伝説と似ていますが、偶然でしょうか?

  • 【 姿見の井戸 】<br /><br /> 石段もそろそろ終わりかと思うころ、「姿見の井戸」というものが見えてきました。<br /> この井戸を覗いて、水に写る自分の姿が見えない人は3年以内に死ぬと言われているのだそうです。 覗いてみましょう。

    【 姿見の井戸 】

     石段もそろそろ終わりかと思うころ、「姿見の井戸」というものが見えてきました。
     この井戸を覗いて、水に写る自分の姿が見えない人は3年以内に死ぬと言われているのだそうです。 覗いてみましょう。

  • 【 井戸の中 】<br /><br /> ん? 見えな~い!<br /> ということは・・・長くてあと3年かぁ。 それでも平均寿命は超えるわけですが、いざ3年以内と数字を切られると、短いような気がしますね。

    【 井戸の中 】

     ん? 見えな~い!
     ということは・・・長くてあと3年かぁ。 それでも平均寿命は超えるわけですが、いざ3年以内と数字を切られると、短いような気がしますね。

  • 【 五社堂 】<br /><br /> 着きました。 赤神神社五社堂です。<br /> 天から降りてきた漢の武帝を祀っているという話は荒唐無稽すぎるので、神社の公式サイトにある赤神山大神ということでいいでしょう。 5棟の社殿は、あの5匹の鬼を祀ったものだと言われます。

    【 五社堂 】

     着きました。 赤神神社五社堂です。
     天から降りてきた漢の武帝を祀っているという話は荒唐無稽すぎるので、神社の公式サイトにある赤神山大神ということでいいでしょう。 5棟の社殿は、あの5匹の鬼を祀ったものだと言われます。

  • 【 五社堂 】<br /><br /> ほとんど同じ形の社殿が5棟並んでいます。 江戸時代中期の建築だそうで、向かって左から「十禅師堂」「八王子堂」「赤神権現堂」「客人権現堂」「三ノ宮堂」。 すべて国の重要文化財になっているとか。<br /> そんなすごい社殿群の前にいるのは私一人。 私にしては珍しくすべての棟でお賽銭を上げましたが、それぞれに10円ずつでしたから、社殿の修理費にはちょっと足りないかもしれません。

    【 五社堂 】

     ほとんど同じ形の社殿が5棟並んでいます。 江戸時代中期の建築だそうで、向かって左から「十禅師堂」「八王子堂」「赤神権現堂」「客人権現堂」「三ノ宮堂」。 すべて国の重要文化財になっているとか。
     そんなすごい社殿群の前にいるのは私一人。 私にしては珍しくすべての棟でお賽銭を上げましたが、それぞれに10円ずつでしたから、社殿の修理費にはちょっと足りないかもしれません。

  • 【 赤神権現堂 】<br /><br /> 見事なものです。 駐車場を出てから駐車場に戻るまで雨が止むことはなく、傘をさしていてもかなり濡れましたが、そんなことはどうでもよく、この空間を独り占めにできた幸運に時を忘れました。

    【 赤神権現堂 】

     見事なものです。 駐車場を出てから駐車場に戻るまで雨が止むことはなく、傘をさしていてもかなり濡れましたが、そんなことはどうでもよく、この空間を独り占めにできた幸運に時を忘れました。

  • 【 絵馬 】<br /><br /> 絵馬。 自分では書いたことがないくせに、人様のものを読むのは好きです。<br /> 「なまはげさん かいだんがんばったね」 うんうん、君もね。<br /> 「ぼくは、おおきくなったらひいろうになりたい」 うんうん、なれるよ。 もうなってるよ。<br /> 右上の絵馬、写真が切れていますが、「幸せになりますように」という言葉の前には「(別れた)あの人が」とつくのでしょう。 「つか笑って会えますように」という言葉には「(別れた)あの人とい」という言葉を補いましょう。

    【 絵馬 】

     絵馬。 自分では書いたことがないくせに、人様のものを読むのは好きです。
     「なまはげさん かいだんがんばったね」 うんうん、君もね。
     「ぼくは、おおきくなったらひいろうになりたい」 うんうん、なれるよ。 もうなってるよ。
     右上の絵馬、写真が切れていますが、「幸せになりますように」という言葉の前には「(別れた)あの人が」とつくのでしょう。 「つか笑って会えますように」という言葉には「(別れた)あの人とい」という言葉を補いましょう。

  • 【 逆さ杉 】<br /><br /> 社務所は閉まっていましたが、ガラス窓からかろうじて中が覗けました。<br /> 石段を積みきれずに退散した鬼たちが、去り際に悔しさのあまり杉を引き抜いて逆さに地面に突き刺したものだという「逆さ杉」の一部が飾ってあります。<br /> 怒りにまかせて立ち木を引き抜き、逆さに突き刺したという話は各地にありますね。

    【 逆さ杉 】

     社務所は閉まっていましたが、ガラス窓からかろうじて中が覗けました。
     石段を積みきれずに退散した鬼たちが、去り際に悔しさのあまり杉を引き抜いて逆さに地面に突き刺したものだという「逆さ杉」の一部が飾ってあります。
     怒りにまかせて立ち木を引き抜き、逆さに突き刺したという話は各地にありますね。

  • 【 徐福塚 】<br /><br /> 濡れた石を伝って駐車場近くまで戻ってくると、驚いたことに徐福塚がありました。 秦の始皇帝の命を受けて各地に不老長寿の薬を求めた徐福ですから、その伝説は各地にありますね。<br /> でも、ここ男鹿半島にもということは知りませんでした。 江戸時代の紀行家・菅江真澄もこの塚について書き残しているということですから、古くから伝わる話なのでしょう。 (ここにある塚は、平成17年に復元されたものだそうです)<br /> 私は徐福について、薄っぺらながら勉強したことがあり、新しく知り得た足跡に自分の浅学をまたしても思い知ることになりました。

    【 徐福塚 】

     濡れた石を伝って駐車場近くまで戻ってくると、驚いたことに徐福塚がありました。 秦の始皇帝の命を受けて各地に不老長寿の薬を求めた徐福ですから、その伝説は各地にありますね。
     でも、ここ男鹿半島にもということは知りませんでした。 江戸時代の紀行家・菅江真澄もこの塚について書き残しているということですから、古くから伝わる話なのでしょう。 (ここにある塚は、平成17年に復元されたものだそうです)
     私は徐福について、薄っぺらながら勉強したことがあり、新しく知り得た足跡に自分の浅学をまたしても思い知ることになりました。

  • 【 霧の県道59号線 】<br /><br /> 五社堂を出て、県道59号線を海沿いに北上します。<br /> 雨はほとんど上がりましたが、濃い霧が立ち込め、カーブが多いこともあって何度か肝を冷やしました。

    【 霧の県道59号線 】

     五社堂を出て、県道59号線を海沿いに北上します。
     雨はほとんど上がりましたが、濃い霧が立ち込め、カーブが多いこともあって何度か肝を冷やしました。

  • 【 カンカネ洞 】<br /><br /> 男鹿半島の海蝕洞窟としてつとに知られるカンカネ洞。 近くを通るんだったら寄ってみっかという程度の関心しかなく、感想も「うん、見た」というくらいです。<br /> しかもその駐車場には、崩落事故があったので、絶対に中に入らぬようにという注意書きまであります。 中に入らない洞窟なんて、テントの外からサーカスの声を聞いているようなもので・・・おっと、たとえが古すぎましたかね。

    【 カンカネ洞 】

     男鹿半島の海蝕洞窟としてつとに知られるカンカネ洞。 近くを通るんだったら寄ってみっかという程度の関心しかなく、感想も「うん、見た」というくらいです。
     しかもその駐車場には、崩落事故があったので、絶対に中に入らぬようにという注意書きまであります。 中に入らない洞窟なんて、テントの外からサーカスの声を聞いているようなもので・・・おっと、たとえが古すぎましたかね。

  • 【 カンカネ洞 】<br /><br /> カンカネというのは、どういう意味なのか? その昔、この洞窟が海岸沿いの街道の一部になっていて、たいへん危険なので洞窟の外壁にカギをかけたらしく、その「カギカケ」が訛ってカンカネとなったという説明です。 「洞窟に鍵を掛ける」って、それじゃー通れねーじゃねーかと思ったところ、それは「鈎を架ける」という意味だと聞いて、なるほどと思いました。<br /> 日本語って面白いですね。

    【 カンカネ洞 】

     カンカネというのは、どういう意味なのか? その昔、この洞窟が海岸沿いの街道の一部になっていて、たいへん危険なので洞窟の外壁にカギをかけたらしく、その「カギカケ」が訛ってカンカネとなったという説明です。 「洞窟に鍵を掛ける」って、それじゃー通れねーじゃねーかと思ったところ、それは「鈎を架ける」という意味だと聞いて、なるほどと思いました。
     日本語って面白いですね。

  • 【 波濤 】<br /><br /> とくにどうということもないカンカネ洞でしたが、たまたまそこの岩場に荒々しい波濤が立っていて、これは見ていて飽きませんでした。 こういうことで時間をとれるのは一人旅の良さですね。

    【 波濤 】

     とくにどうということもないカンカネ洞でしたが、たまたまそこの岩場に荒々しい波濤が立っていて、これは見ていて飽きませんでした。 こういうことで時間をとれるのは一人旅の良さですね。

  • 【 砂利浜 】<br /><br /> そして足元は、これも千葉県にはない砂利浜。 直径数ミリの小石が広がる浜は棒切れで掘っても砂地が現れません。 分厚く、びっしりと敷かれた小石は手ですくっても手が汚れません。

    【 砂利浜 】

     そして足元は、これも千葉県にはない砂利浜。 直径数ミリの小石が広がる浜は棒切れで掘っても砂地が現れません。 分厚く、びっしりと敷かれた小石は手ですくっても手が汚れません。

  • 【 道をふさぐ倒木 】<br /><br /> なんと、倒木です。 こちらの車線にまでかかっていて、そのままでは通れません。 枝を持って引っ張ってみましたが、幹そのものは動きそうになく、乗り越えるには高すぎます。<br /> やむを得ずロープをかけて車につないでバックしてみます。 ありがたいことにズルズルと動きましたので、1車線分だけずらして、なんとか通り抜けました。<br /> 私の前には誰も通らなかったのでしょうか?

    【 道をふさぐ倒木 】

     なんと、倒木です。 こちらの車線にまでかかっていて、そのままでは通れません。 枝を持って引っ張ってみましたが、幹そのものは動きそうになく、乗り越えるには高すぎます。
     やむを得ずロープをかけて車につないでバックしてみます。 ありがたいことにズルズルと動きましたので、1車線分だけずらして、なんとか通り抜けました。
     私の前には誰も通らなかったのでしょうか?

  • 【 入道崎 】<br /><br /> そうこうしているうちに、男鹿半島の最北端、入道崎に着きました。 なんにもありません。<br /> ですが、フォートラ会員のハナコさん(先端マニア・灯台マニア・崖っぷちマニア・螺旋階段マニア・その他いろいろマニア)さんの旅行記で、草地にアウトドアチェアが訳ありげに置かれている写真を見て、それだけで行ってみようと思っていた場所なのです。

    【 入道崎 】

     そうこうしているうちに、男鹿半島の最北端、入道崎に着きました。 なんにもありません。
     ですが、フォートラ会員のハナコさん(先端マニア・灯台マニア・崖っぷちマニア・螺旋階段マニア・その他いろいろマニア)さんの旅行記で、草地にアウトドアチェアが訳ありげに置かれている写真を見て、それだけで行ってみようと思っていた場所なのです。

  • 【 北緯40°のモニュメント 】<br /><br /> なんにもない・・・と思ったら、こんなものがありました。 北緯40°のモニュメントと書かれています。<br /> ということは、ここは北緯40°?  知らなかった! ほんとに何も知らないジジイだと自分でも呆れます。 北緯40°って、スゴクネー? でも何が?<br /> 私の家から車で10数分の所に「東経140°00’00””」という碑がありますが、それで何だと聞かれても・・・。<br /> それに銘盤には「北緯40°のモニュメント」と書かれていますが、正確にいうとここは北緯40°ではありません。 これは日時計です。

    【 北緯40°のモニュメント 】

     なんにもない・・・と思ったら、こんなものがありました。 北緯40°のモニュメントと書かれています。
     ということは、ここは北緯40°?  知らなかった! ほんとに何も知らないジジイだと自分でも呆れます。 北緯40°って、スゴクネー? でも何が?
     私の家から車で10数分の所に「東経140°00’00””」という碑がありますが、それで何だと聞かれても・・・。
     それに銘盤には「北緯40°のモニュメント」と書かれていますが、正確にいうとここは北緯40°ではありません。 これは日時計です。

  • 【 北緯40°の線 】<br /><br /> 北緯40°はここ。 二つの石が向き合っていて、その間から見える線が北緯40°の線なのだそうです。<br /> 見える線、といっても、実際は目に見える線が引かれているわけではありません。 な~んて、分かってますよね。 昔、赤道というのは海に赤い線があるのだと思っていた劣等生がそのまま年を取ったのが今の私ですので、つい余計なことを書きました。

    【 北緯40°の線 】

     北緯40°はここ。 二つの石が向き合っていて、その間から見える線が北緯40°の線なのだそうです。
     見える線、といっても、実際は目に見える線が引かれているわけではありません。 な~んて、分かってますよね。 昔、赤道というのは海に赤い線があるのだと思っていた劣等生がそのまま年を取ったのが今の私ですので、つい余計なことを書きました。

  • 【 客寄せ? 客払い? 】<br /><br /> 広い駐車場に面して土産物店が並んでいます。<br /> 入道崎というからには、各店の前にはタコ入道か一つ目入道が立っているのかと思っていましたが、あにはからんや、ここにもやっぱりなまはげが。

    【 客寄せ? 客払い? 】

     広い駐車場に面して土産物店が並んでいます。
     入道崎というからには、各店の前にはタコ入道か一つ目入道が立っているのかと思っていましたが、あにはからんや、ここにもやっぱりなまはげが。

  • 【 立ち並ぶ風車 】<br /><br /> 男鹿半島にはまだまだ見どころがあるとは分かっていますが、なんとなく今日中に青森県に入りたいという気分になってしまい、国道101号線をひらすら北上します。<br /> 途中、釜谷浜の海岸で休憩。 風車がずらりと並んでいます。 この羽根1枚が50mあるのだということはこの日の朝、目の前で見て実感したとおりです。<br /> ちょっと見、そうは感じませんが、下にある車と比較しても、やっぱり大きいんでしょうねぇ。

    【 立ち並ぶ風車 】

     男鹿半島にはまだまだ見どころがあるとは分かっていますが、なんとなく今日中に青森県に入りたいという気分になってしまい、国道101号線をひらすら北上します。
     途中、釜谷浜の海岸で休憩。 風車がずらりと並んでいます。 この羽根1枚が50mあるのだということはこの日の朝、目の前で見て実感したとおりです。
     ちょっと見、そうは感じませんが、下にある車と比較しても、やっぱり大きいんでしょうねぇ。

  • 【 濤安(とあ)の乙女像 】<br /><br /> 八森町は山と海に挟まれた細長い地域に人々が住んでいる小さな町ですが、そこに濤安の乙女像が建っています。<br /> 昭和58年の日本海中部地震による津波で町内と能代市、山本町の10名が亡くなったことを悼み、後世への教訓とするために建立されたという像です。<br /> 像は能代市の高校の美術部が作ったそうで、とても見事なものですが、私はそれよりも台座にその10名の方のお名前が刻まれていることに胸を打たれました。<br /> 21歳から73歳まで。 お名前があることで、残された人々の思いが伝わってくるようですね。

    【 濤安(とあ)の乙女像 】

     八森町は山と海に挟まれた細長い地域に人々が住んでいる小さな町ですが、そこに濤安の乙女像が建っています。
     昭和58年の日本海中部地震による津波で町内と能代市、山本町の10名が亡くなったことを悼み、後世への教訓とするために建立されたという像です。
     像は能代市の高校の美術部が作ったそうで、とても見事なものですが、私はそれよりも台座にその10名の方のお名前が刻まれていることに胸を打たれました。
     21歳から73歳まで。 お名前があることで、残された人々の思いが伝わってくるようですね。

  • 【 賽の河原 】<br /><br /> 青森県に入りました。 五能線に沿って走ります。<br /> 十二湖駅という、いかにも青森県らしい名前の駅があり、そのすぐ近くに「賽の河原」と呼ばれている浜があります。<br /> 一面大小の丸い石で覆われていて、確かに賽の河原のように見えますし、ハマナスやハマエンドウの花がかざぐるまのように見えなくもありません。

    【 賽の河原 】

     青森県に入りました。 五能線に沿って走ります。
     十二湖駅という、いかにも青森県らしい名前の駅があり、そのすぐ近くに「賽の河原」と呼ばれている浜があります。
     一面大小の丸い石で覆われていて、確かに賽の河原のように見えますし、ハマナスやハマエンドウの花がかざぐるまのように見えなくもありません。

  • 【 道の駅ふかうら・かそせいか焼き村 】<br /><br /> そろそろ寝場所を探そうかと思いながら走っていると、ネットで見覚えのあるイカの看板が見えました。 道の駅ふかうら・かそせいか焼き村という長い名前。 「かそせ」というのは風合瀬という地名なのですが、ひらがなで書かれるとまったく意味が分かりません。<br /> 店は既に閉まっていて食料は調達できませんが、幸いクーラーボックスにビールが入っていましたので、ここで寝ることにします。 ビールさえあれば、何も食べなくても明日の朝までは生きていられるでしょう。<br /><br /> 男鹿半島。 期待を裏切らないナマハゲの里でした。<br /> ところで、私の記述の中で「ナマハゲ」「なまはげ」と書き方が揃っていなかったことにお気づきかと思います。<br /> 男鹿の人たちはなまはげを町おこしの手段としてドライに観光化しているようで、自分たちでも割り切って、本来の神事である大晦日の行事を「ナマハゲ」として大切にする一方で、観光客用のイベントや土産物は「なはまげ」と書いて区別しているのだそうです。<br /> 私が見たものはすべて観光客用の作りもの、つまり「なまはげ」だったのですね。<br /> いやいや結構。 ケッコー毛だらけ、猫灰だらけ、男鹿のなまはげ客だらけ。<br /> 男鹿の民俗の一端を見せてもらった千葉の田舎ジジイは、満点、満足、満悦至極です。 <br /> 秋田男鹿半島。 いい所でした。 へばなー!

    【 道の駅ふかうら・かそせいか焼き村 】

     そろそろ寝場所を探そうかと思いながら走っていると、ネットで見覚えのあるイカの看板が見えました。 道の駅ふかうら・かそせいか焼き村という長い名前。 「かそせ」というのは風合瀬という地名なのですが、ひらがなで書かれるとまったく意味が分かりません。
     店は既に閉まっていて食料は調達できませんが、幸いクーラーボックスにビールが入っていましたので、ここで寝ることにします。 ビールさえあれば、何も食べなくても明日の朝までは生きていられるでしょう。

     男鹿半島。 期待を裏切らないナマハゲの里でした。
     ところで、私の記述の中で「ナマハゲ」「なまはげ」と書き方が揃っていなかったことにお気づきかと思います。
     男鹿の人たちはなまはげを町おこしの手段としてドライに観光化しているようで、自分たちでも割り切って、本来の神事である大晦日の行事を「ナマハゲ」として大切にする一方で、観光客用のイベントや土産物は「なはまげ」と書いて区別しているのだそうです。
     私が見たものはすべて観光客用の作りもの、つまり「なまはげ」だったのですね。
     いやいや結構。 ケッコー毛だらけ、猫灰だらけ、男鹿のなまはげ客だらけ。
     男鹿の民俗の一端を見せてもらった千葉の田舎ジジイは、満点、満足、満悦至極です。 
     秋田男鹿半島。 いい所でした。 へばなー!

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この旅行記へのコメント (14)

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  • とらじろうさん 2024/10/04 17:24:22
    えー! なまはげさんの体力すごい
    1日13回!?!
    ちょっとまって 何時から何時までの間に13回?と調べて見ましたら信じられないスケジュールが!
    9時に1回目が始まって最終は16時半。
    始まりはまあいいとして、終わるの早いんですよ。そこに13回もできるの?と思ったら。
    なまはげ劇の時間は20分ほど…
    その後10分の休憩をし、30分後にはまた始まる。
    それを13回!!
    テイラースイフトも真っ青の喉をお持ちですよ。
    急にお腹が痛くなったらどうするんだ。10分じゃ無理でしょ 涙
    訪れる機会があったら、お昼休憩後の午後イチか朝イチを狙ってみます。
    精一杯の拍手をしたいと思いました。

    姿見の井戸
    毎月訪れて、月に1回覗いていたら寿命がわかるかもしれない。
    ある時に見えなくなったら3年未満になったということですね。
    医者の寿命宣言よりは当たるかもしれない。
    うちの超高齢者は、あと2.3ヶ月だろうと言われてから5年以上が経ちましたから。
    その年齢まで、ねんきん老人さんはまだまだですよー。
    こればっかりは神さまのみ知ることですが、今まで通り元気に活動してくださいね。

    とらじろう

    ねんきん老人

    ねんきん老人さん からの返信 2024/10/05 08:34:02
    Re: えー! なまはげさんの体力すごい
     とらじろうさん、拙稿を細かいところまで読んでくださり、さらに公演回数まで調べて下さったのですね。
     テイラー・スイフトと並べられたなまはげおやじの歓声が聞こえるようです。
     とらじろうさんが行かれる時は、最後に藁をゲットできるように身構えていて下さい。

     私が姿見の井戸を覗いてからもう1年以上が経っていますから、残りは2年足らずですね。
     医者の言う余命はあてになりません。 私は密かに思っているのですが、医者は本当の見立てよりも短く言っているに違いありません。
    そうすれば早く死んでも言った通りということになりますし、遅くなれば医者の努力のせいだと言えますからね。
     おっと! こんなことを書いて、フォートラ会員の中に医者がいたら大変ですからやめておきます。
     それに、私自身ももう少し生きて、とらじろうさんのご旅行記で知った所に行ってみたいと思っていたすから。
     ありがとうございました。

    ねんきん老人
  • jijidarumaさん 2024/08/11 23:53:50
    ドイツのなまはげ!
    ねんきん老人さん、
    今晩は。暑いですね。お見舞い申上げます。
    いつもお元気に日本各地を回っておられる様子、何よりです。

    さて、「ドイツのなまはげ」の事を何処かで書いたかと思い探してみましたが、
    ボケてきた所為か?!見つけられず、Wikiの助けを借りました(苦笑)。

    ドイツのクリスマスには、あの赤い服を着て白い髯をはやした聖ニコラウスが欠かせないのです。子供たちの幼稚園には聖ニコラウスが乗馬姿でやってきました。

    当時、以下の事は知りませんでした。

    現在、ドイツでは聖ニコラウスは「シャープ」と「クランプス」と呼ばれる二人の怪人を連れて街を練り歩き、良い子にはプレゼントをくれるが、悪い子にはクランプス共に命じてお仕置きをさせる。
    恐ろしき化け物風の仮面をつけたKrampusクランプスは実になまはげ的なもの。

    また、似たような役目で、時代と地域によりKnecht Ruprechtクネヒト・ループレヒトという、聖ニコラウスの従者もいて、クリスマス時期には大活躍するのだそうです。
    ドイツの伝統的な風習における、聖ニコラウスの同伴者として、クネヒト・ループレヒトは聖ニコラウスの日(12月6日)に聖ニコラウスとともに現れ、悪い子供を懲らしめる役をすると云う。
    よい子にご褒美を与える聖ニコラウスがサンタクロースの原型であることから、これと対比して「黒いサンタクロース」などとも呼ばれる。
    クネヒトは「作男」「召使い」「従者」「しもべ」などの意、ループレヒトは男性名。

    以上ご参考までに。
    jijidaruma

    ねんきん老人

    ねんきん老人さん からの返信 2024/08/12 08:48:33
    Re: ドイツのなまはげ!
     jijidaruma さん、おはようございます。
     昨夜はせっかく書き込みをいただいたというのに、小生は「暑さから命を守るために」パソコンからもケータイからも離れた所でぐったりと横になっており、気がつきませんでした。

     ドイツのなまはげという風習のことはまったく知りませんでした。 世界中、人々が自然と共存しながら、あるいは戦いながら年月を過ごしている中で生まれてきた習俗には、しばしば似通った点があり、先祖がどこかで交流していたのかとさえ思えることがありますね。
     お話にあるクネヒト・ループレヒトなどはまさになまはげで、子供たちはその日を意識して常々良い子を演じているのだと思います。 もっとも、それが聖ニコラウスと一緒に現れるというのが秋田とは違っていますが、秋田のなまはげは、自身の中に神と鬼を併存させているようなものですから、「救う者」と「懲らしめる者」が一緒に行動するという考え方は洋の東西を問わず共通しているのかなとも思いました。

     ※ さきほど、ドイツに3年ほど住んでいた娘に電話でjijidaruma さんのお話について聞きました。 在独中は子供がいなかったので、直接の経験はないそうですが、確かにその習俗のことは知っていました。

     いつもながら深いご造詣に敬服します。 ありがとうございました。

    ねんきん老人
  • yamayuri2001さん 2024/07/27 11:18:29
    広い男鹿半島!
    ねんきん老人さん、こんにちは。
    暑くて、溶けそうな夏ですね!
    風力発電の羽の一枚が巨大で驚きましたけれど、
    アメリカ カリフォルニア州のパームスプリングスという砂漠に行くと、
    なんと何万機もの風力発電の羽が常時回っています。
    おそらくパームスプリングス一帯は、
    この風力発電で電力全てを賄えるのではないかと思いました。
    昨年稚内に行った時も、
    稚内は風の街なので、やはり風力発電が盛んでした。
    こんな発電に頼らないと、
    もう地球は人が住めない夏になってしまいそうですね。

    なまはげに数々の種類があって驚きました。
    作者一人につき、何種類ものなまはげがいるのでしょうね。
    子供心に、なまはげの映像をテレビで見ると、
    私は秋田に生まれなくて良かったなと、心から思ったものです。
    トニー谷さんって、めちゃくちゃ懐かしいです。
    コメディアンの方でしたね。

    八森町は、秋田音頭に出て来るあの八森なんですね!
    初めて見ます。

    道の駅ふかうら・かそせいか焼き村は、とっても懐かしいです。
    まだコロナ禍で、誰も外に出ない時期に、
    私はドライブでここに来ました。
    秋田の人が横浜ナンバーを見て、
    ホテルの人を含めて、
    早く出て行って欲しいという態度をしたのに、
    青森の人は限りなく暖かく、
    私は青森県の大ファンになりました。
    岩手県も同様に、とても温かく接してもらいました。
    そしてこの道の駅で、おいしい海鮮丼を食べました。
    その時の海の色が、あまりに綺麗で忘れられないのです。
    日本海をずっと南下すると、
    なんて美しい海なんだろうと思える景色が連なっていました。
    今でもその景色は、私の目に焼きついています。
    ここで一晩、お過ごしになったのですね。
    風は無かったのでしょうか?
    風があったら、ゴーゴーと眠れないぐらい
    うるさかったのではないかと思われる場所でした。
    yamayuri2001

    ねんきん老人

    ねんきん老人さん からの返信 2024/07/27 13:01:30
    パームスプリングス! 
     yamayuri2001さん、こんにちは。 我ながらテーマのないただの行楽メモに書き込みをくださり、ありがとうございました。
     いきなり胸が躍ったのはパームスプリングという地名です。
     高校時代だったと思いますが、「パームスプリングスの週末」というアメリカ映画を観ました。 主役はトロイ・ドナヒューという甘いマスクの俳優でしたが、他の役者は覚えていません。 筋も覚えていませんが、今思うにたわいのない青春映画だったと思います。
     そんな映画でもアメリカというだけで心が騒ぐ時代だったせいもあって、大学時代にバックパッキングでパームスプリングスに行きました。
     映画とは違って殺風景な砂漠のような風景ばかりが広がる土地で、映画に出てくるような椰子の木などまったく見なかったと思います。 もちろん発電用の風車など1基もありませんでした。
     後年、家族を連れてアメリカに行ったときに、自慢の気持もあってパームスプリングを通ったのですが、子供たちは退屈しきって後部座席で寝ていました。 そのときはかなりの数の風車を見たのですが、日本では見たことのない光景に驚いたのを覚えています。 何万基もあるのですか!
     現実の風景はともかくとして、私にとっては青春時代に憧れた典型的なアメリカの代表ともいえるパームスプリングスという地名に半世紀ぶりに接して、老いの血が湧き立つ思いでした。

     稚内には行ったことがないのですが、日本海沿いには絶え間なくあの風車が現れますね。 パームスプリングスのような砂漠地帯ならともかく、白砂青松が続く日本の風景には、あのいかにも「機械」といった形は似合わないのではないかと思いますが、仕方のないことですね。

     仰るとおり八森はあの秋田音頭に出てくる八森です。 文中にも書きましたとおり、心に刺さる所でした。 旅先で土地の名物を買ったり食べたりということにはとんと興味のない私ですが、ここでは珍しくハタハタの干物を買い、帰ってから町内会の仲間にあげました。(自分で魚を焼くという技術はないので、あげれば半分ぐらい焼いたものが返ってくるという計算です。そのとおりになりました)

     かそせいかやき村に行かれたのですか。 私が行った時間には店は閉まっていて、車内にはビール以外になにもなかったので、それだけで朝まで過ごしました。 朝、海岸を散歩しましたが、風の記憶はありません。 yamayuri2001さんがおいでになったことを知っていれば、もう少し丁寧に歩いたのですが・・・。

    ねんきん老人
  • チーママ散歩さん 2024/07/20 08:54:47
    文化と技術を繋ぐ
    石川さんが引退なさったら
    巣のまま私がしこを踏みましょうか。
    先生 こんにちは。
    4トラを始めた年かその前なのでしょうか?
    今旅行記を探したけど見当たりませんが、
    私もなまはげに会いに行きました。
       あ、トイレ壊したの私では
         ありません^ ^
    先立ちの方だけは同じだ!と覚えています。
    品の良いおじさまが演じていました。
    見た位置ま同じくらいの場所。
    隣間の最前列で見ました。笑

    ケデのワラは私も大切に頂いてきましたが、
    とくに変わらず平凡な毎日を過ごしています。
    あの時大泣きでもすれば
    何か落として変わったのかしら笑
    ごっそりお持ち帰りの女性。
    笑いますね。
    どこにもそう言う女性がいらっしゃるので
    目に浮かびます。
    反面教師で、年重ねいくら図太くなっても
    ああはならないよう頑張ります笑
      ↑最前列で待ち受けてる?
    いやいや、、

    カンカネ洞 赤神権現堂など行ってみたい
    場所はまだ沢山あります。
    なまはげとナマハゲ違いを初めて聞きました。
    冗談で石川さんが引退されたらの話を
    しましたが、こう言う技術は繋いで
    欲しいですね。

    青森に入りますね。
    楽しみにしております。

    ねんきん老人

    ねんきん老人さん からの返信 2024/07/21 09:09:58
    オバタリアン・・・なんだかなぁ。
     チーママ散歩さん、おはようございます。
     7月に入ってから、炎天下で夏祭り関係の作業が続いていましたが、昨夜、ようやく終わりました。 といってもこれから少人数での事後処理が続くので、今日も出なければなりません。 昨夜(正確には今日の午前1時ごろ)は家に辿り着くなり板張りに大の字で寝てしまいましたので、風呂にも入っていません。 今日の作業は汗の匂いをまき散らしながら、オバタリアンたちを退散させます。
     
     オバタリアンといえば、ケデの藁をかき集めてつかみ取った女性! チーママ散歩さんがそうでなかったと伺って安心しました。 セール会場でワゴンの上に置かれた衣類をとりあえず一抱え確保し、その中から不用品をゆっくりワゴンに戻す女性たちの技をテレビが映していたことがありますが、今回の夏祭りでも、無料配布物を真っ先に確保するのはやはりオバタリアンたちでした。 余り物の焼きそばなど、何パックも持ち帰ってたところで食べきれる筈がないのに、それでもやっぱり持って行きますね。

     チーママ散歩さんがなまはげの男鹿真山伝承館に行かれたのはフォートラ投稿を始めたころということすが、チーママ散歩さんが最初に投稿されたのは多分『2018年12月 バンコク(12)チェンマイ(初)少しだけラオス』というご旅行記だと思います。
     そのときにもあのおじさんが出演していたのですか。 1日13回の実演のうち同じおじさんが何回出るのか、週に何回出勤しているのか分かりませんが、私の観たときにはもうご本人も飽き飽きして、惰性で演じていたのかも知れず、あまり熱意は感じられませんでした。 すくなくともあのオバタリアンほどの活気はありませんでした。

     チーママ散歩さんはこれからも何度も秋田に行かれるのでしょうが、私はもう、息をするだけで疲れるザマですから、あのときの秋田が最後でしょう。 便りはチーママ散歩さんのご旅行記だけです。 楽しみにしています。 へばなー!

    ねんきん老人
  • ねもさん 2024/07/16 14:23:27
    男鹿半島
    ねんきん老人さん ご無沙汰しています。
    なまはげとナマハゲ、初めて知りました。へーって感じです。
    男鹿半島は観光と山歩きで2回訪ねました。1回目はコロナ元年の2020年末。なまはげの実演で、なまはげが子どもたちにまで絡むのは同じですが、コロナ感染を懸念して以前よりは控えめにやっていたそうです。今回は以前に戻ったのでしょうか?(笑)
    お客さんも少ないようにみえます。私たちは12月の日曜でしたが、かなりの賑わいでした。

    ねんきん老人

    ねんきん老人さん からの返信 2024/07/17 08:17:23
    地元の文化と観光化の折り合いは?
     ねもさん、おはようございます。 拙稿へのわざわざの書き込み、ありがとうございました。
     男鹿半島、すばらしい所だと満足しましたが、ねもさんはそこに2回もいらっしゃったのですか! 羨ましい限りです。
     なまはげの実演もご覧になったということですが、2020年末といえばコロナで「三密」とか「ソーシャルディスタンス」などということが言われていたときに、あの狭い空間でそんな営業が行われていたとは驚きです。
     私はとても楽しかった反面、実演する方たちの場慣れし過ぎた(つまり、心のこもらぬ)演技にやや冷めた気分を味わったのも事実です。 まあ、それは毎日13回も同じことを繰り返しているのですから、無理もありませんが。
     富山の「おわら風の盆」も、観光客が押し寄せるようになって、地元民の間では眉をひそめる空気が濃くなり、今では観光用と地元用を分けているそうですね。
     秋田も同じ。 観光客の一人として居心地の悪さを感じました。

    ねんきん老人
  • ちいちゃんさん 2024/07/15 11:46:20
    ねんきんさんの秋田には美女がいない不思議
    ねんきん老人さん、美人で名高い秋田へ行っても美女にうつつを抜かすことなく旅を終えるとは、さすがに愛妻家!

    鬼のお話は遠野物語の寒戸の婆、突然姿を消した娘が何十年もあとでふっと姿を現し、またいなくなるというストーリーと重なっているように思えます。方や娘をさらう、男鹿では娘を強要する。若い娘をというのはシニアとしては面白くないですが、生殖を考えると納得がいきます。鬼だって子孫が欲しいんですね。そのパワーで石段作っちゃうなんて。

    なまはげの面打ち師は代々男性のような気がします。あれは悪事がばれたとき、怒り狂った妻の顔を夫の方から見た顔つきのような。ご丁寧に角まで、角隠しで嫁入りしたのに、またまた角が現れるとはかなりの怒り方です。

    寿命が残り三年ですか。自分の死期が分かれば幸せなのかどうなのか、己に置き換えてみても答えは出ません。ただ痛いのは嫌なのと、溺死もかなり苦しそう、感電死も避けたいので、もうそろそろかなと思い始めたら神社仏閣、いたるところへ行って安らかな死をとお願いすることにします。

    トニー谷というお名前を聞くのは何十年ぶりかしら。そろばん片手に「あんたのお名前何てぇの」を久々に思い出しました。

    ちいちゃん

    ねんきん老人

    ねんきん老人さん からの返信 2024/07/15 16:25:43
    美女が登場しない理由
     ちいちゃんさん、誤解をしています。
     せっかく秋田に行った私の旅行記に美女との熱い話が出てこないのは、私が愛妻家だからではなく、秋田の美女たちが遠くから私の姿を見つけて急いで家に隠れてしまうからです。
     私は若い女性には興味がないのですが、では若くない女性が私に近寄ってくるかというと、これまた皆無で、つまり私は女性に縁のない人生を送っているということなのです。
     その人生もそろそろ終わりであることをあの井戸で悟りましたが、ちいちゃんさんの仰るとおり痛いのも苦しいのもいやですね。 どうして神様はすべての人間に訪れる死というものを安らかなものにしてくれないのでしょう?
     今のところ考えられるのは、何かの手術で全身麻酔をしたまま手術が不成功で死んでしまうというのが一番楽なのではないかということです。
     でも医者というのは患者の希望に沿って行動してはくれませんので、やっぱり最後は望まない形で終わるでしょう。 まあ、しゃーねーか。

     日本では各地に鬼の話がありますが、たいていは最後に泣きながら退散していくようですね。 桃太郎の鬼も、節分の鬼も、どこか憎みきれない情けない存在で、私自身はどちらかというと親しみを感じています。 もし3年以内に行く予定の世界に鬼がいたら、「あんたのお名前何てぇの?」と聞いて、すぐに親しくなれるでしょう。 
     でもそれは急がないで、もう少しちいちゃんさんを見習ってあちこち出かけて、妻への土産話をなるべく沢山用意してからにしようと思います。

    ねんきん老人
  • ねんきん老人さん 2024/07/12 17:00:21
    秋田へ! いい夏になりそうですね。
     ふわっくまさん、こんにちは。 相も変らぬ独りよがりな感想を並べただけの旅行記に書き込みをいただき、ありがとうございました。

     ふわっくまさんは近々秋田に行かれるのですか? いいですねえ。 連れて行ってもらいたいです。
     これから秋田に、ということは、あの道の駅のトイレのボタンを壊したのはふわっくまさんではなかったのですね。 安心しました。
     秋田のどの辺にいらっしゃるのか分かりませんが、私の秋田の記憶ではどこもとても良かったと思っていますから、きっとすばらしいご旅行になると思います。
     ただ、毎年のことですが「記録的な暑さ」「災害級の暑さ」「危険な暑さ」という言葉は付いて回ると思います。 どうかくれぐれもペースを落とし、夜は温泉にゆっくり浸かって、お体をいたわりながら行動されますよう。
     秋田は海の景色も山の景色も息を呑むほどですが、人々の作り上げた素朴な風土も味わい深い所ですね。 その独特な「田舎文化」を十分に堪能され、お帰りになったらまた深いご旅行記にまとめて、私達を楽しませてください。 体験の共有ができることを今から楽しみにしております。
     どうぞお気をつけて。 へばなー!

    ねんきん老人
  • ふわっくまさん 2024/07/12 07:35:23
    なまはげ づくし
    ねんきんさん、おはようございます。
    秋田県へ行かれたのですね、私も近々秋田行きを予定しているので大変興味深く拝見させていただきました。

    さて神様が子供をいじめる、なまはげ神事ですが
    おっしゃる通り幼い頃の恐怖感って後々残るかと思うのに、いわゆる愛のムチでしょうか
    けれど高さ15mの巨大ななまはげ像が道端に立っているなんて、一度この目で見てみたいと思いました。

    なまはげ館で勢揃いしたなまはげも、圧巻でしたね。
    鬼だけでなく民俗工芸を思わせるなんて、さすが!ねんきん先生の視点だと思いました。

    赤神神社の五社堂も、渋く歴史を感じましたが
    トイレのボタンは、優しく扱うこと⇒はい!わかりました(笑)
                ふわっくま

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