2019/07/31 - 2019/08/02
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たのちゃんさん
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東京から紀伊ノ国・北山村は遠い。
実は一昨年、北山村に向かって出発したが折からの東海ゲリラ豪雨で鉄道が不通となり到達できず断念。
昨年も申し込んだが、台風接近で筏下り自体が中止。
今年も4月に申し込み、直近の1週間は天気予報と北山川小森ダム放水量を眺めて一喜一憂する毎日だった。
今回はせっかく南紀まで行くので、まだ参拝していない伊勢神宮の別宮に参拝する計画と合わせることにした。
3度目の正直、やっと念願の筏下りを体験することができた。
・1日目
東京→北山村 おくとろ温泉やまのやど泊
・2日目
「筏下り」 北山村→熊野市 入鹿温泉瀞流荘泊
------------ここまで前編----------
・3日目
熊野市→滝原 滝原宮参拝 滝原→伊勢市 月夜見宮参拝
伊勢市→鳥羽相差町 漁師の宿浜栄泊
・4日目
松尾→上之郷 伊雑宮参拝
鳥羽→鵜方 横山展望台 志摩国際ホテル
近鉄「しまかぜ」賢島→名古屋
JR「ムーンライトながら」名古屋→東京(翌朝着)
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 5.0
- ホテル
- 4.0
- グルメ
- 4.0
- ショッピング
- 3.5
- 交通
- 3.0
- 一人あたり費用
- 5万円 - 10万円
- 交通手段
- JRローカル 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
- 利用旅行会社
- 楽天トラベル
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-
朝4時自宅を出発。まだ暗いうちに始発で東京駅に向かう。
青春18きっぷを使用した北山村まで13時間半の旅の始まりである。 -
名古屋駅には11:12到着。
途中、踏切警報作動で1分乗り継ぎの列車に不接。
やむなく静岡ー浜松間を新幹線でワープ。
1本でも逃すと今日中に北山村に着かない。
2300円/人の出費だがこれも青春18旅のアドベンチャーの1つ。
ホームで有名なきしめん「住よし」で(520円)をいただく。
相変わらずおいしい。おばちゃんの手際の良さに感服。
客の顔を見るとすぐ麺をゆで始め遅くとも1分以内に供されるとか。名代きしめん 住よし JR名古屋駅7・8番ホーム店 グルメ・レストラン
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名古屋からは関西線~紀勢線へ。
伊勢、鳥羽行きの快速「みえ」があり指定席(520円)もあるので助かる。
これも近鉄との競争で生まれたもの。
名古屋11:37 みえ7号 -
途中、第三セクターの「伊勢鉄道」を通る。
これは関西線と紀勢線の短絡線にあたり近道を作ったもの。
青春18では別途510円の運賃が必要。
写真は鈴鹿付近鈴鹿駅 駅
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多気からは新宮行きの普通列車に乗り換え。
この区間は2~4時間に1本と恐ろしく列車本数が少なくなる。
紀伊長島を過ぎるといきなり深い山中に入りトンネルの連続。ネットは使えなくなる。
この区間は1駅間に11のトンネルがあった。紀伊長島駅 駅
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16:33、熊野市駅に到着。
ここからは村営バスに乗り換え北山村に向かう。
バスは16:35発なので乗り継ぎ時間はわずか2分。
万一乗り遅れたらタクシーに乗るしかない(1万円以上!?!)熊野市駅 駅
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この村営バスは朝夕の2往復しかないというディープさ。
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1時間乗車、17:40ついに北山村の「おくとろ温泉」に着きました(^▽^)/
遠かったけど楽しい!!
今夜はこちらで泊まって翌日の筏下りに備えます。おくとろ温泉 やまのやど 宿・ホテル
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北山村は和歌山県だけど奈良県と三重県に挟まれた飛び地です。
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おくとろ「やまのやど」の部屋
コテージ風の建物が9棟あります。
バリアフリーで真新しくて綺麗です。
1泊2食付き16000円/人(ハイシーズン料金) -
和洋室です。
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温泉は露天風呂付きで素晴らしい環境。
晴れていれば満天の星空のようですがあいにくこの日は雲がありました。 -
29℃の源泉の浴槽。
ちょうどプールくらいで夏なら長時間入っていられます。
気持ちいい!! -
pH=9.4でツルツルになります。今人気の美肌の湯系。
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夕食は基本バイキング。
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「やまのやどプラン」なので熊野牛の陶板焼きと刺身と前菜が付きます。
そうでないプランはバイキングだけです。
実は今後3泊連続で牛肉の陶板焼きが出たのですが、ここのが一番上質で美味しかった。
バイキングのほうは・・・う~ん、、まあ普通かな。 -
翌朝5時に目覚めたので散歩に行きます。
霧のかかった北山川に吊り橋。 -
吊り橋から上流方向です。
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民家の猟犬。
可愛い顔してますが俊敏なんでしょうな。
北山村の人口は500人とか。 -
民家の庭先にあった「じゃばら」
収穫期は10月なのでまだ小さいです。
ゆず系の柑橘で、北山村でしか採れません。 -
村内でたった1軒のコンビニでは各種じゃばら製品が並んでます。
ドリンク、ジュース、ポン酢、ジャムなど。
ソフトも作ればいいのに・・・ -
左が道の駅、右がやまのやどです。
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おくとろ公園
河童の像がシンボルです。おくとろ公園キャンプ場 キャンプ場
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筏下りの受付となる「観光センター」
さてそろそろ時間なので受付しましょうか。道の駅 おくとろ 道の駅
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筏下りの料金は、
5,6,7,9月が6000円/人
8月が7000円/人です。
やまのやど前泊者は300円引なので5700円でした。
(内2000円は予約金で支払済み)
乗船対象は10歳以上75歳以下の健康・健脚な人で妊婦・飲酒者は対象外です。 -
腰から下はずぶ濡れになるので、荷物に着替えや靴、財布はコインロッカーに入れます。
小、中が100円、大が200円と良心的ですね。
更衣室も完備してますが、宿で着替えてから向かいました。
帽子、半そでシャツ、短パン、ビーチサンダルですが、他の方を見るとマリンタイツやスパッツ水着、マリンシューズなどの方も居られました。
晴れていたら日焼け対策は必須。
自前の100均のビーチサンダルを持参したのですが、観光センターで貸してくれるようです。 -
支払(カード不可)が済むと、注意書きとチケットを受け取ります。
チケット裏面には「2号」とスタンプが。
この日は団体も入っていて最大の4号まで運航するとか。
チケットは乗る前にチェックしないのでもう仕舞ってもいいそうです。
途中に売店等無いので財布は不要、荷物は極力少なくするよう言われました。
カメラは濡れても自己責任でとのことなので、ビニル袋にレンズ前だけ開けた防水袋を持参です。
くれぐれも余計な荷物を持って行かないよう(リュック不可)、バスに
乗る前にトイレを済ませるよう念を押されます。
110分後に戻って来るまでトイレはありません。 -
筏は7連になっていて、3番筏から6番筏まで観光客が乗り1連あたり20名が定員です。
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まだ空席は残っているようです。
-
いよいよ10:30、筏専用のバスで出発地のオノトリ(音乗)に向かいます。
狭い山道を10分ほど進むと乗り場に到着です。北山川観光筏下り 乗り物
-
バスを降りたところ。ここはあいにく地図情報↑が間違っていて実際はもっと左の川がZ字に折れ曲がった先です。
ここから階段を30m下って川面へ。
足の悪い人には無理かもしれませんね。 -
今日は4便の筏が出るようです。
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船着き場に着くと筏師さんから挨拶と注意事項があります。
指示があったら立ったり座ったりするようです。 -
筏には左右に平行棒のような手すりがあり真ん中に椅子があります。
流れのゆるやかな場所では座っていいようです。 -
11:05 救命胴衣を着けたらいよいよ出発です。
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1番2番筏に筏師さんが1人づつ、最後部の7番筏にも1人の計3人が乗り組みます。
バスから一番に降りて船着き場に着いたおかげで最前部に乗れました。 -
急流では撮影禁止と言われますがノーファインダーで片手で撮りました。
1時間10分の中で急流箇所は9か所あるそうです。
公式HPにコース説明が載っていましたが、現地では特にこんな説明はありませんでした。
https://www.vill.kitayama.wakayama.jp/kanko/ikada/couse1.pdf
https://www.vill.kitayama.wakayama.jp/kanko/ikada/couse2.pdf -
岩が迫っている箇所は竹竿や隗などで巧みにすり抜けます。
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筏師さんは両足だけでふんばってます。
我々は手すりにしがみついてます。 -
後ろから来る便を。
-
筏の連結部
終着地に着いたらネジを外して連結を解除し、クレーンでトラックに積んで出発地に移送してまた組み立てるそうです。
船下りの何倍も手間がかかりますね。 -
かなりずぶ濡れになります。
気温は高いですが、川面は涼しいです。
いや、強烈な陽射しでヒザが焼けそう(´?????) -
静かなところにきてやれやれ。
なかなか振り返って後ろを撮るのは大変です。
筏の縁に座って水中に足をじゃぶじゃぶ。
水はかなり冷たいです。 -
川沿いの山々にはカモシカなどいろんな動物がいるそうですが、この日はついに出現しませんでした。
唯一、鳶が筏に付いてきました。 -
70分で終着地、小松です。
後続の4号便を。
また急な階段を30mほど上ってバスに乗ります。 -
12:50 バスで出発地に戻ってきました。
バスの座席にはビニルシートが敷かれており、ずぶ濡れの人が乗ってもいいようになってます。 -
観光センターの展示を見ていたら、こんな嫁入り筏の写真がありました。
新郎は着物の上に救命胴衣を羽織っていますが、新婦さんは大丈夫なのでしょうか? -
昔の筏師が使った道具です。
-
筏師の技が,県の文化財に認定されていました。
-
無事に筏下りを終えたあとは、宿泊者特権でおくとろ温泉でゆっくりした後
15:15の村営バスで熊野市駅へ、さらに今夜の宿泊地、入鹿温泉に向かいました。
以後後編に続く
https://4travel.jp/travelogue/11525567
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