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 山形といえば庄内米。 私自身はご飯を食べるときにこれはどこのお米かなどと考えたことがないので、自分が庄内米を食べたことがあるのかどうか分かりません。<br /> でも確かに子供のころ、庄内米という言葉は習いました。 そして今回、重い米を藩の経済の柱にするには水運の便が不可欠だということを実感しました。<br /> またその米を蓄えておくためにどれほどの工夫と努力があったかも学び、小学校での社会科の授業が人生の最終段階になってリアルな知識になったことを、とても嬉しく思いました。

米の山形は水の山形 《 山形県・山居倉庫ほか 》

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2023/05/23 - 2023/06/02

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19

47

ねんきん老人

ねんきん老人さん

 山形といえば庄内米。 私自身はご飯を食べるときにこれはどこのお米かなどと考えたことがないので、自分が庄内米を食べたことがあるのかどうか分かりません。
 でも確かに子供のころ、庄内米という言葉は習いました。 そして今回、重い米を藩の経済の柱にするには水運の便が不可欠だということを実感しました。
 またその米を蓄えておくためにどれほどの工夫と努力があったかも学び、小学校での社会科の授業が人生の最終段階になってリアルな知識になったことを、とても嬉しく思いました。

旅行の満足度
4.5
観光
4.0
同行者
一人旅
交通手段
自家用車
旅行の手配内容
個別手配

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  • 【 最上川下り乗船場 】<br /><br /> 羽黒山詣では無事終わりました。 正直なところ楽な石段ではありませんでしたが、老人会の連中にはちょろいもんだったと言ってあります。<br /> そのちょろい羽黒山をあとにして向かったのはここ、最上峡芭蕉ライン観光という会社の乗船場です。<br /> 川下りというとあっちでもこっちでも「ライン下り」「ナントカライン」とドイツの川の名を借りて客を呼んでいますが、、気に入りませんねえ。 「最上川下り」でいいじゃありませんか。<br /> おっと、いきなり文句が出てしまいました。 まだまだ羽黒山での修行が足りませんね。

    【 最上川下り乗船場 】

     羽黒山詣では無事終わりました。 正直なところ楽な石段ではありませんでしたが、老人会の連中にはちょろいもんだったと言ってあります。
     そのちょろい羽黒山をあとにして向かったのはここ、最上峡芭蕉ライン観光という会社の乗船場です。
     川下りというとあっちでもこっちでも「ライン下り」「ナントカライン」とドイツの川の名を借りて客を呼んでいますが、、気に入りませんねえ。 「最上川下り」でいいじゃありませんか。
     おっと、いきなり文句が出てしまいました。 まだまだ羽黒山での修行が足りませんね。

  • 【 穏やかな流れ 】<br /><br /> 最上川下り。 正直、あまり期待していませんでした。 そして、期待しなくてよかったです。<br /><br />    五月雨を 集めてはやし 最上川<br /><br /> 句からは増水した最上川の急流が想像できますし、日本三大急流の一つという言葉からもかなり激しい舟下りになるだろうと期待してしまいますが、実際の川はこんな感じ。<br /> たしかに増水すると様相が変わるようですし、土手には過去の洪水時の水位が表示されてもいますが、この日は小雨で無風。 エンジンに頼って進む舟もまったく揺れません。

    【 穏やかな流れ 】

     最上川下り。 正直、あまり期待していませんでした。 そして、期待しなくてよかったです。

        五月雨を 集めてはやし 最上川

     句からは増水した最上川の急流が想像できますし、日本三大急流の一つという言葉からもかなり激しい舟下りになるだろうと期待してしまいますが、実際の川はこんな感じ。
     たしかに増水すると様相が変わるようですし、土手には過去の洪水時の水位が表示されてもいますが、この日は小雨で無風。 エンジンに頼って進む舟もまったく揺れません。

  • 【 千人堂 】<br /><br /> 最上川下りの船会社は2社で、かなり露骨に相手のダメなところを指摘し合っているようです。<br /> 千人堂。 私の乗った舟は寄りません。 ライバル会社のHPによれば義経が立ち寄ったということですが、それよりもあの兼高かおるさんが3度も訪れているということで、それがセールスポイントになっています。<br /> だから?

    【 千人堂 】

     最上川下りの船会社は2社で、かなり露骨に相手のダメなところを指摘し合っているようです。
     千人堂。 私の乗った舟は寄りません。 ライバル会社のHPによれば義経が立ち寄ったということですが、それよりもあの兼高かおるさんが3度も訪れているということで、それがセールスポイントになっています。
     だから?

  • 【 船内 】<br /> <br /> 船内はこんな感じです。 季節や天候にもよるのでしょうが、全面アクリル張りで、舟下りの醍醐味である川風や波しぶきとは無縁の室内です。

    【 船内 】
     
     船内はこんな感じです。 季節や天候にもよるのでしょうが、全面アクリル張りで、舟下りの醍醐味である川風や波しぶきとは無縁の室内です。

  • 【 ガイドさん 】<br /><br /> その船内で巧みな話術で客を沸かすガイドさん。<br /> 船頭さんは別にいるので、この方は説明のみ。 最後に『最上川舟唄』を聴かせてくれます。 世界三大舟唄の一つだって! おったまげたなや。

    【 ガイドさん 】

     その船内で巧みな話術で客を沸かすガイドさん。
     船頭さんは別にいるので、この方は説明のみ。 最後に『最上川舟唄』を聴かせてくれます。 世界三大舟唄の一つだって! おったまげたなや。

  • 【 草薙港 】<br /><br /> 舟下りの終点「川の駅・最上峡くさなぎ」です。<br /> ここまでちょうど1時間。 途中で「ここから急流で舟が揺れるから何かに掴まるように」と言われましたが、いつそこを通ったのか、誰も気づかなかったようです。

    【 草薙港 】

     舟下りの終点「川の駅・最上峡くさなぎ」です。
     ここまでちょうど1時間。 途中で「ここから急流で舟が揺れるから何かに掴まるように」と言われましたが、いつそこを通ったのか、誰も気づかなかったようです。

  • 【 川の駅・最上峡くさなぎ 】<br /><br /> そこはバスターミナルにもなっていて、舟が着く時間に合わせて乗船場まで410円で行く路線バスがあります。<br /> 来た舟は乗船所までエンジン全開で戻るのですが、それに乗って戻る、つまり往復という手もあります。 ただし、帰りの分として1600円を払わなければいけません。<br /> 乗船場からここまで車を回送してもらうこともできますが、2850円かかります。<br /> これはもう、考えるまでもないでしょう。

    【 川の駅・最上峡くさなぎ 】

     そこはバスターミナルにもなっていて、舟が着く時間に合わせて乗船場まで410円で行く路線バスがあります。
     来た舟は乗船所までエンジン全開で戻るのですが、それに乗って戻る、つまり往復という手もあります。 ただし、帰りの分として1600円を払わなければいけません。
     乗船場からここまで車を回送してもらうこともできますが、2850円かかります。
     これはもう、考えるまでもないでしょう。

  • 【 旅籠屋庄内店 】<br /><br /> 舟下りを終えて40分ほど走り、庄内町に入りました。 時間も午後5時を過ぎており、これから寝場所を探すのも面倒なので、余目駅に近い「旅籠屋」に。 (写真は翌朝撮ったものです)<br /> 旅行中旅籠屋を見つけると、少々時間が早くても泊ってしまうお気に入りの宿ですが、気に入っている理由は「アメリカンスタイルのロードサイドホテル」と銘打っているだけあって、チェックインのときを除いてスタッフにも他の宿泊客にもまず会うことがない気楽さです。

    【 旅籠屋庄内店 】

     舟下りを終えて40分ほど走り、庄内町に入りました。 時間も午後5時を過ぎており、これから寝場所を探すのも面倒なので、余目駅に近い「旅籠屋」に。 (写真は翌朝撮ったものです)
     旅行中旅籠屋を見つけると、少々時間が早くても泊ってしまうお気に入りの宿ですが、気に入っている理由は「アメリカンスタイルのロードサイドホテル」と銘打っているだけあって、チェックインのときを除いてスタッフにも他の宿泊客にもまず会うことがない気楽さです。

  • 【 夕食 】<br /><br /> 近くのスーパーで夕食を買ってきました。 いつも同じようなものばかりですが、なになに、妻が死んだあと半年ぐらいはカップラーメンとサトウのご飯だけで生きていましたから、旅行中に同じものが続くぐらいなんということもありません。<br /> それに、何を食べたってどうせ1時間後には胃の中でゲロになってしまうのですから同じことです。<br /> 残念といえば、時間が早かったので割引シールが貼ってなかったことだけでしょうか。

    【 夕食 】

     近くのスーパーで夕食を買ってきました。 いつも同じようなものばかりですが、なになに、妻が死んだあと半年ぐらいはカップラーメンとサトウのご飯だけで生きていましたから、旅行中に同じものが続くぐらいなんということもありません。
     それに、何を食べたってどうせ1時間後には胃の中でゲロになってしまうのですから同じことです。
     残念といえば、時間が早かったので割引シールが貼ってなかったことだけでしょうか。

  • 【 観光物産館・夢の倶楽 】<br /><br /> 酒田市にある山居倉庫。 有名ですね。 な~んて言いながら、私はずっとそれを「やまいそうこ」と読んでいて、今回の旅行で初めて「さんきょ」と読むのだと知ったのですから、まあ語る資格はありません。<br /> 広い駐車場に面して「夢の倶楽」という店名の観光物産館がありますが、いつもながらお土産や飲食に興味がないので中には入らず、外の説明だけを読みます。

    【 観光物産館・夢の倶楽 】

     酒田市にある山居倉庫。 有名ですね。 な~んて言いながら、私はずっとそれを「やまいそうこ」と読んでいて、今回の旅行で初めて「さんきょ」と読むのだと知ったのですから、まあ語る資格はありません。
     広い駐車場に面して「夢の倶楽」という店名の観光物産館がありますが、いつもながらお土産や飲食に興味がないので中には入らず、外の説明だけを読みます。

  • 【 あかちゃん獅子 】<br /><br /> 物産館の前に展示されている獅子頭です。 話にはよく聞くものの、実際に見るのはもちろん初めて。 酒田では昔から魔除けの玩具として獅子頭が作られ、銀山獅子と呼ばれていたそうです。 <br /> 昭和51年の大火で焼け果てた酒田の町はわずか2年で見事に復興し、そのシンボルとして2対(4頭)の巨大獅子頭が作られたのですが、その後、この4頭の子供と称する獅子12頭が作られ、今ではその16頭が市内各所に展示されているのだということ。<br /> ここにあるのはそのうちの2頭で、平成27年に作られた「けん」と「こめ」。<br />もともと玩具だったというだけあって、可愛らしい顔をしていますね。<br /> けん、こめ、めんこいなや。 おめら、はなぐそほんのわけねべや。

    【 あかちゃん獅子 】

     物産館の前に展示されている獅子頭です。 話にはよく聞くものの、実際に見るのはもちろん初めて。 酒田では昔から魔除けの玩具として獅子頭が作られ、銀山獅子と呼ばれていたそうです。 
     昭和51年の大火で焼け果てた酒田の町はわずか2年で見事に復興し、そのシンボルとして2対(4頭)の巨大獅子頭が作られたのですが、その後、この4頭の子供と称する獅子12頭が作られ、今ではその16頭が市内各所に展示されているのだということ。
     ここにあるのはそのうちの2頭で、平成27年に作られた「けん」と「こめ」。
    もともと玩具だったというだけあって、可愛らしい顔をしていますね。
     けん、こめ、めんこいなや。 おめら、はなぐそほんのわけねべや。

  • 【 立ち並ぶ倉庫 】<br /><br /> さて山居倉庫というのは、明治時代に新井田川の中洲に建てられた倉庫だそうです。 とまあ、誰でも知っていることから書き始めますが、誰でも知っていることしか知らない私の旅行記ですから、お許しください。<br /> 全部で14棟あったそうですが、そのうち12棟が現存し、うち1棟が庄内米歴史資料館、別の2棟が観光物産館に改装されて、残り9棟が長く米穀倉庫として使われていたということ。 それも昨年(2022年)で役目を終えたそうですから、ちょっと寂しい気持になります。

    【 立ち並ぶ倉庫 】

     さて山居倉庫というのは、明治時代に新井田川の中洲に建てられた倉庫だそうです。 とまあ、誰でも知っていることから書き始めますが、誰でも知っていることしか知らない私の旅行記ですから、お許しください。
     全部で14棟あったそうですが、そのうち12棟が現存し、うち1棟が庄内米歴史資料館、別の2棟が観光物産館に改装されて、残り9棟が長く米穀倉庫として使われていたということ。 それも昨年(2022年)で役目を終えたそうですから、ちょっと寂しい気持になります。

  • 【 ケヤキ並木と倉庫 】<br /><br /> では見学しましょう。 まずは定番のケヤキ並木です。<br /> これはもう、写真で見たことのない人というのはいないんじゃないでしょうか?<br /> 吉永小百合さんがこの並木を歩いているCMがあったそうですが、その頃私は仕事命の毎日でしたから、テレビを観るということがありませんでした。<br /> それでも今、山居倉庫の出ている記事を探すと、そのCMのシーンがすぐ見られますね。

    【 ケヤキ並木と倉庫 】

     では見学しましょう。 まずは定番のケヤキ並木です。
     これはもう、写真で見たことのない人というのはいないんじゃないでしょうか?
     吉永小百合さんがこの並木を歩いているCMがあったそうですが、その頃私は仕事命の毎日でしたから、テレビを観るということがありませんでした。
     それでも今、山居倉庫の出ている記事を探すと、そのCMのシーンがすぐ見られますね。

  • 【 三居稲荷神社 】<br /><br /> 立ち並ぶケヤキの間に稲荷神社がありました。 「三居稲荷神社」だそうです。 えっ、三居? 山居じゃねえのけ?<br /> 説明板によれば、この倉庫群を建てるときに旧藩主酒井家の「太郎稲荷」と徳川家の「禎祥稲荷」を勧請して元々この地にあった山居稲荷と併せ、三柱を合祀したところから「三居」としたのだそうです。<br /> 紛らわしい。 だから「やまい」にしておけばえがったのに。(無知な観光客の負け惜しみ)

    【 三居稲荷神社 】

     立ち並ぶケヤキの間に稲荷神社がありました。 「三居稲荷神社」だそうです。 えっ、三居? 山居じゃねえのけ?
     説明板によれば、この倉庫群を建てるときに旧藩主酒井家の「太郎稲荷」と徳川家の「禎祥稲荷」を勧請して元々この地にあった山居稲荷と併せ、三柱を合祀したところから「三居」としたのだそうです。
     紛らわしい。 だから「やまい」にしておけばえがったのに。(無知な観光客の負け惜しみ)

  • 【 ケヤキ並木と倉庫群 】<br /><br /> ケヤキ並木を振り返ってみます。<br /> 今はまだ朝ですから陽は東から照っていて、倉庫の影が落ちていますが、午後はケヤキの影が倉庫を覆うわけですね。 強い西日から倉庫内の米を守るための植栽で、冬の間は葉が落ちて倉庫に柔らかい陽があたるという工夫だとか。 な~るほど。<br /> でも、ちょっと待ってけれ。 倉庫を建てたのが130年前。 そのとき植えたケヤキだったら最初の50年ぐらいはまだ日よけの役には立ちませんよねえ。 その間はどうやって西日を防いだんでしょう?

    【 ケヤキ並木と倉庫群 】

     ケヤキ並木を振り返ってみます。
     今はまだ朝ですから陽は東から照っていて、倉庫の影が落ちていますが、午後はケヤキの影が倉庫を覆うわけですね。 強い西日から倉庫内の米を守るための植栽で、冬の間は葉が落ちて倉庫に柔らかい陽があたるという工夫だとか。 な~るほど。
     でも、ちょっと待ってけれ。 倉庫を建てたのが130年前。 そのとき植えたケヤキだったら最初の50年ぐらいはまだ日よけの役には立ちませんよねえ。 その間はどうやって西日を防いだんでしょう?

  • 【 切り株 】<br /><br /> ケヤキの寿命については百数十年というものから200~300年というものまで諸説あり、確かなことは分かりませんが、ここのケヤキは植えてから130年ほど経っていますから、当然枯れるものもでてきますね。<br /> 現在は41本が残っているそうですが、同時期に植えられたのですから、近い将来には次々と枯れるときがくるのでしょう。<br /> この切り株は何かの事情で倒れた木のあとでしょうが、少しずつ次の苗を植えるようにして景観を保ってもらいたいと思います。

    【 切り株 】

     ケヤキの寿命については百数十年というものから200~300年というものまで諸説あり、確かなことは分かりませんが、ここのケヤキは植えてから130年ほど経っていますから、当然枯れるものもでてきますね。
     現在は41本が残っているそうですが、同時期に植えられたのですから、近い将来には次々と枯れるときがくるのでしょう。
     この切り株は何かの事情で倒れた木のあとでしょうが、少しずつ次の苗を植えるようにして景観を保ってもらいたいと思います。

  • 【 屋形船 】<br /><br /> 先述したとおり山居倉庫は新井田川の中洲に建てられたもので、ほぼ水で囲まれています。<br /> その水路を利用した屋形船の遊覧もあるようですが、このときは人の気配がありませんでした。<br /> 因みにこの角度から見た倉庫群、映画『おくりびと』で本木雅弘さんが運転する車の窓からチラッと見えたらしいのですが、私は全然気づきませんでした。

    【 屋形船 】

     先述したとおり山居倉庫は新井田川の中洲に建てられたもので、ほぼ水で囲まれています。
     その水路を利用した屋形船の遊覧もあるようですが、このときは人の気配がありませんでした。
     因みにこの角度から見た倉庫群、映画『おくりびと』で本木雅弘さんが運転する車の窓からチラッと見えたらしいのですが、私は全然気づきませんでした。

  • 【 中洲に架かる橋 】<br /><br /> 倉庫を建てた中洲は地盤が軟弱だったようで、石垣を築いて土盛りをしたそうです。 その石垣に架かる山居橋。 緩やかな弧を描き、途中に休憩スペースがあるなど、橋それ自体を楽しめるなかなかのデザインです。

    【 中洲に架かる橋 】

     倉庫を建てた中洲は地盤が軟弱だったようで、石垣を築いて土盛りをしたそうです。 その石垣に架かる山居橋。 緩やかな弧を描き、途中に休憩スペースがあるなど、橋それ自体を楽しめるなかなかのデザインです。

  • 【 橋への斜路 】<br /><br /> 土盛りで高くなった中洲ですから、対岸の橋の取り付け部は一般道路より高い位置にあります。<br /> で、まずはその高さまで歩行者専用斜路で上がってゆきます。

    【 橋への斜路 】

     土盛りで高くなった中洲ですから、対岸の橋の取り付け部は一般道路より高い位置にあります。
     で、まずはその高さまで歩行者専用斜路で上がってゆきます。

  • 【 山居橋 】<br /><br /> そして54mの山居橋。 こうして見ると木造の橋に見えますが、鋼製の桁を木で覆って木製らしく見せているのだとか。

    【 山居橋 】

     そして54mの山居橋。 こうして見ると木造の橋に見えますが、鋼製の桁を木で覆って木製らしく見せているのだとか。

  • 【 休憩スペース 】<br /><br /> 橋中央の休憩スペースです。<br /> 私が旅行中に見つけて小躍りする三大アイテムは「手摺り」「スロープ」そして「ベンチ」です。

    【 休憩スペース 】

     橋中央の休憩スペースです。
     私が旅行中に見つけて小躍りする三大アイテムは「手摺り」「スロープ」そして「ベンチ」です。

  • 【 黄菖蒲 】<br /><br /> 既に書いたとおり、中洲に石垣を築いて土盛りをしたということで、その石垣の一部には川面に下りるための斜路が設けられていて、その辺りに黄菖蒲と思われる花が咲いていました。<br /> それだけでなにかホッとしますね。

    【 黄菖蒲 】

     既に書いたとおり、中洲に石垣を築いて土盛りをしたということで、その石垣の一部には川面に下りるための斜路が設けられていて、その辺りに黄菖蒲と思われる花が咲いていました。
     それだけでなにかホッとしますね。

  • 【 小鵜飼船 】<br /><br /> その川で活躍した小鵜飼船が再現されていました。<br /> 最上川本流での船運ではなく、支流や船着き場間の近距離輸送に使われたもので、小回りが効くことから重宝がられたそうです。

    【 小鵜飼船 】

     その川で活躍した小鵜飼船が再現されていました。
     最上川本流での船運ではなく、支流や船着き場間の近距離輸送に使われたもので、小回りが効くことから重宝がられたそうです。

  • 【 倉庫前面 】<br /><br /> ケヤキ並木は倉庫の西側にありますが、これは東側から見た倉庫の様子です。<br /> 棟と棟の間ごとに雨水が樋で誘導されています。 軒下には昔の言葉でいう「天水桶」があり、おそらく火災に備えているのだと思われます。

    【 倉庫前面 】

     ケヤキ並木は倉庫の西側にありますが、これは東側から見た倉庫の様子です。
     棟と棟の間ごとに雨水が樋で誘導されています。 軒下には昔の言葉でいう「天水桶」があり、おそらく火災に備えているのだと思われます。

  • 【 天水桶につながる樋 】<br /><br /> これがその樋と天水桶。 実用一点張りの無骨な作りですが、建物といえば木造だった明治の人たちの思いが伝わってくるようです。

    【 天水桶につながる樋 】

     これがその樋と天水桶。 実用一点張りの無骨な作りですが、建物といえば木造だった明治の人たちの思いが伝わってくるようです。

  • 【 防火用バケツ 】<br /><br /> そしてもう一つ、火事に備える工夫が見られました。 軒先に設けられた棚にはバケツが。<br /> すっかり錆びていますので、今は使われていないのでしょうが、これで天水桶の水を汲んで火にかけるのでしょうね。 幸い山居倉庫は一度も火事に遭っていないようで、実際に使われたことはないようです。

    【 防火用バケツ 】

     そしてもう一つ、火事に備える工夫が見られました。 軒先に設けられた棚にはバケツが。
     すっかり錆びていますので、今は使われていないのでしょうが、これで天水桶の水を汲んで火にかけるのでしょうね。 幸い山居倉庫は一度も火事に遭っていないようで、実際に使われたことはないようです。

  • 【 二重の屋根 】<br /><br /> また別の工夫も。 倉庫の屋根は二重になっているそうで、倉庫の本体である土蔵と屋根の間に空間を作ることによって上からの熱伝導を防ぎ、またその通風によって俵から出る熱を放散しているのだそうです。<br /> 今は内部に空調設備をしているそうですが、そういうものの無かった時代に考えられる様々な工夫をしていたことが伺えます。

    【 二重の屋根 】

     また別の工夫も。 倉庫の屋根は二重になっているそうで、倉庫の本体である土蔵と屋根の間に空間を作ることによって上からの熱伝導を防ぎ、またその通風によって俵から出る熱を放散しているのだそうです。
     今は内部に空調設備をしているそうですが、そういうものの無かった時代に考えられる様々な工夫をしていたことが伺えます。

  • 【 屋根瓦 】<br /><br /> 屋根瓦は何種類かありました。 倉庫の増設や古い屋根の葺き替えなどでそうなったのだと思います。<br /><br /> 山居倉庫。 これまでただケヤキ並木と倉庫の並んだ風景だけが頭にありましたが、実際に来てみると深い歴史と人々の努力が学べて、おおいに満足した見学となりました。

    【 屋根瓦 】

     屋根瓦は何種類かありました。 倉庫の増設や古い屋根の葺き替えなどでそうなったのだと思います。

     山居倉庫。 これまでただケヤキ並木と倉庫の並んだ風景だけが頭にありましたが、実際に来てみると深い歴史と人々の努力が学べて、おおいに満足した見学となりました。

  • 【 十二滝への道 】<br /><br /> 山居倉庫を出て東に2時間弱走り、十二滝に行ってみます。<br /> 一応駐車場はあるのですが、そこからは草を踏み分けて進むような案配で、折からの雨で傘をさしての急坂は楽ではありません。

    【 十二滝への道 】

     山居倉庫を出て東に2時間弱走り、十二滝に行ってみます。
     一応駐車場はあるのですが、そこからは草を踏み分けて進むような案配で、折からの雨で傘をさしての急坂は楽ではありません。

  • 【 不動明王像 】<br /><br /> 木の枝や草にまで掴まりながら、滑る段差を辿ってやっとのことで川のある高さまで降りると、そこに不動明王様の石像がありました。 何の説明もありませんが、滝と不動明王は相性が良いと見えて、滝のそばにはよくありますね。

    【 不動明王像 】

     木の枝や草にまで掴まりながら、滑る段差を辿ってやっとのことで川のある高さまで降りると、そこに不動明王様の石像がありました。 何の説明もありませんが、滝と不動明王は相性が良いと見えて、滝のそばにはよくありますね。

  • 【 十二滝 】<br /><br /> 滝に出ました。 十二滝です。<br /> 右側の幅広の滝が「河原滝」、左側が「芯の滝」で、上の水が分かれて落ちているようです。 その水が向きを変えたり段差にかかったりする箇所をそれぞれ滝として数えると12か所あるらしく、それが十二滝という名になっているということなのですが、下からは見えません。

    【 十二滝 】

     滝に出ました。 十二滝です。
     右側の幅広の滝が「河原滝」、左側が「芯の滝」で、上の水が分かれて落ちているようです。 その水が向きを変えたり段差にかかったりする箇所をそれぞれ滝として数えると12か所あるらしく、それが十二滝という名になっているということなのですが、下からは見えません。

  • 【 牛渡川 】<br /><br /> 午後2時過ぎ、山形県渥美郡遊佐町の牛渡川に来ました。 鳥海山からの地下水が湧き出て流れを作っているのだそうで、その清冽なことは川底に透けて見える梅花藻からもお分かりいただけると思います。<br /> 小さな川ですが、夏にはその梅花藻が咲き、秋から冬には鮭が遡上するということで、改めて来てみたい思いが募ります。

    【 牛渡川 】

     午後2時過ぎ、山形県渥美郡遊佐町の牛渡川に来ました。 鳥海山からの地下水が湧き出て流れを作っているのだそうで、その清冽なことは川底に透けて見える梅花藻からもお分かりいただけると思います。
     小さな川ですが、夏にはその梅花藻が咲き、秋から冬には鮭が遡上するということで、改めて来てみたい思いが募ります。

  • 【 丸池 】<br /><br /> その牛渡川に沿って進むと、青い水をたたえた「丸池」が見えてきました。<br /> 池自体が鳥海山大物忌神社の末社である丸池神社のご神体ということで、この池も人々からは「丸池様」と呼ばれているとか。

    【 丸池 】

     その牛渡川に沿って進むと、青い水をたたえた「丸池」が見えてきました。
     池自体が鳥海山大物忌神社の末社である丸池神社のご神体ということで、この池も人々からは「丸池様」と呼ばれているとか。

  • 【 丸池 】<br /><br /> 浅く見えますが水深は3mあるそうで、水温11度前後の水が絶えず入れ替わるため、水中の倒木も腐らないとのこと。 <br /> なるほど目を凝らすと、多くの木が沈んでいます。 水面に黄色い光のようなものが見えるのは、木漏れ日を浴びた新緑が映っているものです。

    【 丸池 】

     浅く見えますが水深は3mあるそうで、水温11度前後の水が絶えず入れ替わるため、水中の倒木も腐らないとのこと。 
     なるほど目を凝らすと、多くの木が沈んでいます。 水面に黄色い光のようなものが見えるのは、木漏れ日を浴びた新緑が映っているものです。

  • 【 丸池 】<br /><br /> これだけきれいな池ですから観光客も押し寄せるだろうし、土産物店なども出ているのかと思ったら、出会ったのは1組の男女と3人連れのおばさんだけでした。<br /> 駐車場も離れた所に未舗装の空き地があるだけで、池まではこれも未舗装のあぜ道のような所を歩いてゆかなければなりません。

    【 丸池 】

     これだけきれいな池ですから観光客も押し寄せるだろうし、土産物店なども出ているのかと思ったら、出会ったのは1組の男女と3人連れのおばさんだけでした。
     駐車場も離れた所に未舗装の空き地があるだけで、池まではこれも未舗装のあぜ道のような所を歩いてゆかなければなりません。

  • 【 古木の根 】<br /><br /> 池のほとりに、水底から引き揚げたのか、古木の根が転がっていました。 よく華道で使われているのを見ますね。<br /> 持って帰ったら売れるだろうかと考えたのは、ここが神域であることに思いが至らない俗人の性で、むろん持ち上がらない重さがあるとはいえ、未練がましく写真など撮ったのも、我ながらみっともないことでした。<br /> 神域であるこの辺は草木に一切手を加えない原生林だそうで、木の葉一枚も持ち帰らぬようにと厳しい決まりがあるそうです。

    【 古木の根 】

     池のほとりに、水底から引き揚げたのか、古木の根が転がっていました。 よく華道で使われているのを見ますね。
     持って帰ったら売れるだろうかと考えたのは、ここが神域であることに思いが至らない俗人の性で、むろん持ち上がらない重さがあるとはいえ、未練がましく写真など撮ったのも、我ながらみっともないことでした。
     神域であるこの辺は草木に一切手を加えない原生林だそうで、木の葉一枚も持ち帰らぬようにと厳しい決まりがあるそうです。

  • 【 十六羅漢岩 】<br /><br /> 丸池から真西に直線で2kmぐらいでしょうか、国道345号線沿いの海岸に十六羅漢岩があります。<br /> 鳥海山から流れ出た溶岩が固まった岩場に16体の羅漢像が彫られているこの場所は、昔から多くの漁師が命を落とす海の難所であった由。 それを案じた寛海和尚というお坊さんが石工の手を借りてこの像を刻み、自らは明治4年、その完成を待って海に身を投じたという話です。

    【 十六羅漢岩 】

     丸池から真西に直線で2kmぐらいでしょうか、国道345号線沿いの海岸に十六羅漢岩があります。
     鳥海山から流れ出た溶岩が固まった岩場に16体の羅漢像が彫られているこの場所は、昔から多くの漁師が命を落とす海の難所であった由。 それを案じた寛海和尚というお坊さんが石工の手を借りてこの像を刻み、自らは明治4年、その完成を待って海に身を投じたという話です。

  • 【 十六羅漢岩 】<br /><br /> 十六羅漢岩とはいっても実際には羅漢様だけでなく、全部で22体の仏様が彫られています。<br /> 近くに配置図があるのですが、分かりにくく、私にはこの写真で一番上に見えるのがお釈迦様、その隣に小さく見えるのが普賢菩薩様らしいということしか分かりませんでした。

    【 十六羅漢岩 】

     十六羅漢岩とはいっても実際には羅漢様だけでなく、全部で22体の仏様が彫られています。
     近くに配置図があるのですが、分かりにくく、私にはこの写真で一番上に見えるのがお釈迦様、その隣に小さく見えるのが普賢菩薩様らしいということしか分かりませんでした。

  • 【 十六羅漢岩 】<br /><br /> 岩の位置と形をうまく利用した彫刻だと思います。

    【 十六羅漢岩 】

     岩の位置と形をうまく利用した彫刻だと思います。

  • 【 賽の河原? 】<br /><br /> 群像の前はあたかも賽の河原のように見えるのか、訪れた人々が石を積んでいます。<br /> 実は私も積みました。 本来賽の河原の石積みは親よりも先に死んだ子供たちが親への詫びとして積んでいるのですが、私はこういう場所に来ると、妻を私よりも先に死なせてしまったことを詫びずにはいられず、本来の意味とは違うことを承知で石を積んでしまいます。

    【 賽の河原? 】

     群像の前はあたかも賽の河原のように見えるのか、訪れた人々が石を積んでいます。
     実は私も積みました。 本来賽の河原の石積みは親よりも先に死んだ子供たちが親への詫びとして積んでいるのですが、私はこういう場所に来ると、妻を私よりも先に死なせてしまったことを詫びずにはいられず、本来の意味とは違うことを承知で石を積んでしまいます。

  • 【 漂着ゴミ 】<br /><br /> 粛然たる仏様の居並ぶ十六羅漢岩ですが、その背後の石の浜はゴミだらけです。<br /> 日本海沿いの岩場はどこも対馬海流による漂着ゴミに悩まされているようで、近くの海岸には「諦めずに拾い続ける継続力が不可欠です」と、この問題を訴える看板も立っていました。

    【 漂着ゴミ 】

     粛然たる仏様の居並ぶ十六羅漢岩ですが、その背後の石の浜はゴミだらけです。
     日本海沿いの岩場はどこも対馬海流による漂着ゴミに悩まされているようで、近くの海岸には「諦めずに拾い続ける継続力が不可欠です」と、この問題を訴える看板も立っていました。

  • 【 道の駅・象潟 】<br /><br /> この日は県境から国道7号線を13kmほど北へ進んだ「道の駅・象潟」で車中泊と決めました。<br /> 大きな駅ですが、駐車場がわずかに傾斜しているせいか、駅舎前の一部平らな場所に車が集中しています。<br /><br /> ところでここの住所は「秋田県にかほ市象潟」なのですが、「にかほ」って、何でしょう? ひらがなでの地名表示はイメージが沸かないし、歴史も文化も感じられません。<br /> 調べてみました。 旧地名は「仁賀保」だそうですね。 やっぱりわがんねえや。

    【 道の駅・象潟 】

     この日は県境から国道7号線を13kmほど北へ進んだ「道の駅・象潟」で車中泊と決めました。
     大きな駅ですが、駐車場がわずかに傾斜しているせいか、駅舎前の一部平らな場所に車が集中しています。

     ところでここの住所は「秋田県にかほ市象潟」なのですが、「にかほ」って、何でしょう? ひらがなでの地名表示はイメージが沸かないし、歴史も文化も感じられません。
     調べてみました。 旧地名は「仁賀保」だそうですね。 やっぱりわがんねえや。

  • 【 才の神横丁 】<br /><br /> 駅舎の一部に「才の神横丁」というのがあり、才の神神社という神社まであります。<br /> 才の神というのは「賽の神」、つまり道祖神で、村や町の境にあって他所からの悪霊や厄災を防ぐ神様ですよね。<br /> ここは山形県との県境の町ですから、山形県からの悪しきものを防ごうということでしょう。 山形県さん、いいですか?

    【 才の神横丁 】

     駅舎の一部に「才の神横丁」というのがあり、才の神神社という神社まであります。
     才の神というのは「賽の神」、つまり道祖神で、村や町の境にあって他所からの悪霊や厄災を防ぐ神様ですよね。
     ここは山形県との県境の町ですから、山形県からの悪しきものを防ごうということでしょう。 山形県さん、いいですか?

  • 【 絵馬 】<br /><br /> そしてさすがは神社。 絵馬掛け所まであります。<br /> 「絵馬・おみくじは飲食コーナーでお買い求め下さい」と書かれているのがなんとも・・・。

    【 絵馬 】

     そしてさすがは神社。 絵馬掛け所まであります。
     「絵馬・おみくじは飲食コーナーでお買い求め下さい」と書かれているのがなんとも・・・。

  • 【 ご神体 】<br /><br /> おやおや、肝心の神様は社殿の中ではなく、離れた場所にポツンと置かれたボックスの中に納められているようです。 行ってみましょう。

    【 ご神体 】

     おやおや、肝心の神様は社殿の中ではなく、離れた場所にポツンと置かれたボックスの中に納められているようです。 行ってみましょう。

  • 【 ご神体 】<br /><br /> こりゃまた、なんちゅうご神体でしょう。<br /> 才の神様は悪しきものを追い払う神であると同時に子授け、夫婦円満の神でもあるとの説明が書かれていますが、なんだかなー。

    【 ご神体 】

     こりゃまた、なんちゅうご神体でしょう。
     才の神様は悪しきものを追い払う神であると同時に子授け、夫婦円満の神でもあるとの説明が書かれていますが、なんだかなー。

  • 【 西施の像 】<br /><br /> どうもいただけない気分で駅舎の裏に海を見に行ってみます。 広い芝生があり、こんな像が。<br /> 西施の像とありますが、西施という人物を知らない私には特段の感想もありません。<br /> そこで説明板を読んでみると、呉に敗れた越が呉王の心を乱すために贈った美女だそうで、西施は身を捧げて呉王を篭絡し、亡国に導いたということです。<br /> のちに松尾芭蕉がこの西施を讃えて詠んだ「象潟や 雨に西施が ねぶの花」という句があり、それがこの道の駅の名「象潟ねむの丘」となっているようです。<br /> なんだかわがんねえけんど、寝っか。

    【 西施の像 】

     どうもいただけない気分で駅舎の裏に海を見に行ってみます。 広い芝生があり、こんな像が。
     西施の像とありますが、西施という人物を知らない私には特段の感想もありません。
     そこで説明板を読んでみると、呉に敗れた越が呉王の心を乱すために贈った美女だそうで、西施は身を捧げて呉王を篭絡し、亡国に導いたということです。
     のちに松尾芭蕉がこの西施を讃えて詠んだ「象潟や 雨に西施が ねぶの花」という句があり、それがこの道の駅の名「象潟ねむの丘」となっているようです。
     なんだかわがんねえけんど、寝っか。

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この旅行記へのコメント (19)

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  • yamayuri2001さん 2024/06/15 11:45:52
    丸池!
    ねんきん老人さん、こんにちは。
    最上川で舟下りをなさったのですね。
    この船とても良いなと思いました。
    私がずっと前に乗った最上川の舟下りは、
    正座しなくてはならず、
    45分間の舟下りの間中、
    足がしびれてしまったのを思い出しました。
    椅子式は本当に楽ですね。
    世界三大船歌って、あと二つは何なのでしょうね。
    ボルガの舟歌?はたまたドイツリートのローレライ?

    ねんきん老人さんは旅の時、
    いつも奥様の写真と一緒で、
    片時も奥様の事を忘れる事が無い愛情深い方ですね。
    そこが素晴らしいです。

    山居倉庫は、海運が盛んで、
    酒田が繁栄した時代を思い起こす事ができる、
    とても貴重な倉庫ですけれど、
    昨年訪問した時に、いきなり大きな枝が目の前に落ちてきて、
    一歩間違えば、頭に大怪我をしていたなと思うと、
    とても怖い思いをしました。
    そこまでは手が回らないのか?
    しかし、観光客にとっては、一大事なので、
    枝打ちして欲しいなぁと思いました。

    次に行かれた丸池にとても感動しました。
    観光客はほとんど居なかったんですね。
    青森の青池は、世界遺産の中にあるので、
    大々的に宣伝されていて、
    とても狭い道をグネグネと運転して行くのですが、
    観光バスまで来ていました。
    それに比べると、山形の人の謙虚さが際立ちます。
    十六羅漢も、
    少しずつ風化しているようですけれど、
    そこがまた味があって素敵ですね。
    yamayuri2001

    ねんきん老人

    ねんきん老人さん からの返信 2024/06/15 15:44:33
    正座して舟に?
     yamayuri2001 さん、こんにちは。 とりとめのない旅行記に書き込みをしてくださり、ありがとうございました。
     yamayuri2001 さんはずっと前に山形旅行をなさっているのですね。
     最上川下り。 舟の中でずっと正座? それって、どういうことですか?
    椅子のない川下り舟はあちこちにありますし、むしろその方が普通だと思うのですが、正座している人を見たことはありません。 狭かったのですか?
    いずれにせよ、45分間正座していたのでは、周りの景色を見るどころではありませんね。
     おまけに山居倉庫で大きな枝が落ちてきたそうで。 今だったら責任問題になるでしょうが、おおらかというか、ずぼらというか・・・。 観光立国山形とも思えません。 私のようなヨボヨボジジイではとっさに逃げることもできず、なまじ逃げようとして転倒でもしたらそれこそ命とりです。

     青森の青池は今回の旅行で行こうと思ったのですが、事前の下調べでどの資料を見ても、どの旅行記を見ても、「ザッツ観光地」という感じで神秘性が感じられませんでしたので、結局行きませんでした。
     観光バスというのは、自分もよく利用することを棚に上げて言うのも変ですが、見たとたんにゲッ!となりますね。 その点、山形の丸池は駐車場すら近くの空き地という感じで、道もただのあぜ道。 土産物屋もなく、むろんカフェもなく、心行くまでその景観を楽しむことができました。

     旅行にいつも妻の写真を持ち歩いていますが、その度に思うことは、写真の妻しか連れて来られなかったという後悔です。
     妻は、私のような者で妥協してくれた地球上でただ一人の女ですから、私にとっては神様のような存在です。 どうして私なんかで我慢してくれたのでしょう? たぶん、よっぽどほかの男から相手にされなかったのでしょうね。 いつかまた一緒になったときに聞いてみます。

    ねんきん老人
  • ちいちゃんさん 2024/06/14 14:21:29
    才の神神社のご神体
    ねんきん老人さん、山形良いですね。最上川と聞くと、実際に朝ドラを見たことがないのに「おしん」の別れのシーンが思い出されます。世界三大舟歌があるとは、労働歌にはキツさを癒す効果があるらしいので、最上川の船頭さんたちはかなりつらいお仕事に従事していたんでしょう。

    才の神神社のご神体、なんだかなーとおっしゃいますが農業には人手が必要だし、「子宝」という言葉が大事にされてきた時代はついこの間まで続いていました。「子供を持たない人生」がスタイリッシュだと思う生き方なんて私には考えられません。有りがたい神様です。

    今でも奥様のお写真と一緒に旅を続けていらっしゃるとは。我が家なら、私の方が先に逝ったとしたら、何もできない夫は後妻業の女にでもつかまり、私が爪の先に火をともして貯めたいくばくかの金銭を身ぐるみごとはがされ、子供にも見放されてかなり悲惨な老後になっていたことでしょう。やはり、旦那様を先に見送るほうが理にかなっているようで、ねんきんさんを残していく奥様のほうこそつらい思いのお別れだったんじゃないかしら。

    今朝の新聞に載っていた俳句「冷素麺まだ許されし命あり」、お後がよろしいようで。

    ちいちゃん

    ねんきん老人

    ねんきん老人さん からの返信 2024/06/14 17:05:49
    なるほど、なるほど。
     ちいちゃんさん、こんにちは。 拙稿への書き込み、ありがとうございました。

     なるほど舟唄は船頭たちの労働歌でしたか。 そういえばあのヨイトマケもそうですが、労働歌というのは体を動かしながらでも声を出し続けられるものが多いですね。 働いたあとで歌うのではなく、働きながら歌う・・・なるほど!

     才の神神社のご神体。 子を授かりたいという願望の現れですか。 私は単に低俗な興味本位のものだと思っていましたが、もっと切実なものだったのですね。
     静岡県下田市の了仙寺では目のやり場に困るぐらいその種の「宝物」が並んでいますので、私はいたたまれずに退出した覚えがありますが、民衆のそうした願いからきたものだと分かっていれば、もっと時間をかけて拝観できたのですね。
     なるほど!

     私より、先に逝った妻の方が辛いだろうとのお話。 おそらくそうだと思います。 炊事洗濯掃除は言うに及ばず、人の生活にはこんなに雑用があるのかと驚いてしまいますが、それを妻は45年間続けていたわけで、何も言わないのでこちらは何も感じず、今になって途方に暮れています。
     カップラーメン主体、たまにコロッケという食生活・・・。
     洗濯機の回し方が分からないので、Tシャツからパンツまですべて使い捨てで通販便りという生活で、エンゲル係数という言葉を衣類に使いたいほどの毎日ですが、それを妻はずっとやっていたのですね。 私がそういうことをできないというのは妻が一番知っていたでしょうから、今はやきもきしているでしょうね。
     平均すれば月に一度くらいは掃除機をかけますが、掃除機というのはあちこちにぶつかるので、部屋の真ん中ばかりかけ、気づけば周りは綿埃ばかり・・・。 そんな部屋に寝転がっている私を見て、いらだっているでしょうね。
     妻の方が辛い・・・なるほど!

     今晩は近くのコンビニで冷素麺でも買ってきてたべましょうか。 まだ許されている命ですものね。  なるほど!

    ねんきん老人
  • jijidarumaさん 2024/06/04 01:14:03
    昔、山形は山の中の県と思っていました。
    ねんきん老人さん、
    今晩は。いつもありがとうございます。

    いつも奥様と御一緒の旅、すごいですね。もし私がその立場になっても、こうは出来ないなと、いつも反省させられます。
    (写真の前の夕飯、酒のつまみの多さに、これは確かに2人分だと)

    昔、山形は山の中の県と思っていました。日本海の酒田の方まで山形県とは長く知りませんでした(笑)。河北町に友人がいて、初めて友人宅を訪れた時、山の中をずっと走っていきましたから、その感が強かったですね。

    最上川の流れも橋の上から眺めましたが、良い感じでした。
    とはいえ、【川下りというとあっちでもこっちでも「ライン下り」「ナントカライン」とドイツの川の名を借りて客を呼んでいますが、、気に入りませんねえ。「最上川下り」でいいじゃありませんか。】
    とおっしゃるように、ドイツ学派、ドイツ党、ドイツ大好きの私もそう思いますよ。

    日本人はひょっとしてドイツ大好きで、このラインの名を神のように崇めて、ありがたがって使用しているのかもしれません。・・・が、ドイツ馬鹿の私は、「何馬鹿にするなよ!ドイツに冠たる、畏れ多くも<ドイツの父たるライン川>の名前を気安く使うな」と思ってしまいます^^。

    もっとも、何処かで書いたことがありますけど、
    ドイツと長年戦争を繰り返したフランス、そのフランスの有名なヴェルサイユ宮殿の名を、ドイツも気安く使っております。
    訪れたこともある北ドイツのある宮殿を「・・・のヴェルサイユ宮殿」と、恥ずかしげもなく称しております。
    日独の両国の人たちはやはり似ているのでしょうかね!?

    今回も楽しく拝読し、そういえばと幾つかコメントを書かせて頂きました。
    それではまた。
    jijidaruma

    ねんきん老人

    ねんきん老人さん からの返信 2024/06/05 16:28:10
    客寄せのカタカナと、それに釣られる俗人たち。
     jijidaruma さん、ご丁寧な書き込み、ありがとうございました。
     
     「ライン」についての独りよがりな憤慨にコメントをいただき、恐縮です。 
     群馬の吹割の滝を「東洋のナイアガラ」と宣伝していることについて拙稿でケシカランと書いたときに、jijidaruma さんから、日本だけではなく、ヨーロッパのあちこちで同様の言い方をしているとご教示をいただきました。
     昔、ライン川下りをしたときに、「日本には木曽川という川があって、人々が日本ラインと呼んでいるが、ドイツ人はライン川をドイツの木曽川と呼ぶか?」と乗り合わせたドイツ人に訊いてみたことがあります。
     木曽川という言葉を聞いたことがないという返事で話は全然通じませんでしたが、それは多分私の英語がまずかったせい(ドイツ語はまるでチンプンカンプン)だと思いますが、日本人が外国の地名を借用するときに、その根底に「あちらの方がこちらより上だ」という意識があることを痛感しました。
     日本人は昔から「舶来」などという言葉を使って外国由来のものをあがめる風潮があったと思いますが、とりわけドイツを崇拝する気持は強く、医学の分野ではカルテまでドイツ語で書いていたと思います。
     それに対してドイツ人は、日本人に親しみは持っているものの、とりわけ崇拝しているわけではないようで、これまた昔、シュツットガルトの職業訓練校に行ったとき、同行者の誰かが日本の技術力をどう思うかと訊いたのに対して、社交辞令でそこそこ良いレベルだと言われたのが忘れられません。

     親しみを込めて「○○の△△」と言うのはまだしも、両者の優劣を意識して客寄せの修飾語としてに使うことには、どうも抵抗ばかりが先に立ってしまいます。
     また、あるとき日本人の多くが「〇〇ライン」を英語の line だと思っていることに気付き、これじゃあ客寄せにもならないなと呆れたことがあります。

     私は別に国粋主義者でもないし、日本の文物や自然がとりわけ優れていると思っているわけでもありませんが、アパートの名前などに何語かも分からないような意味不明のカタカナを使うことにも辟易しています。 そもそもマンションなんて、ドラキュラが住んでいるような豪邸をさす言葉だと思うのですが、私の家の周りは見るからに雨漏りのしそうな「マンション」がそれぞれの敷地いっぱいにひしめいています。
     皆がjijidaruma さんのように豊富な事例を把握した上で物事を判断するのは無理としても、外国の地名や外国の言葉にわけもなく憧れる風潮にはついてゆけません。

     旅先でいつも妻の写真を持ち歩いているのは、ただただ「罪滅ぼし」の意識にかられてのこと。 恥じるばかりです。

     重ねて、ありがとうございました。

    ねんきん老人
  • nimameさん 2024/05/31 12:46:40
    道の駅象潟
    ねんきん老人さん・こんにちは(^^)

    昨夜此方の読ませて頂き・コメントを送りましたら・
    何故かおかしくなり!
    折角書いたのに消えてしまいました(;´д`)トホホ…

    それにもめげずにコメント致しますね。
    羽黒山の次に山形へ・
    でも同じ山形観光でも人によりこんなに見る視線が違うんですね!
    もうnimame感心しています。
    ケヤキ並木の倉庫素敵な景色ですね・・
    見た事ありません!
    そして屋根瓦も形の違う初めて見た形ですし・・
    十六羅漢岩などまるで知りませんでした。

    そして道の駅象潟・・
    今から17年程前に始めて本州に渡り・道の駅に寝ました。
    その一つに象潟があります。
    nimameの泊まった時はお風呂はあるし・食堂もあり・
    楽ちんで車で寝るだけでした。
    風が凄く強い日でした!!
    やはり日本海だな~と思ったものです。
    それが才の神横丁・・そして絵馬にご神体・・
    nimameから見たら何でそんなもの置いたの!!
    nimameの道の駅の雰囲気は地元の野菜&地元の品物が売っている>>
    何かガッカリしちゃった!
    設置したいきさつが解らないから勝手な事を言ってますが!!残念。

    でも奥様との夕食とても美味しそう(^^♪
    先日nimameもお姉ちゃんと旭川の道の駅で寝て・
    傍にcoopがあったので総菜とお寿司を買って食べました。
    美味しいね(#^.^#)
    これが最高だね~と
    形は違いますが二人だけの世界・車って快適と思っています。
    優しい奥様のお写真も見られてとても嬉しいです(^^)
    今年も何処か計画してくださいね。
    nimame

    ねんきん老人

    ねんきん老人さん からの返信 2024/05/31 17:37:02
    メッセージの再送、ありがとうございます。
     nimame さん、こんにちは。 いつもながらのジコチュー旅日記にお付き合いくださって、ありがとうございました。
     折角書き込みをしてくださったのに、消えてしまったとか。 改めて打ち込むにはかなりの気力が必要で、そのことにもお礼を申し上げます。
     かくいう私もやっと打ち終わったメッセージを送ろうと送信ボタンを押した途端に「ログインしてください」と表示されるケースが頻繁にあります。
     「ログインしてあるからこうしてサイトが開けているのに、なぜこの作業中に再ログインする必要があるのか?」
     そう思いながら渋々ログインし直すと、やっとのことで打ち込んであったメッセージは跡形もなく消え失せ、また最初から打ち直さなければなりません。 そのときの落胆はひととおりではなく、がっかりを通り越して腹立たしくすらあります。 気をとり直して、さっき書いた文章を思い出しながら打ち直すのですが、そのユーウツさは半端ではなく、ときにはメッセージなしで終わりにしようとすら思います。
     とうとうフォートラに苦情を言ったことがあるのですが、返事は安全のためだからご理解を、というだけでした。
     そんな経験を何度もしているだけに、今回nimame さんが消えたメッセージを打ち直してくださったと知って、心底申し訳ないと思いました。

     nimame さんも道の駅象潟で車中泊をなさったのですか!? それも17年も前に。
     仰るとおり、今も入浴施設はあります。 広くて居心地の良い駅ですね。
     人の多いのが難点でしたが、まあ、人が多いということは逆に誰も私などに関心を持たないということで、気楽ではあります。 明かりがほとんどなく、車も1台か2台しか停まっていないような駅だと何をやっても見られているようで気を使ったりもしますが、それはそれで静かでいいということもありますし、まあ、考えようですね。
     nimame さんの泊まられたときは才の神横丁というのはなかったのですか? まったく、俗もここに極まれりという醜悪な付属物でした。
     nimame さんは最近も旭川の道の駅で泊まられたのですね。 co-op で総菜を買って・・・最高ですね。 リッツカールトンや星野リゾートではあの自由さは味わえません。 これからも大いに楽しんでください。

     さあ、送信ボタンを押します。 消えないことを祈りながら!

    ねんきん老人
  • 三昧さん 2024/05/28 12:11:28
    夕食の写真を見て
    こんにちは。
    こうやって、奥様の写真と向き合っての食事、昔の事を思い出しながら亡き人と思いを馳せる。分かります。
    自分が4トラを始めた時を思い出しました。妻を亡くして自分がコントロール出来なくなって、酒に溺れ毎晩呑み続け多い日には平日でも二升呑んでも酔えなくて(出勤しても酒臭かったんでしょうね。周りは何にも言いませんでしたけど)、妹に「旅行でもしてみたら」と言われらのがキッカケで4トラ会員になった次第です。今は歳でチョットしか吞めなくなりました。

    ねんきん老人

    ねんきん老人さん からの返信 2024/05/28 16:52:12
    超・孤独のグルメ
     三昧さん、ひと様の参考にならない私的な写真にわざわざのメッセージをくださり、ありがとうございました。
     妻が死んで7年、寝ても覚めても妻の不在を嘆く、我ながら情けない独居生活を送っています。
     周囲から、ちゃんと食べてるか?と言われることは多く、その度に「孤独のグルメを楽しんでるよ」と答えていますが、グルメというのは真っ赤な嘘で、実は毎日カップラーメンとさとうのご飯ばかり。 それでも最近はスーパーで総菜を買ってきてレンジでチンなどするようになりましたから、以前よりはマシになったでしょうか。
     旅先でも、テレビの「孤独のグルメ」のように大衆食堂にでも飛び込んであれこれ食べればいいのですが、やっぱり面倒だし、ホテルのレストランといっても、ホテルそのものが面倒なので、ついつい車中泊で、途中のスーパーなどで買ったものをビールで流し込んでいます。
     若いころは車中泊でもガスコンロでお湯を沸かす程度のことはしていたのですが、今はそれも面倒で、とにかくそのまま食べられるものだけを探しています。
     妻は私が言うのもなんですが実に働き者で、炊事洗濯料理に膨大な時間を費やしていましたから、今の私の食生活を知ったら慨嘆することでしょう。 そんな妻の写真を前に置いての夕食というのは、男としてはいささかみっともないことだと分かっていますが、その日見た景色や神社仏閣などのことを(声には出しませんが)妻と話しながら誰にも邪魔されずに食べるのは、ひと様が思うほど淋しいものではありません。 たかが写真ではありますが、不思議な力を持った「小道具」ではあります。

     三昧さんは酒に溺れて、体内に酒を残したままご出勤なさっていたとか。 私の現役時代に毎日酒臭い男がいて呆れたものですが、もしかしたらその男も三昧さんのような事情を抱えていたのかも知れないと、今はじめて思いました。 人には人それぞれの事情があるのでしょうから、何も知らずに非難だけするのは控えるべきでした。

     そう遠くない日に写真ではない妻のそばに行けると思いますが、それまでは写真の妻と向かい合っての静かな夕食を楽しみたいと思います。
     つまらぬ写真に共感を寄せていただいて、ありがとうございました。

    ねんきん老人
  • 小心者さん 2024/05/24 17:34:46
    素晴らしい旅行記
    ねんきん老人さん、こんにちは。
    今回もたいへん楽しませていただきました。
    【千人堂】の「だから?」に、思わず口の中のピーナッツを吹きました。
    もったいないことをしました。

    山居倉庫、丸池、十六羅漢岩…
    「死ぬまでに行きたい場所」が増えて困ってしまいます。
    中でも丸池の美しさに魅了されました。底に倒木が沈んでいるというのがまたたまりません。(どうかバズりませんように…)

    いつもながら、とても参考になり、尚且つ読む者を笑顔にする素晴らしい旅行記に脱帽です。
    ねんきん老人さんは思わず吹きだしてしまう「毒」も吐かれるのですが、決して誰も不快にしないところが見事です。
    素地が違いすぎて難しいとは思いますが、私もこんな旅行記を書けるようになりたいです。

    そろそろまた東海地方にもお越しください!

    小心者

    ねんきん老人

    ねんきん老人さん からの返信 2024/05/24 20:10:04
    死ぬまでに行きたい所・・・増える一方です。
     小心者さん、こんばんは。 ご体調が万全ではないのに拙稿をお読みくださり、さらにわざわざの書き込み、ありがとうございました。
     仰るとおり丸池はまれに見る美しい池でしたが、予想に反して地元では観光化に力を入れておらず、自然のままの佇まいを保持していました。
     小心者さんが(どうかバズりませんように・・・)と書かれているとおり、このままでいてほしいものだと思っています。 今はいったんバスると「これがあの場所?」と思うくらい人が押し掛けて、本来の良さがまるでなくなってしまう例があとを絶ちませんので、地元の人たちが「丸池様」と呼んで親しんでいるその空気を大切にしたいのものです。
     「死ぬまでに行きたい場所」。 そうですね。私もどんどん増えていきます。 実際には死んだあと、まだあそこには行っていないと悔しい思いをすることはないと思うし、俺は生きているうちにあそことあそこには行ったと
    思い出すわけでもないと思うのですが、それでも初めての土地で「一回しかない人生なのにここに来られたということは、俺は幸せ者なんだな」と思うことはよくあります。
     昔、私の母(明治生まれ)が子供のころ、家族で家から十数キロの所にある山頂展望台に行って、その景観に感動して「ここも日本?」と聞いたという話がありました。
     今私が所属している老人会には「ミスター自慢」とあだ名されている男がいますが、その男の自慢の一つは琵琶湖を見たということです。 「おらあよう、あっちこっち行っててよう、あんたって琵琶湖まで行ったことがあんだかんよう」という台詞を何度聞いたことか? それを聞いている私が琵琶湖に行ったことがあるだろうなどとは夢にも思わないようです。
     そう思うと、旅好きの私は生涯に平均以上の場所に行っていると思うのですが、「もういいや」とはなりませんね。
     小心者さん、どうぞ焦らず、じっくりとご体調を整えられて、是非山形の丸池にいらしてください。
     私も「死ぬまでに」もう少し旅をしたいと思っています。 やがて十万億土の彼方への旅が始まるのでしょうが、その前に少し、予行練習の旅をしましょうか。

    ねんきん老人
  • ねんきん老人さん 2024/05/24 15:42:47
    揺れない川下りなんて。
     ふわっくまさん、こんにちは。
     さんざんサボって久しぶりに投稿したのに早速お立ち寄り、書き込みをいただき、ありがとうございます。
     秋田方面にご旅行を計画なさっているのですか? 今から楽しみですね。 是非山形にもお寄りになってください。
     
     最上川下りはとても有名でときどき人の話題にも上りますから、私も一度は経験してみたいと思っていました。 ですけど、穏やかな水面をゆったりと、それもエンジンで進むので、どうも迫力に欠けます。 川下りは全国いたる所でできますが、どこも風に逆らい、水しぶきを浴びながら舟の縁に掴まってキャーキャー言いながら下るもので、そのスリルが売りになっている筈・・・それなのに最上川下りは実にのんびりとした、人によっては眠くなるのではないかと思われるものでした。
     まあ、それが特徴だと言われればそれを良しとしなければなりませんが、また乗るかと言われるとちょっと・・・。

     丸池は牛渡川の清流がそのまま流入しているようで、本当にきれいでした。 それに、観光地化していると思っていた予想はみごとに裏切られ、土産物屋の類がまったくないこと、駐車場や道もきちんと整備されていないことに驚きました。 いまどき珍しいですね。 そういう意味ではそのあとに行った十六羅漢岩も見捨てられたような場所で、心行くまでその雰囲気を味わうことができました。 
     いくつになっても、初めての土地というのは楽しいものですね。
     秋田へのご旅行が実り多いものになりますよう、お祈りしております。

    ねんきん老人


  • はなまりんさん 2024/05/24 13:42:11
    こんな素敵な所があるなんて!
    年金老人さん こんにちは。

    山形にこんな素敵な所があるなんて知りませんでした。さすが何でもご存知なんですね?! しかも健脚、しかも車でバンバン走って車中泊! もしかして同年代かもと思っていたこともありましたが、とんでもない! 適いません。 

    九州在住者にとって、東北は遠くて神秘的な未知の国。この旅行記を読んで、あこがれが一層強くなりました。旅をする元気の残っているうちに、また東北を訪ねてみたいと思います。

    次の旅行記も期待しています。

      はなまりん

    ねんきん老人

    ねんきん老人さん からの返信 2024/05/24 16:38:24
    間違いなく私の負けです。
     はなまりんさん、こんにちは。 豚もおだてりゃ木に登るという言葉がありますが、はなまりんさんが、私を健脚とか車でバンバン走ってとかおだててくださったので、なんだかまた出かけたくなりました。
     実際はどこの階段でも休み休みの私を後から来た人がどんどん追い越してゆきますし、車の運転は逆走しないように、信号を見落とさないように、ブレーキとアクセルを踏み間違えないようにと、自分で自分にビクビクしています。
     全身に老いを実感するようになってから久しいのですが、最近はそれに加え、心まで老いてきたようで、「どうせ」という言葉が口癖になってしまいました。
     どうせ行きたい所に全部いけるわけじゃない。 どうせ読みたい本を全部読めるわけじゃない。 どうせ俺には分からない世界だ。 等々、自分が楽をするための言い訳ばかりが浮かんできます。
     はなまりんさんが、また東北を訪ねてみたいと仰ることに、私も「おっと、老け込んでいる場合じゃない、 俺もまた次行くところを考えなきゃ」と思いました。
     九州から東北まで。 ずいぶん遠いですが、是非実現なさって、私に「敵わねえ!」と言わせてください。

    ねんきん老人
  • nikoさん 2024/05/24 08:36:06
    丸池綺麗ですね!
    ねんきん老人様。おはようございます。

    丸池の美しいこと!
    北海道の青い池は、Macbookの壁紙に採用されて以来世界的に有名になったそうですが、それ以前はどうだったのでしょう?
    私はコロナ禍に訪問した為、幸い人があまりいませんでしたが、SNSの力は 良い意味でも悪い意味でも大きいですね。

    最近ではコンビニの上に富士山が乗っているような写真を撮るために外国人がそのコンビニ前に押し寄せているというニュースを見ましたが。(コンビニの上の富士山の良さがわかりませんが。笑)
    とは言うものの、実は私自身も海外に行けば同じようなことをしてしまっているのかもしれないな。とも思いました。

    奥様のお写真と一緒のご旅行、素敵です!

    niko

    ねんきん老人

    ねんきん老人さん からの返信 2024/05/24 16:12:21
    SNSに踊らされるのはいやですね。
     niko さん、こんにちは。 わざわざの書き込み、ありがとうございました。

     コンビニと富士山! 仰る通りで、何がいいのかさっぱり分かりません。
    私の住む千葉県木更津は海に面しているので、富士山がよく見えます。 ときどき写真も撮りますが、コンビニとの組み合わせは考えたこともありません。(その気になれば富士山をバックにローソンの写真を撮ることも可能です)
     ひとたびSNS で流れると、猫も杓子も押しかけて写真を撮るという風潮には少々うんざりします。
     その木更津には「日本のウユニ塩湖」などと騒がれて観光バスが押し寄せた場所もあるのですが、そこは私たちが子供のころ、毎日のように泳いでいた何の変哲もない遠浅の海です。 公共のトイレなどはなく、私たちは泳いでいる途中でよくオシッコをしました。
     また、車で1時間弱の所に観光会社が「一生に一度は見ておきたい神秘の絶景」と謳ってバスが停まれないほどの混雑になった「濃溝の滝」と言う流れがありますが、そこも私たちがウグイ釣りに通ったただの川です。
     どちらも人が押し寄せるようになってからは行っていませんが、どうせ遠からず誰も来なくなるでしょうから、その後でまた行こうかと。

     コロナもようやく収まってきましたが、niko さんは海外旅行を再開されていらっしゃるのですか? どうぞSNS に踊らされず、ご自分の価値観でその地の風物を楽しんできてください。 
     
    ねんきん老人
  • ふわっくまさん 2024/05/24 07:15:09
    山居倉庫
    ねんきんさん、おはようございます。
    ちょうど今年の夏 秋田方面へ行く予定でして、山形県の山居倉庫も行けたらいいなぁと思っていたところです。
    さんきょそうこって、読むのですね(^_^)
    私も「やまい」と思っていたので、また ねんきん先生から教えていただきました。
    ケヤキ並木と倉庫群,山居橋など、晴天に恵まれて綺麗でしたねー

    それから最上川下りは、日本三大急流の一つだそうですが
    全く、揺れなかったのですね。
    水の事故が起きて問題になることがあるので、無難に2社競い合って運航されているのでしょうか・・

    話が変わり牛渡川に沿って進んだ丸池も、スゴク美しい光景でしたね(*^_^*)
    奥様と車内でお刺身&お寿司の夕食、ネタが新鮮で美味しそうでした。
                   ふわっくま

    ねんきん老人

    ねんきん老人さん からの返信 2024/05/24 16:45:18
    揺れない川下りなんて。
     ふわっくまさん、こんにちは。
     さんざんサボって久しぶりに投稿したのに早速お立ち寄り、書き込みをいただき、ありがとうございます。
     秋田方面にご旅行を計画なさっているのですか? 今から楽しみですね。 是非山形にもお寄りになってください。
     
     最上川下りはとても有名でときどき人の話題にも上りますから、私も一度は経験してみたいと思っていました。 ですけど、穏やかな水面をゆったりと、それもエンジンで進むので、どうも迫力に欠けます。 川下りは全国いたる所でできますが、どこも風に逆らい、水しぶきを浴びながら舟の縁に掴まってキャーキャー言いながら下るもので、そのスリルが売りになっている筈・・・それなのに最上川下りは実にのんびりとした、人によっては眠くなるのではないかと思われるものでした。
     まあ、それが特徴だと言われればそれを良しとしなければなりませんが、また乗るかと言われるとちょっと・・・。

     丸池は牛渡川の清流がそのまま流入しているようで、本当にきれいでした。 それに、観光地化していると思っていた予想はみごとに裏切られ、土産物屋の類がまったくないこと、駐車場や道もきちんと整備されていないことに驚きました。 いまどき珍しいですね。 そういう意味ではそのあとに行った十六羅漢岩も見捨てられたような場所で、心行くまでその雰囲気を味わうことができました。 
     いくつになっても、初めての土地というのは楽しいものですね。
     秋田へのご旅行が実り多いものになりますよう、お祈りしております。

    ねんきん老人

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