2022/11/05 - 2022/11/05
45位(同エリア699件中)
かっちんさん
中央アルプス「駒ヶ岳ロープウェイ」は、宝剣岳(標高2,931m)直下の通称「千畳敷カール」まで架けられた山岳ロープウェイ。
ロープウェイの山頂駅「千畳敷」(標高2,612m)に降り立つと、目の前には中央アルプスの「宝剣岳」がそびえ、反対側の東側には富士山をはじめ南アルプスの山々が一望できます。
ロープウェイが運行開始したのは昭和42年(1967)7月1日のこと。今年(2022年)で55周年を迎え、現在のゴンドラ(車体)は4代目になります。
学生時代の昭和40年代半ばに初めて訪れた時、ロープウェイ山麓駅「しらび平」までの路線バスは谷沿いの狭くて険しい山道を走り、バスが落ちないかと冷や冷やした記憶があります。
路線バスには車掌さんが乗り、対向車とのすれ違いを誘導をしていました。
現在は道が整備されていますが、途中の黒川平~しらび平間の県道は一般車両通行禁止となり、路線バスが連絡バスになっています。
今回訪れたのは2022年11月5日。
ロープウェイ山麓駅「しらび平」はカラマツの紅葉が真っ盛り。一方、山頂駅「千畳敷」には初雪が積もり、青空に映える「中央アルプス」と雲海から頭を出す「南アルプスと富士山」の絶景が見られました。
ロープウェイ往復運賃(2,540円)は、全国旅行支援の「信州割SPECIAL」を利用しました。
2023/1/17 ねもさんのご指摘により山の名前を再確認し修正しました。
なお、旅行記は下記資料を参考にしました。
・中央アルプス駒ヶ岳ロープウェイのHP、「駒ケ岳ロープウェイ開業50周年のあゆみ」
・中央アルプス駒ヶ岳ロープウェイ、スタッフブログ「綺麗なお水は好きですか?」2019/6/7、「なんで『木蓮号』なの???」
・こだるさんブログ「駒ヶ根市宮田村境の滝 中御所谷の滝々」「日暮の滝」
・life info「ナナカマドとダケカンバの紅葉。高い山・森林限界で紅葉する樹木は?」
・駒ヶ根市「市の木」
・バスめいて候ふ(2号車)ブログ「乗車記 駒ヶ岳ロープウェイ線」
・北恵那交通「北恵那交通 設立100周年」:北恵那電車カラーの復刻バス
・ヤマケイ オンライン「檜尾岳」
・グリーンスナップ「ハナミズキの実がつく時期や特徴、食べることはでき
・ytv「ハクション大魔王」
・BVE飯田保線区のただいま保線作業中!「配水塔萌え」
・乗りものニュース「信州高遠駅無人化 70年前から鉄道なくても”駅”背景にあった鉄道計画とは」2022/4/2
・ウィキペディア「駒ヶ岳ロープウェイ」「赤穂町(長野県)」「太田切川」「太田切発電所」「日暮熟睡男」
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- グルメ
- 4.5
- 交通
- 5.0
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 交通手段
- 高速・路線バス JRローカル 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
ロープウェイ山麓駅がある「しらび平」
駒ヶ根高原のリゾートリンクスホテル前「駒ヶ池」から路線バスに乗り終点「しらび平」に到着。
ここは葉先の白いモミの木に似た木「シラビソ」のならだかな原生林を切り開いて造られたことから「しらび平」と呼ばれています。 -
ロープウェイの往復乗車券(しらび平駅)
全国旅行支援の「信州割SPECIAL」を利用します。 -
「標高2612mの世界へ いってらっしゃいませ!」(しらび平駅)
ロープウェイ山頂駅「千畳敷」は標高2,612m。
山頂駅まで標高差500m弱を7分30秒で結ぶロープウェイに乗り出発します。 -
雲海から頭を出す尖がった山(ロープウェイ窓の後方)
南アルプスの標高3,025m塩見岳です。 -
イチオシ
白い幹の「ダケカンバ」(ロープウェイ窓の右)
「ダケカンバ」は紅葉が終わり、白い幹と曲がりくねった枝が目立ちます。
真っすぐ伸びる幹と紅葉は「カラマツ」でしょう。
緑の針葉樹は「シラビソ」。 -
日本最高所駅「千畳敷」に到着
ロープウェイの車内は紅葉見物客で満員です。 -
気温は「5.8℃」(千畳敷)
真冬の寒さです。 -
目の前には、青空に映える「中央アルプス」(千畳敷)
千畳敷駅から外に出ると、「中央アルプスの宝剣岳」がそびえています。 -
イチオシ
初雪に染まる「宝剣岳と千畳敷カール」(千畳敷)
今年の初雪は10/25頃でした。 -
イチオシ
雲海から頭を出す「南アルプスと富士山」(千畳敷)
ロープウェイで上がってきた方向(東側)には、素晴らしい山岳絶景が待っています。
眼下には伊那谷に広がる駒ヶ根市、遠方には南アルプスの山々、そして日本一の富士山も頭を出しています。 -
真っ白な雲海に浮かぶ「富士山」(千畳敷)
-
眼下に広がる「駒ヶ根市」(千畳敷)
谷あいを流れる「太田切川」の先には、駒ヶ根高原の駒ヶ池・大沼湖、平地には田畑と町並み、中央高速道が見えます。
左隣は宮田村。千畳敷駅は駒ヶ根市ですが、千畳敷カールは駒ヶ根市と宮田村です。 -
駒ヶ根側から上がる「駒ヶ岳ロープウェイ」(千畳敷)
当初は木曽町側から駒ヶ岳にロープウェイを建設する計画があったのですが、地元住民の猛反対により駒ヶ根側に変更になった経緯があります。 -
ゴンドラは4代目「宝剣号」(千畳敷)
平成26年(2014)に更新された4代目2台のうちの1台。
定員は61人。 -
南アルプス 山の名前-1(千畳敷)
ゴンドラ内の案内表示を参考にしました。
左(北側)から、甲斐駒ヶ岳、仙丈ヶ岳、北岳、間ノ岳(あいのだけ)。 -
南アルプス・富士山 山の名前-2(千畳敷)
続いて、北岳、間ノ岳、西農鳥岳、富士山、塩見岳。 -
南アルプス 山の名前-3(千畳敷)
続いて、塩見岳、荒川東・中岳、小赤石岳、赤石岳、聖岳。
2023/1/17 ねもさんのご指摘により山の名前を再確認し修正しました。 -
南アルプス全景(千畳敷)
-
「千畳敷カール」(千畳敷)
今から約2万年前に、氷河のゆったりとした流れにより浸食されて形成されたカール(半円形の窪地)は、畳を1,000枚敷いた広さがあることから「千畳敷カール」と呼ばれています。 -
空を見上げると「クリオネ」みたいな秋雲(千畳敷)
-
再び「宝剣岳」を見ます(千畳敷)
ゴツゴツした岩峰です。 -
「千畳敷カール」からそびえ立つ「宝剣岳」(千畳敷)
登山者が「千畳敷カール」を歩いています。 -
初雪の積もる「千畳敷カール」(千畳敷)
カール内の遊歩道周遊は約40分。
今回はスニーカーだったので歩くのをやめました。 -
「木曽駒ヶ岳」へ向かうルート「八丁坂」(千畳敷)
急坂の山道を登っていく登山者が見えます。
私は20年ほど前の夏休みに、標高2,956mの「木曽駒ヶ岳」を往復しました。
往復4時間ほどです。 -
帰りのゴンドラは「木蓮号」(千畳敷駅)
「木蓮」は駒ヶ根市の木と思いきや、市の木は「赤松」。
名前は一般公募により付けられました。
「木蓮」の花言葉は「自然を愛する」。「自然と共に歩むロープウェイにピッタリ」ということで採用されました。
なるほど。 -
ホテル「千畳敷」(ロープウェイ窓の左)
千畳敷駅を出発~。
ホテル「千畳敷」は駅に併設されています。
このホテル前の敷地から南アルプスの絶景が眺められます。 -
「中御所谷」(ロープウェイ窓の左)
ロープウェイは「中御所谷(なかごしょだに)」を下りていきます。
帰りのゴンドラは意外と空いていたので、周りの景色がゆっくり眺められます。 -
「鏡の滝」(ロープウェイ窓の左)
水が枯れた時、朝日に照らされて滝壁が鏡のようにきらきら光ることから「鏡の滝」と名付けられました。 -
「伊那谷と南アルプス」の眺望(ロープウェイ窓の前方)
-
雄大な「中御所三十八滝」(ロープウェイ窓の左)
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「シラビソの森」(ロープウェイ窓の左)
-
「日暮の滝」(ロープウェイ窓の右下)
真下に「ひぐらしの滝」が見えます。 -
「日暮の滝」(ロープウェイ窓の右下)
「ひぐらし」と言えば、カナカナと鳴き、羽根の透き通ったセミを思い出します。
「こち亀」では「日暮熟睡男(ひぐらし ねるお)」が、4年に1度の夏季オリンピックの年にしか目覚めない警察官として登場します。 -
山麓駅「しらび平」に到着
「駒ヶ根駅前」行きバスが待機しています。
路線バスは「中央アルプス観光」と「伊那バス」が共同運行しています。
これから乗る赤いバスは「中央アルプス観光」。 -
バスマニアが喜ぶ車両(しらび平)
「バスめいて候ふ(2号車)」さんのブログによれば、路線バス「駒ヶ岳ロープウェイ線」の特徴は、険しい山道の隘路を登る大型路線車。
「ツーステップ、短尺、高出力エンジン搭載、おまけに中扉付きで窓形状も引き違い窓」という特殊仕様車が使用されています。
なるほど。 -
イチオシ
青空に映えるオレンジ色の「カラマツ」(しらび平)
-
色づく「カラマツ」の山(バス車窓)
-
すれ違うバス(バス車窓)
しらび平~黒川平間はマイカー進入禁止の路線バス専用道。
対向車のバスとは無線で連絡をとりあい、すれ違う場所を決めています。
やって来たバスは伊那バス。 -
あれっ「緑とオレンジのバス」(バス車窓)
後面に「北恵那交通」の文字。
岐阜県の中津川市を中心に走っている路線バスです。
しかも、車両のデザインは設立100周年を記念した北恵那電車カラーの復刻バス3台のうちの1台。 -
「北恵那交通」バスとのすれ違い(バス車窓)
まさに路線バスに使っている車両。
でも、なぜここを走っているのやら?? -
紅葉の景色が楽しめる路線バス(バス車窓)
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紅葉真っ盛り!(バス車窓)
ミズナラの紅葉でしょうか。 -
「桧尾登山道入口」(バス車窓)
中央アルプス桧尾岳(ひのきおだけ)への登山口。
登山道は中御所谷と太田切川本谷に挟まれた桧尾根にあります。 -
山一面が「カラマツの紅葉」(バス車窓)
-
青空に伸びる「カラマツの紅葉」(バス車窓)
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「秋色に染まるバス道」(バス後方車窓)
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「新太田切発電所」(バス車窓)
-
イチオシ
「秋の太田切川と宝剣岳」(駒ヶ根橋から)
まもなく駒ヶ根高原です。 -
「文化会館北」バス停
駒ヶ根駅西側にある町の中心地でバスを降ります。
ここから手打ち蕎麦処「なごみ」まで750mを歩いて向かいます。 -
赤い果実「ハナミズキ」(街路樹)
ハナミズキの葉は赤く紅葉し、赤い果実は表面がツヤツヤし4~5個まとまってつきます。 -
「手を上げて渡ろう・・・」(駒見通り)
横断旗をランドセルに背負っています。 -
手打ち蕎麦処「なごみ」(駒見通り)
上伊那産玄蕎麦使用、石臼自家製粉の手打ちそば、駒ヶ根名物ソースかつ丼、馬刺し、五平餅などの名物案内。 -
「二八そば」(なごみ)
最初は二八そばを塩に付け、次につゆに付けていただきます。
喉越しのいい蕎麦は美味です。 -
イチオシ
「そばの実五平餅」(なごみ)
駒ヶ根産黒ごま・田楽味噌・くるみのタレに、そばの実をのせ、香ばしい餅と食べる味は絶品です。 -
街路樹の紅葉(駒見通り)
-
「大きな水車(発電機)のモニュメント」(駒見通り、ヤマウラ本社前)
「ヤマウラ」は大正9年(1920)に駒ヶ根市にて創業し、製糸機械やボイラーの製造から始まり、現在は総合建設業の企業です。 -
イチオシ
「駒ヶ根市赤穂上水道駅北配水場」(駒ヶ根駅近く)
ハクション大魔王に出てくる「魔法の壺」に似ています。
魔法界と人間界を繋ぐ不思議な壺。あくびをするとアクビが、おならをするとプゥータが、そしてくしゃみをするとハクション大魔王が飛び出してきます。
配水場は昭和50年代の建造。
水源は導水ではなく直下70mの深井戸からポンプで汲み上げています。
気になる「赤穂」の地名は播州赤穂とは関係なく、昭和29年(1954)まで実在した赤穂(あかほ)町。
そのルーツは明治8年(1875)に筑摩県伊那郡赤須村・上穂村が合併して赤穂村になりました。 -
JR飯田線「駒ヶ根駅」
JR東海(左)とJR東日本(右)の電車が並んでいます。 -
きっぷ(駒ヶ根駅)
今晩の宿がある「高遠」へ行くため、まず飯田線で伊那市駅まで行きます。 -
「伊那バスターミナル」(伊那市)
伊那市駅近くの「伊那バスターミナル」から、JRバス関東「高遠線」のバスに乗ります。 -
25分で「高遠駅」に到着
ここは伊那市高遠町の「高遠駅(たかとおえき)」。
昭和23年(1948)飯田線伊那市駅から高遠を結ぶ国鉄バス路線が開業し、「自動車駅」として開設されました。
今でも「高遠駅」となっています。
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この旅行記へのコメント (2)
-
- ねもさん 2023/01/17 18:32:38
- お久しぶりです
- かっちんさん
千畳敷カール、私たちも9月末に訪ねましたが、晩秋のこちらのほうが空気が澄み切って、山などの景色がより鮮明にみえます。
南アルプスの峰々の個別の説明ありがとうございます。甲斐駒ヶ岳から塩見岳までは完璧です。
ただ3がちょっと違います(塩見岳はそのとおりです) 名前がない高く尖って見えるのが荒川東岳(悪沢岳)、東岳とあるのが荒川中岳です。荒川前岳とあるのが赤石岳でその左の中岳は小赤石岳です。その右、赤石岳とあるのは聖岳だと思います。
南アルプス南部は私のホームグランドの山なので。細かい話で申し訳ありません。
- かっちんさん からの返信 2023/01/17 21:24:43
- RE: お久しぶりです
- ねもさん
こんばんは。
ご指摘の件、千畳敷にあった山の案内板(写真に撮っていました)を再確認し、修正しました。
今後とも何かありましたらご教授をお願いします。
千畳敷からの南アルプスの眺望は素晴らしかったです。
かっちん
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