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速報 キャニオンルートの公開は2024年10月に延期となりました。<br />7月から旅行商品が発売となります。<br />ーーーーーーーーーーーーーーーーー<br />秘境「黒部宇奈月キャニオンルート」がいよいよ公開されることになりました。<br />これに先立ち実施されていた、関西電力主催の「黒部ルート見学会」の参加記です。<br />既に閉鎖された別サイトに掲載していたものからの移植で、書き下ろしではありません。<br /><br />*写真は当時のものをそのまま使っており、現在では変更になっている箇所もあります。4トラには作表機能が無いため一部割愛しています。<br />ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー<br />【プロローグ】<br />秘境黒部には、遠大な地下通路が延びている。<br />それは「係員以外立入禁止」の延長18キロにも及ぶ暗闇で、関西電力の作業員専用通路として使われている。<br />ちょうど中程には巨大な「黒部川第四発電所」があるが完全地下式発電所なので、地上からは送電線取り出し口くらいしか見えない。<br />黒部川下の廊下に沿って上級者向け登山道、旧日電歩道(黒部ダム~仙人谷)水平歩道(仙人谷~欅平)が敷設されているが残雪が多く、1年のうちごくわずか(9月中~下旬)の間しか歩行できない。<br />雪に影響せず、年間を通じて安全な作業通路として使用する知られざるトンネルは莫大な費用と、多数の犠牲者を伴いながら完成した。<br />この欅平~黒四発電所~黒部ダム間の地下通路は「黒部ルート」と呼ばれていて、関西電力が主催する見学会に参加しない限り一般人は立ち入ることはできない。

【祝☆2024黒部宇奈月キャニオンルート公開記念】黒部ルート見学会★アーカイブ 2004-6

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2023/06/03 - 2023/06/03

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旅行記グループ 青春18きっぷの旅

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たのちゃん

たのちゃんさん

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速報 キャニオンルートの公開は2024年10月に延期となりました。
7月から旅行商品が発売となります。
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秘境「黒部宇奈月キャニオンルート」がいよいよ公開されることになりました。
これに先立ち実施されていた、関西電力主催の「黒部ルート見学会」の参加記です。
既に閉鎖された別サイトに掲載していたものからの移植で、書き下ろしではありません。

*写真は当時のものをそのまま使っており、現在では変更になっている箇所もあります。4トラには作表機能が無いため一部割愛しています。
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【プロローグ】
秘境黒部には、遠大な地下通路が延びている。
それは「係員以外立入禁止」の延長18キロにも及ぶ暗闇で、関西電力の作業員専用通路として使われている。
ちょうど中程には巨大な「黒部川第四発電所」があるが完全地下式発電所なので、地上からは送電線取り出し口くらいしか見えない。
黒部川下の廊下に沿って上級者向け登山道、旧日電歩道(黒部ダム~仙人谷)水平歩道(仙人谷~欅平)が敷設されているが残雪が多く、1年のうちごくわずか(9月中~下旬)の間しか歩行できない。
雪に影響せず、年間を通じて安全な作業通路として使用する知られざるトンネルは莫大な費用と、多数の犠牲者を伴いながら完成した。
この欅平~黒四発電所~黒部ダム間の地下通路は「黒部ルート」と呼ばれていて、関西電力が主催する見学会に参加しない限り一般人は立ち入ることはできない。

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  • 黒部ルートは、旧日本電力(株)が仙人谷に建設するダム(黒部川第三発電所の取水用)の建設資材を輸送するために建設したトロッコ軌道(上部軌道:欅平~仙人谷)と後に関西電力が黒四発電所建設のために建設した、黒部ダムから仙人谷までのルートを総称したもので、今でも保守用資材や運転員などの輸送ルートとして重要な役割を果たしています。いずれも難工事の末に開通したもので、最低限の幅、高さとなっています。<br /><br />黒部川流域は年間に4000ミリという雨の多い地帯であり勾配が1/40という急流で水力発電にはうってつけの環境です。昭和2年に柳河原発電所(宇奈月)が運転開始以来、次々と上流への電源開発が行われました。開戦間近な昭和11年、逼迫する電力需要に対応するため、国策として黒部の山奥に仙人谷ダムと黒部川第三発電所を建設しました。途中には岩盤温度が166度にも達する「高熱隧道」があり工事は困難を極めました。ホウ雪崩やダイナマイトの自然発火による事故、資材運搬中の日電歩道からの転落事故などで300名を越す犠牲者を出しています。戦時体制下のこと、当時犠牲者のことは殆ど報じられなかったそうです。<br />*その様子は吉村昭の小説「高熱隧道」(新潮文庫よー53)に赤裸々に描かれている。その後、高度成長下の電力需要増大により昭和31年、関西電力により更に上流へ黒部川第四発電所と黒部ダムの建設が開始されました。資材運搬ルートとして黒部ルートの延長、大町ルート(関電トンネル)の新設が行われましたが、それまでは追分小屋~ダム間の22キロは立山ルートと言って東一の越-タンボ平を経由し、ボッカ(ゴウリキ)、木馬道により資材輸送が行われていました。昭和36年6月、黒四の完成により黒部川水系89万キロワットの電源開発が完成したわけです。

    黒部ルートは、旧日本電力(株)が仙人谷に建設するダム(黒部川第三発電所の取水用)の建設資材を輸送するために建設したトロッコ軌道(上部軌道:欅平~仙人谷)と後に関西電力が黒四発電所建設のために建設した、黒部ダムから仙人谷までのルートを総称したもので、今でも保守用資材や運転員などの輸送ルートとして重要な役割を果たしています。いずれも難工事の末に開通したもので、最低限の幅、高さとなっています。

    黒部川流域は年間に4000ミリという雨の多い地帯であり勾配が1/40という急流で水力発電にはうってつけの環境です。昭和2年に柳河原発電所(宇奈月)が運転開始以来、次々と上流への電源開発が行われました。開戦間近な昭和11年、逼迫する電力需要に対応するため、国策として黒部の山奥に仙人谷ダムと黒部川第三発電所を建設しました。途中には岩盤温度が166度にも達する「高熱隧道」があり工事は困難を極めました。ホウ雪崩やダイナマイトの自然発火による事故、資材運搬中の日電歩道からの転落事故などで300名を越す犠牲者を出しています。戦時体制下のこと、当時犠牲者のことは殆ど報じられなかったそうです。
    *その様子は吉村昭の小説「高熱隧道」(新潮文庫よー53)に赤裸々に描かれている。その後、高度成長下の電力需要増大により昭和31年、関西電力により更に上流へ黒部川第四発電所と黒部ダムの建設が開始されました。資材運搬ルートとして黒部ルートの延長、大町ルート(関電トンネル)の新設が行われましたが、それまでは追分小屋~ダム間の22キロは立山ルートと言って東一の越-タンボ平を経由し、ボッカ(ゴウリキ)、木馬道により資材輸送が行われていました。昭和36年6月、黒四の完成により黒部川水系89万キロワットの電源開発が完成したわけです。

    後曳橋 名所・史跡

  • 黒部ルートは富山県の東端に位置し、黒部川添いに人畜未踏だった欅平と黒部ダムの間を結ぶ全長18キロのルートで、関西電力の業務用通路となっていて一般には公開されていません。<br />ここが公開されて往来自由になれば、宇奈月方面と、長野、立山の3方向の行き来が可能となり観光に便利になるですが・・・<br /><br />地図は関西電力の黒部ルート見学会HPから転載

    黒部ルートは富山県の東端に位置し、黒部川添いに人畜未踏だった欅平と黒部ダムの間を結ぶ全長18キロのルートで、関西電力の業務用通路となっていて一般には公開されていません。
    ここが公開されて往来自由になれば、宇奈月方面と、長野、立山の3方向の行き来が可能となり観光に便利になるですが・・・

    地図は関西電力の黒部ルート見学会HPから転載

  • 黒部ルート見学会は、関西電力が主催、富山県が協賛でH16年は年34回開催されました。指定の締切日(約2か月以上前)に往復はがきで応募し、抽選となります。<br />抽選倍率は3.3倍から連休などは16倍を超すこともあり、出来るだけ倍率の低そうな日を選んで応募したところ、運よく1回で当選しました。この時の倍率は4.1倍だったそうです。<br /><br />集合時刻が8時と早いので前日は、欅平駅から徒歩20分の「名剣温泉」に泊りイワナの骨酒で気力と体力を温存しました。<br />*看板は休業中表示でしたが、日帰りのみの休止で、実は宿泊はやってますよ。

    黒部ルート見学会は、関西電力が主催、富山県が協賛でH16年は年34回開催されました。指定の締切日(約2か月以上前)に往復はがきで応募し、抽選となります。
    抽選倍率は3.3倍から連休などは16倍を超すこともあり、出来るだけ倍率の低そうな日を選んで応募したところ、運よく1回で当選しました。この時の倍率は4.1倍だったそうです。

    集合時刻が8時と早いので前日は、欅平駅から徒歩20分の「名剣温泉」に泊りイワナの骨酒で気力と体力を温存しました。
    *看板は休業中表示でしたが、日帰りのみの休止で、実は宿泊はやってますよ。

    名剣温泉 宿・ホテル

  • 黒部ルートの横断面図です。見学会のパンフより転載。<br />欅平から黒部湖まで標高差が871mもあり、エレベータとインクラインで強引に到達させていることがわかります。

    黒部ルートの横断面図です。見学会のパンフより転載。
    欅平から黒部湖まで標高差が871mもあり、エレベータとインクラインで強引に到達させていることがわかります。

  • 朝8時、欅平駅に集合。<br />黒部ダム集合の逆コースもあり、定員は各30名づつです。<br />受付でバッジを受け取り、点呼、簡単な説明のあと貸与された関西電力のヘルメットをかぶってトロッコ列車に乗り込みます。<br />ややっ、通常の営業列車とは逆の方向に走り始めましたよ、、!!<br /><br />*この見学会をもしも営業ベースにすると1人5万円を徴収しても引き合わないだろうと言っていました。あのアルペンルートでさえ、富山から扇沢まで片道14000円ですから。<br />来年からの有料ツアー化で一体いくらで設定されるか興味があります。

    朝8時、欅平駅に集合。
    黒部ダム集合の逆コースもあり、定員は各30名づつです。
    受付でバッジを受け取り、点呼、簡単な説明のあと貸与された関西電力のヘルメットをかぶってトロッコ列車に乗り込みます。
    ややっ、通常の営業列車とは逆の方向に走り始めましたよ、、!!

    *この見学会をもしも営業ベースにすると1人5万円を徴収しても引き合わないだろうと言っていました。あのアルペンルートでさえ、富山から扇沢まで片道14000円ですから。
    来年からの有料ツアー化で一体いくらで設定されるか興味があります。

    欅平駅

  • 下部軌道<br />宇奈月からの本線につながっている軌道で、<br />3グループに分かれて乗車です。<br /><br />各グループ1人づつの説明員の方がつきます。<br />関電OBの方でした。<br />バックしてトンネルに入ってわずか3分で欅平下部駅に到着です。

    下部軌道
    宇奈月からの本線につながっている軌道で、
    3グループに分かれて乗車です。

    各グループ1人づつの説明員の方がつきます。
    関電OBの方でした。
    バックしてトンネルに入ってわずか3分で欅平下部駅に到着です。

  • 竪抗エレベータ<br />欅平から竪抗上部駅まで200mの高度差を克服するために設けられた大型のエレベータで中間階(途中停止階)がありません。県からは観光用に公開するよう求められていますが、途中で停電した時の対策など安全面が確保されていないことなどから実現されていません。人荷両用で、機関車も1両運搬できるようにレールも敷設されています。<br />*いよいよ来年から公開されます。

    竪抗エレベータ
    欅平から竪抗上部駅まで200mの高度差を克服するために設けられた大型のエレベータで中間階(途中停止階)がありません。県からは観光用に公開するよう求められていますが、途中で停電した時の対策など安全面が確保されていないことなどから実現されていません。人荷両用で、機関車も1両運搬できるようにレールも敷設されています。
    *いよいよ来年から公開されます。

  • エレベータ内の解説パネルです。<br />このエレベータはアメリカのOTIS社製。<br />当時、日本の技術ではこんな大型のエレベータは造れなかったんだそうです。<br />4.5トンの巻上げ能力があり、最近まで日本一の昇降能力でした。

    エレベータ内の解説パネルです。
    このエレベータはアメリカのOTIS社製。
    当時、日本の技術ではこんな大型のエレベータは造れなかったんだそうです。
    4.5トンの巻上げ能力があり、最近まで日本一の昇降能力でした。

  • エレベータで欅平上部に着きました。<br />こちらは竪坑展望台です。<br />名剣山や奥鐘山、遠く白馬鑓岳、天狗頭、鹿島槍ヶ岳、爺ヶ岳などを望むことができます。正面が長野県との県境になります。

    エレベータで欅平上部に着きました。
    こちらは竪坑展望台です。
    名剣山や奥鐘山、遠く白馬鑓岳、天狗頭、鹿島槍ヶ岳、爺ヶ岳などを望むことができます。正面が長野県との県境になります。

    奥鐘山 自然・景勝地

  • 眺望を満喫したあと、ここから2番目のトロッコに乗ります。<br />上部軌道と呼ばれ、高熱隧道区間に向かいます。<br />ここでは腐食性ガスが発生していて、電気設備(架線や饋電設備など)を損傷させるので電化されておらず、バッテリー機関車牽引します。

    眺望を満喫したあと、ここから2番目のトロッコに乗ります。
    上部軌道と呼ばれ、高熱隧道区間に向かいます。
    ここでは腐食性ガスが発生していて、電気設備(架線や饋電設備など)を損傷させるので電化されておらず、バッテリー機関車牽引します。

  • 線路が竪坑エレベータ内を貫通しており、機関車の保守点検などで下部軌道に降ろすことが出来ます。<br />写真手前が車庫で、エレベータの向こうが高熱隧道方面です。

    線路が竪坑エレベータ内を貫通しており、機関車の保守点検などで下部軌道に降ろすことが出来ます。
    写真手前が車庫で、エレベータの向こうが高熱隧道方面です。

  • 欅平上部駅に掲示してあった、黒部ルートの案内図。<br />社客も来るので、立派なボードが設置してあります。<br />しかしさすが関西電力の作った地図、黒部ダムから扇沢方面だけでアルペンルート方面は書かれていません。

    欅平上部駅に掲示してあった、黒部ルートの案内図。
    社客も来るので、立派なボードが設置してあります。
    しかしさすが関西電力の作った地図、黒部ダムから扇沢方面だけでアルペンルート方面は書かれていません。

  • さあ、人車に乗って黒四方面に出発です。<br />上部軌道(関西電力黒部専用軌道)<br />竪抗上部(欅平)から黒四発電所前の6.5キロを32分で結ぶ。<br />1日4往復の定期列車が運行されている。10トンの2軸バッテリー機関車(BB型)3両が在籍する。(平成16年7月現在)竪抗エレベータを通じて黒部峡谷鉄道と線路がつながっている。<br />途中には欅平側から蜆谷、志合谷、折尾谷、阿曽原、仙人谷の5つの停留所があり作業の必要により停車する。志合谷駅構内にはホウ雪崩による犠牲者を慰霊する祠が安置されており、暗黒の中絶え間ることなく燈明が点されている。<br /><br />欅平上部から仙人谷を経て黒四発電所結ぶ延長6.5キロのナローゲージ(762ミリ)で、開業した昭和15年当時、トンネル内部が地熱により70度もあり電線が溶けるなどの影響で電化することが出来ないため、路線は非電化ですが排煙の影響を避けるためバッテリー機関車により運転されています。途中、阿曽原谷付近の500mくらいは「高熱隧道」で掘削工事中に最大岩盤温度が165度にも達しました。現在は40度くらいに下がっていますが、客車は密閉された耐熱仕様になっていて窓には手動のワイパーが設けられています。<br />欅平~仙人谷間 昭和14年8月竣工、仙人谷~黒四発電所間 昭和32年6月竣工

    さあ、人車に乗って黒四方面に出発です。
    上部軌道(関西電力黒部専用軌道)
    竪抗上部(欅平)から黒四発電所前の6.5キロを32分で結ぶ。
    1日4往復の定期列車が運行されている。10トンの2軸バッテリー機関車(BB型)3両が在籍する。(平成16年7月現在)竪抗エレベータを通じて黒部峡谷鉄道と線路がつながっている。
    途中には欅平側から蜆谷、志合谷、折尾谷、阿曽原、仙人谷の5つの停留所があり作業の必要により停車する。志合谷駅構内にはホウ雪崩による犠牲者を慰霊する祠が安置されており、暗黒の中絶え間ることなく燈明が点されている。

    欅平上部から仙人谷を経て黒四発電所結ぶ延長6.5キロのナローゲージ(762ミリ)で、開業した昭和15年当時、トンネル内部が地熱により70度もあり電線が溶けるなどの影響で電化することが出来ないため、路線は非電化ですが排煙の影響を避けるためバッテリー機関車により運転されています。途中、阿曽原谷付近の500mくらいは「高熱隧道」で掘削工事中に最大岩盤温度が165度にも達しました。現在は40度くらいに下がっていますが、客車は密閉された耐熱仕様になっていて窓には手動のワイパーが設けられています。
    欅平~仙人谷間 昭和14年8月竣工、仙人谷~黒四発電所間 昭和32年6月竣工

  • 高熱隧道の区間のトンネル壁面。阿曾原~仙人谷間<br />壁面に硫黄と湯の華が堆積しています。<br />昔は120℃以上あったそうです。<br />当時、ダイナマイトの地熱による自然発火で度々暴発事故をおこし、多数の犠牲者が出ていました。<br />今では40℃くらいに下がっていますが、まだ湿度が高く硫黄蒸気が充満しており、トロッコに乗っているとムッとして硫黄のニオイがします。<br />この区間は線路が腐食するので2年に1度交換するそうです。

    高熱隧道の区間のトンネル壁面。阿曾原~仙人谷間
    壁面に硫黄と湯の華が堆積しています。
    昔は120℃以上あったそうです。
    当時、ダイナマイトの地熱による自然発火で度々暴発事故をおこし、多数の犠牲者が出ていました。
    今では40℃くらいに下がっていますが、まだ湿度が高く硫黄蒸気が充満しており、トロッコに乗っているとムッとして硫黄のニオイがします。
    この区間は線路が腐食するので2年に1度交換するそうです。

    阿曽原温泉 温泉

  • こんな写真は見学会参加者は決して撮れないので、関西電力のHPからお借りしました。<br />7キロに亘るトンネルは昭和14年に掘り上げたままで素掘りになっている。<br />上下左右の車両との余裕が全くないので、鉄道事業法による営業列車の運転は出来ない。この点が下部軌道とは大きく異なる。<br />現状は非常退避通路もなく照明も排煙設備もないので、もしも鉄道営業として公開するとなれば大規模な対策工事が必要となる。

    こんな写真は見学会参加者は決して撮れないので、関西電力のHPからお借りしました。
    7キロに亘るトンネルは昭和14年に掘り上げたままで素掘りになっている。
    上下左右の車両との余裕が全くないので、鉄道事業法による営業列車の運転は出来ない。この点が下部軌道とは大きく異なる。
    現状は非常退避通路もなく照明も排煙設備もないので、もしも鉄道営業として公開するとなれば大規模な対策工事が必要となる。

  • 仙人谷駅<br />こちらは橋上駅で上部軌道では唯一の地上に出ます。<br />こちらで5分の下車見学停車です。<br />久々の日の光がまぶしい。

    仙人谷駅
    こちらは橋上駅で上部軌道では唯一の地上に出ます。
    こちらで5分の下車見学停車です。
    久々の日の光がまぶしい。

  • バッテリー機関車の運転席。<br />電圧計、電流計、ブレーキ圧力計・・・・<br />実にシンプルですね。

    バッテリー機関車の運転席。
    電圧計、電流計、ブレーキ圧力計・・・・
    実にシンプルですね。

  • 仙人谷駅は黒部川をまたぐ橋の上にあります。<br />窓からは正面に「仙人谷ダム」が見えます。このすぐ下流に黒三発電所があります。<br />ここも通常は上級登山者でないと目にすることのできない場所です。<br />*土木学会の「日本の近代土木遺産~現存する重要な土木構造物2000選 」に選定されている。

    仙人谷駅は黒部川をまたぐ橋の上にあります。
    窓からは正面に「仙人谷ダム」が見えます。このすぐ下流に黒三発電所があります。
    ここも通常は上級登山者でないと目にすることのできない場所です。
    *土木学会の「日本の近代土木遺産~現存する重要な土木構造物2000選 」に選定されている。

    仙人温泉小屋 宿・ホテル

  • 下を見ると、黒部川の龍飛峡の激流が見えます。登山者が毎年何人かは滑落して命を落としているそうです。「黒部には怪我はない」(生きるか死ぬかしかない)と言われています。<br />上部軌道は登山には解放されていないので、ここまでは旧日電歩道や水平歩道から徒歩で来るしかないのです。<br />「ここから物を落としたら回収不能なので注意してください」と言われ思わずカメラを握りしめます。

    下を見ると、黒部川の龍飛峡の激流が見えます。登山者が毎年何人かは滑落して命を落としているそうです。「黒部には怪我はない」(生きるか死ぬかしかない)と言われています。
    上部軌道は登山には解放されていないので、ここまでは旧日電歩道や水平歩道から徒歩で来るしかないのです。
    「ここから物を落としたら回収不能なので注意してください」と言われ思わずカメラを握りしめます。

  • 対岸に見えるのは「人見寮」という関西電力の作業者用宿舎です。<br />川床からの高さ90m。<br />その前の道が日電歩道へと続き、欅平までつながっています。<br />(写真右方向が阿曾原谷を経て欅平方面)

    対岸に見えるのは「人見寮」という関西電力の作業者用宿舎です。
    川床からの高さ90m。
    その前の道が日電歩道へと続き、欅平までつながっています。
    (写真右方向が阿曾原谷を経て欅平方面)

  • 仙人谷ダム天端上からみた、上部軌道の仙人谷駅です。<br />橋の上段が上部軌道、下段が黒四発電所から放流した水を黒三発電所に送る圧力鉄管。この鉄管が高熱隧道に並行して埋設されているため、高熱隧道の温度を下げる役割をしています。<br />左に蒸気が出ていますが、高熱隧道から漏れてくる硫黄を含む蒸気です。<br />正面奥が関西電力の人見寮。

    仙人谷ダム天端上からみた、上部軌道の仙人谷駅です。
    橋の上段が上部軌道、下段が黒四発電所から放流した水を黒三発電所に送る圧力鉄管。この鉄管が高熱隧道に並行して埋設されているため、高熱隧道の温度を下げる役割をしています。
    左に蒸気が出ていますが、高熱隧道から漏れてくる硫黄を含む蒸気です。
    正面奥が関西電力の人見寮。

  • 仙人谷駅に停車中のトロッコ列車をアップで。<br />下の圧力鉄管の中に、トロッコ複線分の線路が敷けそうなくらい太いことがわかりますね。黒四発電所の発電機4基分の72m3/秒の水が流れているわけです。<br />*2枚の写真は登山者の方の承諾を得てお借りしています。だって常人はこんな所には往けないもん。危険な山道を6時間余歩いてここにたどりついたガッツに脱帽!!<br />

    仙人谷駅に停車中のトロッコ列車をアップで。
    下の圧力鉄管の中に、トロッコ複線分の線路が敷けそうなくらい太いことがわかりますね。黒四発電所の発電機4基分の72m3/秒の水が流れているわけです。
    *2枚の写真は登山者の方の承諾を得てお借りしています。だって常人はこんな所には往けないもん。危険な山道を6時間余歩いてここにたどりついたガッツに脱帽!!

  • 上部軌道の沿線地図です。<br /><br />欅平~黒部ダム間には871mの高度差がある為、軌道で一直線にというわけにはゆきません。<br />欅平側から、専用軌道(下部軌道)~竪抗エレベータ~専用軌道(上部軌道)~インクライン(荷物、労働者の運搬用索道)~バス(黒部トンネル-専用道路)と5つの乗り物でつながっています。<br />なお下部軌道~上部軌道の間は列車の直通運転はできませんが、竪抗(たてこう)エレベータを介して線路はつながっており車両の回送等に使われています

    上部軌道の沿線地図です。

    欅平~黒部ダム間には871mの高度差がある為、軌道で一直線にというわけにはゆきません。
    欅平側から、専用軌道(下部軌道)~竪抗エレベータ~専用軌道(上部軌道)~インクライン(荷物、労働者の運搬用索道)~バス(黒部トンネル-専用道路)と5つの乗り物でつながっています。
    なお下部軌道~上部軌道の間は列車の直通運転はできませんが、竪抗(たてこう)エレベータを介して線路はつながっており車両の回送等に使われています

  • 上部軌道の解説パネルです。

    上部軌道の解説パネルです。

  • 5分の見学後、再びトロッコに乗り、上部軌道の終点「黒部川第四発電所前」に着きました。<br />ここで初めてバッテリー列車の全体が撮れます。<br />*この車両はキャニオンルート開業にあたり、おしゃれな新車に更新されるようです。<br /><br />この場所で、2002年NHK紅白歌合戦で中島みゆきさんが「地上の星」を歌い、全国に中継されました。<br />https://www.tiktok.com/@chikaraudon3150/video/7079385274295389442?lang=ja-JP

    5分の見学後、再びトロッコに乗り、上部軌道の終点「黒部川第四発電所前」に着きました。
    ここで初めてバッテリー列車の全体が撮れます。
    *この車両はキャニオンルート開業にあたり、おしゃれな新車に更新されるようです。

    この場所で、2002年NHK紅白歌合戦で中島みゆきさんが「地上の星」を歌い、全国に中継されました。
    https://www.tiktok.com/@chikaraudon3150/video/7079385274295389442?lang=ja-JP

  • 黒部川第四発電所の玄関(地下トンネル内です)<br />発電所の職員の方が待機されていて、案内して下さいます。<br />まず会議室に案内され、持参した弁当をいただきます。<br />熱いお茶も用意していただきました。

    黒部川第四発電所の玄関(地下トンネル内です)
    発電所の職員の方が待機されていて、案内して下さいます。
    まず会議室に案内され、持参した弁当をいただきます。
    熱いお茶も用意していただきました。

  • 昼食タイムが終了すると、発電所内の見学です。<br />発電機室です。<br />4台の発電機が轟音を立てて回転していました。<br />上部のランプが点灯しているのが発電中です。<br />最大出力は4基合計で33万7000kWです。<br />機器の補修などでクレーンで吊り上げるため、天井が高くできています。<br /><br />火力や原子力だと1基で50万kWが普通なんですが。

    昼食タイムが終了すると、発電所内の見学です。
    発電機室です。
    4台の発電機が轟音を立てて回転していました。
    上部のランプが点灯しているのが発電中です。
    最大出力は4基合計で33万7000kWです。
    機器の補修などでクレーンで吊り上げるため、天井が高くできています。

    火力や原子力だと1基で50万kWが普通なんですが。

    くろよん記念室 美術館・博物館

  • 発電機の下部にあるドアを開け、回転するシャフトを見せていただきました。<br />上が発電機、下が水車です。<br />有効落差が545mもあるので360rpmと高回転です。<br />たかが水でも545mを落ちてくると。すさまじい力を発揮します。

    発電機の下部にあるドアを開け、回転するシャフトを見せていただきました。
    上が発電機、下が水車です。
    有効落差が545mもあるので360rpmと高回転です。
    たかが水でも545mを落ちてくると。すさまじい力を発揮します。

  • これがペルトン水車の実物です。日本最大のサイズ。<br />直径3.3m、縦軸6射方式で、6方向から水を噴射します。<br />交換前の品物なのでピカピカの新品!!<br />1年後に見学した人によると、取り外してボロボロになった水車が展示されていたそうです。

    これがペルトン水車の実物です。日本最大のサイズ。
    直径3.3m、縦軸6射方式で、6方向から水を噴射します。
    交換前の品物なのでピカピカの新品!!
    1年後に見学した人によると、取り外してボロボロになった水車が展示されていたそうです。

  • 製造元は富士電機。

    製造元は富士電機。

  • 中央制御室は無人化のため誰もいません。<br />下流にある新愛本変電所から、黒部川にある8つの発電所と3つのダムは遠隔操作されています。<br />点検や試運転時の時のみ、ここからローカルモードで操作します。

    中央制御室は無人化のため誰もいません。
    下流にある新愛本変電所から、黒部川にある8つの発電所と3つのダムは遠隔操作されています。
    点検や試運転時の時のみ、ここからローカルモードで操作します。

  • 発電所見学が終わると、インクラインに乗車し、上部にある作廊という地点に向かいます。

    発電所見学が終わると、インクラインに乗車し、上部にある作廊という地点に向かいます。

  • インクライン<br />黒四発電所から上部にある作郎という地点を結ぶ大型の貨物用ケーブル。最大積載量は25トンで発電機や変圧器などの重量物を積むことができます。<br />通常はステンレス製の乗用搬器(30人乗り)が積まれています。<br />斜長815m、高さ456m、傾斜角34度で事業用インクラインとして国内最大規模です。<br />昭和32年6月竣工

    インクライン
    黒四発電所から上部にある作郎という地点を結ぶ大型の貨物用ケーブル。最大積載量は25トンで発電機や変圧器などの重量物を積むことができます。
    通常はステンレス製の乗用搬器(30人乗り)が積まれています。
    斜長815m、高さ456m、傾斜角34度で事業用インクラインとして国内最大規模です。
    昭和32年6月竣工

  • 後日、掲示されていた時刻表をもとにインクラインと上部軌道のダイヤグラムを作図してみました。赤線は不定期運転。<br />上部軌道は全線単線なので途中交換はなく、交互運転になっています。

    後日、掲示されていた時刻表をもとにインクラインと上部軌道のダイヤグラムを作図してみました。赤線は不定期運転。
    上部軌道は全線単線なので途中交換はなく、交互運転になっています。

  •  もし故障したら、線路わきにある急な3000段の階段を2時間歩くことになるそうです。<br />上りはキツイし下りはコワイ・・(/≧◇≦\)<br /><br />34度という急こう配を815m、約20分をかけてゆっくりと上昇してゆきます。<br />交走式なので、中間点でもう1つのA台車とすれ違いました。<br />「黒部ダム出発コース」の見学者が乗っているため、手を振ります。<br /><br />作廊に着くと、そこはもう標高1325mという高山です。<br />気温は10℃くらいでかなり寒いです。<br /><br />

     もし故障したら、線路わきにある急な3000段の階段を2時間歩くことになるそうです。
    上りはキツイし下りはコワイ・・(/≧◇≦\)

    34度という急こう配を815m、約20分をかけてゆっくりと上昇してゆきます。
    交走式なので、中間点でもう1つのA台車とすれ違いました。
    「黒部ダム出発コース」の見学者が乗っているため、手を振ります。

    作廊に着くと、そこはもう標高1325mという高山です。
    気温は10℃くらいでかなり寒いです。

  • 交換地点ですれ違う反対側のA搬器。<br />作業台の底面が水平なのでいかに急勾配かよくわりますね。<br />日本で最急こう配の「高尾山ケーブルカー」が31度ですからその上をいってます。

    交換地点ですれ違う反対側のA搬器。
    作業台の底面が水平なのでいかに急勾配かよくわりますね。
    日本で最急こう配の「高尾山ケーブルカー」が31度ですからその上をいってます。

  • 黒部トンネル <br />作廊でインクラインから降りると、ここからはバスで黒部ダムに向かいます。<br />作廊から黒部ダムまでを結ぶ延長10.2キロのトンネルで幅は4.4mと狭く途中ですれ違いは出来ません。事業用車両のほか見学会では小型のバスが使われています。途中、ズリ出し(掘削した土砂の搬出)をした横坑が4箇所あります。<br />昭和34年4月竣工

    黒部トンネル 
    作廊でインクラインから降りると、ここからはバスで黒部ダムに向かいます。
    作廊から黒部ダムまでを結ぶ延長10.2キロのトンネルで幅は4.4mと狭く途中ですれ違いは出来ません。事業用車両のほか見学会では小型のバスが使われています。途中、ズリ出し(掘削した土砂の搬出)をした横坑が4箇所あります。
    昭和34年4月竣工

  • 横坑で途中下車し、「タル沢横坑」という所から外部に出ると剣岳(裏剣)の八ツ峰がよく見えました。標高2999m。

    横坑で途中下車し、「タル沢横坑」という所から外部に出ると剣岳(裏剣)の八ツ峰がよく見えました。標高2999m。

    剱岳 自然・景勝地

  • 後日、関西電力からいただいたタル沢横坑からの視界図です。<br />赤線の範囲がタル沢横坑前から見えます。

    後日、関西電力からいただいたタル沢横坑からの視界図です。
    赤線の範囲がタル沢横坑前から見えます。

  • 中央の白い斜めのところが、日本で初めて氷河と認定された三ノ窓雪渓。<br />最大の厚さが60m、幅が200m、長さは1キロ以上にもおよぶ。<br />氷河とは、重力によって長期間にわたり連続して流動する雪氷体のことで、<br />秋季の約1ヶ月間で30cm以上の比較的大きな流動が観測されたそうです。<br />雪渓というのはただの雪だまりで、流動しません。

    中央の白い斜めのところが、日本で初めて氷河と認定された三ノ窓雪渓。
    最大の厚さが60m、幅が200m、長さは1キロ以上にもおよぶ。
    氷河とは、重力によって長期間にわたり連続して流動する雪氷体のことで、
    秋季の約1ヶ月間で30cm以上の比較的大きな流動が観測されたそうです。
    雪渓というのはただの雪だまりで、流動しません。

  • 裏剣はこの場所からしか見ることが出来ないので、みんな夢中になって撮影中。

    裏剣はこの場所からしか見ることが出来ないので、みんな夢中になって撮影中。

  • バスを降りてトンネル内を少し歩くと、「この世」に戻ってきました。<br />いつの間にかトロリーバスの黒部ダム駅の中にいました。<br />*このトロリーバスは現在はEVに変わり、もう見られません。<br /><br />見学会終了後は、立山山麓温泉の「びんてる名剣」でもう1泊してから電車で帰りました。<br />(2004-6-3)

    バスを降りてトンネル内を少し歩くと、「この世」に戻ってきました。
    いつの間にかトロリーバスの黒部ダム駅の中にいました。
    *このトロリーバスは現在はEVに変わり、もう見られません。

    見学会終了後は、立山山麓温泉の「びんてる名剣」でもう1泊してから電車で帰りました。
    (2004-6-3)

    立山山麓温泉 びんてる めいけん 宿・ホテル

  • トロリーバスの黒場ダム駅構内にはしれっと、こんな看板があります。<br />「日電歩道入口」<br />ここから16.6キロ先には前出の仙人谷ダムがあり、徒歩所要時間は4時間半。(標準的な登山者のコースタイム)<br />さらにその先、13キロ6時間の水平歩道に続いています。<br /><br />富山県の山のグレーティングにょると「欅平からの水平歩道と通しで当歩道を黒部ダムまで歩く場合、必要な体力度は「9」(2 ? 3泊以上が適当)、技術的難易度は最高レベルの「E」(緊張を強いられる厳しい岩稜の登下降が続き、転落・滑落の危険個所が連続する)となっている。<br />観光客が軽装で安易な気持ちで立ち入らないよう、わざと地味な看板にしているのかもしれない。<br />*この手前にトロリーバスの改札があるが、登山装備で「日電歩道に行く」と告げれば通してもらえます。

    トロリーバスの黒場ダム駅構内にはしれっと、こんな看板があります。
    「日電歩道入口」
    ここから16.6キロ先には前出の仙人谷ダムがあり、徒歩所要時間は4時間半。(標準的な登山者のコースタイム)
    さらにその先、13キロ6時間の水平歩道に続いています。

    富山県の山のグレーティングにょると「欅平からの水平歩道と通しで当歩道を黒部ダムまで歩く場合、必要な体力度は「9」(2 ? 3泊以上が適当)、技術的難易度は最高レベルの「E」(緊張を強いられる厳しい岩稜の登下降が続き、転落・滑落の危険個所が連続する)となっている。
    観光客が軽装で安易な気持ちで立ち入らないよう、わざと地味な看板にしているのかもしれない。
    *この手前にトロリーバスの改札があるが、登山装備で「日電歩道に行く」と告げれば通してもらえます。

  • 黒部ダム駅の通路を日電歩道方面に進み、扉を開けて外に出て急坂約170mを降りると黒部川の川面に着きます。<br />木製の橋の上から上流を見ると、黒四ダムの放水を下から見ることが出来、水しぶきがかかります。<br />*滑るので雨天のときや健脚でない人は行かない方がBetterです。<br />内蔵助谷出会までは片道70分程度で、ここまでは上級者でなくても行けます。

    黒部ダム駅の通路を日電歩道方面に進み、扉を開けて外に出て急坂約170mを降りると黒部川の川面に着きます。
    木製の橋の上から上流を見ると、黒四ダムの放水を下から見ることが出来、水しぶきがかかります。
    *滑るので雨天のときや健脚でない人は行かない方がBetterです。
    内蔵助谷出会までは片道70分程度で、ここまでは上級者でなくても行けます。

  • 黒部宇奈月キャニオンルート!!<br />2024年10月に公開されるそうです。こうご期待。<br />公式ページ https://canyon-route.jp/<br />プロモーションビデオ https://youtu.be/MeXqBhm0xBM<br /><br />ウワサによると、2泊3日のツアーでおよそ8万円からとか。<br />(あくまでウワサで実際は未定です)<br />やはり安全管理とか乗車人員の制約があり、ふらっと行って切符を買えば自由に往き来可能とはならないようですね。トロッコで楽チンに阿曾原温泉や仙人湯に行けるかと小躍りしたけど、やはり無理か・・。<br />初年度は8140名受け入れなので、黒部ルート見学会の2040人よりは敷居は下がるようですが、お金が・・・

    黒部宇奈月キャニオンルート!!
    2024年10月に公開されるそうです。こうご期待。
    公式ページ https://canyon-route.jp/
    プロモーションビデオ https://youtu.be/MeXqBhm0xBM

    ウワサによると、2泊3日のツアーでおよそ8万円からとか。
    (あくまでウワサで実際は未定です)
    やはり安全管理とか乗車人員の制約があり、ふらっと行って切符を買えば自由に往き来可能とはならないようですね。トロッコで楽チンに阿曾原温泉や仙人湯に行けるかと小躍りしたけど、やはり無理か・・。
    初年度は8140名受け入れなので、黒部ルート見学会の2040人よりは敷居は下がるようですが、お金が・・・

    黒部ダム 名所・史跡

  • 【追記】<br />1/19 能登半島地震の影響で鐘釣橋が損傷したため、キャニオンルートの公開が延期されました。2024-10から実施と公式発表されました。<br />旅行商品は2024-7から発売です。<br />基本コース<br />■宇奈月発<br />第1便/宇奈月温泉(前泊)→宇奈月駅→欅平→【キャニオンルート】→黒部ダム(解散、立山駅方面へ)<br />第2便/宇奈月駅→欅平→【キャニオンルート】→黒部ダム→室堂泊(解散、立山駅方面へ)<br />■黒部ダム発<br />第1便/大町温泉郷(前泊)→黒部ダム→【キャニオンルート】→欅平→宇奈月駅(解散)<br />第2便/立山駅→黒部ダム→【キャニオンルート】→欅平→宇奈月駅→宇奈月温泉泊(解散)<br />これを旅行商品として発売し、1泊つきで1人13万円程度だそうです。<br />JTBとかクラブツーリズムが企画するらしい。<br />もし東京発だと、これに往復の新幹線、あと1泊が追加になり約20万円と予想されています。<br />詳しくはこちら。<br />https://tabiris.com/archives/kuroberoute202310/<br />

    【追記】
    1/19 能登半島地震の影響で鐘釣橋が損傷したため、キャニオンルートの公開が延期されました。2024-10から実施と公式発表されました。
    旅行商品は2024-7から発売です。
    基本コース
    ■宇奈月発
    第1便/宇奈月温泉(前泊)→宇奈月駅→欅平→【キャニオンルート】→黒部ダム(解散、立山駅方面へ)
    第2便/宇奈月駅→欅平→【キャニオンルート】→黒部ダム→室堂泊(解散、立山駅方面へ)
    ■黒部ダム発
    第1便/大町温泉郷(前泊)→黒部ダム→【キャニオンルート】→欅平→宇奈月駅(解散)
    第2便/立山駅→黒部ダム→【キャニオンルート】→欅平→宇奈月駅→宇奈月温泉泊(解散)
    これを旅行商品として発売し、1泊つきで1人13万円程度だそうです。
    JTBとかクラブツーリズムが企画するらしい。
    もし東京発だと、これに往復の新幹線、あと1泊が追加になり約20万円と予想されています。
    詳しくはこちら。
    https://tabiris.com/archives/kuroberoute202310/

    阿曽原温泉 温泉

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